今週のビッグニュースと言えば、「冥王星が惑星から矮惑星へ降格」の話題でした。
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太陽系第9惑星が消滅――「冥王星は惑星ではない」ことに決定
冥王星は「惑星」ではない――国際天文学連合(IAU)が8月24日、総会で採択された「惑星」の新定義を発表した。この結果、冥王星は「惑星」ではなく「矮惑星」と定義され、太陽系の惑星は、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8個となることが決定した。
新しい定義によると、太陽系の惑星は「太陽の周囲の軌道を公転し」、「自身の重力により球状を形成し」、その重力により周囲の天体を吸収するため「自身の軌道近くにほかの天体(衛星を除く)がない」天体とされる。一方、新たに設置された「矮惑星」の定義は「太陽の周囲の軌道を公転し」、「自身の重力により球状を形成」するが、「自身の軌道近くにほかの天体が残っており」「衛星ではない」天体。周囲に同程度の天体が発見されている冥王星は、この代表例とされた。「矮惑星」には、冥王星のほかにセレス(火星と木星の間にある天体)、2003 UB313(2003年に発見された天体)が含まれる。さらに10個以上の天体が矮惑星候補として挙がっており、今後IAUによって新しい矮惑星が発表される可能性があるという。
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太陽系の一番外側の惑星として、1930年に発見されたこの星ですが、あまりに遠くて小さくて、天体望遠鏡を使ってもなかなか見ることができない惑星です。これまで、一体どれくらいの人が生の映像を見たのか判りません。(私もライブ映像は、先日のニュースステーションで初めて見ました)ということで、インターネットで写真を探したところこの写真が冥王星として紹介されていました。デジタル写真の大変粗い画像です。望遠鏡の画像ではこれが限界なのでしょう。この写真を見て、「冥王星の表面には東西南北の無数のスジがある」なんて言う人はいないと思いますが、、。
ちなみに、冥王星の存在を予言した天文学者パーシヴァル・ローウェルは、「火星には無数の運河がある」説を唱えていました。アメリカの天文学に貢献した彼を称えて、冥王星が発見された時に、彼のイニシャル(P.L)を使って冥王星(PLUTE)と命名されたそうです。
彼が生きていたら、この写真をどう見たでしょうか。
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