ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

スペイン: ハンガリーで蹴られた親子はマドリッドへ

2015-09-23 22:17:50 | 日記
2015年9月23日(Wed.)、既に1週間が経過していますが、9月16日にスペインで報道されたものです。当ブログでも9月11日に関連する内容を紹介していますが、その時の親子が無事にスペインに到着したと言う内容です。(ニュースソース: THE LOCAL ES)





<原文の一部>

Syrian father and son tripped up by camerawoman find home in Madrid

カメラウーマンから転ばされたシリア人のお父さんと息子は、マドリッド(スペイン)に住まいを見つけました。


The Syrian father and son who made headlines around the world after being tripped by a Hungarian journalist are on their way to a new life in Spain... and it is all thanks to football.

ハンガリー人のジャーナリストに転ばされて以来、世界中のヘッドライン・ニュースになったあのシリア人のお父さんと息子は、スペインでの新しい生活に向っている最中です。そして、それはサッカーに感謝すべきことなのです。


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Now the father and son are heading to Madrid thanks to Spain’s Football Coach Training Centre (Cenafe), which has offered the Syrian refugee a job and accommodation after learning that he worked as a football coach back in Syria.

今、父と息子(7歳)はマドリッドに向っていて、スペインのフットボール(サッカー)・コーチ・トレーニングセンターに感謝しています。なぜなら、シリア人のお父さんは、シリアではサッカーのコーチとして働いていたことがわかって、それで、スペインの同センターから申し出があったことによるからです。




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彼ら親子(子供は二人)は、ドイツ・ミュンヘンを経由して、列車でスペイン・マドリッドに到着したようです。



何はともあれ、不幸中の幸い的な出来事のようにも見えてしまいます。あのハンガリー人ジャーナリストの蛮行がもとで、世界中にそれが報道された結果でもあります。捨てる神あれば、拾う神あり・・・ですかね(笑い事ではありませんが)。

しかし、いずれにしても、母国を離れざるを得ない状況の中で、異国スペインでの、新しいと言えども苦労は避けられない生活。頑張って生き抜いて、いつかは祖国に戻れることを、私も願いたいと思います。