キマグレ競馬・備忘録

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うなぎの祖先

2010年01月13日 | Science/Technology
豆知識になりそうです。
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ウナギの祖先は深海魚…東大海洋研
川、湖で育ち、外洋で産卵するニホンウナギなどウナギの仲間は、水深200~3000メートルに生息する深海魚から進化した可能性が高いことが、東京大学海洋研究所の塚本勝巳教授、西田睦教授らの研究でわかった。豊富な餌を求めて淡水域に進出したことが、ウナギ特有の回遊行動の起源と考えられるという。6日の英国王立協会バイオロジー・レターズ誌電子版に掲載される。
ウナギは成長後、最長で数千キロ・メートルも外洋を回遊し、深海で産卵するとされるが、なぜこうした行動をとるか謎だった。研究チームは、ウナギやウナギ近縁とされるカライワシなど魚類56種のミトコンドリアDNAの変異を分析、それをもとに共通の祖先からどう枝分かれして進化したかの軌跡を示す「系統樹」を作成した。その結果、外見が似ているアナゴやハモなどより、シギウナギやフクロウナギなどの深海魚と近縁なことが分かった。また、シギウナギとニホンウナギに共通する祖先の段階で、深海から淡水に成長の場を移す劇的な変化があったらしいことが分かった。ウナギの祖先が生息していた熱帯や亜熱帯では、海よりも淡水域のほうが餌が豊富だったと見られる。西田教授は「淡水域に成長の場を移し、産卵場所は祖先の時代から利用してきた安全な深海にする回遊行動は、異なる環境を最大限に利用するウナギの戦略といえるのではないか」と話している。
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数年前、「トリビアの泉」という番組で、「天然のウナギの産卵を目撃したり卵を見つけた人は誰もいない」というトリビアをやっていました。それによると、ニホンウナギの産卵場は、グアムやサイパンの近くの海域ということで、産卵場所は範囲が広いため場所を特定できないということでした。今回の研究結果が本当だとすれば、産卵を目撃するのはほとんど不可能でしょう。

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