2013年10月19日(土)、いつものように7時頃には起床し朝食をセルフサービスでいただきます。日の出は徐々に遅くなっており8時頃でもまだ暗いのでした。しかし、この日の朝は東の空が赤く染まって見事な色合いを醸し出しています。なかなかここまでの美しい色は拝むことができないので、急いで部屋までカメラを取りに戻り、そして何枚か撮影をしました。ちょっとした記念写真になったかも知れません。
(写真: 見事な朝焼け、10月19日朝8時10分頃)
さて、作業はドライマッシュルームを使った新商品のパッキングが相変わらず続いています。一人で一日にできる数量はおよそ40パックぐらいでした。商品としての種類は5種類ほどまで広がっています。これらが順調に販売できるようになることを願いながら作業していました。
ところで、Oさんはこれらの新商品を主にネットで販売しているのですが、近い将来(翌年ぐらい)には自分の農場内の一角に「ファームショップ」を開くことを目指しており、その開店を奥さんのEさんとともに早くしたいと願っているのです。そのショップは現在30~40%の完成レベルでしょうか。
(写真: 左側がファームショップになる予定)
実は、この「ファームショップ」もOさんが自分で作っているのです。現在もある作業小屋(stable)の道路に面した側の一角をその部屋に改築中なのです。床板や天井板は既に敷き詰められています。壁はあるのですが、その壁の中に暖房用の温水かスチームを通す配管をする予定とのことで、そこが未着手の為に最終的な壁板は取り付けていない状態なのです。また、天井裏には断熱効果を高めるための断熱材を敷き詰める予定です。この断熱材は廃材の発泡スチロールをカットして複数枚貼り付けたものであり、私が8月~9月にかけて製作したのでした。
このファームショップが完成すれば、自家栽培のマッシュルームを店頭販売できるし、また、保存食品化した新商品等もネット販売とは別に販売できるのです。また、奥さんのEさんはハーブの苗をポット植えして販売していますが、近隣での定期的なマーケットや週末等に開催されるイベント的なマーケットで移動販売(車で持ち込み)しているのが中心です。しかし、それ以外にも自宅での店頭販売も強く望んでいるのでした。
(写真: Eさんが手がけるハーブ)
ご主人のOさんは大工の技術も身に着けている人なので、こうした店舗作りも問題はないのですが、やはりマンパワーに限界があるようでした。メインのマッシュルーム栽培の合間を利用して、こうした他のジョブもこなしているため、思い通りには物事が進展していない状況でした。私もその一部についてお手伝いした形にはなっていますが、完成は早くても2014年のどこか・・・になる模様です。
早くこの「ファームショップ」が開店できることを私も願っている次第です。その考えをお二人に伝えた時、奥さんのEさんは強く頷いて「その通り、私も早くオープンさせたい・・・」とご主人のOさんに訴えていました。
さてここラーデンでの休日は翌日の日曜日を含めて残すところ2回になっています。バイオガスの施設の写真も撮りに行きたいし、天気が晴れることを期待していたのでした。
そして20日(日)の当日、天候は芳しくありません。雨が降ったようで路面は濡れているのです。目的地までは自転車で往復4時間程度の見込みなので、ちょっと行って来ると言う感じで出発はできないのでした。昼ごろまで待ちましたが天候はスッキリせず、この日のサイクリングは断念。翌週の最終休日に賭けることになったのです。
と言うことで、この日の昼食は向かいにあるインビス(Imbiss)へ行きました。以前のブログにも書きましたがインビスとはファーストフード店のようなものです。メインの売り物はケバブ(トルコ料理)です。ピザやパスタ、シュニッツェル(トンカツに近い)等もあり、結構品揃えが豊富です。ソフトドリンクの他にビールも飲むことができます。この日はこの店での単体価格としては一番高い部類のシュニッツェルを頼みました。それでも8.2ユーロですから日本円換算でおよそ1100円ぐらいです。セットメニューなのでサラダもポテトも含まれていて、妥当な価格と言ったところでした。
(写真: インビス)
この店の価格帯については以前も書いていますが、4~6ユーロぐらいが中心価格帯で日本の同等品と比較すると安い印象なのです。それも幸いしているのか、人口6千人のこの街ラーデン、周辺人口を加味すると1万6千人と聞いていますが、このインビスへの来客は思いの他多いのです。中学生や高校生相当の年代も見かけるし、中高年も来店しています。休日の昼間に開店しているレストラン系が少ないことも影響しているのかも知れませんが、これぐらいの人口規模の街にしては結構賑わっているなァ・・・と言う印象です。
この街では世代をまたがって子供達や若い人から年配の人まで満遍なく暮していて、高齢化社会になっているわけではないようです。こうした環境が日本と何かが違うと言う印象を私に抱かせたのかも知れません。まるで日本の10万人都市にでもいるかのような錯覚を抱くのでした。
(写真: ローラーブレードの女の子)
ドイツの場合、歴史的背景もあって地方分権や地方自治が浸透・継続しており、一極集中にはなっていないことが、上述のような状況を作り出しているのであろうと感じた次第です。
~続く~
(写真: 見事な朝焼け、10月19日朝8時10分頃)
さて、作業はドライマッシュルームを使った新商品のパッキングが相変わらず続いています。一人で一日にできる数量はおよそ40パックぐらいでした。商品としての種類は5種類ほどまで広がっています。これらが順調に販売できるようになることを願いながら作業していました。
ところで、Oさんはこれらの新商品を主にネットで販売しているのですが、近い将来(翌年ぐらい)には自分の農場内の一角に「ファームショップ」を開くことを目指しており、その開店を奥さんのEさんとともに早くしたいと願っているのです。そのショップは現在30~40%の完成レベルでしょうか。
(写真: 左側がファームショップになる予定)
実は、この「ファームショップ」もOさんが自分で作っているのです。現在もある作業小屋(stable)の道路に面した側の一角をその部屋に改築中なのです。床板や天井板は既に敷き詰められています。壁はあるのですが、その壁の中に暖房用の温水かスチームを通す配管をする予定とのことで、そこが未着手の為に最終的な壁板は取り付けていない状態なのです。また、天井裏には断熱効果を高めるための断熱材を敷き詰める予定です。この断熱材は廃材の発泡スチロールをカットして複数枚貼り付けたものであり、私が8月~9月にかけて製作したのでした。
このファームショップが完成すれば、自家栽培のマッシュルームを店頭販売できるし、また、保存食品化した新商品等もネット販売とは別に販売できるのです。また、奥さんのEさんはハーブの苗をポット植えして販売していますが、近隣での定期的なマーケットや週末等に開催されるイベント的なマーケットで移動販売(車で持ち込み)しているのが中心です。しかし、それ以外にも自宅での店頭販売も強く望んでいるのでした。
(写真: Eさんが手がけるハーブ)
ご主人のOさんは大工の技術も身に着けている人なので、こうした店舗作りも問題はないのですが、やはりマンパワーに限界があるようでした。メインのマッシュルーム栽培の合間を利用して、こうした他のジョブもこなしているため、思い通りには物事が進展していない状況でした。私もその一部についてお手伝いした形にはなっていますが、完成は早くても2014年のどこか・・・になる模様です。
早くこの「ファームショップ」が開店できることを私も願っている次第です。その考えをお二人に伝えた時、奥さんのEさんは強く頷いて「その通り、私も早くオープンさせたい・・・」とご主人のOさんに訴えていました。
さてここラーデンでの休日は翌日の日曜日を含めて残すところ2回になっています。バイオガスの施設の写真も撮りに行きたいし、天気が晴れることを期待していたのでした。
そして20日(日)の当日、天候は芳しくありません。雨が降ったようで路面は濡れているのです。目的地までは自転車で往復4時間程度の見込みなので、ちょっと行って来ると言う感じで出発はできないのでした。昼ごろまで待ちましたが天候はスッキリせず、この日のサイクリングは断念。翌週の最終休日に賭けることになったのです。
と言うことで、この日の昼食は向かいにあるインビス(Imbiss)へ行きました。以前のブログにも書きましたがインビスとはファーストフード店のようなものです。メインの売り物はケバブ(トルコ料理)です。ピザやパスタ、シュニッツェル(トンカツに近い)等もあり、結構品揃えが豊富です。ソフトドリンクの他にビールも飲むことができます。この日はこの店での単体価格としては一番高い部類のシュニッツェルを頼みました。それでも8.2ユーロですから日本円換算でおよそ1100円ぐらいです。セットメニューなのでサラダもポテトも含まれていて、妥当な価格と言ったところでした。
(写真: インビス)
この店の価格帯については以前も書いていますが、4~6ユーロぐらいが中心価格帯で日本の同等品と比較すると安い印象なのです。それも幸いしているのか、人口6千人のこの街ラーデン、周辺人口を加味すると1万6千人と聞いていますが、このインビスへの来客は思いの他多いのです。中学生や高校生相当の年代も見かけるし、中高年も来店しています。休日の昼間に開店しているレストラン系が少ないことも影響しているのかも知れませんが、これぐらいの人口規模の街にしては結構賑わっているなァ・・・と言う印象です。
この街では世代をまたがって子供達や若い人から年配の人まで満遍なく暮していて、高齢化社会になっているわけではないようです。こうした環境が日本と何かが違うと言う印象を私に抱かせたのかも知れません。まるで日本の10万人都市にでもいるかのような錯覚を抱くのでした。
(写真: ローラーブレードの女の子)
ドイツの場合、歴史的背景もあって地方分権や地方自治が浸透・継続しており、一極集中にはなっていないことが、上述のような状況を作り出しているのであろうと感じた次第です。
~続く~