キマグレ競馬・備忘録

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スターウォーズ / May the force be with you.

2005年07月26日 | Music & Movie
約一ヶ月の長期出張から帰って、やっと「スターウォーズ~エピソードⅢ」を見ることができました。
高校の時に「スターウォーズ」を見て大感激して以来、27年掛かって完結。当時は、全米公開から何ヶ月も待たされるのが普通でしたが、「スターウォーズ」は日本での上映が一年くらい遅れたように記憶しています。あまりに公開が遅くて、上映されたときには期待したほど興行成績が上がらなかったようです。それでも洋画として上位にランクされたのは、当時ビデオやDVDのような他の媒体が無かったからでしょう。今なら、すぐに海賊版DVDが出回ってしまいます。(ちなみにタイでは、早くも海賊版が出ているらしい)
「スターウォーズ~エピソードⅢ」は、前の二作よりも出来が良い感じがします。それは、これまで「謎」だった部分が解決するというストーリーの「スッキリ感」によります。それ以外は、画面の複雑さや細切れな場面展開など、初めて見る人には非常に判り難い感じがします。この映画は、これまでのストーリーを知っているスターウォーズファンのために作られた映画なので、初めて見る人には「難解」な作品かもしれません。これから見る人は、前作を見てストーリーをインプットして見ることをオススメします。
この映画に影響を与えたのは、日本の黒澤映画だというのは有名な話です。けれども、ジョージ・ルーカスに影響を与えた人物としては、神話学者のジョーゼフ・キャンベル(写真)の方が有名かもしれません。スターウォーズは、彼の神話学がベースになっているという話もあります。ジョーゼフ・キャンベルとビル・モイヤーズのインタービューをまとめた「神話の力」にスターウォーズの見方を述べている部分があり、解釈の難しい「フォース」の定義についても解説しています。これによると「フォース」とは、全ての生あるものによって作り出されたエネルギーの場という定義になっています。第一作では「フォース」を学ぶルークの物語が描かれ、「フォース」とは何かということを考えさせられたように記憶していますが、今回の作品では「フォース」が多用され、その定義が非常に曖昧な感じを受けました。子供が見たら、「ライトセーバを掴む力」だとか「念力」(ちょっと古いか)みたいに感じてしまうかもしれません。ちなみに、今回アナキン役を演じたクリステンセンは、インタビューで「フォースとは何か」と聞かれて、「よくわからん」と答えていました。
スターウォーズの今後がどうなるか判りませんが、おそらく便乗して色々なサブストーリーが映画化されるのでしょう。第一作公開当時の計画では全9作という話もありましたし、せめて自分の人生が終わる前に完結して欲しいものです。


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