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H3ロケット1号機、失敗 2段目点火せず指令破壊 by共同通信
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は7日午前10時37分ごろ、日本の新型主力機H3ロケット1号機を種子島宇宙センター(鹿児島県)から発射したが、離陸後に2段目エンジンが点火せず失敗した。ミッションを達成する見込みがなく、JAXAは地上から信号を送って機体を破壊した。地球観測衛星だいち3号を予定の軌道に投入するはずだった。2月17日には発射寸前に機器の誤動作で中断し、今回が再挑戦だった。(後略)
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先月、打上げを中止したH-3ロケットですが、今回は1段目の打上げは成功したものの、2段目が点火せず、今回は完全に打ち上げ失敗となりました。
今朝のワイドショーで生中継があり、ブースターの切り離しまでを見て、その後はネットの生中継を見ていました。打上げて暫くは「無事に上がって良かった」という安堵感がありましたが、二段目の点火のタイミングで「加速してない、速度が落ちてる」とのコメントがあり、「未だ二段目点火の確認が取れない。データが来てない」ということで、結果として爆破となりました。前回は中止と失敗の違いでメディアとの論争になりましたが、今回は失敗を認めるしか無さそうです。JAXAも前回のリベンジを期しての打上げだっただけに、ショックは大きい。これで暫くは、原因究明と対策のため、打上げは無しということになると思います。
昨年の固体ロケット、今回のロケットと失敗続きで「宇宙技術」では、他の国に大きく遅れることになりました。製造した三菱重工は、大型客船の造船で失敗、旅客機も開発失敗、ロケットも失敗と大型プロジェクトで失敗続きです。いずれも開発が始まった10年前は、メディアで「日本の科学技術は凄い」「クールジャパン」と持て囃されていたのに、今となってはその時代が懐かしい感じがします。
H-3は、能力向上とコスト削減を目的として、世界での競争力を高めたロケットとして開発されています。初号機の失敗は残念だし、この失敗を糧にして頑張って欲しいけれど、信頼性もコストも太刀打ちできないのであれば、世界を相手に競争するような事は止めたほうが良さそうです。今回の結果から、当面は純粋に自国技術の研鑽のためと目標を変えるべきではないかと思いました。外野の勝手な意見ですが。(^^;)
★大谷選手、2打席連続3ランホームラン
昨日の阪神との試合を見ていました。大谷選手の2本のホームランは本当に凄かった。1本目は体勢を崩されて、片膝をつきながらのホームラン、2本目はドン詰まりで普通なら外野フライなのですが、これがスタンドまで届いてしまう。彼の打撃練習のスイングを見ていて、「巨人の星」のオズマを思い出しました。星飛雄馬の大リーグボールを打砕いた「見えないスイング」。大谷選手のスイングも早過ぎて見えない。名前をショーヘイ・オーズマに変えた方が良いかも。(笑)
今日も試合があるので、楽しみに観戦します。