昨日のMLBオールスター・ホームランダービーは面白かった。ルールが改正されて、より楽しめる内容になっていました。特に決勝の最後の打球がフェンス直撃の当たりで勝負が決まったのは、まるで映画を見ているようでした。ドジャースのフェルナンデス選手は、ヘロヘロになりながらもマイペースを崩さず、集中力を切らさなかったのが勝因だったと思います。過去のホームランダービーの中でも最高のゲームでした。
このイベントで気になったのが、国歌斉唱の女性歌手イングリッド・アンドレスさん。グラミー賞ノミネートのプロ歌手ですが、国歌斉唱が独特で、途中から自分が作曲した別の歌を歌っている感じでした。アメリカの歌手は、国歌を少し自己流にアレンジすることはよくありますが、これは聴くに堪えられなかった。会場が静まり返って、選手達が苦笑を堪えるような国歌斉唱でした。緊張していたのか、個性を出し過ぎて音程が狂ってしまったのか、声も小さくなってかすれて、本人も聴く方も苦しかった。真相は判りませんが、音程が狂っても普通に歌えば良かったのに、妙なアレンジをして失敗したように聴こえます。まあ日本の元ジャニーズ系の歌手がスポーツイベントの国歌斉唱で失敗するのを何度も聴きましたから、アメリカの歌手にもそういう事があってもおかしくない。大観衆の前で辛い国歌斉唱になってしまったけれど、スポーツ選手でも大事な試合で信じられないような珍プレーをする事があるので、余興だと思えばそれほど気になる事でもない。(ネットで拡散されるのは少し残酷かもしれませんが)
逆に歌が下手くそで、人前で歌う度胸の無い私のような人間に勇気をくれました。どうもありがとう。(^^;)
追記:その後の情報によると、本人が酒を飲んで酔っていたと告白したらしい。それなら歌う前に辞退すべきでした。おそらくアクシデントに備えて、代理の歌手は用意していただろうし、あのレベルであれば、もっと上手い歌手は沢山いるはず。歌も言い訳も残念でした。
MLB Home Run Derby National Anthem 2024 by Ingrid Andress