キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

2014 F1 ハンガリーGP

2014年07月28日 | Sports
今年のハンガリーGPは、終盤に3台が優勝争いに絡むとても面白いレースでした。
上位マシンが予選で失敗したこと、レース開始前の雨、クラッシュが多発して何度もセーフティカーが入り、 上位の差が無くなったこと、タイヤの選択ミス、抜けないコースで路面状態を利用したオーバーテイク等が面 白さを演出しました。不測の事態という要因があったとはいえ、こういう僅差のレースが続けば観客も満足すると思います。でも逆に言えば、そういう要因がなく普通にレースが進行していたら、いつものように退屈だったかもしれない。
優勝したリカルド選手は、昨年までトロロッソというチームに居て年間順位は14位、最高位は7位で、一度も 表彰台に登ったことが無いドライバーですが、今年は決して良いマシンではないレッドブルで、11戦して優勝 2回で5度も表彰台に登っています。結局これまで遅いマシンだったので、結果が出せなかっただけで、ドライビングテクニックは優秀な良いドライバーだったということです。
一方、昨年圧倒的な強さでチャンピオンのベッテル選手は、同じマシンに乗りながら今年は一度も優勝が無く、3位が2回だけという有様です。「今年のエンジンはクソ」発言もあって、彼がいかにマシンに頼っていたかが判ります。同じマシンに乗りながら結果に差が出てしまうと、どちらが優秀なのかが判ってしまう。結局、観客としては、どのマシンが優秀なのかではなく、どのドライバーが世界一優秀なのかを見たいわけです。
今朝のニュースで、F1にも重量ハンデ制の導入が検討されているとの報道がありました。F1がつまらなくなった数年前から、ハンデ制を導入したほうが良いと思っていましたが、やっと検討されることになるようです。
「良いマシンに乗らないと勝てない」状態を重量ハンデで均一化して、「自分のウデで勝てる」状態にすることにより不公平感を減らし、ドライバーや観客のモチベーション向上に繫げると良いと思います。
今年のF1はこれから夏休みに入って、8月後半から再開されます。後半も今回のレースのような面白いレースを見たいと思います。

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J.S.Bach Cantata BWV169 

2014年07月13日 | Music & Movie

J.S.Bach Cantata BWV169。
この曲は中学生の頃、ヘルムート・ヴィンシャーマン/ドイツ・バッハ・ゾリステンのレコードで、冒頭のシンフォニアを聴いてから好きになった。オルガン協奏曲のような印象で、メロディラインが素晴らしい。
この演奏が忘れられず、2000年12月10日に大宮ソニックシティで行われたヴィンシャーマンの演奏会を聴きに行った。曲目は違っていたが、昔レコードで聴いた演奏家に会えたことがとても嬉しかった。
調べてみたら、今年94歳で未だ現役で健在らしい。凄い人だ。


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今日の音楽:中央競馬ファンファーレ

2014年07月11日 | Music & Movie
今日の音楽は、中央競馬のファンファーレ。
競馬場の雰囲気を盛り上げる音楽だが、関東と関西では、微妙に雰囲気が違うようだ。府中・中山のファンファーレは、重厚だがやや聞き飽きた感じがする。関西は軽快な印象。地方開催のファンファーレには、割と好みの曲が多い。
この中で一番好きな曲は、阪神の宝塚記念ファンファーレ。これはとてもカッコイイと思う。(You Tube 5分35秒から)

中央競馬のファンファーレ





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Smetana 交響詩「わが祖国」から「モルダウ」

2014年07月09日 | Music & Movie

「モルダウ」と言えば、中学校の合唱コンクールで演奏した曲。
中学2年の時の合唱コンクールで、この曲を指揮したことがある。実は音楽は大好きだったが、歌うのが下手な自分に(つまり音痴)、先生から指揮をやってほしいと言われて喜んで引き受けた。一生に一度はやってみたかった合唱指揮と、歌わなくていいというメリットを感じてやってみたが、思った以上に大変だった。指揮台に登って全校生徒に挨拶する時や、演奏中にクラスメートに凝視される時の緊張感、何が何だか判らないままに腕を振り、終わった時の脱力感を感じたことを覚えている。指揮するよりも、口パクで合唱していたほうが楽だったかもしれない。でも当時はカラヤンに憧れていたんだよね。指揮者というカッコイイ職業の誘惑には逆らえなかった。

オーケストラのモルダウ演奏には、歌詞が無い。合唱で歌ったあの歌詞は、誰が付けたのだろう。


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本「読書脳 ぼくの深読み300冊の記録」

2014年07月06日 | Book

立花隆の書評は自分の好みに合うので、このシリーズが出た時は読んで書籍購入の参考にしている。今回は2006年以降の書評をまとめたもの。冒頭の東大図書館の教授との対話は、あまり印象に残らなかった。デジタル本のあり方は今後も議論されると思うけれど、それぞれの特徴を生かして共存するのだろう。
彼の興味の対象は幅広くて、このシリーズは世の中にはいろいろな面白い本があるといつも感じさせてくれる。この中で紹介された本で興味があるものは読むようにしているが、今回はあまり読みたくなるような本がなかった。
この間の彼の大きな関心事は原発問題で、多くの書評が紹介されている。エネルギー効率の良い原発を完全に廃棄するのは難しいという立場で、福島は古い原発だったが、新しい原発システムはそれほど危険ではないらしい。原発本は立場によって書き方が異なるので、どれが正しいとは言えない。国家経済やエネルギーの観点では必要だし、世界環境の観点では不要だろう。但し、現在の便利な世の中に慣れた人達が、エネルギー効率の悪い太陽光や風力発電を受け入れて、不便な社会に耐えられるかは疑問だ。既存の火力発電所も環境面、コスト面で良いとは思えない。次世代発電が確立するまで、現状の原発を使用するのが良いと思う。一時期、彼の関心があった科学書の紹介が少なくなったような気がするのが残念。


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本「ドーキンス自伝1」 

2014年07月02日 | Book

「利己的な遺伝子」で有名なリチャード・ドーキンスの自伝。2部構成の第1部のこの本では、ドーキンス家の由来から、彼の生い立ち、『利己的な遺伝子』出版までの経緯を紹介する。
彼のいくつかの著作を読んだことがあったので、彼がどういう人物なのかに興味があったので読んでみた。読んだ印象として、まず彼の記憶の良さに圧倒された。裕福な家庭に育った幼少期から科学者になるまでの友人の名前や出来事、数十年も前のエピソード等を克明に記述し、また当時の自己分析も併せて、科学者らしい緻密な内容の自伝になっていると思う。また知人友人には現役の科学者も居るためか、若い頃の著作にあるような批判的な文も少なく、関係者への配慮も伺える。彼の人生においても、全体として多少紆余曲折はあったようだが、その振れ幅はあまり大きくない印象を受けた。
ドーキンスのファンや彼を支持する人にとっては、彼自身が語る事実や興味深い数多くのエピソードが紹介されていて面白く読めると思う。
来年、第二部で『利己的な遺伝子』以後の人生について紹介するようだ。

追記:読んでいる最中に思ったことだが、彼の文章の特徴として、非常に回りくどい文章が多く、馴染みの無い詩や例え話、隠喩も多くて、判らないところを何度も読み返すこともあり、正直読み疲れてしまった。
彼は自分の生い立ちに誇りを持っているようで、何代も前の先祖の話や祖父や父の話に何章も割いている。(自伝には珍しい家系図も記載)ご先祖様から続く自分の遺伝子(いわゆる血統)の良さを認識していたのだろう。さすが進化生物学者。


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