シルクＨＣ2015年度第２回追加募集予定馬～68クライウィズジョイの14牡

出資を始めて３年目を迎えた素人が、自分のスタンスで書く個人的な見解。
あくまでも自分の出資検討のため。


◇◇◇
クライウィズジョイの14牡２
父ダイワメジャー
母父トニービン
※募集価格・預託予定厩舎等は４月中旬頃に決定

[追記]4/11
１口8.0万円／総額4000万円
関西・池江泰寿厩舎予定

配合の累代は、ダイワメジャー×トニービン×Always Run Lucky×Irish River×Northern Dancer。
クロスはNorthern Dancer4S×5D。

母17歳時の産駒。11番仔。

母は７戦未勝利、２着２回。
小倉芝1200mの新馬戦と、福島芝2000mの未勝利戦で２着。

半兄サトノノブレス(父ディープインパクト)は現役の６歳馬で、先日も中日新聞杯-GIIIを制したばかり。
他に日経新春杯-GII、小倉記念-GIIIを制し、菊花賞-GIで２着。ベストは芝2000m辺りだろう。

半兄ヒカルオオゾラ(父マンハッタンカフェ)もオープン馬で、エプソムＣ-GIII２着２回、関屋記念-GIII２着。
勝ち距離は芝1600m～1800mで、長めのマイラーの印象。

母の産駒は８頭がデビューして、中央で６頭が勝ち上がっている。
父ダイワメジャーの全兄弟はいない。

祖母からの分枝に、特筆すべき馬はいない。
４代母アンティックヴァリューは名牝ベガの母。比べると、３代母オールドスタッフの分枝は傍流。
ノルマンディーで産駒が募集される繁殖牝馬のトーセンフォーユーはオールドスタッフの分枝。


パーフェクト種牡馬辞典によると、父ダイワメジャーは「血統構成がよく似たDrone、Red God と好相性。母方はアメリカ血統がメインでヨーロッパ血統がサポートする、といった配合がスタンダード。」
そして、「トニービン以外のヨーロッパのスタミナ血統をメインに据えたような配合は一発の魅力がある反面、確実性は落ちる。」

トニービン以外となっているのは、母父トニービンで高松宮記念-GI勝ちのコパノリチャードが出ているからだろう。
と言っても、トニービンでも米血をちゃんと入れないと確実性が落ちるのではないか？

本馬は母父がトニービン。母母が米血主体。そこに欧州血脈のIrish Riverが入るから、母は欧州血脈の方が多い。
このバランスが、ダイワメジャー産駒としては不安。

また、母父トニービンだと完成が遅い可能性がある。
コパノリチャード以外の母父トニービンの牡馬は、勝ち上がりが遅かったはず。


母母父のAlways Run Lucky が弱い。穴になる。
血統研究家の笠雄二郎氏の言う「キズ」だ。
血統屋の望田潤氏は「謎のBold Ruler系」と評している。

母母父Always Run Lucky の母がHyperion血脈のAlibhai2×3で、力馬っぽさを伝えるのでパワー型になる。
父ディープのサトノノブレスでさえ、斬れが鈍い。

父がダイワメジャーに代わったら・・と思ったが、間違って面白いスプリンターが生まれるかもしれない。確率はかなり低いが。
つまり、母父トニービンが底力を、母母父Always Run Lucky がパワーを上手く伝えれば・・だ。
そんな上手い話は無いだろう。しかも追加募集だ。


父ダイワメジャーと相性の良い血脈としてDrone やそのニアリーな血(ナスキロ＋Tom Fool)が挙がるが、本馬の母はそれを持たない。
ただし、３代母オールドスタッフがナスキロラトロ血脈のRiverman とTom Foolを併せ持つことを書いておきたい(組み合わせにはなっていないかな)。

Pretty Polly血脈はトニービンが持つ。
Wild Riskは無い。母父トニービンで底力。
成功配合からズレている。


実は、父ダイワメジャー・３代母オールドスタッフの組み合わせからは、京成杯ＡＨ-GIII勝ちのエクセラントカーヴ牝が出ている。
こちらは母父A. P. Indyなのでしっかりナスキロ血脈を重ねた配合で、そこにTom Foolが入る。Pretty Polly血脈を持たないので完全な成功配合ではない。


◇◇◇
自分には、母父トニービンが悩ましい。
ダイワメジャーの成功配合ではない。
でも、上手く噛み合えば・・と思うところがある。

これは１口金額次第だな。後は馬体も。血統・配合だけでなく、全体的に考えてみたい。
確実に勝ち上がれると思えば。



[馬体画像]4/18

測尺(2016年４月中旬)
体　高：163.0cm
胸　囲：185.0cm
管　囲：20.5cm
馬体重：506kg