桜花賞は、レッツゴードンキが優勝しました。
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【桜花賞】5番人気レッツゴードンキ、重賞初制覇をG1で飾る!
◆第75回桜花賞・G1(12日・芝1600メートル、阪神競馬場、良)
好スタートから主導権を奪った5番人気のレッツゴードンキ(岩田)が、そのまま逃げ切り優勝。重賞初制覇をG1レースで飾った。2着は直線で追い込んだクルミナル(池添)、3着はコンテッサトゥーレ(ルメール)。断然の1番人気だったルージュバック(戸崎)は9着、2番人気のココロノアイ(横山典)は10着に終わった。
岩田康誠騎手「行く馬がいなかったのでハナに行った。スローで、前半の貯金が効いた。新馬戦の後なかなか勝てなかったが、ここで力を証明できた。まだまだ強くなる馬です」
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下馬評では、ルージュバックが人気でしたが、レースではレッツゴードンキの岩田騎手の好騎乗により、圧倒的な差をつけての優勝でした。
逃げ馬がいないためにスローペースになってしまい、有力馬同士が牽制し合ううちに、前に行った馬がそのまま行ってしまうというのは、重賞レースでは時々あるパターンです。特に能力実力が抜けている馬がいると、それをマークするライバルまで影響を受けてしまう。今回は、有力馬が断然人気のルージュバックを意識し過ぎたことにより、思い切りよく行ったドンキが展開を有利に進める結果となりました。岩田騎手の状況判断と思い切りの良さが勝利に繫がりました。彼にとっては快心のレースだったと思います。
2着のクルミナルも3着のコンテッサトゥーレもディープ産駒らしい末脚に賭けて上位人気馬を喰いました。こちらも展開を味方にした騎手の力が大きかったように思います。
逆にルージュバックは、やや中途半端なレースで、混戦の経験不足もあり位置取りも展開も向かなかったようです。能力を発揮するには、桜花賞の1600mではやや短かったかもしれません。オークスでのリベンジに期待したいです。
ちなみに馬券のほうは、堅いレースを睨んで人気上位5頭の三連複を買いましたが、こちらは見事にサクラ散りました。また、レース直前に、G1に強い外国人がもう一人いたこと(人気が無かったコンテッサトゥーレ)を思い出したのと、テレビに出演していた佐々木元投手がクルミナルが強いと言っていたので、半信半疑で1-7のワイドを買ったらこちらが当たりました。2日間も熟考して決めた10点買いの馬券が外れて、レース直前の3分間で思いつきの1点馬券が当たる。競馬には意外性があるから面白い。