TOC定期の本番でした。
ベートーベンの交響曲第4番とワーグナーの「指輪」ハイライト。
全く性格の異なる音楽の組み合わせ、この切り替えがなかなか難しかったりもするのです。
序奏こそ重々しく暗い音楽ですが本編に入ればあとは音楽を奏でる喜びに満ちた4番。
3番と5番という大傑作に挟まれて肩身の狭い思いをさせられている4番ですが、この曲だけ取り出して見れば素晴らしい音楽。
純粋に音だけが躍動して憂いも何も感じさせない音楽。
弾いていて幸せな気持ちが自分の心に溢れてくるような音楽なんです。
そしてワーグナーは大スペクタクル・ファンタジー巨編。
精緻なアンサンブルを要求されるベートーベンとは対極、ドラマを追求した、あくまで迫力とスケールとを追求する音楽。
巨大なオーケストラが巨大な音量で迫るのです。
でもどちらの曲も素晴らしい。
今日の演奏会はそんな2曲で盛り上がりました。
沢山のお客様から沢山の拍手をいただいてとても嬉しかった。
途中で左手の小指が硬直したように動かなくなりどうなる事かと思いましたが、何とか後半は盛り返してジークフリートに差し掛かったあたりから良い感じで曲に入って行けました。
しかしワルキューレが本当にきつい、騎行からすぐに魔の炎に繋がるなんて殺人的にしんどいのです。
通常のハイライトだとこの間にヴォータンの別れの音楽が切々と入るのです。
そして魔の炎へ、これだとちょっと指を休ませる事ができるんですが今回は直接繋がります。
本当に左手の指が疲れ果て、もう動きませんという状態になります。
おまけに今日はゲネプロで全曲通しましたから尚更疲れてしまいました。
終わった時の満足感は何物にも代え難い素晴らしい物ですが、引き換えに疲れも半端ではないのです。
ワーグナーの魔力ですね。
さて明日は同じプロでサントリー定期。
ゲネプロは時間が短くなり音響のチェックだけになりました。
少しは楽になりそうですが、問題は今日の疲れがどれだけ回復するか。
明日の朝、起きられるか?
ベートーベンの交響曲第4番とワーグナーの「指輪」ハイライト。
全く性格の異なる音楽の組み合わせ、この切り替えがなかなか難しかったりもするのです。
序奏こそ重々しく暗い音楽ですが本編に入ればあとは音楽を奏でる喜びに満ちた4番。
3番と5番という大傑作に挟まれて肩身の狭い思いをさせられている4番ですが、この曲だけ取り出して見れば素晴らしい音楽。
純粋に音だけが躍動して憂いも何も感じさせない音楽。
弾いていて幸せな気持ちが自分の心に溢れてくるような音楽なんです。
そしてワーグナーは大スペクタクル・ファンタジー巨編。
精緻なアンサンブルを要求されるベートーベンとは対極、ドラマを追求した、あくまで迫力とスケールとを追求する音楽。
巨大なオーケストラが巨大な音量で迫るのです。
でもどちらの曲も素晴らしい。
今日の演奏会はそんな2曲で盛り上がりました。
沢山のお客様から沢山の拍手をいただいてとても嬉しかった。
途中で左手の小指が硬直したように動かなくなりどうなる事かと思いましたが、何とか後半は盛り返してジークフリートに差し掛かったあたりから良い感じで曲に入って行けました。
しかしワルキューレが本当にきつい、騎行からすぐに魔の炎に繋がるなんて殺人的にしんどいのです。
通常のハイライトだとこの間にヴォータンの別れの音楽が切々と入るのです。
そして魔の炎へ、これだとちょっと指を休ませる事ができるんですが今回は直接繋がります。
本当に左手の指が疲れ果て、もう動きませんという状態になります。
おまけに今日はゲネプロで全曲通しましたから尚更疲れてしまいました。
終わった時の満足感は何物にも代え難い素晴らしい物ですが、引き換えに疲れも半端ではないのです。
ワーグナーの魔力ですね。
さて明日は同じプロでサントリー定期。
ゲネプロは時間が短くなり音響のチェックだけになりました。
少しは楽になりそうですが、問題は今日の疲れがどれだけ回復するか。
明日の朝、起きられるか?