にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

再会を

2007-04-29 23:45:07 | オーケストラ
軽井沢大賀ホールで佐渡さんとの最後の本番を。
この10日あまり続いた佐渡さんとの仕事もこれで終了となりました。
最終日の本番も彼らしくエネルギッシュかつスケールの大きい、でも細やかな表情もたっぷりの演奏。
いささかこのホールにはスケールが大きすぎたかも、などと思いましたがホールから見える浅間山にはこれくらいドカンとやって丁度良いかなとも思いました。
とっても肉体的にはきつい日々ではありましたが変なストレスを抱えることもなく出来たのが嬉しかった。
またぜひ東フィルの指揮台に帰って来てほしいと思います。
それだけではなく何らかのポストに就いて頂けるともっと嬉しいですね。

まだ春がやって来たばかりの軽井沢。
こぶしや桜が咲き始めた所、木々の新芽も芽吹き始め爽やかな空気も気持ちが良いものでした。
もっともメインストリートやショッピングプラザの人出はもの凄く爽やかさとはほど遠いものでしたが。
でも矢ケ崎公園の空気は凛としていて、やはり高原の空気は違います。
ホールの中の空気も何だか軽い感じがするのです。
金管楽器のメンバーは空気が薄くて吹くのが大変だと言っていましたが確かにそうかもしれません。
弦楽器で良かった!

子供たち・大人たち

2007-04-29 00:12:23 | オーケストラ
文京シビックでの本番が終わってからオペラシティに。
東フィルが夏の「こども音楽館」の企画の一つとして立ち上げた「ファミリーオーケストラ」の練習に立ち会う為に向かったのです。
小学校3年生から大人までが一同に会してのオーケストラ、チョンさんが本番を振るのですがとにかく初めての試み。
どんなことになるのか心配と期待とが入り交じった練習でした。

今日は2回目の練習、合奏と分奏と念入りに楽しくやりました。
参加者は子供たちが主なのですがファミリーと名付けてあるように親子での参加も何組か。
中には東フィルのメンバーの子供さんも参加しているんです。

メンバーの演奏レベルも年齢層もバラバラですのではたしてちゃんと合奏出来るのだろうかと心配していましたが、練習を進めるにつれどんどんと形が出来ていくのが解って感心させられました。
特に子供たちの演奏技術の確かさが素晴らしいのです。

我々はパートナーという名前で一緒に弾いていました、そしてアドバイスをしたり質問を受けたり。
みんな積極的で何でも聞いてくるし、ちょっとしたアドバイスで出来るようになった時の笑顔が可愛いんです。
そんな笑顔と音で本番の疲れも吹き飛びました。

これから8月の本番に向けて練習を重ねていく彼ら、私も出来る限り参加したいと思っています。

今日の本番では佐渡さんの指導があってシンフォニックダンスではお客さんも「マンボッッッッ!!!」と思い切りシャウト!
会場全部での「マンボッッッッッ!!!」はさすがに大迫力、凄かった!
これからはやはりこうでなきゃ。

さて明日は軽井沢大賀ホールでの本番、佐渡さんとのシリーズもこれで最後となります。
とても充実して楽しかった今回のシリーズ、明日で終わってしまうのはちょっと寂しいもの。
またぜひ東フィルと一緒にお願いしたいものです。

ますます

2007-04-28 01:12:35 | Weblog
今日は掛かり付けのお医者さんに行き薬をもらってきました。
月に一度のお決まりの薬です、メタボリック治療の為に。
今年に入ってから体重が増加の一途、どうも肝機能の数値が改善されないのです。
それに伴い血圧も、筋金入りのメタボリックおやじの誕生です。

この頃仕事が忙しく、また内容のこい事もありストレスが溜まってきているようで。
とりあえず出来る気分転換は食べる事でしょうか。
自分でも呆れる程に食べ続ける今日この頃、今日も中華街でたらふく。
その前はラーメンをがんがん、そして讃岐うどんもどかん。
激辛カレーももちろんです。
こんな食生活ですからメタボリックにもなるわけです。
夏に向けて少しは生活を改善しないといけないですね。

今日など練習中自分のお腹の出具合が気になってしまって、邪魔に感じてどうしようもなかった。
恥ずかしいですね、本格的に引っ込める事もしないといけません。
いろいろやらなきゃいけない事がありますが自分で蒔いた種ですから自分で刈り取らないと。

明日は文京シビックで本番、オーチャード定期とほぼ同じ曲目です。
前半が「キャンディード序曲」と「シンフォニックダンス」というバーンスタイン作品。
シンフォニックダンスでは「マンボ!!!」と叫ぶ場所がありますが東フィル公式ブログにその場面の写真がアップされています。
クリックで拡大された写真を見て思わず吹き出してしまいました。
コンマスの三浦さんが思い切り叫んでいる表情も可笑しかったのですがその後方で天に向かってシャウトしている木村さんの顔が!
明日はそんな皆さんに負けないようシャウトしなければ。
お客さんも一緒にシャウトできると面白いなあ。

能力(ちから)

2007-04-27 01:16:55 | オーケストラ
オペラシティ定期、このホールの許容量を越えてしまった音量でやってきました。
天井が非常に高くて響きが豊かではあるけれど、音量に対する懐がちょっと狭いかなと感じられるホールです。
ですがクライマックスのアッピア街道はやっていて行っちゃってるなあと思える程の大音量。
ライトのガラスが一つや二つ割れてしまうのではと心配になるくらいでした。
お客さんの耳にはどう届いていたんでしょう。

我々が渾身の力を振り絞って演奏したのもひとえに指揮者の能力がなせる技だと思うのです。
いくら指揮者が力んでも、その人の能力以上の音ってなかなか出ないんです。
時折オケがヤケクソになって大音量を放つ時もありますが、きっと音色が汚くなってしまうでしょう。
オケから自然に大きな音を引き出すのも指揮者の持って生まれた才能なんだと思います。

佐渡さんはやはりその点で日本人離れした才能の持ち主。
ドカンと一発やってくれます。
でもちゃんと美しくはかない音も持っているんですね。
「古代舞曲」ではそちらが遺憾なく発揮されていました。

そんな感じで良い演奏会ではありましたが協奏曲はちょっとアレレな箇所が。
ソリストが暴走気味でオケを置き去りにしてしまったところもあって終わってからメンバーはちょっと落ち込みました。
ゲネプロはもの凄く落ち着いて美しく演奏してくれていたんですがやはり本番は別もの。
まだまだ若いかな。

明日からはゴールデンウィークの軽井沢関係の練習が始まります。
佐渡さんで1回、大賀会長で1回、金聖響さんで1回と計3回の演奏会を軽井沢大賀ホールで行います。
東京で練習しては軽井沢に通うというパターン、一昨年から続いてますが今年も行ったり来たり。
果たして今年の軽井沢、春がもう来たのかな。

イタリアから

2007-04-26 01:29:36 | オーケストラ
明日本番のTOC定期、後半はイタリアの作曲家「レスピーギ」の作品を2曲演奏します。
まずは「リュートのための古代舞曲とアリア・第3組曲」を。
ルネッサンスからバロックまでに書かれたリュートやギターの為の曲をレスピーギが自由に編曲した組曲。
その中でも1番有名な第3組曲です、弦楽合奏の為に編曲されたこの組曲の中でも3曲目の「シチリアーナ」はテレビなどでもよく流れてきますので誰でも一度は聞いたことがあるのでは。

オーケストレーションの達人であったレスピーギの編曲が冴えまくるこの組曲、暖かく激しく、優しくクールにと表情を変えながら独特の古い味わいを見せてくれます。
私はこの曲を中学生の時に初めて弾いてからすっかりこの曲の虜になってしまったのです。
レコードを買いスコアを買い、全部暗譜するまで何度も何度も弾いていました。
今回久しぶりにこの曲を全曲演奏するので実は嬉しくてたまらないんです。
でもこの曲の魅力を余す所なく表現するのもまた難しい。
細かく表情を変化させなくてはいけないし、音色も常に変化するし。
そして何より終曲「パッサカリア」の物理的難しさ。
冒頭のバイオリンだけの部分、たくさんの音を一度に鳴らす「重音」の所の難しさといったら。
我々日本人の手の大きさでは押さえきれないのです。
手の大きい人なら届くかもしれませんが、我々がいくら頑張っても指が届かない。
必死に指を開こうとすれば痛みが走る!
でも全部きちっと鳴らすと格好良いんですよねえ。
頑張らなくちゃ。

後半の2曲目はご存知「ローマの松」
こちらも素晴らしい曲ですね。
豪華絢爛たる音の洪水、レスピーギという人は本当に凄いオーケストレーションを書いています。
ラヴェルとどちらが凄いのだろうとか比べてしまいますが双方譲らずという所でしょうか。
きらめくばかりの音で会場を埋め尽くしたいと、そして音の奔流をと思ってます。

新車の香り

2007-04-24 01:16:20 | Weblog
ディーラーから納車されたばかりの新車の香り。
自動車独特の室内の香りってありますが自動車以外ではほとんど感じたことが無かったのです。
ところが今日新宿から初台まで乗った京王新線の急行電車、一歩中に入った途端に自動車の新車と全く同じ香りが来たのです。
本当に短い間しか乗っていませんでしたから詳しく観察は出来なかったのですが出来立てと言う事は確か。
でも電車の香りとはあきらかに違ってどうしても自動車の香りに感じられました。
どこに電車と自動車の共通点が有るのか解りませんがこの香りはなかなか良い物です。
初めてでした、新鮮な驚きです。

昨日の定期ではいささか調子に乗りすぎてしまったかも、弾き過ぎも度を越すと次の仕事に響きますね。
でも演奏が乗ってくるとついついガンガン飛ばしてしまいます。
夢中になって演奏出来たという事は指揮者の力が大きいと思います。
明日からは第2ラウンドが始まります。
TOC定期と軽井沢でのコンサートの練習です、でもまだショスタコも1回残っているんです。
まだまだお楽しみは続きます。

爆発

2007-04-23 01:28:24 | オーケストラ
オーチャード定期の本番。
いつものオーチャードホールでの定期演奏会とはちょっと雰囲気が違う。
この半年サントリーでの定期が無いからなのか、それとも指揮者への期待からか満員の客席から熱気が感じられる。

とにかく佐渡さんの体から発せられる気が凄い、力を抜くべきときはふっとリラックス。
ここぞと言う時の爆発力が余計に威力を増す、これぞ肉体派とも言うべき音が出る。
でも静かな所はどこまでも静かに、このメリハリがなかなか効いている。
とにかく弾かされてしまう、自分の意思というより佐渡さんの気がそうさせる。
良い指揮者と出会った時にのみ味わえる満足感がたっぷりと。

今日はとにかく弾きました、あれもこれも。
いささかやりすぎたかなとも思えるほど。
ちょっと首の辺りが痛みだして来ています。
気が付かないうちに力が入っていたんでしょうねえ。
久々の爆演でした。
疲れも半端ではありませんが爽快感と満足感とで気分は上々。
まだまだ佐渡さんとのお仕事は続きます、傾向の変わった曲もありますのでどんな音楽をやってくれるのか楽しみ。

はあ、でもしかし、疲れた。

日当り良好

2007-04-22 01:21:43 | オーケストラ
今日は所沢での本番、会場は航空公園のすぐ横。
実に広々として緑が気持ちよい環境にあります。
土曜日という事でその公園に遊びにくる人々で賑やかな事。
そして何より暖かくて気持ちの良いお天気。
休日の午後に相応しい一日でした。

ホールの舞台裏には明るく広いラウンジがあります。
大きな窓からは公園の緑と道行く人がよく見えます。
逆に言えば外からもよく見えるのですが、このラウンジにはテーブルと椅子が沢山並んでいてメンバーも気持ちのよい時間を過ごせるのです。
広々とした出演者用のラウンジがあるホールは結構あるのですが大抵は窓が無かったりで解放感が無かったり。
しかし所沢のこのラウンジは本当に気持ちがよいのです。
ゲネプロが終わってからみんなでお弁当を食べて楽しく過ごしました。
都会のホールに狭苦しさとは対極の開放感にひたって幸せでした。

演奏会も休憩が終わり後半のショスタコを演奏しようと席に着いてびっくり。
譜面台に乗っている楽譜が2ndバイオリンの物だったのです。
セット替えをして楽譜を並べ直した時に1stと2ndの同じ番号のプルト同士を間違えてスタッフがセットしてしまったのです。
舞台に出てチューニングも終わった時に気がついてあわてて交換しましたがちょっと恥ずかしかった。
ほんの時たまあるんですけどね、こんな事も。

聞こえる

2007-04-21 01:10:37 | オーケストラ
オーケストラとしての個性、東フィルの場合は何かな?
などと考えることがあります。
オペラに慣れている事、それも確かにそうだ。
あとは音かな。

私が入った頃の東フィルも独特の音をしていました。
指揮者が大野さんに代わった頃からまた音が変化して、何とも言えないフワっとした弦楽器の音になりました。
そしてチョンさんの時代になりまたちょっと変化を、力みの無い柔らかさと浮遊感とが混じり合いながらも芯のあるものに。
まあ自分でそう思っているだけかもしれませんが時折自分達が出している音が聞こえてきてびっくりする事があるんです。
今日の練習中にもそんな感じを持った瞬間がありました。
今日は文京シビックのホールで練習をした事も手伝って響きが豊かつ美しかった。
おおお、今日は良い感じで鳴っているなと感じる瞬間。
ちょっぴり幸せを感じる時でもあります。

今日はショスタコの他にラフマニノフのピアノ協奏曲第3番も練習したのです。
この曲の2楽章にもオケの響きの美しさを存分に感じられ部分があります。
久しぶりにこの曲を演奏しましたがやはりその部分に差し掛かると思わずニヤリとしてしまう。
良い音楽だなあと感じて、そしてその部分をこういう音で演奏できることにもちょっと感動。
手前味噌ではありますが時々こんな事を感じているんです。

明日は所沢で本番、ゲネプロが午前中からなので朝早く家を出発しなければいけません。
道が混まない事を祈ってます。

第1楽章

2007-04-20 01:26:27 | オーケストラ
ショスタコーヴィチの5番「革命」、その第1楽章はその繊細さが特徴かもしれません。
力強く始まった音楽はすぐに静まり返り氷の上をつま先で歩くような音楽になります。
主に第1バイオリンが担当する透き通って繊細なメロディ、これが実に難しいのです。
練習の大半の時間はこの楽章に費やされます、それはどんな指揮者が振っても同じなのです。
そしてこの楽章の練習時間をたっぷりと消費するのが楽章冒頭からのバイオリンの部分。
今日もしっかりと時間をかけてその部分を、音程もさることながら音色(おんしょく)とダイナミックを作っていくのです。
実に神経を使う音楽、そこに込められた思いを表現するのは大変。
凄い曲を書いてくれたものです。

佐渡さんは今日もどっしりとした音楽を作ります。
良い意味でチョンさんの作り上げたショスタコのスタイルを壊してくれます。
チョンさんと何度も演奏したこの曲、我々の体と心にしっかりとしみ込んでいるのです。
でも佐渡さんはそれを壊しつつ新しく見事なショスタコを作ってくれます。
それにナチュラルなんです、変に凝り固まることもない。
自然な形でこの曲を作っていて好感が持てます。


季節が狂ってしまったのではないかと思うこの寒さ。
でもこれも今日までのようです。
昨日など関東地方でも標高の高いところでは雪になっていました。
箱根や富士五湖、それと軽井沢も積もっていましたね。
各地のライブカメラをチェックしてみたらこの季節に雪景色です。
びっくりですね。
今年のゴールデンウィークも軽井沢に通いますが何だか寒そうな気配。
去年も寒くて桜も咲いていない軽井沢でしたが今年はどうなんでしょう。
またお花見が出来るとうれしいな。

再会

2007-04-19 00:17:54 | オーケストラ
今日からは定期の練習となって指揮台には佐渡さんが上っています。
佐渡さんとは昨日もかきましたが本当に久しぶりのお仕事です。
実を言えば一番最初に東フィルを振った時がお互いにちょっと不幸な出会いとなってしまったのです。

佐渡さんがコンクールで優勝してすぐ、話題になっていたその時に来日出来なくなった指揮者の代役として東フィルの指揮をしたのです。
ところがこの時の練習場がたまたま大井町のJRの工場の中のフロア。
以前は新日フィルが使っていた練習場です。
加えてその日は雪が降って練習場は極寒、ストーブをいくら並べても室内が全然暖まらない。
楽器を演奏しようにも指がかじかんで動かない、管楽器も楽器が冷えきってしまい音にならない。
オケが四苦八苦している所にドカンと乗り込んで来た佐渡さん。
コンクールを取った勢いそのままにオケを鳴らそうとしてもしてもだめ。
指揮者として色々要求してもオケからは望んだ音楽が出てこない。
オケの方としては要求をされても出来ない状況。
段々とお互いに気まずくなり噛み合ないままにその仕事が終わってしまったのです。
理由はそれだけでは無いと思いますがそれ以来佐渡さんが東フィルの指揮台に上ることはつい最近までありませんでした。
NHKの番組でやったことがあってから、去年になってやっと本格的に指揮をしてもらいました。
残念ながら私は去年はご一緒できなくて今日になって実に久しぶりのご対面となったのです。

さて今日はショスタコーヴィチの「革命」から練習に入りました。
以前のような力みもなく極めてナチュラルに音楽を作っていくなと、猪突猛進する事もなく確実な足取りで運んでいくんです。
ちょっとした仕草だけでオケから十分な音を引き出してくれます。
余計なこともしないし、必要最低限の要求しかしませんがとても的を得た要求なので納得させられます。
とっても良い感じで練習が出来ました、しばらくご一緒するのですがとても充実した日々が過ごせそうです。

テレビなどではその活躍ぶりを拝見していましたが実際に仕事をして感じたのは、実に素晴らしい指揮者になって帰ってきてくれたと言う事です。
着実な歩みできちんと大指揮者への道を歩んでいるように思います。
期待して見ていきたい指揮者です。

未だ

2007-04-18 01:32:47 | Weblog
今日は午前中に耳鼻科へ。
スギもヒノキも花粉のピークは過ぎ去り一般の花粉症の皆さんは症状が収束している頃でしょう。
しかし私は未だに花粉症のまま。
鼻の奥が乾燥してヒリヒリと痛む症状が出ています。
カモガヤ花粉による症状なんです。
耳鼻科の先生は「薬を強くしますか?」と聞いてきて、しかしこの前まで飲んでいた強い薬はどうしようも無く眠くなる。
仕事に差し支えるばかりか車の運転も危険だったので今の薬に代えてもらったのです。
効き目は幾りますが眠気は出ないしそこそこ症状を抑えてくれるし。
あとは点鼻薬をきちんと投与して症状とつき合う事にしました。
例年の事ですがゴールデンウィーク前後のこの時期がクルシいのです。

とにかく花粉を体の中に入れないことが大事、なので外出するときはマスクが欠かせません。
ひと頃に比べるとマスクをしている人がだいぶ少なくなってきたように感じます。
だんだんと少数派になってきましたね、でもしばらくはこのままで押し通します。
今日などは気温も低いし雨も降っていて花粉は少ないだろうと思うのです、しかし油断するとてきめんに症状が出るんです。
ですからまだまだマスクのおじさんで居ようと思っています。

今しているマスクはプリーツ式の三次元的マスクと言う優れもの。
とにかく花粉を寄せ付けません、しかしその分呼吸が苦しいこともあります。
特に階段を上ったりちょっと走ったりした後の苦しさ、思うように空気が肺に入っていかないもどかしさ。
マスクをはずして思いっきり新鮮な空気を吸い込みたいと思うことも、でもそれをやるととんでもない事になっちゃうんですよねえ。
ですからまだまだ我慢です。

話題になっていたのが花粉が入っていたサプリメントを飲んでショック状態になった人が居るという事件。
私がいつも嘗めているのど飴にも実は蜂蜜に含まれる花粉エキスが入っているらしいのです。
でもそれを嘗めるととっても快調になるんです、私はその心配はいらないようで助かりました。
でもあんな花粉の固まり、作る方も作る方ですよね。
ひどい話です。

さて明日からは定期などなど一連のコンサートの練習が始まります。
指揮は佐渡さん、実に久しぶりのお手合わせですね。
テレビではよくその指揮姿を拝見していましたがどんな音楽を作っていくのか興味津々といったところ。
良い関係で仕事が出来ると良いなあ。

誰もが通る

2007-04-17 01:28:20 | オーケストラ
オーケストラのメンバーは皆オーディションという試験を受けて入団してきます。
中にはちょっと違った形の試験で入ってきた人もいます、でもその人たちは特殊な皆さん。
コンサートマスターや一部の首席の人たちです。
誰もが通り抜けて来たのですがオーディションって受ける方にも審査する方にもハードな試験です。
あの緊張感はちょっと言葉にはし難いもの。
受験者の震えや怯えなどが手に取るように見えてしまうことも。
時折はカーテン審査といってつい立てを挟んでお互いの姿が見えないオーディションもあります。
受ける方は大変さに変わりは無いかもしれませんが審査する側の心理的負担はだいぶ軽減されますね。
それに純粋に音だけを聞けるので私はカーテン審査が好きです。

今日はトランペットのオーディション、上吹きといって1番と3番を担当する奏者を取るのです。
最終審査に残った3人、若くて皆才能がある。
でも3人が同じ曲を吹けば色々な事が見えてきます。
その人の長所短所が残酷な位に。
今日の3人は全くと言ってよい程にそのキャラクターが違うのです。
そうなると選ぶ方も悩みが深くなりますね。
どんな基準で選ぶのか、私が持っているのはたかだか1票ですから大勢に影響は無くても個人的にはこだわりたいではありませんか。
図抜けた才能が居なかったのが残念ではあります。

まだ正式な発表はありませんがどうやら一人は合格者が出るようです。
しかし合格はしてもこれから試用期間が待っています。
厳しくも暖かい目で見守っていきたいと思っています。

濃縮

2007-04-16 00:59:48 | オーケストラ
午後のコンサート、目一杯の曲数で思いっきりにぎやかな物ばかり。
もうちょっと静かな曲が多くてもと思いましたが、でもやはりドンドン景気の良い音楽の方が良いのかもしれませんね。

最初から最後までフルパワーという感じで弾き続けた一日でした。
思いっきり中身の詰まった濃密なプログラム。
弾く方はもちろんですが聞かれたお客さんもちょっと疲れたのではと思ってしまいました。

「売られた花嫁」の序曲、これは難曲中の難曲。
弦楽器のオーディションにも出題させる事が多いのです、冒頭からしばらく続く早く細かいパッセージ。
ここをお互いのパートを聞きつつ正確にアンサンブルを積み上げていく難しさ。
実際問題としてオケの側から言わせてもらうなら自分たちで一番やりやすいテンポがあるんです。
しかし指揮者にも自分の望むテンポがある訳で、ここのバランスが難しい。
遅くやればそれだけ合わせやすいかと言うとそうでもないんです。
早くても音楽の流れがしっかりしていれば却って合わせやすかったりもしますし、逆に変に遅いと音楽のエネルギーが損なわれてしまうこともあるし。
安全運転が必ずしも良い音楽を生み出すという事では無いのです。
破綻を来す一歩手前の危うさ、これがけっこうよかったりするんですね。
今日はどちらかといえば安全運転、我々としては最初に出たテンポでそのままグングンと押し進めて行きたかったのですが。
先生は途中からどんどんセーフティーに向いていって、正直言って辛かった。
妙に落ち着いた音楽になりました。
ワクワク、スリリングで行きたかった。

さてさて明日はまたオーディションです。
今度はトランペット。
去年行われたオーディションが色々と不都合が重なって合格者が出なかったのです。
今回は手順を慎重にふまえてやりますのでぜひとも合格者が出てほしいもの。
3人の受験者が最終審査に残っています。
どんな演奏を聞かせてくれるんでしょうか。

遠回り

2007-04-15 00:54:16 | Weblog
思いの外早く終わった今日の練習。
オペラシティの外へ出てみればまだまだ高い太陽に実に爽やかな風。
このまま真っすぐ家に帰るにはあまりにもったいない良い天気。
と言う事で車で遠回りしながら帰る事となりました。

普通に家に向かいつつ、でも脇を通り過ぎて三浦半島にそのまま向かったのです。
逗子から海岸に出て半島の西側を南下、途中の森戸海岸で撮ったのがこの写真。
富士山がくっきりとしたシルエットになって右には江ノ島も見えます。
相模湾越しにすぐ近くに見える伊豆半島も良く見えました。
思いもよらぬ素晴らしい景色を眺めてから更に南下。
三崎港まで車を走らせ夕食はまぐろ料理に。
「ちりとてちん丼」という恐ろしく美味しいまぐろの丼3点セットを頂いて大満足で帰ってまいりました。
いやいやそこで食べたまぐろの照り焼きのおいしい事!
初めて食べたなあ、まぐろの照り焼き。
感激しました!

三浦半島も東側の久里浜までは時々行ったりもしていたのですが西側は本当に久しぶりです。
今日は初台の街を歩いているときにふと三浦半島の相模湾側を夕日を眺めながらドライブする光景が心に浮かんだのです。
今日は海岸沿いの細い道も走りましたが実に気持ちのよいドライブとなりました。
交通量は多かったし工事もあってすいすいという訳には行きませんでしたが景色があまりに素晴らしくて。
気分転換としては申し分ありませんでした。
これで明日の本番もガツンと行けちゃいそうです。