にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

無事に帰還

2005-09-30 23:00:13 | Weblog
何が帰還したかと言えばうちのプジョー君が車検から帰って来たのです。
今回はフロントグラスの交換やタイミングベルトの交換など大掛かりな修理も合わせてやりましたのでちょっと長めの入院となりました。
フロントグラスは高速道路での飛び石での破損でしたので車両保険も使えてしかも等級のアップも無しと良い事尽くめで交換、ベルト類は距離を走るのでここで交換しておいた方が後々で安心だからと思い切って交換。
他にもウォーターポンプも換えたしブレーキパッドもとあちらこちらを新しくして思いっきりリフレッシュしました。

まあそれだけ作業もしたわけで費用も掛かりました、保証や保険が使える所は思いっきり使いましたがそれでもねえ。部品代がばかになりません、こう言う時外国車はお金が掛かるんですよねえ。

さて明日からの韓国公演の準備も大体終わりました。大きめのスーツケースで行くのですが詰めてみたらガラガラ!
おみやげを思いっきり詰め込んで帰って来れます。でもお土産代がそこまで有るかどうかが問題!

一応パソコンは持って行きますのでブログの更新もなんとか出来るでしょう、ソウル市内でなら使えるという携帯も持っていきますのでいざとなれば携帯からも書き込めるし。
というわけで、行ってきます。今回はどんな出来事が待ち受けている事やら。

準備

2005-09-29 23:47:28 | Weblog
韓国公演の旅の支度を色々としていたのです。
今回は9泊10日のソウル滞在、ホテルも一か所で移動は無し。劇場とホテルの往復のみというシンプルなスケジュールとなっています。
まあホテルに長期滞在となりますので言ってみればホテルが家みたいな感じですね、そこで生活をすると言う事になります。しかし今回のホテルは立地が悪くて、いやいやロケーションは最高なんですよ。何しろソウルの街を見下ろす高台、ソウルタワーの直ぐ横に有るのです。立地が悪いと言うのは生活をするのに不向きであるという意味でです。
高台は一帯が公園になっていてその中にホテルが建っているので回りには何も無いのです。地下鉄の駅は高台のふもとにあるそうで駅に向かう分には下りなんですが逆は登り坂がきつくて大変。ちょっとした食べ物や日常品を買うにもタクシーなどで向かわないとコンビニにも辿り着けないそうです。以前泊まったメンバーの実感溢れるレポートが有りましてみんなちょっとめげております。

公演が終わって夜食でもと思ってもホテルのレストランは早々に閉店してしまうし、ルームサービスもフルタイムではないし。フラストレーションが溜まりそうです。
11月に滞在するホテルはその高台のふもとに有って何処に行くにも便利なんだそうです。そっちに泊まりたいな。

旅の支度と言ってもまあ服を揃えるぐらいなのですが秋のシャツなどを見てみればこれがなんだか汚れたりしていて着てはいけないものが多くて。仕方が無いのでユニクロ様などで色々と購入して来た次第、なんだかんだでお金がかかります。
あとはパソコンを持って行くかどうするか、今使っているPowerbookはちょっと大きいので持っていくか迷っているんです。カミさんのiBookを持って行こうかな?あっちの方が小さくて軽いんです。
我々のような仕事だと楽器も手持ちの荷物として機内に持ち込まなくてはならず、それにパソコンもバッグもとなると大荷物になってしまって大変なんです。楽器も運搬してくれると助かるのですがねえ、トロンボーンもチェロもみんな機内持ち込みですから文句も言えません。

明日は車も車検から帰って来る予定なのですがこちらもあれこれ修理箇所が見つかってお金がベラボーに掛かりそうで考えても恐ろしい!

元気がいっぱい

2005-09-28 23:09:16 | オーケストラ
今日は代役の指揮者、ジョバニネッティさんが来日しての練習となりました。
29年前に東フィルの定期を振っていますからいったいどんなお年寄りが現れるかと思っていたらとんだ取り越し苦労。
元気溢れるエネルギーの固まりのご老人でありました。
そんな元気の固まりの指揮者がナブッコを振るわけですからとんでもなく激しくダイナミックな音楽になりました。
アクセントとセッコの嵐、あまりセンチメンタルにならず、変にしっとりとなる事もなく突き進んでいきました。
いやあしかしテンポの速い事、有名な序曲もあのテンポで攻められたらこちらは降参するしか無い!
そんな激しい練習で疲れてしまいましたがストレスにはならない人柄なので安心も。
これで10日間も嫌みなおじいさんの相手をしなければならなかったら地獄でした。

さて練習場には楽器運搬用の巨大なケースが何個も運び込まれ異様な景色、また衣装のケースもずらりと並んで狭かった。しかしこれらのケースは他の在京オケからの借り物ばかり。うちのオケもこんなケースが欲しい物ですが予算や保管場所の問題で駄目みたい。
楽器庫はちゃんとあるんですけど我がオケは普通のオケの2倍の楽器が有る訳でとてもケースごとは収まり切らないのでしょう。今使っているオペラシティの地下のスペースが全部自由になるといいんですがそうも行かないのが苦しい所。
なんとかならないかな。

さて明日明後日とオケはお休みで出発は来月1日、楽器や衣装の搬送にこの2日を使います。
通関手続きが大変だそうでいつも海外公演は通関が大問題、韓国はまだ良いらしいのですが中国の税関がくせものとか。
スタッフの皆様、ご苦労様。よろしくお願いしますね。

ドタキャン!

2005-09-28 00:50:43 | オーケストラ
今日から韓国国立オペラ公演「ナブッコ」の練習です、が、指揮者のオーレン氏が土壇場でキャンセル!
今日は韓国人の副指揮者のキムさんが急遽来日しての練習となりました。
しかし本公演の方はジョバニネッティさんという指揮者に決定、明日に来日して練習を振る事となったのです。

まあオーレン氏のドタキャンは今に始まった事ではないので有る程度予測はしていたのですがまさか本当にキャンセルとは!しかしこうまで間際でのキャンセルは珍しいです。情報が入って来たのが一昨日、昨日になってキャンセルが決定。でも代りの指揮者が決まったのが夕べになってから。色々と振り回されてしまって良い迷惑です!

さて代役となったジョバニネッティさん、調べてみればちょうど29年前の9月に東フィルの定期演奏会を振っていたのです。「展覧会の絵」等を演奏したのですが何しろその頃からのメンバーはもう数える程しか残っていない、在籍していたメンバーも昔の事で記憶が定かでは無いし。「やっているはずだなあ」とは打楽器のKさん、今回のオペラに乗っているメンバーでは唯一その当時から在籍している人なんですがまあこんな感じ。
ただ30年近くも経っているのですからもう指揮者もけっこうなお歳のはず、果たして明日の練習はどうなる事か?

今回はソウルに9泊10日という滞在。どこにも行かなくてソウルに缶詰になります。
後半は時間が空くのでソウルの街を色々と歩けそう、でもちょっとばかり体調が万全でないので心配ではあるのです。
あと3日で治るか!

インテルラゴス、雨と涙

2005-09-26 23:58:25 | F1
ブラジルGPはモントーヤが優勝、アロンソが3位でフィニッシュして年間チャンピオンに輝いて終了。
このコースも雨が似合うサーキットですね。今回もレース終了直後にパラパラと雨が降り出し、またアロンソの涙が印象的でした。

その昔、やはり雨のインテルラゴスでセナが奇跡の優勝を遂げて感涙にむせぶ姿が思い出されました。
ここ何年かはどちらかと言うと感情を表に出さないドライバー達が強くて勝って泣く負けて泣くという場面があまり見られなかったのですが、ブラジル人やスペイン人といった熱く燃える血が流れている人達が活躍するとドラマが生まれますね。
これでチャンプも決まりあとはコンストラクターの争いが焦点に、チーム戦になりますがマクラーレンはどうも信頼性に欠けるので不利かなあ。抜群に早い車とドライバーなんだけど結局壊れた回数が多過ぎて。

まだ今年のレースを振り返るのは早過ぎますがそれにしても今年は色々な事件が有り過ぎて、色んな意味で記憶に残る年になりました。
あとは琢磨君のシートが決まるかどうかが興味の焦点ですが鈴鹿の前までに発表が有るのかな?
すっきりした形で鈴鹿を迎えたいものです。

猫足の魔力

2005-09-26 00:05:30 | Weblog
車を車検に出しました、3年間で69000kmも走ってしまいました。
1年あたり23000kmという走行距離は走り過ぎですね、運動不足にもなるわけでやはり自分の足で歩かないといけません。
などと言ってみてもやはりプジョーの猫足の誘惑にいつも負けてしまう私です。

ディーラーで出してくれた代車はプジョー406Break、去年の点検の時は確か405Breakが代車でした。
どちらもしっかりとした踏んばりが有りつつもしなやかな足回り、流石はプジョーの猫足!
今回の406ですが流石に大きいです。でも乗って走りはじめると車の大きさなど感じ無くなって軽やかにコーナーを抜けて行きます。ハンドリングと足回りは文句無し、でもオートマが酷い出来。これはやはりマニュアルで走るべき車です。
初めて乗った車でしたが今までずっと乗り続けて来たような親しみを感じる車でもあります。
走ると本当に楽しいのです、これでマニュアルならもっともっと楽しいんだろうなあ。

夜になって鎌倉山の知り合いのレストランに行って食事をしてきました。
カミさんと妹の誕生祝いを一ヶ月遅れでやったのです。
帰り道は腰越海岸から鎌倉に出て朝比奈峠経由で帰ってきました。
このコースは免許を取って間も無い頃に運転の練習で良く走った道、夜中の鎌倉から朝比奈峠を飛ばしつつ腕を磨いていたものです。
今日は久しぶりに走り抜けてみたのですが406は事も無げに峠道をすり抜けて軽やかに走ってくれました。
家族5人が乗っていたのですが本当に思ったように動いてくれて、ハンドリングの楽しさを充分に堪能して帰ってきたのです。良い車だな。

406も一代前の車になってしまいました、新しい407を見ましたが巨大な車になってましてちょっとキャラクターが違うかなという感じがあります。でも素敵な車です、一度乗ってみたいな。

早過ぎた?

2005-09-25 00:10:10 | Weblog
夕べは妙高高原の温泉で一泊、池の平のゲレンデの直ぐ下の大きな宿でした。
この宿の魅力は何と言っても温泉!露天風呂に掛け流しで注がれ続ける源泉のなんと力強く素晴らしいことか!
体の芯までほかほかに温まって心地よい睡魔が!
とまあそんな訳で昨日は爆睡モードに突入、何しろ疲れておりました。
今月に入ってからというものなんだかんだと用事が入りまくり心身ともに疲れ切ってしまいました。実を言えばちょっとばかり腹部の調子も悪いのです。疲れが溜まるといつも出て来る症状なのですが今回はきつい痛みが出てしまいどうにも調子が出ません。
今の所薬が効いているのでだいぶ持ち直しては来ましたがどうも体に力が入らなくて。
年のせいもあるんでしょうか?情けなや。

今日は一日掛けて妙高から帰って来たのです。
途中長野の小布施で遊んだり戸倉でお蕎麦を食べたりと信州の秋を満喫、と行きたかったのですがこんなお天気ではねえ。それとリンゴ狩りでもと思っていたのですがまだ時期が早かったようでした。果物は時期がはずれると駄目ですね、残念な思いを残しながら帰宅すると家ではリンゴを楽しみにしていた者も居て申し訳なかったな。
小布施で買って来た栗菓子で許してもらいました。

昨日は妙高市で第九、妙高市誕生記念音楽祭というのが正式な名称のコンサート。
本番があったホールはもともとは新井市のホール、随分前に公演を行っていたホールでした。
そこの舞台に大勢の合唱とオケがギューギュー詰めで乗っての演奏会。しかし合唱団が大健闘でとても盛り上がった演奏会となりました。最前列に座っていた小学生の女の子がとっても一生懸命に拍手をしてくれて私もなんだか幸せな気持ちになれました。

さて今年の第九は昨日で終了です、12月には東フィルとしては第九が連続して有るんですが私はそちらではなく「くるみ割り人形」で年が暮れる事になりました。ちょっと色々と思う所がありまして。

電波が

2005-09-24 00:47:28 | Weblog
今は妙高高原の池の平にいます。
妙高市での演奏会を終えてここに泊まっているんです。
しかしパソコンでブログを更新しようと試みたのですが電波の状態が悪くて断念、今は携帯でまったりと書き込んでいるところです。

ここまでの仕事がなかなかヘヴィだったので疲労も極致、先程入った露天風呂が素晴らしく気持ちが良かったせいも有り睡魔が押し寄せていてもう限界です。
なので今日の所はここまで。

おやすみなさい。


この幸福感があるから

2005-09-23 01:51:45 | オーケストラ
今日はTOC定期、これでプレトニョフさんのシリーズも完結です。

この10日間と言うものずっと一緒にベートーベンやシベリウスを作って演奏してきたのです。
練習してまたまた練習して本番をやってまたまた練習と繰り返し繰り返しマエストロの音楽と向き合ってきたのですが、どんなに練習してもストレスとは無縁の実に充実した時間を過ごしました。

またソロのアンスネスさんの音楽も力強さと美しさのバランスが素晴らしく何回共演してももっともっと一緒に音楽していたいと思いました。
指揮者やソリストとの出会いは時々気まずい物にも成る事も、でもプレトニョフさんとの出会いは本当に素晴らしいものでした。一昨年の夏に急遽ピンチヒッターで東フィルの指揮台に昇ったマエストロとはお互いに相性の良さを感じています。これからも定期的に振りに来て欲しい指揮者の一人です。

この10日間は体にはとってもきつい日々ではありましたが一方では何とも言えない幸福感に包まれて気持ち良く過ごした日々でも有りました。
この幸福感がお客さんにも充分伝わったのだろうか?
ちょっと心配では有りますがこんな気分に浸れるからこそこの仕事をやって行けるんです。

奇数なのか?

2005-09-21 22:27:33 | オーケストラ
この所ベートーベンの交響曲を連続して演奏しています。
定期で5番と7番をやって、そして妙高音楽祭で9番をやります。
ベートーベンの交響曲と言えば奇数番の曲が有名だし名曲揃いだとよく言われていて、まあ確かにそうかもしれないけれど私は4番が大好きなんです。2番も面白いと思うんだけどやはりベートーベンらしさという事から考えれば3番5番7番9番といった奇数番の曲はどれもこれも「どこを切ってもベートーベン」な曲ばかり。
しかしこれだけベートーベンの奇数番を続けて演奏すると言う事はそれだけ知力体力の限りを尽くすという意味でもあるのです。特にもの凄い指揮者が来て複数の交響曲をやるとなるともうこちらはヘトヘトになります、チョンさん然りプレトニョフさん然り。
オケのメンバーが持てる力を全て出し切って初めて巨匠のベートーベンはちゃんとした姿になるんです。
自分の中に有る物を全て持って行かれる感じです、後に残るのは抜け殻だけ。
それもボロボロになった抜け殻が。

今まさにオケがその状態、抜け殻状態ではあるけれどまだプレトニョフ定期は続いていて我々はまだ中身を引っ張り出されている途中。
もうこれ以上何にも出ません!とギブアップしたい所ですが何故か不思議とマエストロが前に立つと力がまだ湧いて来るんです。これが大指揮者の力と言う物なんでしょう、流石です。

さて明日はTOC定期の本番なのですが終了後に越後湯沢まで移動します。あさっての妙高公演に備えて関東地方から脱出しておく為です。なにしろ3連休の初日が本番当日、朝出て大渋滞などに巻き込まれたらとても間に合わないので。
それと初台は明日からお祭りで阿波踊りなども有るそうです。本番が終わった辺りがちょうど最高潮の時間かな?どんな事になってるんだか楽しみですね。

空き時間

2005-09-20 23:59:07 | オーケストラ
我々の仕事は時々仕事の合間に何時間も空き時間が出来たりします。
二つの仕事が有る日などに最初の仕事がもの凄く早く終了してしまった時に起きるのです。
次の仕事は繰り上げて始める事は出来ません、指揮者や出演者は最初に決められた開始時間に音を出すと言うのが規則。
ですからたとえ最初の仕事が2時に終わったとしても次の仕事が5時開始と設定されていればそこで3時間の空き時間が出来るのです。

今日はまさにそんな訳で3時間も時間が空きました、しかも本日の練習会場は文京シビックホール。隣は東京ドームシティやラ・クーアがあるという非常に危険で嬉しいロケーション。皆ぶらぶらと歩いてショッピングやお茶に食事にと思い思いに時間を潰していたのでした。
私もCDショップでCDなどを購入、この頃またCDを買い出して止まらなくなっているんです。ショップが有れば必ず入るし気になった物があれば購入ということを繰り返していて自分でも呆れるくらいに。
でもクラシックのCDは買いません、この頃は新曲の勉強以外ではクラシックは買わないのです。
ですから買うのはもっぱらJ-POPやらヨーロッパの民族音楽とか。どんどん増えて置き場所に困るくらい、積み重ねたCDに山が崩れそうで恐い!

それを片っ端からiPodに詰め込んで持って歩いている訳です、流石にiPodの方も容量が苦しく成って来てます。
新しいのが欲しいなあ、でもパソコンももうハードディスクが限界に近いし。そちらも何とかしなくてはいけないです、お金が欲しい!

CDを買った後はオケの仲間とお茶を飲みおしゃべりを。外のベンチでジェットコースターを眺めながらお茶を飲んでいたのですが気温も程よくて実に気持ちの良い午後でした。
平日でしたが結構な人出が有りまして実ににぎやか、良い気分転換になりました。

知らない事は

2005-09-19 23:36:58 | オーケストラ
今日からはTOC定期の練習になりました、曲は「展覧会の絵」とシベリウス「ペリアス&メリザンド」

ペリアスと言えばフランス系の作曲家達が作った物が有名です、シベリウスのペリアスなんてこの定期の曲目ラインアップを見るまではその存在も知らなかった。しかし音にしてみれば実に良い曲ではありませんか!まず音が通常聴いているシベリウスの音の手触りとはずいぶんと違う事の驚かされました。もっとも幾つかの交響曲とフィンランディア、バイオリン協奏曲、そしてカレリア序曲&組曲といった曲しか知らなかったのですが。
ペリアスを聴くと自由自在に音をあやつり優しさに溢れた音楽を作っているのが判ります。こんなにも自由な発想で作曲する人だったとは不覚にも知りませんでした。ハッキリ言って別人の作品のようです、もっとも最終曲はシベリウスらしい和声が出て来て安心しましたが。
今回のプレトニョフシリーズは一曲目は全てシベリウスの作品でした、レミンケイネンは時々耳にする事も有りましたが他の2曲は今回が全くの初体験。自分の不勉強を痛感させられた1週間でした、知らないと言う事は実に損をしていて勿体ない物だと思いました。
今まで色々とマニアックな音楽を聴いて来たつもりでしたがシベリウスは大きな盲点でしたね。
これから積極的に調べて聴いてみようと思います。

しかし昨日の今日でオケのメンバーはみんなフラフラ、やっと楽器を鳴らしているといった状態でした。
しかしマエストロは全く疲れた様子が無くて今日もしっかりと練習に臨んでいました。あの人の体力ってどこから湧いて来るんでしょう?
やはり世界の頂点に立つような人は体から何から作りが違うんでしょうね。
完全に負けました。

祭り囃子と沖縄料理

2005-09-18 23:55:32 | Weblog
今日はオーチャード定期、渋谷の街は秋祭り!

舞台裏で寛いでいると外から祭り囃子やお神輿を担ぐ若い衆の掛け声などが聞こえて来て舞台のクラシック音楽の世界とは好対照。いかにも日本の秋といった風情で面白かったなあ、渋谷界隈は至る所でお神輿が出ていました。そんなお神輿の横をすり抜けてお昼ご飯は新しく出来た沖縄料理のお店で食べました。仕事場の近くに沖縄料理のお店が無くて不便な思いをしていたのですがこれで渋谷は大丈夫。今日はソーキそば定食を頼んでみたのですがなかなか美味。この頃東京でも美味しい沖縄そばが食べられるようになって嬉しい限り。新宿にも良いお店があります、そして横浜にも。
あちらこちらで沖縄料理が食べられるのは素晴らしいのですが食べる度に心が沖縄に飛んで行ってしまうんです。本部の「きのした食堂」でそばを食べたい!とか西表でカヌーに乗りたい!とか心が叫び出すのです。
それに沖縄は花粉症が無いし、暮らすのならやはり沖縄なのかなあ?
まあ無責任な本土人の憧れなんですが。でもまた行きたい。

さてオーチャード定期のベートーベンの7番、こちらもまるで秋の大運動会のよう。良い汗をかきながらステージの上を所狭しと走り回った!という感じでしたね。秋はお祭りに運動会、日本人ですねえ。

今度は7番!

2005-09-17 23:30:15 | オーケストラ
さて今日はオーチャード定期の練習、今日はベートーベンの7番です。

実は7番は一昨日に一回目の練習をしてあったので今日が2回目、しかし昨日の運命で心も体も燃焼し切ったオケにはいささか限界を越えた事態です。運命と言う曲もオケが自然と燃え上がるような不思議な力に溢れている曲、増して昨日のように磨き上げて臨んだ本番では嫌が応にもオケは燃え上がり爆発状態でしたから体力の消耗もとても激しかったのです。
そこへ追い打ちを掛けるように7番ですから今日はしんどかった、こちらも良く知っている曲ではありますがマエストロはちょっとひねってきます。油断は禁物、落とし穴が待っています。恐いなあ。

もう一曲シベリウスの「吟遊詩人」と言う曲もやります、静かだけれど深い内容のとても印象的な曲です。昨日のレミンケイネンとは全く正反対ですがシベリウスもまだまだ知らない良い曲があるんですね。勉強不足でした。

明日は公開ゲネプロだそうです、オーチャードの場合はお客さんのマナーが良いので安心して練習出来ます。でも基本的にはあまり公開は好きではありません。この頃増えて来ているのでちょっとねえ、考えちゃうな。

運命を極める

2005-09-17 01:22:00 | オーケストラ
サントリー定期の本番、勿論メインは運命です!

これだけ練習を重ね練りに練って運命に挑むのは初めての経験でした。
どうしても運命と言う曲は有名であるが故演奏され過ぎていて練習もおざなり、一回通して終わりというパターンがほとんどなんですね。これは日本のオケ特有の現象なのかな、年中演奏しいている分この曲を良く知っていると錯覚しているようにも思えますね。しかし今回のようにこんなにもという位に繰り返し繰り返し練習して細部まで磨き上げた事は有りませんでした。あのチョンさんでさえ運命はこんなに練習しなかった、でもやはり練習って重ねてやると意味が出て来るんですね。もっとも悪い練習をいくらやった所でどうしようもないんですが今回これだけ練習した事は必ず東フィルにとって大きな財産になったはずです。
知り尽くしたと思っていた曲にまだまだこんな顔が隠されていたと実感させられました。
人生幾つになっても学ぶ事、学べる事は沢山あるんですね。

さてサントリーホール、何時の頃からかセキュリティーの管理が厳しくなりました。楽屋の出入りにも身分証の提示が必要になっていたりします。でもどんどん凄みを増していまして本番の舞台袖にまで警備員が配置されて通る人をチェックしているんです。ここまでやるかあとびっくりです。
厳しくて嫌な感じではありますがどこぞのセキュリティーのセの字も無いホールに比べたら安心ですね。

本番が終わってホールの楽屋口を出る時に警備員のおじさんから「次回もよろしくお願いします」なんて声を掛けられました。なんだか恐縮です、こちらこそまたよろしくお願いします!