キマグレ競馬・備忘録

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体操女子・宮田選手のオリンピック出場辞退に思う事

2024年07月20日 | Sports
体操女子の宮田選手が喫煙飲酒によりオリンピック出場を辞退しました。その処分に賛否両論あるようです。
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『たかがタバコで何を騒いで』 猪瀬直樹元都知事、体操女子・宮田笙子のチーム離脱に私見 「こんな些細なことで19歳の夢を潰すつもりか」by中日スポーツ
元東京都知事で日本維新の会の猪瀬直樹参議院議員(77)が19日、自身のX(旧ツイッター)を更新。パリ五輪の体操女子日本代表主将の宮田笙子(19)=順天堂大=に喫煙疑惑が浮上し、代表行動規範違反の疑いでチームを離脱したことに対し、私見を述べた。猪瀬氏は「つくづく日本人は劣化している。たかがタバコで何を騒いでいるのか。麻薬じゃないんだぞ‼規則尽くめの杓子定規が日本をダメにしてきたのだ。こんな些細なことで19歳の夢を潰すつもりか!」と投稿した。
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オリンピックまであと1週間になって、体操女子の主将でエースが離脱になりました。喫煙飲酒年齢の法規及び代表選手の規定違反ということで、冷静に考えるとこの処分は当然だと思います。プレッシャーが理由との事ですが、ルールはルール。どんな理由であっても例外を認めてはいけない。認めてしまうと、前例を作る事になり、ルールが機能しなくなります。他の選手達はルールを守っている(はず)のだから、違反の処分は受けるべきだと思います。ただ残念だったのはオリンピック開幕まであと1週間というタイミングだったこと。これが1年前であれば、一般競技会への出場停止(おそらく軽い処分)くらいで済んだかもしれない。最悪のタイミングでした。(本来の罰則がどのようなものかは判りませんが)
ただ記事にあるように、行政のトップを務めた人物が「たかがタバコで」と言うのは論外。この人物は、おそらく未成年の頃から酒を飲んだりタバコを吸っていて、法律違反の意識が無いのかもしれませんが、法律上は「たかが」ではない。国会議員なのに法律を守る意識が低いのでは、本人の資質を疑われます。これは絶対言ってはいけない。「19歳の夢」でも関係ない。高校野球でも酒タバコをやった選手がいると、連帯責任でチーム出場停止になる。そういうルールです。甲子園出場が「18歳の夢」であっても、それは関係ない。同情したい気持ちもあるが、ここはルールに従って「けじめ」を付けるべき。この国会議員にはそう言って欲しかった。宮田選手には、これで禊を済ませて「23歳の夢」が実現できるように、次の大会を目指して頑張って欲しいです。
因みに出場辞退で思い出すのは、モスクワオリンピックの選手達。スポーツとは関係ない政治的な判断(ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議)で、全員が無念の出場辞退になりました。涙ながらに出場を訴えた柔道の山下選手、金メダル確実と言われたマラソン瀬古選手の無念さはよく判る。ルールを順守していたのに、こんな理不尽な理由で参加できなかった選手達もいるのです。他に大会直前の怪我で出られなかった選手もいる。それに比べると、今回は自己管理の問題であり、本人の意識次第で避けられた事態だったと言えます。宮田選手も管理の大切さをよく勉強して欲しい。MLBには、自己管理の厳しさでは、超一流のお手本になる人物がいますから、よく学んで欲しいと思います。

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