ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

イギリスからの報道: EUとしての難民受け入れ方針など

2015-09-10 23:02:18 | 日記
2015年9月10日(Thu.) イギリスBBCの報道内容を一部紹介します。





<原文の一部>

Migrant crisis: EU quota plan criticised as 'drop in ocean'

移民危機: EUでの割り当て計画は、海に沈んだかのようだと批判されています


EU plans for member states to accept 160,000 new asylum seekers represent a "drop in the ocean" in the scale of the crisis, Germany's vice-chancellor says.

16万人の新たな亡命希望者に関するEUメンバー国受入プランは、この危機の中で海に沈んだようなものだとドイツの副首相が評しています。


Sigmar Gabriel said 450,000 people had arrived in Germany so far this year, with 37,000 in the first eight days of September.

ドイツは今年、これまでのところ45万人(難民)が到着していて、この9月の最初の8日間では37000人がその中に含まれています。


Tens of thousands, mainly Syrians, have pushed north in recent weeks.

何万人もの人が、ほとんどがシリア人ですが、ここ数週間の間に北部に向っています。


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On Wednesday European Commission President Jean-Claude Juncker announced plans to distribute 120,000 refugees from Greece, Italy and Hungary among member states via binding quotas.

水曜日、EU委員会委員長は、ギリシャ、イタリア、ハンガリーからの難民12万人に対する配分(割り当て)を発表しました。


This would be on top of a proposal in May to share 40,000 refugees from just Greece and Italy.

これは、ことしの5月に提案されたギリシャとイタリアからの難民割り当て計画に加算上乗せされるものです。


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In other developments on Thursday:

木曜日のその他の進展事項:



・The authorities in Hungary have been told to expect 40,000 more migrants by next week

ハンガリー当局の発表では、来週までに4万人以上の移民が予想されるとしています。


・Another group of 2,500 migrants boarded a ferry hired by the Greek government early on Thursday morning to transport them from the island of Lesbos to the mainland

ギリシャ政府によると、2500人の難民がフェリーをチャーターして木曜の朝に、Lesbos島から本土(ギリシャ)に到着すると伝えています。


・Denmark suspended all rail links with Germany on Wednesday and temporarily closed a motorway after police stopped hundreds of migrants trying to reach Sweden at the border. Trains are to resume on Thursday after some migrants agreed to register in Denmark and others were driven away in cars

デンマークでは、水曜日、ドイツとの間の列車運行を停止。また、スウェーデンに向おうとしていた数百人の移民を、国境付近の自動車道路を一時的に閉鎖して停止させました。そして、木曜日、デンマークにて登録に同意した移民については、列車(ドイツ間)を再開、その他は車に追いやられました。(管理下に置かれたか)


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巻頭の写真: 激しい雨の中、ギリシャの北部で隣国のマケドニアに入ろうと試みる数千人の移民を写したものです。


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代表的な移民・難民の流れを表現しています。





下図は、割り当て計画を表現したものです。4万人は今年5月での計画。そして、12万人はこの9月に追加された分です。各国の割り当てが明瞭です。





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各国が混乱しているようです。難民・移民の数が考えられない規模になっているからでしょう。一時的・永続的などの受け入れ対策に加え、それぞれの難民たちの母国に対する根本対策等も急がれます。 これはEU・中東・アフリカ等だけでなく、正に国連・国際領域問題でしょう。

日本も国際貢献は必定でしょう。しかし、だからと言って、切れ目の無い・歯止めのない解釈改憲による安保法制制定は認められません。一括まとめての無理やり法案ではなく、必要な法整備のみを限定的に進めるべきであって、且つ、今延長国会で通そうなどと言う考えは、全く許されません。

安倍の目的は、別のところにあるから許されないのです。今回のものは廃案しかありません。その上で、安倍政権・自公両党の暴徒には退場させ、真に必要な法案のみを新に審議成立させるのが妥当な考えでしょう。

大ウソツキであることを自分で宣言している安倍は、退陣していただくしか道は残されていません。そして、そんな人物に総裁続投などと言うあり得ない考えを持つ大半の自民党代議士には、議員辞職してもらうしかないでしょう。

経済最優先のためには、何をやっても許される・・・などと言う考えは全く間違っています。人として、やっていいこと・悪いこと、この判断はできなければなりません。 安倍は失格です。