ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツでの農場体験: ちょっと一休み

2014-03-24 21:45:14 | 日記
2013年10月中旬、ラーデンでの滞在も残すところ2週間ほどとなっていました。8月中旬にドイツ入りして凡そ2ヶ月が経っており、ドイツで気になったこと等を少し整理してみました。

一つ目は喫煙者についてです。感覚的な話で申し訳ないのですが、私個人の印象としては喫煙者は多い・・・イメージです。ホストのご夫婦は二人とも喫煙者です。ご主人のOさんは結構吸います。毎日の仕事開始の時刻は10時ですが、当日の仕事内容の指示よりもタバコが先です。一服してから仕事の打ち合わせに入ります。奥さんのEさんも時々喫煙していますが、昼食後に見かけるくらいで、しかも必ずではなさそうでした。また、喫煙場所は自宅内でも限定的であり、皆が集まる食堂は禁煙になっています。屋外で吸っていることが多そうでした。

一方、街中ではどうでしょうか。若い女性も昼休み時などに屋外で喫煙しているのをしばしば見かけます。ホストのOさんと喫煙を話題にした時の話ですが、週末の金曜日の夜などにスーパーの駐車場に行けば、若者がたむろしたり喫煙したりしている姿が見れる・・・とのことでした。(非合法的な意味合いでした。)

まァ、それでも自分が見かけた喫煙マナーそのものは良い印象でした。

次に、「マナー」の言葉が出たのでマナーについて気になったことです。列車を使っての旅行・移動は何回かしましたが、気になったのは列車内でのマナーです。一度目は中学生ぐらいの男子でした。ボックス型の対向座席にその男子は座りました。そして向かい側の座席に靴を履いたままの足を投げ出して載せているのです。混雑はしていなかったのですが、汚れているかも知れない靴を座席の上に平気で載せているのには驚きました。

2回目に見かけたのは母娘連れです。娘はハイスクール(高校生)ぐらいかと思います。この時もボックス型の対向座席でしたが、母親は普通に座っていますが、娘は靴を履いたままの足を向かいの座席の上に載せています。それでも母親は何も注意しません。この国ではこれは普通のことなのかと思ってしまいました。2度も類似の光景を目にしたので印象に残りました。

三つ目は、犬の放し飼いが多いことです。もちろん、犬の散歩時にリードをつけている人も何回かは見ていますが、サイクリングで近郊を走行した時、各家庭で飼っている犬は大半が放し飼いでした。自転車で近くまで走行して行くと、それに気づいた犬が吠え出すのです。多くは庭で走り回っており、自転車で走行する私に駆け寄ってくる犬もいました。小さい犬の場合は恐れることは全くないのですが、大型犬もいます。さすがにちょっとストップです。ただ多くの場合、飼い主が近くにいたりして飼い主が犬を吠えないように叱るので、それで大事には至らないわけです。

次は車についてです。「飛ばし屋」が多い・・・とは以前のブログにも書いたことがあります。車のメーカーについては、本場ドイツとあってドイツ製が多く見られました。これも印象でしかないのですが、フォルクスワーゲンが多かったように思います。次にアウディ、BMW、ベンツ、そしてオペルやフィアット等。日本製としてはホンダやマツダ、そしてトヨタやニッサンもチラホラ、韓国製も時々見かけました。


アウディの日本でのイメージはジェントルで女性向(かつての印象ですが)と言った感じでしたが、ドイツでのそれはスポーティそのものでした。幅広のタイヤで車高もやや低め・・・ウーム、これはスポーツカーだな。そしてVWゴルフのR32(3.2リッター)はデュアルエグゾーストパイプがスパルタンなイメージ、しかし、何れも街中では大人しい走りでした。ただし、エグゾーストノイズだけは太いノイズでした。また、時々は車高を低くした改造車も走っていました。そうした車も走行マナーは問題ありません。


車種に限らずですが、歩行者が横断歩道の前に立つと100%車は停まってくれます。これは日本のそれとは大違いです。横断歩道に近づいた時点で停まって待ってくれています。歩行者(弱者)を保護・優先する考えが浸透していると実感しました。これはラーデンに限らず100万人都市のケルンでも同じでした。


親切な人が多かったドイツ、多くの点で見習いたいマナーがありましたが、ちょっぴり残念な場面もあったのです。
~続く~