キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

2012年 スプリンターズS

2012年09月30日 | Horse Racing
秋のG1開幕戦、スプリンターズSが行われました。
--------------------------------------------------------------------------------
【スプリンターズS】ロードカナロアGI初制覇!カレンチャン2着(サンケイスポーツ)
第46回スプリンターズS(30日、中山11R、GI、3歳上オープン、国際、指定、定量、芝1200メートル、1着賞金9500万円=出走16頭)岩田康誠騎手騎乗の2番人気ロードカナロア(牡4歳、栗東・安田隆行厩舎)が、史上初のスプリントGI3連勝を狙うカレンチャンを下し、GI初制覇。タイム1分6秒7(良)はコースレコード。
--------------------------------------------------------------------------------
最後までどの馬が勝つか判らない大接戦のレースでしたが、前評判が高かった2頭が最後まで競り合い、ロードカナロアが優勝しました。スタート直後からハイペースになって、先行した馬が最後の直線で脱落していく中、中段に居たロードカナロアが抜け出しての勝利でした。
今年の中山は馬場の状態が良く、3着までが1分6秒台ということで、コースレコードの決着のかなりハイレベルなレースとなりました。上位2頭は人気通りでしたが、3着のドリームバレンチノや4着のエピセアロームは今後の短距離レースで注目されそうです。外国馬のラッキーナインは最後の追い込みが凄かったのですが、スタートの出遅れが痛かった。これが無ければ、優勝争いに絡んでいたと思います。
今回出走した上位10頭くらいは、展開や馬場の状態次第で勝てる実力はありそうです。また今回出走しなかったテイエムオオタカは、カレンチャンやドリームバレンチノと好勝負をしてきたので、来年のレースには是非出て欲しいと思います。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012 シンガポールGP

2012年09月25日 | Sports

第14戦シンガポールGP、ベッテルが今季2勝目(WEB CG)

F1世界選手権第14戦シンガポールGP決勝が、2012年9月23日、シンガポールのマリーナ・ベイ市街地コース(5.073km)を59周して行われた。このコースではおなじみのセーフティーカーが2度にわたり導入され、2008年モナコGP以来となる2時間ルールが適用。予定周回数より2周少なくチェッカードフラッグが振られた。 
レース序盤はマクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションからリードしたが、ギアボックストラブルでリタイア。これによりレッドブル・ルノーのセバスチャン・ベッテルがトップに立ち、4月の第4戦バーレーンGP以来となる今季2勝目を飾った。シンガポールでの2年連続の勝利で、チャンピオンシップでは2位に躍進した 
-------------------------------------------------------------------------
シンガポールGPは、正直つまらないレースでした。ところどころオーバーテイクの場面も有りましたが、全体的に抜きどころが無くて、淡々と周回を重ねたレースでした。カムイもまったく見せ場無し。独走していたハミルトンのリタイヤで、替わってベッテルが独走。何だかイタリアの逆パターンでした。
シーズン終盤なのに盛り上がらないなあ。次の日本GPに期待したいですね。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

9月22日 中山競馬場

2012年09月23日 | Horse Racing
夏の暑さが一段落して、秋の競馬シーズンがやっと始まった感じです。
この日は終日曇りで、時々日が差すような天気でした。

朝から多くの観客が競馬を楽しんでいました。



パドックには、競馬ファンのオジサンが赤ペンで黙々とチェック作業を続けています。時々、気になって覗いてみますが、何を記入しているのかサッパリ判りません。


建物の中では、レーシングセミナーという講習会?が開催されていました。
熱心に聞き入っている観客がいましたが、彼の指南が果たして役に立ったのかどうか?


この日のメインレースで200勝を達成した丸田騎手がインタビューに答えていました。
騎手に取って、区切りの数字というのは自分をアピールする大切なイベントです。この日はわずか3鞍でしたが、メインレースで200勝を迎えられて良かったと思います。今年は50勝くらいは出来そうな勢いですから、時々馬券を買って応援しますね。



  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教養の定義について考える

2012年09月20日 | Aphorism(気になる言葉)
教養の定義は難しい。辞書によると
①学問、幅広い知識、精神の修養などを通して得られる創造的活力や心の豊かさ、
物事に対する理解力。また、その手段としての学問・芸術・宗教などの精神活動。
②社会生活を営む上で必要な文化に関する広い知識。
とある。
更に言えば、「好奇心」を持って「行動」できることも必要だ。
教養は、仕事やお金という枠を超えたところにある。
「仕事に役に立たない知識はいらない」とか「金にならない話は興味が無い」と
言うような人に教養は無い。残念ながら、自分の周りにはそういう人が多い。
また、ビジネスのネタとして知識を披露するために、ベストセラーの教養本を読む人も
いるけれど、付け焼刃の知識では底が知れてしまうと思う。
自分自身も教養があるとは思えないので、あまり大きな事は言えないけれど、、。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本「エリック・ホッファー自伝」

2012年09月16日 | Book

最底辺の生活をしていても、意欲があれば真理は学べる。
エリック・ホッファーは不遇の境遇に育ち、一度は自殺未遂を起こすほど追い詰められた人生を送りますが、最底辺の境遇にありながらも勤労と独学で沖仲士の哲人と呼ばれるほどの教養を身に付けた人です。彼の自伝は、自分の人生を振り返って、ひとつひとつの出来事や自身の行動がどのような意味を持ったのかを解き明かしたものです。
ほんの小さな出来事が大きな意味を持ったり、不遇な境遇が当たり前なので、幸せを感じたときはむしろ不安になってそこから逃避して別の道を探ったり、社会の底辺にいる様々な人との出会いや別れなど、いろいろなエピソードが語られます。
この波乱万丈で上質な自伝を読むと、自分の境遇が何と幸せなのだろうと思います。仕事がなかなか見つからない今の時代は、もしかすると彼の時代よりももっと厳しいかもしれませんが、この自伝を読むと人間として生きる勇気が湧いてくるのを感じます。何度も読み返したい本に入れておきたい一冊だと思います。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本「インサイダー馬券革命」

2012年09月15日 | Book

馬券の買い方指南書。
馬券の買い方にはいろいろあるけれど、JRA関係者から流出した情報で買う人達、即ちJRAインサイダー情報に乗って買うと上手くいく場合がある。過去の事例を引き合いに出して、どのようにインサイダー情報を掴んだら良いかを解説してくれる。しかし、このような本が出てしまうと、インサイダーの人は他のやり方に変えてしまうのではないかという気がします。仮説として読むのは面白いけれど、実践するのは難しそうだし、もし判ったとしても大事なお金を賭けるのは、かなり勇気が要りそう。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アパパネ、屈腱炎で引退

2012年09月14日 | Horse Racing
アパパネ、屈腱炎で引退…「完全制覇」の夢かなわず By スポニチ
 10年に史上3頭目となる牝馬3冠を達成したアパパネ(牝5=国枝)が13日、右前浅屈腱炎を発症したことが判明。現役を引退し、繁殖牝馬となることが明らかになった。同馬は6月の安田記念16着後、北海道早来のノーザンファームへ放牧。札幌競馬場を経由し、今月2日に美浦に帰厩。秋の復帰戦を府中牝馬Sと決め、調教を開始した直後の故障発生だった。
--------------------------------------------------------

2010年に牝馬3冠を達成したアパパネが引退することになりました。
牝馬G1完全制覇を目指していたそうですが、2010年から2011年にかけての活躍の反動からか、ヴィクトリアマイル以降は精彩を欠いていたような印象です。期待された香港遠征では飛行機輸送のトラブルに巻き込まれ、その後のレースでは良いところが無かったように思います。
屈腱炎の発症ということですが、本当のところは体調の悪さや体力の衰えなど別の理由があったのかもしれませんね。
競馬初心者の自分にとって、2年間第一線で活躍したこの馬はとても印象に残っています。今後は繁殖牝馬として良い仔を産んで欲しいものです。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本「競馬で妻子を養う男の走馬眼」

2012年09月11日 | Book

声に出すのが恥しい本のタイトル。中身は真面目。
著者曰く「競馬の勝率をあげるためのヒント本。」だそうです。要は、レース展開をよく見て、気に入った馬を追いかけろということのようです。写真解説付きで、思ったより真面目に書かれています。ただ、解ってはいるけど、実践できるかどうかはセンスの問題もありそうです。
しかしこの本のタイトルを他人に紹介するのもちょっと恥かしい。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

F1イタリアGP

2012年09月10日 | Sports

イタリアGPは、面白くもなく普通のレースでした。
結果は前回のベルギーで不運だったドライバーがポイントを獲得して、前回運が良かったドライバーが不運な感じでした。この2戦で痛み分けです。(笑)
オーバーテイクは意外なくらい多かったですが、しかし、このコースは何とかならないのかなといつも思います。直線と高速コーナーだけで見せ場があまり無いような感じです。オーバーテイクと言っても、スリップストリームから出るだけですからね。真っ直ぐ前の車についていって、ブレーキングで抜く。それだけ。
小林可夢偉も予選は良かったのですが、タイヤが選択できなくて中古のタイヤで大苦戦でした。よく頑張って入賞まで持ち込んだけれど、作戦は裏目に出てしまいました。むしろグリッドの下位チームがハードの新品タイヤでパフォーマンスが良かったようです。特にペレスは凄かった。彼はタイヤの使い方が抜群で、最後までタイムが落ちず、優勝したハミルトンに肉薄してました。こういうチャンスを生かすのが上手いドライバーです。
3回目の表彰台で、同僚のカムイは影が薄くなってしまいました。ペレスはイタリアのフェラーリのお膝元でアロンソを抜いて、これは凄いアピールになっただろうし、将来フェラーリ入りの可能性もあるでしょう。
ハミルトンは得意の逃げ切りパターンでした。競り合いになると強引でミスも多いけど、逃げると強いドライバーです。レッドブルは2台揃ってイマイチで、上位とマシンの信頼性の差を感じます。
これでチャンプ争いも絞られてきた感じですね。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本「ポスト・オフィス」

2012年09月09日 | Book

ブコウスキーの郵便局職員時代の自伝的小説。
「これはフィクションであるため、誰にも捧げられない」という最初の言葉がオカシい。小説の表紙の常套句を茶化しているところから、何となく期待させるものがある。
ブコウスキーは過酷な郵便集配人を15年以上も勤めた。普段は酒・女・ギャンブルに溺れながらも、パートから何とか正職員になって仕事を勤め上げ、辞めるまでの経緯を面白おかしく、やや自虐的に書いている。気分が滅入った時にこの本を読むと、気分転換になって厭なことが忘れられる。彼のような人生も面白そうだが、日本でやるとまず変人扱いされて無視されるのは間違い無い。彼の辞書には「世間体」という言葉は無さそう。。。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本『小澤征爾 指揮者を語る』

2012年09月07日 | Book

小沢征爾のインタビューをまとめた本。
生い立ちから、斉藤教授との出会い、欧州への武者修行、有名指揮者への師事で学んだこと、現在までの活動についてざっくばらんに語っている。テレビ番組のインタビューを本にしたせいか、本も内容も薄い。でも小沢征爾という指揮者の素顔と考え方をざっくり知る程度であれば、本音の語りも含めて面白く読めると思う。温和に見える容姿ですが、本当は強気な性格らしく、厳しく淘汰される世界で抜群の実績を残してきた。この歳になっても、勉強量は誰にも負けないという。
若い頃に海外に武者修行し指揮者コンクールで優勝し、すぐにオファーが来ると思っていたら、全然来なくて困窮したという話で、コンクールの結果がすぐに幅を利かすような甘い世界では無いという事を学んだと語る。日々勉強と経験を積んで、実績を残してきたから現在がある。厳しい世界だけど、ひとつの事に打ち込めるというのは、とても幸せな人生です。
学生の頃に小澤の演奏を見に行った事がある。最前列の指揮台のすぐ下で、ベートーヴェンの交響曲を聴いたが、演奏の合間に聞こえる彼の鼻息の荒さが気になったことを覚えている。きっと若い頃の鼻息の荒さが、NHK交響楽団との軋轢になったのかも。(というのは、冗談)
この本で、NHK交響楽団とのトラブルの件は、出版社(NHK出版)との関係もあるのか、全く触れられていない。その辺りに興味があったのだけど。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本「ブラッドベリ、自作を語る」

2012年09月05日 | Book

レイ・ブラッドベリへのインタビューをまとめた本。これまでの人生や自著について語る。
ブラッドベリの名前は以前から知っていたが、小説を読んだことは無い。
このインタビューを読んでみて、彼の生き方や出会った人々、作品に興味を持った。彼は小説家で詩人でもあり、映画の脚本も手掛け幅広く創作活動を行ってきた。抜群の記憶力の持ち主で、様々な人たちとの出会いの年代、場面、その時に発した言葉、その後の経過など、数十年前の事もつい最近の出来事のように語る。好奇心が旺盛で、友人との関係も良くなったり悪くなったり、とにかく語られるエピソードがとても面白い。時代的には50年代~80年代頃までの出来事が多いので、知らない人物ばかりだが、彼の話を読んで興味をそそられた。
小説の書き方については、とにかく量を書くことが必要と説く。それとSFというジャンルにはアイデアが必要で、日々のアイデアをストーリーにまとめて毎週一篇、年間52作品も書けば文章修行になるし、自分はそういうスタイルで書いたと言う。1日で仕上げた短編もあるらしい。まあ凡人にはなかなか真似できないけれど、そういう意気込みを持つことが小説家には必要なのだろう。
インタビューは本と違って、インタビュアーの力量で面白くもなるし、つまらなくもなる。このインタビュアーは長年の付き合いがあるせいか、よくポイントを押えていると思った。芸術を愛するブラッドベリに共感したのは、印象派スーラの「グランドジャッド島の日曜の午後」という絵についての感想である。自分もロンドンのナショナルギャラリーで初めてこの絵を見た時、まるでその絵に吸い込まれるような不思議な感覚を味わったことがある。ブラッドベリもこの絵を見た時にその絵の中に居るような気分を味わったらしく、その部分を読んだ時に共感して嬉しくなった。
この本をきっかけにブラッドベリをいくつか読んでみたいと思う。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

F1ベルギーGP

2012年09月03日 | Sports

F1ベルギーGPは、スタートで大クラッシュが発生し、有力ドライバーがリタイヤに追い込まれた酷いレースでした。予選2位の小林可夢偉もスタートに失敗して、クラッシュに巻き込まれて良い所無しでした。彼は予選が良いと決勝で何かあるというジンクス通りで、本人の何も落ち度は無かっただけに残念だったと思います。
今回クラッシュした2人の若手は、好天で盛り上がったレースを壊してしまいました。マルドナドのとんでもないフライングといい、グロージャンの幅寄せといい、今年のGP2出身の若手ドライバーはトラブルばかり起こしているようです。危険回避の能力も低く、F1出場するだけの器量を持ち合わせていない感じがします。
市販車のレースであれば、多少接触しても平気ですが、F1は体が剥き出しなのでとても危険です。彼等は確かに瞬間の速さはあるけど、レースには危険回避の暗黙のルールがあるわけですから、そこを認識しないとF1に参加する資格は無いでしょう。
F1中継を楽しみに見ていたけれど、わずか数秒で楽しみが無くなってしまいました。
バトンは完璧な勝利ですが、レースは退屈でした。その後ろは結構やりやって面白かったです。でも、ポイント争いに関係ないところのオーバーテイクはあまり興奮しませんね。(笑)
ベッテルの2位は漁夫の利でした。予選大失敗したのに、上位がみんないなくなってラッキーだったと思います。
ポイント上位のドライバーがいないレースというのは、主演のいない脇役だけの映画のようです。ま、それもたまには良いですが、、。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012年9月1日の日記

2012年09月02日 | Topics & Diary

朝、目が覚めると6時だった。前日の夜は録画した競馬ドキュメンタリーを見て(寺山修司と競馬)彼の馬に対する情熱と作品に感動し、翌日の競馬予想をして就寝した。寝る直前まで頭を使ったせいか、やや気だるい感じが残る。
テレビの番組表を見るとヤンキースの試合で黒田投手が登板するらしい。競馬の待ち合わせは8時になっている。試合開始は同じく8時。一緒に競馬に行くNさんが寝坊で遅れることを祈りながら、外出の支度をして野球を見る。
黒田投手の出来は前回、前々回の登板に比べていまひとつの内容で、初回からランナーを背負っての投球だった。2回には早いカウントからホームランを打たれて3失点。いま一つ元気の無いヤンキース打線には、重い失点となってしまった。イチローの打席を見たところで、予想通り寝坊して30分ほど遅れたNさんから電話があり、野球中継に未練を残しながら、競馬場へ向かう。
道中では仕事、時事ネタ、競馬、飲み会の話で盛り上がるが、彼との話題の共通点はそれくらいしかない。最後は冗談を言って笑って終わり。まあ普通の人生は、そうやって楽しんで終わるものだ。たぶんこれからも続くことだろう。
この日の府中競馬場ではレースは開催しておらず、他競馬場のレースをテレビ中継で観戦する。
投票所は通常通り営業しており、多くの競馬ファンが画面を食い入るように見ている。開催日の競馬場のファンには、生のレースや競争馬が見たいという動機で来る人が多いが、生のレースが見れない投票所は金儲けが目的の人が圧倒的に多い。馬よりも金という人達だ。昔はどうだったのかは判らないけれど、競馬にロマンを感じる競馬ファンは少数だと思う。中には絶対声が届かないのに、テレビ画面に向かって叫ぶ人たちもいる。傍目にはおかしな風景だが、競馬に熱中できる幸せな人でもある。
レースの最初のうちは、前日検討した馬から2,3頭を選び、馬券の買い方を考えて発券機で馬券を買い、じっくりレースを見ていたが、それを何サイクルか繰り返すうちに、だんだん予想がいい加減になり、馬券の買い方を間違え、マークシートの記入ミスや出馬表の読み違え(小倉のレースなのに、新潟の出馬表を見ていたり)、発券機の締め切り時間が迫って慌ててしまい、ポケットのお金をばら撒いたり、新聞の記事を読んでいる間にレースが始まったりして時間の感覚が無くなってきたので、途中で止めることにした。
メインの予想に自信があったけれど、結果はあえなくハズレ。馬のエサ代として寄付したと思って納得する。
なかなか当たらない日は気分転換が必要。負けた気分を引きずるのは良くないので、競馬博物館に気晴らしに行ってみた。2年ほど前に行った事があるが、相変わらず中は閑散としていて、案内のお嬢さん達が暇そうに立っている。子供向けの3D映画の上映があったので、それを楽しむ。サラブレッドの起源を紹介する子供向けの映画だけれど、大人が見てもなかなか面白かった。子供の頃から馬に親しんでもらい、競馬愛好家を増やしたいという意図があるが、「博物館」でやっているのでは人が集まらないように思う。スタンドの本館で上映したほうが、普通の人も見にくると思う。だいたい競馬場に来る親父やファミリーは「博物館」に行くのは抵抗があるし、、。
常設展示はだいたいパネルや記念品が多く、昔の競馬ファンには楽しめるけれど、一般のお客には受けないかもしれない。競馬の仕組みや競走馬の説明の展示は、測定機器、シミュレータ、発馬機などの実物展示があって面白い。最終レースの時間帯ということもあって、誰もいない館内を歩いていたら、案内のお嬢さんが声を掛けてきてくれて、いろいろ説明してくれたり質問に答えてくれた。競馬の話題で話ができる若い女性はなかなかいないので、共通の話ができてとても楽しかった。
2階を一通り見た後は、特別展の日本の牝系血統のパネル展示を見る。競争馬にも牡牝がいて、血統はどちらにもあるはずだが、通常は牡馬ばかりが取り上げられる。しかしながら、競争馬の資質には牝系の要素も含まれているわけで、これを系統立てて紹介したのが、この特別展である。ざっと見てみたが、牝馬の名前は知名度が低いことと、生める個体数が少ないことから、整理するのはなかなか難しいようで、系統に沿って凄い数の牝馬が居ることくらいしか判らなかった。新馬戦でよく良血馬として紹介される馬は、父方の実績は当然として母親のほうも重視される。母方の血統研究というのも、競馬の知識を深めるためには必要と感じた次第である。
競馬博物館を後にして、帰宅する。途中でラーメン屋に寄った。チェーン店らしいが聞かない名前で、でもなかなか美味かった。今のチェーン店は侮れない。
6時過ぎに帰宅。保険屋さんが内容確認に来るという話だったが、約束の8時になっても現れず、どうしたのかと思ったら電車を乗り過ごしたとの事。9時から映画を見に行くので、また改めて約束する。
9時から近くのシネコンで映画を見る。タイトルは「プロメテウス」。
「エイリアン」で有名なリドリー・スコットの作品で、「エイリアン」の前章的な内容だった。時代設定は2080年となっていたが、今から70年後にあの巨大な宇宙船が建造され、恒星間飛行ができるのか、科学史的な観点では少し疑問もあったが、ストーリー自体はなかなか面白かった。特に「エイリアン」を知っている人には、その経緯が楽しめるという点で見る価値はあるだろう。登場人物たちの演技過剰な点は、ハリウッド映画らしいと思った。好奇心が旺盛すぎて、エイリアンと接触を試み、あえなく死んでしまう登場人物を見ていると、普通じゃない印象を受けてしまう。ストーリーとしては面白いけれど、ちょっとリアリティに欠けるかなと思う。未知のものに出会ったら、もっと慎重に行動すると思うのだが。まあ映画だから細かいことは言ってはいけない。。。
映画を見た後、マックでお茶して映画談義。映画を見た印象を語る。全体的には面白かったけど、ラストがイマイチだったという結論。午後12時前に帰宅してF1ベルギーGP予選を見る。
小林可夢偉が予選2位の活躍だった。佐藤琢磨以来のフロントローで明日の決勝に大いに期待したいが、予選が良い時は決勝がイマイチというのが、彼のこれまでのジンクスなので、何とかこれを破って欲しい。相手はバトンとライコネン。特にスパで強いライコネンが強敵。それから身内のザウバーのペレスも侮れない。決勝は天候も含めて難しいと思うが頑張って欲しい。
F1予選放送が終わって、風呂に入って就寝。長かった盛り沢山の一日が終った。疲れた~。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする