にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

良い汗を

2006-06-29 23:50:32 | オーケストラ
昨日はサントリーで今日はオペラシティ。
協奏曲とメインが同じプロで2日連続の定期演奏会。
昨日の1曲目はプロコフィエフの「3つのオレンジへの恋」の組曲。
これがくせ者、私はプロコフィエフの曲が好きなのですが好きと弾くのとは別の問題。
何しろテンポが早い、そして強烈に細かい音符の嵐。
大勢の人間で演奏するという事など念頭に無いかのような作り方の曲ばかり。
いやはやどうしましょう、といった諦めも漂うようなそんな本番でした。

かわって今日の1曲目はグリーグの「ペールギュント第1組曲」
先月の定期で第2組曲をやりましたが今年はイプセンの記念の年だそうですね。
原作者のイプセンに敬意を表しての連続演奏、二つの組曲を両方やってみるとこれがなかなか面白い。
普段は聞き流してしまう事も多い「朝」などもきちんと演奏するとこれがまた素敵な曲、「オーゼの死」もまた深い深い音の世界。
透明な空気の冷たさ、肌触りまでも感じさせてくれる曲ばかり。

そしてメインの「展覧会の絵」ですが指揮者のクリスチャン・ヤルヴィさんが自在に音楽を動かして楽しそうに振っていましたねえ。
最初のうちはとてもクールな人かとも思っていたのですが日々を重ねるうちに垣根も無くなったようで表情も色々と、そして生き生きと音楽を作ってくれるようになりました。
今日など指揮者の遊びにオケが敏感に反応しつつ自由に音楽をして、弾いていて楽しかったですよ。
頭を空っぽにして、気持ち良く汗をかいた一日。
運動会で思いっきり楽しんだような、そんな爽快感に溢れた本番でした。

さてこれまで2週間以上休みなく仕事をしてきましたが明日からは4連休。
やっと巡ってきたお休みです、来月は暇が多いのでちょっと早めの夏休みも。
一息つきます。

足もと

2006-06-28 01:05:10 | すぽおつ
ワールドカップもトーナメントになり1回戦も残りわずか。
今はその残りのうちのブラジル対ガーナの試合中。

今まで敢えてワールドカップについては書かずにいたんですが昨日のイタリア対オーストラリアの試合といい今のブラジル戦といいやっぱり凄いなと、さすがはワールドカップです。
日本はなす術無くリーグで敗退でしたが、トーナメントに残ったチームはやはりどこも強さを感じさせてくれます。
強さと上手さ、残念ながらそのどちらも日本代表には見ることが出来なかった。

ブラジルとガーナの試合を見ていて思うのですが、彼等のボールの扱いが柔らかくて見事ですね。
足下にピタっとボールが吸い付くように納まってトラップをしているというより足でボールを優しく掴む感じかな。
パスとトラップを見ているだけでも楽しくなります。
しかしブラジルは強いなあ、玉田君はよくゴールをもぎ取りましたね。
日本が輝いたのはあの一瞬だけでしたが。

今回は強い所が順当に残ってきたワールドカップです。
番狂わせがほとんど起きなかった大会ですね。
それだけ残っているチームの力は見事、試合も白熱するわけです。
仕事が無ければ全部見るんだけどなあ。

電子チェロ?

2006-06-26 23:42:41 | オーケストラ
今日からは次の定期の練習です、引き続きで休みなしなのでいささか今日はバテバテ。
正直言って定期演奏会がこう続くのはシンドイです、もう少し良いコンディションで定期には取り組みたいな。

とは言え今回はトゥール作曲の「電子チェロのための協奏曲」という曲が見物です。
今日から早速ソロのゲリンガスさんも来て練習しました。
電子チェロといってもこれは市販されているYMH製のサイレントチェロの事、これに様々なエフェクターをつなぎアンプで増幅して演奏します。
しかし流石は名手ゲリンガス、とてつもない音をこのシステムから出してしまうのです。
何をどうやってもきちんと音楽を作り上げてしまうのです、道具を問わず、いやどんな道具も完璧に自分のものにしてしまう。
やっぱり凄いですね。

明日も同じリハーサルです、疲れが抜けないままですので大丈夫かな。
体もきついのですが頭が疲れてます、動いてくれない、反応が悪くなってます。
悪い頭がますます・・・、どうしましょ。

火の鳥

2006-06-25 23:56:00 | オーケストラ
今日のオーチャード定期のメインは「火の鳥」の原典版。
バレエ上演の為の音楽をそのままやったわけです。
編成も後の組曲版に比べるとはるかに巨大、特殊な楽器も入るしバンダ(舞台裏のオケ)もある。
全曲通すと約50分にもなろうかと言う大曲です。

曲自体の魅力もたっぷり、そして何より若きストラヴィンスキーの才能が弾けて煌めいています。
でももっとこの曲の真の魅力を知る為にはやはりバレエとして見ないといけないのかもしれない。
音楽だけ聴いていても素晴らしいのですがこれにバレエが加われば音楽に対する理解も深まると思います。

学生時代にプロコフィエフの「ロメオとジュリエット」をやった時にはこの曲の本当の魅力が解らずつまらない思いをした事がありました。
でも東フィルに入りバレエとして公演して初めてこの曲の魅力が理解出来たんです。
火の鳥は説明不要の名曲ではありますが、やはり全曲版ともなれば場面場面の光景が解るともっと面白く聴けるはず。
今日弾きながらそんな事を考えていました。
やはり一度見てみないとなあ。

春の祭典とペトルーシュカはバレエでやりました。
成る程と思うことばかり、音楽と舞踏が一緒になって初めて真の姿になるんですね。

今日の定期、ちょっとお客さんの入りが芳しくなかったのが残念。
でもその中にパパ・ヤルヴィの姿がありました。
久しぶりにパパを見ましたがやはり大きくて貫禄十分。
パパ・ヤルヴィとは昔ですが一度演奏会をやったことがありました。
もう一度お願いできないかな。
それとお兄さんのパーヴォ・ヤルヴィさんともやってみたいですねえ。

アダージョ

2006-06-25 01:25:57 | オーケストラ
明日の定期の1曲目はバーバーのアダージョ。
好きなんですこの曲、子供の頃からレコードを聴きいつかやってみたいと思っていました。
学生時代に遊びでやったりもしたのですがあまりにテンポが取り辛くていつも玉砕。
東フィルに入ってやっときちんと演奏できるようになって満足していました。

ヤルヴィさん、自由にテンポを伸び縮みさせて演奏します。
響きが重なりぶつかり、音が一つの宇宙を描く事を楽しむかのように。
本来のテンポよりもずっと遅くなっています、ゆっくりと動作をする太極拳をスローモーションで見ているかのよう。
演奏する側としては異常に集中力を要求されて大変なんですが、でもそこが腕の見せ所でしょうか。
演奏中は呼吸もゆっくりとなります、ゆっくりと吸って止めて。
そして音楽に合わせて優しく吐いていくのです。
神経が凛と張りつめつつ、たゆたうような音の浮遊間。
そんな不思議な世界が表現出来たらと思っています。

この曲はもともと弦楽四重奏曲の中間部だったものを取り出して合奏用に音を複雑に足して独立させたもの。
クァルテット版はもっとシンプルで渋い感じです。
こちらもいつか演奏してみたいもの。

ラプソディー

2006-06-24 00:00:16 | オーケストラ
今日も世田谷区の小学生の為のコンサートを2回やってから定期の練習。
いささかオーバーワークです、きつい。
さすがにこんな風に仕事が入ってしまうとサッカーを4時に起きて観るという訳にはいきません。
7時に起きてニュースを見て結果を知りました。

さて音楽教室のプログラムの最後を飾るのは外山雄三作曲「ラプソディー」。
曲の解説は不要でしょう、今回演奏しているのは作曲者自身が21世紀に入ってから改訂したバージョンです。
もともとは演奏時間が20分以上もあったこの曲、改定前までは初演の時にカットしたバージョンをそのまま楽譜にしたものを演奏していました。
改定されたバージョン、基本的にはカット版と同じなのですが途中で何か所か長くなっている所があります。
追分に入る前に1小節、最後のクライマックスに2小節といった具合で長くなっているんです。
特に最後の延ばしが2小節から4小節へと延長されて管楽器のみなさんは大変だそうです。

初演の時に大胆なカットを行ったのは先日亡くなられた岩城さん。
去年のことですがこのラプソディーを岩城さんの指揮で演奏した時の事。
「あの時はズタズタにカットしてしまってすまない事をしてしまった。でも短くした事でこの曲は演奏される機会がぐんと増えた事も事実。
いつかこの曲のオリジナルの姿を演奏してみたい、楽譜が無いので今調べてもらっている。」
そうおっしゃっていた岩城さんですがそれも叶わぬ事となってしまいました。

今年に入ってからこのラプソディーを演奏する回数が増えて来ているようにも感じます。
不思議な魅力に溢れたこの曲、原曲を弾いてみたいものです。

今日も長かった

2006-06-23 00:16:17 | オーケストラ
今日はまず午前と午後に世田谷区の小学生の為のコンサートでした。
小学生たち、めっちゃくちゃに元気が良くて素直で。
よく聞いてくれるし一緒に歌って手拍子ともう楽しさを体いっぱいで表現してくれて。
こちらも楽しい楽しい、こういう音楽教室なら毎日やってもいいなと思ってしまったほどの楽しさ。
日頃の取り組み方もきっとすばらしいのでしょうね。
何でも一生懸命という姿が素晴らしかった。

そして夕方からは場所をオペラシティに移して定期の練習。
火の鳥全曲版です、これをやるのは初めてですね。
いつも演奏するのは組曲版、全体の半分くらいの長さ。
なのでいくら弾いても終わらない。
知らない音楽がいっぱい有る!
よく知っている箇所も音が違う、リズムも違う。
油断がなりません、指が組曲版を覚えてしまってますのでどうしても違う音に行ってしまうのです。
そこら中に落とし穴がボコボコと開いているような危険な曲です。
でも面白い。
指揮はクリスチャン・ヤルヴィさん。
ネーメ・ヤルヴィさんの息子さん、そしてパーヴォ・ヤルヴィさんの弟。
ヤルヴィ一家のやんちゃ坊主とでもいうキャラかな。
ヤルヴィ一家は今月はみんな揃って日本に来ています。
あちこちのオケを3人がそれぞれ振っています。
聞き比べると面白いだろうなあ。


さて今日の音楽教室は三軒茶屋の人見記念講堂であったのですが東横線の車両故障の影響で田園都市線もダイヤが乱れて大変。
朝一でいきなりの本番でしたから一体どうなるかと気を揉み続けでした。
止まった電車に缶詰になるメンバーが続出、みんなホールに青息吐息で辿り着きヤレヤレと汗を拭いていたのです。
結局バイオリンの女性が一人時間までに着くことが出来ませんでした。
朝からの音楽教室がある度に電車が乱れてます。
考えてみたら毎週木曜日に起こっているんですねえ。
巡り合わせが悪いのかな?

本番もいろいろ

2006-06-21 23:42:45 | オーケストラ
昨日は渋谷のオーチャードホールで、今日は千葉市のぱるるプラザで。
2日続けての演奏会でしたが内容は180度違うもの。
昨日はクラシックもポピュラーもなんでもあれもこれもやりますよ、という賑やかな本番。
長時間にわたり楽しいおしゃべりも交えながら多彩なゲストを迎えて、楽しい演奏会でした。
ゲストといえば介助犬の「レイ」ちゃんも登場して介助の実演も見せてくれました。
冷蔵庫を開けて飲み物を取ってくるデモンストレーション。
東フィルのバイオリンの女性の命令で動いていたんですよ、可愛かったし健気で。
それに手入れの行き届いた毛並みの美しいこと、聞けば今NHKのドラマにも出演中だとか。
また犬と暮らしたいなと思ってしまいました。

さて代わって今日はモーツァルトとブラームス。
前半は「フィガロ」の序曲と「ピアノ協奏曲」の21番。
こちらは弦楽器の人数が減りましたので私はお休み。
という事で弾いたのは後半のブラームスの「バイオリン協奏曲」だけ。
昨日とは打って変わって渋いプロ、そして体にも優しい本番でした。
たまには1曲だけの演奏会もいいなあ、と思わずうれしくなってしまった今日の本番でした。

千葉での本番の時にいつも行く韓国料理のお店。
本場の味でいつも満足させてくれるのです、今日もゲネプロが終わってから夕食を食べに行きました。
今日はキムチ・チゲを食べたのですがこれがまたとびっきり辛くておいしい!
汗がドドっと吹き出してきましたが暑い季節にはこんな汗も気持ちがいいもの。
幸せを感じた瞬間でした。
ああ、また韓国に行きたくなってきた!

長い一日

2006-06-20 00:07:25 | オーケストラ
今日は練習が二つ、午前中には世田谷区の子供達のコンサートの、午後には明日のコンサートの練習を。
それぞれ練習にかかった時間は短かったのですが間がずいぶんと開いてしまいやたらと待ち時間が長くなってしまいました。
そして練習後には組合関係の会議があったのです。
我々はTOCで練習、もう一組の東フィルは新国でバレエの練習。
本来なら終了時間は同じ頃の予定でしたがこちらが予想外に早く終了したために新国組の終了を待っていたためにまたまた長い待ち時間。
都合5時間ほど暇を持て余した一日となりました。
楽器を弾いていた時間よりずっと長かった、待ちくたびれた一日でした。

明日は久しぶりにオーチャードホールです、内容はそれこそごった煮といった感じ。
クラシックありポップスあり、クラシックもバロックからチャイコフスキーまであれもこれも。
ちょっと手を広げ過ぎかとも思いますがでも出演者を見ればこれも納得。
ポップス関係の編曲は前田憲男さん、大ベテラン、大御所です。
さすがの編曲です、やっていて楽しさが湧き出てくるような素晴らしいアレンジ。
長年御付き合いしてきて様々な音楽をやってきましたがまだまだトップを走り続けてますね。

しかし今日はいったい何曲練習したんだろう。
数えきれない程です、昨日の本番の疲れも残っていましたのでちょっとつらい練習でした。
今日の長い待ち時間、実はウトウトと居眠りを。
ちょっと回復したかな。

悲愴

2006-06-19 00:28:27 | オーケストラ
今日は文京シビックホールでの演奏会、メインはチャイコフスキーの悲愴。
私が若い頃の東フィルはいつもこの曲をやっていました。
その頃の指揮者だった尾高さんがこの曲を得意としていた事もあって年に何回も演奏していました。
だから曲の隅から隅まで頭の中に入っている。
音符のひとつひとつ見える感じがしたものです。
その頃はこの曲が好きでした、でもここに書かれた音の意味は判っていなかった。
その頃は生意気にも判ったつもりになっていたのです。

この頃この曲を演奏する度に1楽章と4楽章で語られる作曲者の人生が実に切実に胸に迫ってくるのです。
自分も年齢を重ねてチャイコフスキーが亡くなった歳に近付きつつあります。
特に4楽章全体を覆うどうしようもない重さがずっしりと被いかぶさってくるのです。
今日も演奏していて苦しくて悲しくて。
人生も後半、今自分が感じている焦りや悲しさや恐れが全てこの楽章に在る。
演奏する事がつらかった。

最後のコントラバスの音が消えて曲が終わっても何だか胸につかえる物があって、とても演奏会の終了した達成感や充実感を感じることは出来ませんでした。
タイミングの悪い、そして押し付けがましい拍手も手伝って後味が悪かった。
この曲は演奏する側も聴く側にも難しい曲なんですね。
今日はしみじみとそんな思いを噛み締めていました。
ひどく疲れた一日でした。

ふたたびアキバへ

2006-06-17 23:52:30 | Weblog
今日は仕事も早く終わりちょっと買い物を、という事でふたたび秋葉原へ。
ちょうど10日前にも秋葉原に行ったのです、今日は土曜日という事もあって人出も凄い。
目的の買い物はすぐに済んで、あとはブラブラと小さなお店や巨大なショップと回ってきたのです。
しかし今の秋葉原はアニメとゲームに埋め尽くされ昔ながらの電気街の面影はもうありません。
昔からある真空管アンプや手作りスピーカーを扱うオーディオショップがどんどん消えてしまって寂しい限り。

カミさんがよく行っていたお店は有ることは有ったのですがスペースがもの凄く狭くなっていて見つけるのに苦労したほど。
昔はビルのフロアー半分で悠々と商売をしていたのに今は片隅にこじんまりと押し込められて。
残りのスペースは全てフィギュアを扱うお店になっていました。
なんだか雰囲気も違ってワサワサとしていて落ち着いてオーディオを眺めるなんて感じではなくなりました。
時代の流れですかねえ、悲しいです。

でも町を丹念に見てみればまだまだ珍しくて秋葉原らしいお店もありました。
マイクとヘッドフォーンの専門店は面白かったなあ。

最後にヨドバシ・アキバへ行ってその大きさに圧倒されて帰ってきました。
でかい!

訃報続く

2006-06-15 23:37:23 | オーケストラ
指揮者の佐藤功太郎さんの訃報が飛び込んで来ました。
4日前に危篤であるとは聞いていたのですが、岩城さんに続いて貴重な指揮者を失うことになってしまいました。
ここしばらくは闘病生活で指揮活動からは遠ざかっていらしたようです。
しかしまだ62歳、指揮者としてはこれからが一番素晴らしい時期を迎えるはずの年齢です。
若すぎます、早すぎます。

高校生の頃によく日本テレビの公開録画に行きました。
読売日本交響楽団の番組の録画でしたがそこでよく佐藤さんの指揮で演奏を聞いていました。
東フィルに入ってからも結構色々な仕事をご一緒させて頂きました。
何ともフワッとした独特のお人柄、プロオケを振るときはいつも笑顔を絶やさず。
でも時折みせる厳しさにはっとさせられる事もありました。
聞けば芸大の学生さん達を教えている時はとても厳しい先生だったそうです。


寂しいですね、言葉に詰まってしまいます。

夏の空気

2006-06-14 23:45:51 | Weblog
しっかりと梅雨に入っていて天気が良いようでもなんとなく雨がパラパラと降っている状態。
今日も昼間は日も差して明るい空だったけど夕べのうちに小雨が降ったようで車はまだらに汚れていました。
今も時折雨が降っては止んでと繰り返しているよう。

風邪をひいてからというもの体の調子がなかなか戻らず不調が続いていたけれど、ここに来てやっと普通の状態に戻れたようです。
毎年の事だけれど梅雨に入ると私は花粉症から解放される、今年もやっと不快な症状から抜け出す事が出来ました。
鼻の調子も良い、目のかゆみも引いた。
これから夏の間は普通に過ごすことが出来るのだ。
湿気が多くて不快に感じる人もいるだろうが私にとってこの湿った夏の空気は救いの神みたいなもの、この空気が来るのをどれだけ待った事か!

これからは冷房で乾燥し過ぎた空気に注意しないといけないのです。
湿度が異常に低い空気に晒されるとまた鼻がズルズルヒリヒリ。
情けない話ですが気をつけないと本当にそうなるんです。

本格的な雨の季節、沖縄では大雨で大変な事になってます。
何事もほどほどが大事ですね。

ついに

2006-06-13 14:49:19 | オーケストラ
日本の指揮界の重鎮「岩城宏之」先生が亡くなりました。

体調が優れず入院をなさっていたのですが今朝方に。
最後の仕事は先月の我々との「武満徹の宇宙」の練習初日のようです。
その日も車椅子に乗せられて現れ練習も早々に帰られたのです。
次の日にドクターストップがかかり指揮は高関さんに交代となりました。

今月初めの「午後のコンサート」もキャンセルとなり心配していたのですがやはり。
来月には定期を振る予定にもなっていて体調を整えている所だと聞いてはいたのですが残念です。

首の手術からこれまで様々な病気と戦いながら、何度も再起は不能かと思われた所を奇跡的に復活。
昨年末にはベートーベンの交響曲を9曲連続で演奏するなどその健在ぶりを示されていてまだまだこれからもと思っていたのです。

私が最初にご一緒させていただいた演奏会は東フィルの定期で「春の祭典」を演奏した時です。
もう20年以上前の事になるんですね。
ちょうどご自身の著書でも話題にしていたのですが「春の祭典」を暗譜で振って失敗してからスコアを見て指揮していたのを今回は暗譜で振ると宣言されて。
「イワキのハルサイなら安心です」と当時のコマーシャルに引っ掛けて冗談を飛ばされていました。


東フィルが合併した時など非常に心配をなさって、それから我々の指揮台にのぼる回数が増えたように思います。
夏のサントリーホールでメシアンばかりの演奏会を苦労しつつ演奏したことも思い出されます。
思い出すときりがありません。

心からご冥福をお祈りいたします。

食べて飲んで!

2006-06-13 00:30:03 | Weblog
今日の夕食は中華街に仕事仲間が集まって食べまくりです。
食べに行ったお店は「山東」中国家庭料理のお店です。
総勢8人で食べて飲んで喋ってと楽しい時間を過ごしてきました、当初はもっと多い人数の予定でしたが来れなくなった人もいて8人。
男性は私一人になってしまいましたが女性陣は本当によく食べます、特に今日集まった女性たちは豪傑ぞろい。
でも本当の事を言えばもっと凄い満腹大王は他に居るんです、今日は都合で参加出来なかったのですが来ればテーブルの上は皿と瓶で埋め尽くされていた事でしょう。
何だかんだ言いながら食べ終われば次はデザートを食べに他のお店に。
まことに頼もしい限りの彼女たちに圧倒されつつ私はプーアル茶を飲んでいました。
でも美味しかった、特に山東名物の水餃子は絶品。
それにおこげも!
幸せな夜を過ごしおみやげにいつもの肉まんを買って帰宅しました。

なので今日はとっても幸せな気分です、って嘘がありますね。
負けましたから。
まだ頭に血が上ってます。
決定力不足という前の次元でした。
ゴール前までボールを運んでいってもシュートまでいけない。
打たなきゃ入りません。
得点した場面だってシュートを打った訳ではないです。
これでは勝てるわけがありません。
次はもっとタフな相手、その次は世界一タフな相手。
グループリーグ突破は夢と消えるか?