にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

同窓会

2009-09-29 00:29:43 | オーケストラ
昨日は新宿の韓国料理屋さんで宴会でした。
去年のアジアフィルに参加した東フィルとシティフィルのメンバーで、アジアフィル同窓会とでも言えますね。
韓国出身の東フィル首席ファゴット奏者推薦のお店だけありまして半端ではない美味しさ。
ホルモンの入った鍋と〆のおじやの旨さといったら言葉に出来ない程。
それに久しぶりに飲んだマッコリ!
昨日は白と黒のマッコリの飲み比べで堪能です。
黒いマッコリは黒豆が原料だそうで、独特ではありますがこちらも美味しかった!

去年のアジアフィルの事、今年の話、それからお互いのオケの話と盛り上がり。
シティのメンバーは宴会が終わってから職安通りの「韓国広場」というスーパーマーケットに韓国の食材を買いにいったほどに韓国づくし。
面白く楽しく過ごしました。

東フィルはこれから演奏旅行が目白押し。
当然飛行機を利用する移動もたくさんあります。
今、オケ全体として問題になっているのが楽器の機内持ち込みの事。
機内に持ち込める手荷物のサイズが統一され、持ち込める荷物の制限が厳しくなりました。
チェロやトロンボーンなどは席を一つ楽器の為に用意するのは常識となっていました。
しかし他の弦楽器もこれからは制限に引っ掛かるのだそうで、既に空港のカウンターで一悶着なんて事が頻繁に起こっているのだとか。
私も今年の春に一度地方空港で揉めたことがありました。
シティのビオラ奏者の女性も機内に持ち込むことが出来ずコンテナに詰めて荷物室預かりにしたそうです。
いくら厳重に緩衝材で梱包したとはいえ、ベルトコンベアーの上を楽器が流れてくるのは見たくないものです。
そんな話題も昨日は出て悩みが尽きませんねえ、などと。

今日、もう一組の東フィルは九州に旅立ちました。
当然ながら手段は飛行機。
今回はオケが団体チケットを取って楽器の持ち込みも航空会社と話し合いが出来ていまるので大丈夫、あという話らしいのですが果たして揉め事も無くたどり着けたのだろうか。

色紙の謎

2009-09-27 01:51:26 | Weblog
オテロの本番3回目、今日が一番落ち着いて取り組めた感じですね。
指揮者も1幕の前半は妙にエキサイトしてましたがそれからは落ち着いた指揮ぶり。
歌も皆さん好調を維持、いですねオテロ。
お客さんの反応も回を追うにしたがって熱さを増していくようです。

そのオテロの本番が終わってから中央フィルの練習に行きました。
先週の合宿に続いての弦分奏となりました。
その合宿の宿にズラリと若手のお笑い芸人のサイン色紙が並んでおりました。
日付を見ると中央フィルの合宿の1週間前、色紙の中にはとっても人気の「ズグダン・・」で有名なコンビも。
果たしてそんな芸人さんたちも合宿をするんだろうか?と首をひねっていたのですが。
先ほどその謎が解けました。

NHKの番組の企画で「M-1」に挑戦する若手を特訓する合宿をやっていたんです。
あの宿で、そして練習に使っていたあの広間で、若手たちが懸命にネタに磨きを掛けていたんです。
もっとも例の「ズグダン・・・」のコンビは挑戦者ではありませんでした、さすがです。

今日はちょっと狭い部屋での練習となりました。
でも集まった人数にはちょうど良かったかな。
良くないか。

あと2日

2009-09-26 02:55:24 | Weblog
Y150横浜博もいよいよ今度の日曜日までとなりました。
今日はお休みでしたので最後のY150に行ってきました。

閉幕まで僅かともなり人の数は多かったようです。
大型連休の終わった金曜日という谷間にも関わらずです。
特に夜になってからも人が多くて驚きました。

何だかんだと言われ続けてきたY150ではありますが流石に終わるとなると寂しいものです。
跡地は元に戻すのでしょうか。
少しぐらいはモニュメントを残して欲しいとも思うのですがどうなんでしょう。
大観覧車がみなとみらい博のモニュメントとして今も残っているように。

何はともあれY150はこれでおしまい。
開会中に横浜市長が変わるという思いがけない展開にもなりました。
今年の開港記念花火大会で200周年で会いましょう、なんて叫んでいた市長がパっと止めてしまったのですから。
ちょっと興ざめにもなりました。

しかしこのイベントのおかげで横浜の港が持っている魅力を色々と再発見できました。
つい先日「横浜って凄い観光地だったんだね」と言っていたのは横浜在住の東フィルのメンバーです。
住んでいると普段は気づかない観光地としての横浜の顔を改めて知ることができました。

大型連休も

2009-09-25 01:54:21 | Weblog
昨日で秋の大型連休も終了となりました。
平素より休日と平日との区別なく過ごしている我々にとってはあまり関心の高い事ではなかったのですが、高速道路の渋滞のニュースなどを見るとやはり世間一般では重大な事だったんですね。

連休も残り少なくなった火曜日、大学の後輩が「連休ももう終わっちゃいますねえ」としみじみ呟いたのを聞いて初めて「ああそうなんだなあ」と実感した次第です。
この仕事に就いてからはカレンダーは日にちだけを見るものになってしまって。
曜日や祝日などは全くと言って良い程に無頓着となりました。
ラッキーマンデイなんて言葉もまるで実感が伴わず。
国民の祝日があるんだよと聞かされても「へえ」で終わり。
むしろ皆さんのお休みの日は我々のお仕事の日で、土曜日曜祝日は本番の日、それも近頃ではマチネの本番のある日なのです。

この連休中にオテロの本番が2回、アマチュアオケの練習が2回、お休みが一日。
そんな感じの過ごし方でした。
かえって疲れたようにも思いますが、連休疲れのお父さん達もたくさんいらっしゃったはず。
皆さんお疲れさまでした。

さて今日からは別の仕事の練習も始まりまして、今日は10月1日に本番の「文化庁芸術祭」のリハーサル。
「メリー・メリー・ウィドウ」と題されたオペレッタ形式のコンサート。
レハールの「メリー・ウィドウ」にシュトラウスの「こうもり」やヴェルディの「トラヴィアータ」まで混ぜ込んで楽しくやりましょう、という趣旨らしいのです。
今日はまだ音楽だけのリハーサルでしたが芝居も入りますのでこれからどうなるか?
こういった演目の常としてオケにもちょっと芝居をさせるようなんですが、あれ?

初日を終えて

2009-09-22 02:06:38 | オーケストラ
昨日はオテロの初日でした。
新国立劇場の2009~2010シーズンの幕開けとなったオテロ、亡くなられた若杉監督の最後のシーズンの幕開けでもありました。
劇場は初日特有の熱気に開幕前からムンムンとしていました。
常連さん達もお揃いでしたね、皆様楽しまれていたようで一安心です。

本番ともなると歌手も指揮者もそれまでとは違った興奮状態になってしまっていたようです。
特に指揮者はエキサイトしていました。
もうちょっと落ち着いてくれないと危ないかも、なんて場面も何回か出現して肝を冷しましたが何とか無事に最後まで。
歌手たちの声も疲れが取れて良い感じに響いていました。
本番を重ねれば疲れも溜まるのでしょうがこのままで最終日までの長丁場を乗り切ってもらいたいものです。
でもオテロって役は本当に大変、これを歌える人物はそうそう居るものではありません。
最後まで声が保ってくれることを祈るのみです。

今日はお休みで家でのんびりと。
外の世界はシルバーウィークだそうで何処も凄い人出だったそうですね。
道路も渋滞だったとか。
こう言う時は家にいるのが一番かも。

合宿

2009-09-20 01:27:48 | オーケストラ
今日は中央フィルの合宿で千葉県は岩井海岸まで。
アクアラインが出来て、さらに館山道が全通したおかげで本当に近くなりました。
おまけに県知事さんの一声でアクアラインも更に値下げ、館山道も休日特別料金と合宿に行くには本当にお誂え向き。
そして車は新車!
楽しいドライブでした。

合宿ともなれば長時間の練習があります。
今日も午後まるまる4時間、夜2時間とみっちり練習しました。
チャイ5を午後にやったのですがこちらはイメージが出来ているので音にはしやすいのでしょう、細かい所はまだまだ練習が必要ですが纏まりはありますね。
問題はドボルザーク。
「真昼の魔女」と「アメリカ組曲」という馴染みの薄い曲なのでどうしてもきちんとした音楽的なイメージが掴みにくいようですね。
それにもっと個人的に音をきちんと練習する必要もあるようです。
本番までの2ヶ月で掘り下げた個人練が出来ると良いですねえ。
期待してます。

本当なら今晩は泊まって明日もと行きたい所でしたが、明日はオテロの初日。
強風の吹き荒れるアクアラインを突破して帰って参りました。
明日のオテロ、飛び道具満載の派手な舞台です。
お客さんの反応がどうなるか、興味の尽きないところです。

ウメ子

2009-09-19 01:08:20 | Weblog
小田原城址公園の動物園の主とも言える象の「ウメ子」が亡くなったそうです。
60年の長きにわたり小田原城の下で子供たちを楽しませてくれていました。
私は子供の頃、小田原のすぐ近くの南足柄という所に住んでいた事もあり母親に連れられてよく城址公園にも行っていたのです。
そこで見た象の姿、今思えば「ウメ子」だったのですね。
父親が私や妹が城址公園で遊んでいるところと8mmフィルムに撮影してくれていました。
そこに写る「ウメ子」の姿を繰り返し見た記憶があります。
ニュースを聞いてそんな光景が蘇ってきました。

近年では春の桜の頃、鼻で桜の花びらを飛ばす「花吹雪」で有名でした。
実に長い年月、小田原の地で過ごして来たんですね。
長い間本当にご苦労様でした。

そう言えば知り合いに動物の解剖が専門の人物がいるのです。
ウメ子もお世話になるんだろうか。

悩みどころ

2009-09-18 01:18:31 | Weblog
PEUGEOT207SWが我が家にやってきて1週間が経ちました。
車の調子は日に日に上がっていて走っていると気持ちが良いのです。
先代の307SWより足回りが格段に良くなっていて乗り心地は勿論の事、走行中の姿勢が何とも言えずスムーズ。
猫足を実感出来る車となっています。

ですがこの前も書いたようにカーナビがどうもピンときません。
性能もなんですが一番の問題は取り付けられた位置。
もともとオーディオを取り付けるスペースが下の方にあるために、ナビの画面を見ようとすると下の方を向かなければなりません。
運転中の視線とかけ離れた位置にあるんですね。
おまけにハンドルと左手で画面が欠けてしまう。
全部が普通の状態では見えないという悲しさ。
そんなですから操作をするのも一々下を向いてやらなければ。
苦労の連続なんですが、ナビ君も力不足は否めず。
いっその事高性能のナビに換えてしまえ、と思っても取り付け位置がネック。
今日もカー用品店で調べてもらって取り付け可能なナビをピックアップしてもらいました。
ですが、そのどれもが予算を遥かに超える高級機ばかり。
悩むなあ、と頭をかかえて帰宅してからネットで検索をしたところ全ての悩みを一挙に解決できそうなお店を発見。
ここに期待をしようと思います。

こんな方法があったのかと思うくらいに画期的な方法。
参りましたね、これは。
これならば安いナビでも取り付け可能だし視線も楽だし操作も普通にできる。
一石三鳥ですね。

詳しくは書けませんが希望が湧いてまいりました。
ここに掛けてみます。

オテロはゲネプロも終了しました。
この4日間はきつかった。
疲労もたまり背中も首もガチガチに固まりました。
ちょっとつらいリハーサルが続きましたがこれで後は本番のみ。
日曜日が初日となりますが演出が凝っていて見ていて楽しいかもしれません。
アっと驚く飛び道具もあったりで。

度を超えてないか?

2009-09-16 00:26:58 | オーケストラ
今日もオテロの音楽付き舞台稽古です。
2日目です、でも昨日と同じようにきっちり全曲を通しました。
しかも少しづつ返しながら。

さすがに歌手の皆さんも全力では歌いません。
と言うより喉を労りながらのリハーサル、小さな蚊の鳴くような声です。
そんな状態で音楽的にどうのこうのと、言う方が間違っていると思うのですが。
指揮者はそんな事はおかまいなしにガンガンと進めています。

それで明日の3日目も全曲通すのだそうで。
明後日のゲネプロは当然の事ながら本番と同様な感じでやりますから全曲やっちゃうわけですね。
歌手の皆さんにとって4日連続で歌わされるなんて事は暴力に近いのではないかと心配してしまいますが。
明日は絶対に歌うべきではありません。
ここで無理をすると公演全体に悪い影響を及ぼすおではないかとも思います。

でも結局の所、明日もガンガンやっちゃうんでしょうねえ。
一体何を目的としたリハーサルになるのか、こちらには全く見当が付きかねます。

ラーメンと海と

2009-09-15 01:08:02 | Weblog
1泊2日という忙しない和歌山の演奏旅行でしたが楽しみもちゃんとありました。
初日の会場は和歌山城のすぐそば、ライトアップされた天守閣はなかなか美しかったですね。
それと何といっても和歌山市と言えば「和歌山ラーメン」でしょう。
その本家「井出商店」にも行く事が出来ました。

本番が午後6時開演と早かった事もあり終演後に向かったのです。
11時過ぎまで営業しているのも有り難い事ですね。
ホテルにチェックインしてからお店に向かいましたが扉をガラっと開ければそこには東フィルのメンバーがズラリ。
ほとんど貸し切り状態というのが凄い!
しかも私の他はみんな女性!
壁を見てみれば昼間に来店した葉加瀬太郎さんのサイン色紙が!

以前ラーメン博物館では食べた事がありましたが今回は本店です。
スープが美味しい!
チャーシューもとろけそうだし。
いいですね、流石でした。

2日目の会場は田辺市役所の隣にある「紀南文化会館」というホール。
すぐ横はもう海です。
快晴で暑いくらいのお天気。
みんな海辺でしばらく遊びました。
何人かは靴も靴下も脱いで海に入って遊んでました。
とっても気持ちのよい浜辺、泳ぎたくなってしまいましたがさすがにそれは出来ませんでした。
水も奇麗でしたし、横浜の海とは全然違いますね。
横浜も景観は素晴らしいのですが、これで水が奇麗になったら良いのですけど。

ちょっとした事ですけれど演奏旅行もこうして楽しむのです。

さて今日からはピットに入って「オテロ」の舞台稽古。
この「B.O.」と呼ばれる「音楽付き舞台稽古」が3日間あってゲネプロとなるスケジュール。
なのですが初日から中身の濃い長時間のお稽古となりました。
ちょっとこれはやり過ぎだろう、と思いますが明日もこんな感じで練習するとか。
通常ならこんなにオペラの稽古はやらないものなんですが。
歌手の喉が保つのだろうか?

先生と弟子

2009-09-14 00:42:39 | オーケストラ
昨日は和歌山市で、今日は田辺市で。
2回の本番を無事に終えて先ほど帰宅したところです。

1泊2日で2回公演で往復とも飛行機でと、なかなかハードなスケジュールではありましたが演奏会そのものの雰囲気がとても素晴らしく本当に楽しくて。
確かな充実感で今回の和歌山公演を終える事が出来ました。

葉加瀬さんは今や押しも押されもしない、ポピュラーバイオリン界の第1人者。
その葉加瀬さん、つい最近になってクラシックをきちんと練習したいと思い澤先生に再度弟子入りしたのだそうです。
大学時代の先生の門を再度叩くという行為もなかなか出来る物ではありません。
またそんな昔の弟子で、成功もしている、そんな元弟子を受け入れる先生もまた度量が大きいですね。
そんな二人が心を込めて演奏した演奏会です、素晴らしくならない訳がありません。
本当に楽しい演奏会でした。

でもさすがに疲れました。
ついついガンガンと弾いてしまって。

襲名披露

2009-09-12 01:49:04 | Weblog
2代目プジョー君がやってまいりました。
写真の左側が今まで一生懸命に走ってくれた307SW、右側が新しい207SWです。
今度の車の色は「ルナー・ミスト」という不思議な色。
前の車は「オーロラ・グリーン」と言う呼び名で奇麗な緑でした。
この色はマイナーチェンジする前までの307SW限定の色で今では設定がないんです。
とても奇麗なボディカラーでしたが、その色に似合うボディのデザインの車が無くなってしまったみたいですね。

207SWです、昨日の夜から乗り始めました。
だんだんとタイヤやサスペンションが機能しはじめて乗り心地も走りもご機嫌になってきました。
エンジンが小振りなので坂道などは思い切り回さないといけませんが、それでもだんだんとプジョーの乗り味が垣間見えて来ました。
軽快です、そして柔らかくしっかりとして。
307に比べればしっとり感は薄れましたが、でも軽快さが今度はあってうれしいのです。

ただ一つ残念な事が。
ナビ付きのモデルを購入したのですが肝心のナビ君の性能がだいぶ劣るんですね。
前のナビが数段良かったのは確かです。
しばらくしたら機能の優れたナビに買い替えようかとも思います。
これは今後の課題ですね。

さて明日は和歌山県は和歌山市で本番。
一風変わったコンサートになります。
呼び物は澤和樹先生と葉加瀬太郎という師弟コンビの弾くバッハのドッペルコンチェルト。
通常版とスイング版の2通りのバージョンを演奏します。
そして葉加瀬太郎氏渾身のメンコン!
指揮は師匠である澤先生。
そして澤先生の指揮でチャイ5!
ちょっと面白いコンサートになりそうです。

で、明日はぜひ「井出商店」にも行きたいぞと。

明日

2009-09-10 01:04:30 | Weblog
7年間乗ってきたプジョー307SWとも明日でお別れする事になりました。
走行距離も先月15万kmを越えさすがにボディもやつれてきました。
しかしまだまだ走りは健在、高速道路を走った時の爽快感はちょっと言葉では表せない程。

今日はETCを取り外してもらう為にディーラーへ。
このETCを新しい車に付けてもらうのです。
ディーラーへ行ってみればそこには新しく家族となる207SWが。
明日からはこの207SWで走ります。
ひとまわり小さくなりますが仕方がありません。
307の後継の308があまりにも大きくなりすぎていて駐車スペースなどの関係で断念。
でも207も良いですよ。

写真は2006年の2月に湯沢中里へ行った時のもの。
降りしきる雪で白くなった307SWです。
近頃は演奏旅行も減ってしまい日本中を駆け回る事もなくなりましたが、関東一円や中部地方はだいたい走り尽くしたかな。
色々な思い出が浮かんで来ます。
明日でお別れは寂しいもの。

7年間どうもありがとう。

オテロ!

2009-09-09 00:14:42 | オーケストラ
連日のオテロの練習も今日は歌合わせとなりました。
ソロも合唱もバンダも加わり、オテロの音楽的全貌が見えました。
やはり歌が入ると良いものです。
何と言ってもオペラですから、オケだけでも楽しいのですが更に更に楽しくなってます。

今回の指揮者の人柄もあって練習がとても良い雰囲気で進んでいます。
歌手とのコミュニケーションもうまく行っているみたいだし。
ただ残念な事はデズデモーナ役が交代してしまった事。
歌はとっても上手なのですが、あくまで個人的な趣味の話ですけど、声がデズデモーナのイメージとは違う。
この声にはきっと蝶々さんがぴったりだなと、思いつつリハーサルを。
立派な声だし上手です、でもちょっと強すぎるかな。
でもこの声でのデズデモーナも悪くはないですね。
あくまで個人的な趣味のお話しですから、すいません。
ごめんなさいねシニョーラ。

オテロはテノールにとっても難しい役ですね。
この役を歌えるテノールは本当に数少ないのです。
今回はその点でばっちりのテノール。
こえの強さも柔らかさも、きちんと持ち合わせて使い分けている。
面白い公演となる事でしょう。

さて今日でリハーサルはちょっとお休みです。
明日からは全く違うタイプの仕事が続きます。
オテロは来週からピットに入ってのリハーサルとなります。

お別れ

2009-09-08 00:55:03 | オーケストラ
今日、新国立劇場オペラ芸術監督「若杉弘」先生のお別れの会が催されました。
会場は新国立劇場の中劇場。
壇上に遺影が掲げられ献花台が設けられていました。

若杉先生が最後に指揮をしたのがここ中劇場。
ドビュッシーの「ペレアス&メリザンド」をコンサート・オペラという形式で上演。
私もしっかりと演奏させていただきました。
実を言えばもうその時既に歩行も困難になられて、車椅子でピットの入り口まで。
痛々しい姿ではありましたが最後まで公演を全うされたのです。

しかし直後の東フィル「午後のコンサート」は指揮をする事も出来ず。
指揮は三澤さんに任せ、先生はどかんと舞台に座って解説と監督と。
これが最後の姿でした。
この後入院されて1年、この夏に遂にお亡くなりになられたのでした。

新国の監督の任期を2年残しての入院、そして1年残しての逝去はさぞや悔しい思いをなされたのではと思います。
後一年新国は監督不在のままでいくのでしょうか。
後任は既に発表されている通りですね。
来年までこのままなのかもしれません。


最初のワーグナーのオペラを演奏した時の指揮者が若杉さん、その時の「ワルキューレ」は今でも鮮明に思い出すことが出来ます。
練習風景にピットの中など、若かった自分の脳にしっかりと焼き付いています。
新国のこけら落としでも「ローエングリン」をやりました。
その他にもR・シュトラウスの「エジプトのヘレナ」なんて難曲もやりました。
「蝶々さん」や「椿姫」などたくさんのオペラをご一緒しました。

颯爽としていた頃の遺影を仰ぎ見ながら献花をしてきました。
大きな喪失感を今このブログを書きながら感じています。
あの声がもう聞けないのですね。
寂しいです。