にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

毎晩

2007-06-29 01:56:55 | Weblog
この所夜になると目が痛むのです。
目と言っても上目蓋の裏側、右であったり左であったり。
急に痛くなって涙が溢れて目が真っ赤に。

いつかは車を運転中に痛くなって目が開けていられず危険な事もありまして気にはなっているんですが眼科に行ってはいないんです。
今日は本番中に急に痛みだしました。
まず前半のプログラムが終わったときに右目が、そしてマーラーが終わってしばらくしたら左目が。
ひとりでやたらと感動して目頭を押さえているおじさん、という風に見えたかもしれませんがこれは目の痛みが原因。
ほとんど夜の9時前後におこるのですがいったい何が原因なのか。

今日の本番はモーツァルトとマーラーの4番、オペラシティのホールにはちょうどのサイズの曲でした。
室内楽的な精度を要求される曲ばかりでしたがこのホールは適した空間を持っていますね。
サントリーは開放的すぎるしオーチャードは大きすぎる。
ここは適度にタイトな空間で雰囲気も落ち着いて、濁らない音量で演奏するのに本当に向いている。
何だか幸せな気持ちになれる演奏会だったような。

でも今日も色々な意味でスリリングだったのです、指揮者の描く音楽が時間の経過とともに変化し色を変え。
例を挙げるなら25晩の第2楽章はダイナミックを繰り返すたびに変えていたのです。
1回目は小さく2回目は大きく、またはその逆も。
しかも練習ではだいたいの辺りだけを付けておいて、あとは本番で指揮を見ていてくれと。
だいたいの所は予想もできますがよい意味で行き当たりばったり。
演奏していて楽しかった。

エッティンガーさんとの仕事はこれで終了です。
もう一つ演奏会があるのですが私は休みです。
明日からは現代音楽!
久しぶりです現代もの。

3連発

2007-06-28 02:06:30 | Weblog
昨日はお昼に思いっきり辛いインドカレーを食べました。
そして今日はお昼にチゲ、夜はトムヤムクンと世界でも指折りの辛い料理を。
これで四川料理が加われば文句なしなのでしょうが、明日にでも食べようかな。

私は辛い料理が大好きで時々無性に食べたくなる、それもとびっきり辛い食べ物が。
しかしこの2日間、どうしても我慢しきれず3連発です。
辛いものは体に良いと言いますが本当なんでしょうか。
あまり食べ過ぎると良くないのかもと思いますが。
でも疲れている時には食べたくなりますね。

これで全部が美味しかったら本当に嬉しかったのですが残念ながらチゲがもう一つ美味しくなくて。
豆腐チゲを食べたのです、でも何か違う。
辛みが足りない、それも圧倒的に。
そして何だか判らないいやな甘みが口に残るのです。
辛さと他の味の成分がバランス良く調理されていれば良かったんです。
でも味がバラバラ、甘みと野菜の味と肉の味と豆腐がそっぽを向いてしまって。
辛みはコチュジャンを大量に入れて増強、キムチもぶち込んで適度の酸味が加わりそれなりの味に。
でも甘さだけは混ざることなくガツンと存在し続けて消えることもなく。
何とも不思議なチゲでありました。

桜木町の駅近くに韓国人のオモニがやっている韓国料理店があったのです。
そこは本当に本場の味でした。
ところが急に店をたたんでしまいもう食べることが出来なくなったのです。
お店があった一帯が新しくビルを立て直すらしく今は更地に。
新しいビルにそのオモニがまたお店を開いてくれることを願っているのですが果たして?
今日はあのチゲを食べながら桜木町のオモニの作ってくれたチゲを懐かしく思い出していました。
またあのチゲが食べたい!

世の中には

2007-06-27 00:56:44 | Weblog
梅雨に入り花粉症も落ち着き薬をやめて4~5日経ちました。
薬の成分が体から抜けきる時、毎年ですがちょっと頭がクラクラとするのです。
その状態が終わると本当に普通の体に戻ります、それと同時に今まで押さえられていた臭覚が復活します。
薬を飲んでいる時にも匂いはちゃんと感じていましたが、薬が抜ける前は嗅覚が半分くらいしか働いていないみたい。
ですから今日は実に様々な香りや匂いが押し寄せてくると感じるのです。

朝家を出る時、ドアを開けた途端に押し寄せてきた庭の匂い。
様々な花の香り、雨を含んだ土のにおい。
霧雨の空気の匂い、濡れたアスファルトの匂い。
本当に沢山の匂いに押しつぶされそうに。

今日は仕事をしていて自分の弓から漂う松脂の匂いにむせそうになったほど。
でもこれが普通の感覚という物なんでしょう。
今までが無理に押さえられていたわけで不自然極まりない状態でした。
これから夏の間はこんな感じで匂いを存分に感じながらの生活。
でも嗅ぎたくなかった匂いまで強力に感じてしまうので痛し痒し。
世の中全部はうまく運ばないものですね。

今日からはTOC定期の練習です。
モーツァルトの交響曲第25番とコンサート・アリアを3曲。
それとマーラーの4番という軽やかな曲ばかりを集めたコンサート。
この前のオーチャード定期のゴージャスな音の構築とは全く違う世界。
通常よりも多めな弦楽器の人数でモーツァルトを演奏します。
少ない人数で頑張って弾くより大人数が余裕を持って美しい音で弾く方が好きだと指揮者のエッティンガーさん。
今はやりのピリオド奏法とはだいぶ違う音の手触りですが面白いですよ。

おじさんは頑張る

2007-06-26 01:51:26 | すぽおつ
今朝、正直にいえばお昼前にやっとの思いでベッドから這い出しました。
疲れの固まりのような体は重たく背中や肩は鉄板のように固まっている。
ここまで疲れたのも久しぶりだなあとも思いましたが午後になってダラダラとしていると気分も体も軽くなってきました。

夜からは今日1試合だけあった交流戦「ベイスターズ」対「マリーンズ」の試合をテレビで観戦。
今日は「ハマのおじさん」こと工藤投手が先発、開幕当初こそ調子が出ずに苦労していましたが今月になってからは調子も上向き。
今日も立ち上がりから絶好調、安心して試合が見ていられました。

44歳の投手がこれだけ元気な投球をしているんです、私も立派な「ハマのおじさん」ですから負けてられません。
明日からの定期はモーツァルトとマーラー、元気にいきますよ。



本番ならでは

2007-06-25 00:06:54 | オーケストラ
今日のオーチャード定期は満員の客席からの盛大な拍手で目出たく終了。
このホールは拍手の音が聞こえにくく、拍子抜けに感じることもあるのですが今日の拍手はもの凄かった。
この梅雨空の日にご来場いただいた皆様に感謝です。

指揮者のエッティンガーさんはまだ若い、勢いがあります。
でもただ力に頼るだけではありません。
柔らかさと臨機応変さを兼ね備えています。
今日の本番、特に「巨人」では臨機応変に変化する彼の心そのままに音楽が縦横に自由に動いていました。
でも最終楽章も終わりに近づくにつれ彼のイマジネーションはどんどん膨らんで、ついにはこちらが対応出来る限界を超えそうになる場面も何回か。
スリリングと言えばスリリング、でもこれも本番ならではの音楽です。
練習やゲネプロまでとは全然違うテンポだったりもするのですが我々も何とか食らいついて最後までたどり着きました。

しかし反射神経と瞬時の判断力を駆使してそれを自分の楽器で表現しつつオケ全体でのアンサンブルも保つ。
不思議ですがやはり何らかのテレパシーみたいな物が存在する、そんな事をオケで演奏していると実感する時が。
今日もそんな不思議な感覚を覚えつつの演奏会でした。
本番でしか感じることはできないのですが、それだからこそ本番の演奏はリハーサルよりも数段大きくなるのだと思います。

しかし疲れました。
明日は休みです、のんびりします。

元気

2007-06-24 01:28:36 | オーケストラ
明日の本番では1曲目がワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」から「前奏曲と愛の死」です。
指揮者のエッティンガーさんは若くて元気が溢れ出ている人物、その体から発せられる元気で陽気なエネルギーのせいかどちらかと言えば健康的なトリスタン。
やるせなく病的な雰囲気を醸し出すことも多いこの曲の演奏ですが、今回はゴージャスな音を楽しんでいただこうという方向かも。
ダイナミックで力強い音楽です、荒々しいトリスタン。
それも有りかも、コンサートですから。

2曲目がマーラーの「さすらう若人の歌」です、そしてメインが「巨人」
ご存知のように「巨人」は「さすらう・・」と密接な関係で結ばれた曲。
同じ演奏会で演奏するのは初めてですがさすがに面白い。
以前に「角笛」をやった時も感じましたがマーラーは本当に歌を書くのが上手い。
そしてそれをまたオーケストラの曲に仕上げるのも見事。
本当に恐ろしい才能だと感じながら、明日は演奏します。

エッティンガーさんの元気とは裏腹に私はバテバテ、今日の暑さもありますがハードなスケジュールのしわ寄せが来ています。
今日は帰宅途中でもう歩くのがつらくて、疲れもピークですが明日を乗り越えればあとは何とかなるのではないかと。
家に帰り「のの」と遊んでいたら疲れも忘れてしまいましたので大丈夫でしょう。

来月にはチョンさんシリーズが待ち受けています。
イドメネオとベートーベン交響曲全曲演奏という超難関。
何とか体力が保ってくれればとそれだけを。

夜行性はつらい

2007-06-23 02:42:38 | Weblog
ハムスターは夜行性なので起きだして食事をして身だしなみを整えてと、つまり活動を始める時間帯が夜中近くから。
調子が出てきて遊びたがるまでに更に時間がかかります。
普段の日はだいたい11時頃から調子が出てきて午前0時になったくらいが絶好調。
ケージをよじ登り外に出ようとそれはまあ積極的、手を出せばすぐに飛び乗ってきて走り回っています。

今日は仕事の関係でえさをあげる時間が遅くなってしまったのです。
そのせいか全然元気が出ない様子、やっと活動的になったのが午前1時くらい。
ひとしきり遊んであげて気がつけばもう2時すぎ、私も夜には強い方ですがちょっとこの時間はつらいかな。
もう少し良い子の時間帯だとうれしいなあ。

今日からはピットではなくステージの仕事。
日曜日に本番のオーチャード定期の練習を三軒茶屋の人見記念講堂で。
ステージのい上は明るくて広くて気持ちが良いですね。
ピットの中の空間も独特で良いのですが何せ狭い!
やはり体を自由に動かせるのが良いのです、隣の人の邪魔にならないように気を付ける必要がないのはうれしい。
それとピットとの一番の違いはフォルテを思い切り出せること、声を消さないように色々と微調整したフォルテではなくこれでもかと大きな音が出せるのが嬉しかったりもするんです。
まあそれも最初の内だけだったり、ステージにはステージの難しさも潜んでいます。
練習を進めるうちにそこに気が付いて「あれま」となるのもいつもの事。
ですが今日は開放感が勝ってしまいました。
でもマーラーやワーグナーですからガツンといかないとね。

終わり

2007-06-22 01:19:39 | オーケストラ
ファルスタッフも目出度く千秋楽を迎え、そして私の一連のピット生活もひとまず終了。
同時に新国立劇場の監督「ノヴォラツスキー」さんの任期も満了です。
今日もカーテンコールに登場したノヴォさん、我々もラデツキー行進曲を演奏して舞台に呼び出しました。
今日も表情が硬かった、ピットから差し出された一輪のバラの花にも気がつかない程に。
緊張していたのかそれとも胸に去来する思いを噛み締めていたのでしょうか。

歴代の監督の中でもキャリアは異色、でもリハーサルにも積極的に顔を出してキャストとコミュニケーションを計っていました。
最初の歌合わせやリハーサルには必ず現れてキャストの紹介や指揮者の紹介は全部ご自身でなさっていたのです。
劇場の現場に入って自分で動かしていく感じでした。

去年に東フィルを定年退職したコントラバスのTさんのセレモニーがドン・カルロの楽日に新国であったのですが、その時もわざわざこちらに来てくださって退職されるTさんを送り出してくれたのです。
オペラの現場を知り尽くしていたノヴォさんはオケにとっても良き理解者だったようです。
何をすべきか全部わかっていて、しかし日本の劇場ではやりたいことが全てはやり遂げられなかった。
達成感と挫折感とが合わさった複雑な心境であったのではないかと。
それが舞台での表情に出ていたのではと推察しています。

ラデツキー行進曲でノヴォさんを呼び出したのには理由が。
ノヴォラツスキーさんのひいお祖父さんは何とラデツキー将軍と同じ部隊に所属していたのだそうです。
さすがはウィーン、どこかで繋がっているんですね。

経験

2007-06-21 01:34:23 | オーケストラ
ばらの騎士の最終日、平日昼間の公演ですが客席は満員。
皆さん熱心ですね、その熱い反応にも驚かされました。

このオペラは滅多に日本では上演されません、今年は何故か当たり年のようで一部では「バラ戦争」などとも言われているようです。
その第一弾が我々、この後はドレスデンとチューリッヒでしたか?
ファンにはたまらないでしょうね。

今回はキャストも粒ぞろいでしたが何と言っても指揮のシュナイダーさんの力が大きかった。
経験豊富なキャリアを生かしてオケや歌手を自在に動かしてくれました。
曲の隅々まで知り尽くしつつ、どうすればベストな演奏に出来るかも心得ていて。
我々も安心して音楽を任せることが出来ました。
今年はバイロイトで「トリスタン」を振るとも聞きました、やはりキャリアは伊達ではないですね。
必要最小限の動きで全てを表現してくれます、優しい笑顔で空間もほんわりと作ってくれるし。
こんな素晴らしい指揮者のもとでシュトラウスの美しい音楽を演奏できたのは得難い経験となりました。
演奏家の貴重な財産です。

今日はカーテンコールで監督のノヴォラツスキーさんも登場、拍手と歓声を受けていました。
でも表情が硬かった、何だか怒っているみたいな怖い表情。
いつものノヴォさんとはまるで違う顔でした。
それとも何かこらえていたのかもしれません。
明日が本当の最後、果たして?

事件

2007-06-20 01:16:15 | Weblog
今日は渋谷で大きな爆発事故がありました。
もう一組の東フィルは今日オーチャードで本番だったのです。
ゲネプロが始まってしばらくした時にいきなり舞台が揺れてみな驚いていたところ、スタッフが外が煙で真っ白になっていると知らせてくれたそうです。
今日爆発があったスパはオーチャードのすぐそば、1ブロック先のところに有ります。
爆発の衝撃は凄まじかったようですね、それから渋谷の町は大騒ぎで大変な事になったのはご承知の通り。
よく知っている場所での事件でしたから本当に驚きました。

今日のファルスタッフは午後7時開演、私が初台に着いたのは5時頃でしたが上空を何機ものヘリコプターが旋回していてうるさいのなんの。
事件のあった松濤は初台からも近いので(同じ渋谷区です)ヘリがすぐそこを飛んでいるのでした。
しかし温泉を汲み上げるのも危険な事なんですね、天然ガスを分離しなければいけないとか。
住宅街のど真ん中でしたから本当に危険と隣り合わせ、恐ろしいことです。
東京などの大都市には今たくさんのスパがありますが考えてみると怖いですね、近隣の住民の皆さんは心配しているのではないでしょうか。


さて今日からは最後の3連戦、「ファルスタッフ」「ばら」「ファルスタッフ」という組み合わせ。
明日からは平日のデイゲーム、明日は「ばらの騎士」の最終日であさっては「ファルスタッフ」も最終日。
特にあさっての「ファルスタッフ」は新国の監督である「ノヴォラツスキー」さんが最後に手掛ける公演となります。
就任当初は色々と攻撃されたりと苦難の連続であったと思いますがここへきて旧来の日本のオペラ公演から脱却して一つの基準を示せるようになったと思います。
スター歌手好きやイタリアオペラのファンには不評だったかもしれません、でもある意味監督の顔が見える世界に通じるコンセプトを持った歌劇場になったのかもしれません。
秋からは新監督の下でシーズンが始まりますがあれもこれもではなく、きちんと筋の通った公演をやってほしいものです。

デイゲームと

2007-06-18 01:28:35 | F1
週末3連戦も無事に終了しました。
しかしこの週末はF1もアメリカグランプリ、こちらがまた深夜のレース。
夕べの予選も今夜の決勝も午前2時がスタート。
昼間の本番と深夜のレースとの2本立てはちょっと厳しいのですが、でも見てしまうんです。
先週のカナダのレースがあまりに素晴らしく、また面白く。
今週はあのインディアナポリスが舞台ですから尚更楽しい。
つい先月にインディ500が行われたばかりで今月はF1、モータースポーツの聖地ですから見ているだけでも楽しくなってしまいます。
バンクを駆け抜けるマシンの姿はいいです、インディのマシンでもF1のマシンでも。

先週のカナダで大活躍だった琢磨君ですが今週は苦戦ですね。
予選も遅かった、ストレートのスピードが足りない。
ちょっとしたミスもあったようですがそれでも18位では、レースでの追い上げに期待したいところですが果たしてどうなるか。
2週連続の奇跡はおこるのか?
しっかりと生放送で確認します!

今日はばらの騎士でしたが宮様もご覧になられて一層盛り上がってきました。
回を追う毎にお客様の拍手と熱狂が増していきます。
水曜日には千秋楽となるのですがはたしてどこまで盛り上がるのか楽しみです。
そうそう最終日もデイゲームでした。

週末3連戦

2007-06-17 00:27:58 | オーケストラ
プロ野球は交流戦のさなかで週末は4連戦となっています。
我々はこの週末は「ばら」「ファルスタッフ」「ばら」の3連戦です。
金曜日の「ばら」がナイトゲーム、土日の2連戦はデイゲーム。
やはりナイトゲームの翌日のデイゲームはしんどいですね。
昨日はカーテンコールが大いに盛り上がって、おかげでご機嫌で家路に付きましたが帰ってみれば日付の代わる直前です。
そして今日が午後2時開演、朝起きるのが辛かった。

昨日もなかなかの盛り上がりでしたが今日の「ファルスタッッフ」も良かったですね。
オケも程よく力が抜けてこのオペラを楽しみつつの演奏、歌手陣もさらに調子が出てきて舞台も軽やかに踊っているようです。
いやいや楽しくなってきました。
客席の反応も良いですね、笑い声もさらに大きくなりました。

今日は電車で初台へと思い家を出たら京浜急行が事故でストップ。
一足先に家を出てオーチャードで向かっていたカミさんが駅からの電話で知らせてくれたのです。
急いで家へ戻り車を出してカミさんを拾いつつ渋谷から初台へと向かいまして無事に着くことができました。
それにしてもこの頃事故が多いですね。
毎日どこかの鉄道が遅れたり止まったり、仕事へ行くのにも気が気ではありませんね。

待ちに待った

2007-06-15 02:13:38 | Weblog
梅雨に入りました、ほとんどの皆さんには憂鬱な時期に感じられる事でしょう。
しかし私はこの日を心待ちにしておりました。
何度も書いた事ですがこれでやっと花粉症からの解放となるのです。

空気が夏の湿ったものに入れ替わり、湿度がぐんと上昇すると途端に症状が消えて行く。
とはいえ完全に治まる訳ではないのです、クーラーによる乾燥や空気の汚れ、または他の雑草の花粉など。
一時的に症状が出ることもあるのですがひとまずは季節が代わって症状も消えるのです。

もっともこれからは楽器にとってはきつい時期に差し掛かります。
日本の夏は弦楽器には大敵、特に今年はラニーニャ現象とかで酷暑が予想されるとか。
ここ何年か毎年のように楽器のトラブルが出ていますので注意しなければと思っています。
私の楽器もあと3年で300歳という古いもの、今までどんな人たちの手を経て来たのか知りたいもの。
楽器が喋れるのならぜひ聞きたいとも思いますがフランス生まれだからフランス語かな?
イギリスのヒルという有名な楽器商のカタログにこの楽器が記載されているそうです、指板にはそのカタログの記載番号が刻印されています。
そこで調べてもらうとある程度解るかもしれません。
一度きちんと知りたいものです。

深くは考えず

2007-06-14 01:27:24 | オーケストラ
ファルスタッフ初日はご機嫌な空間を作り出して終わりました。
昨日のばらの騎士にしてもあまり深く悩まずに聞ける作品です、音楽を心行くまで楽しみ歌を純粋に楽しむ。
そんなスタンスで楽しめる作品ですが今日のファルスタッフは更に力を抜いて楽しめる作品です。
ヴェルディも力を抜いてサラっと書いたような作品ですね、枯淡とでも言うか達観とでも言える雰囲気を持っています。
でも舞台上は人間臭くて愛嬌のある人物たちの大騒動。
うまいバランスですよねえ、いいなあこの音楽。

今日のピットはリラックスしていてとっても良い感じで、良い意味で力の抜けた演奏。
演奏していてなんだか面白くて楽しくて。
練習までとは全く雰囲気が違って本当にいいんです。
お客さんの素直な反応も手伝って良い空間でした。
笑い声が聞こえるというのはやはりいいですよね。
喜劇をやっているのに笑い声が聞こえないのではね、やはりこうでなくちゃいけません。

今日はちょっとした事件がありました。
2幕の途中くらいでしたか、指揮者のエッティンガーさんの左手中指が突如血まみれになったのです。
どうやら右手に持った指揮棒で中指を思い切り刺してしまったらしく流血しながらの指揮。
熱血指揮者のエッティンガーさんですがここまでのアクシデントは珍しいですね。
真ん前にいたチェロのトップサイドのK君が見かねてハンカチを渡して、それからは左手にハンカチを握ったままでの指揮となりました。
先日は別のオケでも指揮者が自分の指を刺してしまう事件があったそうですが気をつけないと指揮者も大変ですね。

夜行性

2007-06-13 02:17:26 | Weblog
ばらの騎士の開演が午後6時、終演は午後10時20分。
それから着替えて家に帰ってくればもう12時に近い時間。
心と体が本番の興奮から抜け出して眠れる状態に戻るまでには更に時間がかかります。
私もハムスターと同じように立派な夜行性の動物ですね。

この仕事をしているとどうしても生活が夜型になってしまいます。
オケの中には朝型のメンバーも居てきちんと早く寝て早く目覚める人もいるんですけど、私はどうも朝が駄目なんです。
学生時代からそんな感じでしたね、高校生の時分はラジオの深夜放送を毎日聞いていましたし。
大学生の時はSF小説を読みあさっていました、そうそう「指輪物語」もその頃に読んだっけ。
まあそんな生活を送っていましたからオケに入って更に夜型に拍車がかかったのです。

ちょうどハムスターも飼い始めたので時間帯が合って良いかもしれません。
今日も家に帰ってきた頃がハムスターも絶好調な時間。
帰るなりひとしきり遊びまくってお互いに満足です。
本当に良い遊び相手が出来てうれしくなりますね。

さて明日はファルスタッフの初日、練習の日数が少なかったのが気がかりではありますが何とかなるでしょう。
でもちょっと疲れました、こうピットが続くと体のあちこちに痛みが出てきます。
今度の休みこそ整体かな。