キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

本「山下清の放浪日記」

2012年08月31日 | Book

放浪の画家、山下清の日記。
読んでみたが、とにかく文章が長くて、話の辻褄が合わなくて、いろんな人達に親切にされても嫌な事があるとすぐに逃げ出して、警官を異常なほど怖がり、目的地に行く最短距離は線路の上を歩いていくという頭の良さもあり、飯を食べたくなったら人の家を訪ね、眠くなったら駅舎で寝て、お金が無くなったら仕事を探して廻り、とにかくぶらぶらとあてもなく放浪する山下清みたいな旅をしてみたいなと思った次第であります。。。。。とこんな文章が200ページも続くので、面白いけれど、少々読み疲れました。
この放浪記は、放浪しながら書いた文章ではなく、放浪後に学校の先生に書かされた文章なのだそうです。人との出会いや行動が細かく書かれていて、彼は抜群の記憶力の持ち主だったようです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012富士総合火力演習 

2012年08月28日 | Science/Technology

一昨日は富士の総合火力演習に行ってきました。
会社の人がチケット手配してくれて、3人で見てきました。
この日は絶好の演習日和。朝は富士山の姿がくっきりと見えましたが、時間とともに雲が増えていきました。
前半は陸上自衛隊が誇る火器の紹介。午後は模擬戦闘を見せるという構成になっています。

場内には国会議員の方も来られていました。イラク戦争で有名になった「髭の隊長」ですが、名前が思い出せません。
自走砲がデモ射撃を行います。鼓膜が痛いほどの大きな発射音で、これが続くと気分が悪くなるのは間違いないです。耳栓をしても衝撃波を肌で感じます。お陰で写真は手ブレばかり。

最新鋭の戦車は、マニアじゃないので違いがよく判らない。
小型化されて使いやすいらしいけど、日本国内で戦車で戦闘するような場面が想像できない。

演習では落下傘部隊の隊員が気持ち良さそうに降りてきます。
でも本物の戦場では恐怖の降下でしょうね。戦場に飛び降りるのも恐怖だし、下から撃たれるのも恐怖でしょう。並みの神経では務まりません。(コンデジも空中の小さな被写体によく反応してくれました。カシオのコンデジは素晴らしい)戦車が走り回ります。こんなに多くの戦車を見るのは初めてです。非日常の光景。。。帰りはいつもの渋滞に嵌り、御殿場から埼玉まで6時間も掛かってしまいました。正直、火薬の威力が物凄くて(特に戦車)、実弾の音や射撃の衝撃波も感じるし、もしこれに相手が居たとしたら戦場というのは想像を絶する世界です。

当事者じゃない人間は口先で国防について何でも言えるけど、現場を知ると戦争を簡単に語れなくなると思います。演習を見ただけですが、もし自分が徴兵されたらとしたら、死を覚悟しなくてはいけないでしょう。絶対無理です。。。(笑)
逆に、航空祭は、安心して見られる平和なイベントだなあと感じた次第です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本「ネットカフェ難民」 

2012年08月27日 | Book

ニートの著者によるネットカフェ体験記。ネットカフェの生活実態が知りたくて読んでみました。
日記風の記録で、生活内容と自分の感情の変化がとても詳細に記録されていて、読み物としてはとても面白かった。いつ自分も同じ状態になるかもしれないという危機感もあり、参考になる部分もありますが、もともと書籍として出す意図があるせいか、最底辺生活の悲惨さがそれほど感じられなかった。
著者はどこか楽天的でギャンブルに興じたり、ネットカフェを転々としながら街を楽しんだりしていて、実家があって住む所には困らないという安心感みたいなものもあり、それが難民としての悲惨さをスポイルしているように感じられました。東京芸大出身で文章も上手いし、普通の難民ではないですから。この本を読んで、この程度の「体験としてのネットカフェ難民」ならやってみたいと思う人もいるのではないかと思いました。しかし、給料をもらえても、毎晩遅くまで仕事をしなくてはいけないサラリーマンの方がよほど辛そうです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京出身の田舎者との会話~美味いものについて

2012年08月25日 | Topics & Diary
東京生まれ東京育ちの先輩がいる。東京は日本の中心であり、日本で一番美味いものは東京にあると信じている。こんな会話があった。
「東京には、日本で一番良い食材が集まってくるんだよね。大田や築地とかに、、。
だから東京では美味いものが食べられるんだ」「でも旅行に行くと、地方の美味い料理を食べるのが楽しみ」と矛盾したことを言う。東京には日本一美味いものがあるというけれど、その食材は、地方から来ているのだ。美味い食材は、東京では作れない!
先輩、少しは地方に敬意を払え!この田舎モン!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本「描かれた技術 科学のかたち―サイエンス・イコノロジーの世界」

2012年08月24日 | Book
  • 科学・技術は図像によっていかに伝承されてきたかがテーマ。

科学・技術の発展に図像が果たした役割は大変大きい。日本の職人の風景では、刀匠の仕事場ではどのように刀が作られているかが描かれ、宮大工の仕事ぶりが紹介されている。アグリコラによる鉱山開発の方法、灯台の土木工事、ダ・ヴィンチのアイデアスケッチなどが紹介される。また科学の世界でも天体や動植物の記録やアイデアを補足するうえで、図像の存在は欠かせない。文章だけでは伝えきれないイメージを固定させる意味で、図像の果たす役割は大きかったと言える。普段、仕事の中でも他人への説明に図像を使う利便性は感じている。パワーポイントのようなプレゼンツールが流行るのも図像の分かりやすさを誰もが認識しているからだろう。
ただ、この本で気になった記述があった。
顕微鏡の発明者レーウェンフックは絵が下手で、助手に書いてもらっていたらしい。「動的平衡2」の福岡教授は、同じ時期にデルフトに居たフェルメールではないかと推測している記述があったが、これは既に結論が出ていて、トーマス・ファン・デァ・ヴァルトとその子ヴィレムと判明している。専門外の福岡教授は独自の推測で自説を本・雑誌等に書いていますが、科学史を研究している専門家は、一歩先を行っているように思いました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京出身の田舎者との会話~高校野球

2012年08月20日 | Topics & Diary
東京生まれ東京育ちの先輩がいる。東京は日本の中心であり、全てにおいて地方とは格が違うと信じている。こんな会話があった。
私は高校野球が好きで、故郷のチームを応援していたら、
「田舎者は、高校野球で故郷のチームを応援するんだよね。俺は高校野球は見ないので、故郷のチームを応援する気持ちが判らない」と言う。「でもプロ野球は見る。巨人のファンだ。何故なら巨人は東京のチームだから」と宣う。
高校野球の応援と、一体何が違うのか。巨人は地元のチームだから応援すると言うのなら、先輩も当然、田舎者だ。先輩、よく考えてモノを言え!この田舎モン!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週のMLB 日本人投手 

2012年08月19日 | Baseball

オリンピックも終わり、久し振りにMLB観戦を楽しみました。
今週は、黒田、ダルビッシュ、岩隈の3人のピッチャーが登場し、いずれも好投しました。
特に黒田投手は圧巻のピッチングでした。これまで勝ち星はダルビッシュ投手よりも少ないとは言え、投球内容は勝っていると思います。直球のスピードや変化球の切れを個別に取り上げるとダルビッシュ投手のほうが上かもしれませんが、コントロールの良さと投球の安定感では、はるかに良い印象です。何より一人の打者を打ち取るのに、球数が少なく簡単にアウトを取れるところが素晴らしい。
ダルビッシュ投手はひとつひとつの球は良いけれど、コントロールの安定感が無く、三振も取れるけれど、無駄な球も多くて討ち取るのに苦労している感じです。ホームランもよく打たれるし、なかなか調子に乗れないようです。序盤は味方の援護で勝ち星を挙げましたが、これからは簡単に勝てないような気がします。
岩隈投手は先発に変わって好投が続いており、こちらは予想以上に期待できそうです。防御率はダルビッシュ投手よりも上で、安定感もあります。気分良く投げられれば、残りのシーズンで良い成績を残せると思います。
日本では、ダルビッシュ投手ばかり注目されてますが、黒田投手の存在を忘れてはいけない。地味な印象で、ニュースになりにくいけれど、現時点では日本人投手No.1であることは間違いないと思います。
今回、日本人2位の52勝を達成しましたが、これまでの日本人2位は大家投手の51勝でした。日本で活躍したピッチャーは黒田、野茂投手以外は誰も彼ほど勝っていない。地味な大家投手ですが、黒田投手が勝ったことで、逆に彼の全盛期は凄い投手だったことを改めて認識させられました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本「ぶらりミクロ散歩」 

2012年08月17日 | Book

電子顕微鏡で見たミクロの世界と軽妙な著者のエッセイ。普段は気にしていない些細なモノや動物を電子顕微鏡で見ると驚くような世界が広がっている。日常生活では実感しにくい世界で、確かに面白いのだが知らないほうが良いモノもある。
それに対して、著者の日常生活のエッセイはあまり面白くない。電子顕微鏡の写真のコメントだけでも良いと思った。せっかく岩波新書で刊行するわけだから、電子顕微鏡の仕組みについても少し解説があったほうが良かったと思う。電子顕微鏡が欲しいと思って、ネットでメーカーのサイトで見たら、「価格応談」となっていた。やはり素人には縁の無い世界なのかもしれない。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月15日 霧島アート牧場 タイキブリザード 

2012年08月15日 | Horse Racing

以前、牧場の方に見せていただいたタイキブリザードも居ました。クビを撫でてあげましたが、私達には脇目も降らず食事に夢中でした。ブリちゃんは私には無関心でしたが、かつてのG1馬に触らせて頂いて、感激でした。この牧場のNPOの主催者の方のインタビューを見た事があります。

(以前、主催者と知らずに話したこともありますが)
以前、北海道で同じコンセプトの牧場経営で失敗し、九州に場所を求めてこの地でアート牧場を開いたそうです。現役で活躍した養老馬が経済動物として使い捨てにされるのを見て、人間と同じ生き物である馬の安住の地を提供したいという志をもって経営を行っているそうです。九州を選んだのは、食料の調達が容易であることが理由(牧草の生育が早い)だそうで、特に冬場は食料や燃料のコストが少なくて済むのが良いらしい。大好きなこの牧場を、これからも応援したいと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月14日 金星食

2012年08月14日 | Science/Technology

金星食を見ようと思って、望遠鏡持参で鹿児島に帰省しました。
-------------------------------------------
ほぼ全国で「金星食」=大半の地域で曇りや雨(時事通信)
金星が一時、月に隠される「金星食」が14日未明、沖縄・石垣島などを除く日本全国で起きた。日本列島の大半の地域は曇りや雨で見えなかったが、同日午前2時台から3時台にかけて、東の夜空で金星が三日月の明るい部分の陰に入り、暗い部分から出る現象が起きた。国立天文台によると、金星食をほぼ日本全国で夜間に最初から最後まで観察できる機会は珍しく、前回条件がそろったのは1989年12月2日。次のチャンスは51年後の2063年5月31日になるという。
--------------------------------------------
金星食を楽しみにしていたのですが、その日は終日曇天で夜になっても星は見えず、結局諦めてお酒を飲んで気持ちよく寝てしまいました。朝起きて父と話したら、金星食が見えたとの事。夜中に起きてみたら雲の切れ間からキレイな月と金星が見えて、一生に一度の天文ショーを楽しんだそうです。父に取っては一生に一度ですが、自分にとっても一生に一度の機会だったかもしれない。2063年まで生きれればチャンスはあるけど、果たして100歳まで生きられるか?


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロンドンオリンピック終了

2012年08月13日 | Sports

オリンピックが終わりました。
女子サッカーは下馬評通り。試合は素晴らしかった。でも、表彰式のはしゃぎ過ぎはいただけない。嬉しいのは判るけど、表彰台の上で変なパフォーマンスするのは品が無いと思います。傍若無人の行動でアメリカの選手達も唖然としてました。あの行動で、なでしこに興醒めした人も多かったと思います。場外で騒ぐのは構わないけれど、オリンピックの表彰式では、相応しい行動をして欲しかったと思います。
男子も頑張ったけど結果はメダルが取れずでした。まあ元々下馬評が低かったのでよく頑張ったと思いますが、韓国に負けたのは印象が悪かった。こちらは韓国の選手に変なパフォーマンスもされるし。(笑)まあそれはともかく、韓国には体力勝負で負けた印象でした。優勝も狙える勢いだったのに、アジアのNo.2に転落して、スペインやエジプトに勝ったのは運が良かっただけという評価になってしまったのが残念です。ま、日本サッカーの良さは出ましたが、世界の壁は厚いという印象でした。
個人的に今回一番感動したのは、フェンシングの太田選手です。ドイツとの準決勝で、リードしていて、立て続けにポイントを取られて逆転されたのを、残り1秒で同点に追いついて、延長戦で勝った試合です。これは鳥肌が立つくらい感動しましたし、私が見た中での今大会のベストゲームです。あの集中力があれば、世界で勝てるような気がします。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本「ジャーナリズム崩壊」

2012年08月12日 | Book

日本のジャーナリズムのレベルの低さを嘆く本。著者は日本のジャーナリストであるが、「フリー」であるが故に取材には「不利」な事が多いらしい。NYタイムズの記者であった経験を基に、日本とアメリカのジャーナリズムの違いを鋭く指摘し、日本の現状を変えていきたいという志が読み取れる。少々クドイ記述もあるが、日本のマスコミのレベルの低さを知る一冊。
記者は体力勝負なので、体育会系で上司の言うことをよく聞く兵隊さんのような人が多いという記述には笑ってしまった。確かにTVカメラに映る日本の新聞記者達は、体張ってますから。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする