キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

2014 G1 フェブラリーS 

2014年02月23日 | Horse Racing
今年のフェブラリーSは大波乱の結果でした。
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最低人気コパノリッキーV 14年G1開幕戦フェブラリーS

中央競馬の14年G1開幕戦「第31回フェブラリーS」は23日、東京競馬場で行われ、田辺裕信騎乗のコパノリッキー(牡4=村山)が優勝した。コパノリッキーは16頭中16番人気だった。単勝は27210円の万馬券。勝ち時計は1分36秒0。
そろったスタートからエーシントップが先頭に立ち、2番手にコパノリッキー、その後にダノンカモン、ソロルなどがつける展開。4コーナーから直線に入ると、先頭のエーシントップが沈んで内からコパノリッキーが先頭に立つ。直線半ばを迎えると、外からホッコータルマエが脚を伸ばし先頭に迫る。しかし、粘るコパノリッキーをなかなか捉えることができず、最後はコパノリッキーがホッコータルマエを半馬身差振り切って人馬共に初のG1制覇となった。2着ホッコータルマエと1馬身3/4差の3着には1番人気ベルシャザールが入った。
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下馬評では、昨年のジャパンカップダートを勝ったベルシャザールと、地方G1で常勝のホッコータルマエの人気が高かったのですが、勝ったのは最低人気のコパノリッキーでした。コパノリッキーは、逃げるエーシントップの後ろに付けて、良い位置でレースが出来たのが勝因で、ホッコータルマエに競られても粘り強い走りで抜かせず、単に展開が向いただけではなく、強さを感じさせるレースだったと思います。

田辺騎手は関東の中堅で、パドックでよく笑顔を見せる爽やかな印象の騎手です。2011年頃から成績が良くなって、レースでアナを空けることも多くなり注目していました。今回、人気の無い馬で上手く乗ってG1を勝ちました。時々彼の馬券を買いますが、さすがに今回は人気が無さ過ぎて馬券が買えませんでした。G1を勝って、これで一流騎手の仲間入りできそうです。
1番人気のベルシャザールは、ほとんど見せ場が無く3着に敗れました。最後は追い込んだけれど届かず、3着に入るのが精一杯で昨年秋のような強さは見せられませんでした。この馬には、もう少し距離が長いほうが良いのかもしれません。

ちなみに応援していたのは、ホッコータルマエとワンダーアキュート。
地方G1で活躍する馬と、いつも一歩届かずのレースが続いている不運な馬ですが、タルマエは今回は良いレース展開で勝ちが見えてましたが、追いつくことが出来ず2着に力負け。アキュートは、いつもの展開で届かず残念でした。
下級の条件でも最下位人気の馬が勝つことは滅多に無く、今回のG1の結果には大変驚きました。何が起こるかわからない競馬の面白さを改めて実感しました。

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オリンピック選手の態度について 

2014年02月16日 | Sports

竹田という法律学者のツイッタ―のコメントが話題になっているようです。

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メダルを取る可能性のある日本選手へ。(1)メダルは噛むな。品がない上に、メダルを屈辱することになる。(2)国歌君が代は聴くのではなく歌え。国歌も歌えないのは国際人として恥ずかしい。また、日本には国歌斉唱時に胸に手を当てる文化はない。直立不動で歌うこと。
オリンピックで負けた時のコメントは難しい。かつて見ていて腹の立つものもあった。思い出になったとか、楽しかったなどはあり得ない。言い訳せず、ただ悔しい気持ちを語るのが、見ていて違和感がない。涙ぐんで、悔しくて言葉にならないというコメントには、感動すら覚える。
日本は国費を使って選手を送り出してます。選手個人の思い出づくりのために選手を出しているわけではありません。
オリンピックは「平和な戦争」です。古代オリンピックをぐぐればすぐ分かります。五輪精神が世界に浸透すれば、平和の輪が広がります。選手が真剣に戦ってこそ実現できるのです。
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コメントを見ていると戦前の国粋主義者の言葉を聞いているようで、老人の意見かと思っていたら、まだ38歳という若い学者の意見で驚いた。
そもそもスポーツは「仕事」ではなく「遊び」なのだから、オリンピックとはいえ、そこまで国に忠誠を尽くす必要はないと思う。税金を使っているのだから成果を出せというのは、選手にとって酷な話だ。
自分も国費の一部を負担しているが、負けても国民を楽しませてくれて、且つ選手も楽しい思い出になるのであれば、それでも良いと思う。オリンピック派遣は普段の努力に対するご褒美みたいなものだ。選手としてベストを尽くしてくれれば何も文句はない。
だいたい選手がそういうコメントをするのは、国民の過度の期待にストレスを感じている証拠であり、それを軽減したいと思う気持ちから出る言葉ではないかと思う。また、メダルを噛むのも本気でやっているわけではなく、メディアの要望に応えてやっているのだろう。君が代が国歌になったのもつい最近の事で、国歌を直立不動で歌うという文化も無い。オリンピックを「平和な戦争」という意見も時代錯誤である。
明治天皇の末裔らしいこの学者は、上から目線でいろんな事を言っているが、何か勘違いしているとしか思えない。時代が違って、残念でしたね。


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ヨギ・ベラのアフォリズム 

2014年02月13日 | Aphorism(気になる言葉)

ヨギ・ベラは、ニューヨーク・ヤンキースの伝説的な名選手で監督だった。彼の言葉はユニークで、ちょっと天然ボケなところが面白い。

・分かれ道に来たら、そのまま進め。
・野球は90%が精神力で、残りの半分は体力だ。
・スランプ?おれはスランプじゃない。打ってないだけだ。
・あんなに混んでる店には、もう誰も行かないぜ。
・おれはいつも2時間昼寝するんだ。1時から4時までね。
・他人の葬式には絶対行ったほうがいい。そうしないと自分の葬式には誰もきてくれないぜ。
・匿名の手紙には絶対返事を出すな。

よく読むと、辻褄が合わないのが彼のアホリスム。


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ゴーストライター問題 

2014年02月10日 | Music & Movie

ゴーストライター作曲家の存在が取り上げられて、メディアで賛否両論になっている。

昨日の朝のニュースショーでは、スピーチのゴーストライターと同列に扱って、裏方は裏方に徹すべきというテレビ局の意図があったようだが、コメンテータの意見は、政治家のスピーチと芸術家では、ゴーストライターの意味が違うということで一致していた。確かにそうだと思う。テレビ局の問題提起の仕方は安易過ぎるような気がした。

作曲家はクリエーターであり、自分が意図するものを自ら創り出すところに価値がある。政治家は、自分が意図するものを、他人を動かして実現するところに価値がある。政治家にとってゴーストライターを使うのは、一人の協力者としての扱いだが、クリエーターは自分のアイデアとそれを実現する技術で評価される。自身の技術(作曲技術)が無ければ、作曲家としての評価にはつながらない。おそらく作曲家にゴーストが存在する時点で、作曲家ではなくなってしまうだろう。政治家のゴーストとは意味が大きく違うように思う。
今回のゴーストライターの件も対処方法を間違えなければ、これほどの大騒ぎにはならなかったと思う。表舞台に出ている自称作曲家が、自分には協力者が居るということを素直に認めていれば、ゴーストの方も納得できただろう。共作者として両立も可能だったはずだ。(その時は立場が逆転するかもしれないが)
全てを独りで演技して、、と考えた自称作曲家の暴走が、このような事態に進展してしまった。

この件、葛藤の末、仕方なく公表に踏み切ったゴーストに非はないと思うが、世間には「金目当て」という穿った見方をする人も多い。音楽の職があり、著作権放棄することを明言しているのだから、お金に対する不満という理由ではないように思う。真実を隠したままでいいのか、真実を明らかにして批判を受けるべきなのか、ゴースト作曲家には本質的な部分での葛藤があったと思う。でも最終的には、偽装に対する罪の意識を感じ、自分の本心には逆らえなかったのだろう。自分は素直に彼を支持したい。

テレビを見ていたら、芸能人で、今回の公表に激しく批判的な立場を取る人もいた。彼女らの言い分は「何事もお金軸で動く」という意識が基本にあるようで、ゴーストが表に出てきた理由は「金目当て・名誉欲」だと推測していたが、そういう価値観でしか物事を理解できないところが、見ていてとっても悲しかった。


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