キマグレ競馬・備忘録

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本「ぼくの自学ノート」

2024年06月06日 | Book
自学ノートとは、自主学習ノートのこと。子供が家庭で自主的に学習する目的で行われる。 著者は、この本の出版時点で高校生。小学3年生の頃から自学ノートを書き始め、高校の時点で23冊のノートを作成しており、その内容を紹介する。
NHKの番組で彼のことを知り、どんなノートを作成しているのか知りたくなって読んでみたがとても面白かった。新聞記事の小さな出来事や社会問題に興味を持ち、自分の視点で内容を掘り下げて考察し、意見や感想をまとめる。 大人でもなかなかできないことを、小学生の頃からやっていて正直すごいと思った。文章も上手いしユーモア もある。本人は理系志望とのことだが、ノンフィクション作家としての資質もあるのではないかと思う。好奇心、探究心を育て、行動に移すことや人との出会いなど、彼の自学ノートが彼自身を育ててくれた。北九州市という地方都市で長年暮らして、身近なところに図書館や様々な文化施設があり、地元出身の有名人に恵まれていたことも彼にとって幸運だった。普通は勉強に忙しくなると、継続できなくて挫折する事が多いが、彼には読んでくれる先生のコメントが励みになっていたのだと思う。サポートする人も素晴らしい。今でも自学ノートの習慣を続けていると言うが、その後の自学ノートも読んでみたいと思う。
ちなみに、私も中学生の時に先生との交換日記をやっていた。 何を勉強したのかを書くのが目的だったが、私は歴史や地理、映画や読書が好きで、気になった話題を書いていた。 自分の感想に先生がコメントしてくれるのが嬉しくて、モチベーションが続いたのを覚えている。卒業の時に「後輩たちの教材にするので、私に譲ってくれ」と言われて、先生に持って行かれたが、今それを読み返してみたい気がする。今の自分には自学ノートは書けないが、失敗ネタを集めた「自虐ノート」くらいなら書けそう。このブログも充分自虐的な感じだけど
。(^^;)

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