にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

流行りもの

2011-01-27 14:51:20 | Weblog
決して流行に敏感とかではないんですが。
月曜日からインフルエンザを発症してしまいました。
今は簡単に検査ができますね、あっという間にインフルエンザかどうか調べられる。
で、見事にA型インフルエンザと判定が。
ただしその先、新型か旧型かはさらに詳しい検査をしないとわからないんですね。
先生の所見によればこれは昨シーズン話題だった所謂新型だそうで。
立派に流行に乗っかってしまいましたね。

まだ多少体温は高めではありますが他の症状はだいぶ和らいできたようです。
咳も頭痛もほとんど無くなりました。
ただ薬が効いてきて気づいたのですが。
タミフルとかで話題になる若年層の異常行動の事。
私は他の新薬を処方されたのですがやはり同じ様な効き方をするようで。
体中が妙な興奮状態に陥るんですね。
おかげで夕べはほとんど一睡も出来ず。
今も何だか異常に元気。
全然眠くならないんですよ。
とは言ってもまだまだ回復の途中ですから動き回ったりはしませんが。
不思議な体験です。

そんな訳ですから今月いっぱいは仕事は休みにしていただきました。
うまくいけば来月頭からの復帰をと考えておりますが。
果たして回復の具合は如何なものか?

眠る

2011-01-25 00:52:17 | Weblog
先週は学校コンサートを5回、土日は新宿文化センターでのニューイヤーコンサート。
その前はといえば定期などなど。
結局まるまる2週間働いていました。
さすがに疲れがどどっと溜まり今日は一日眠っていたようなもの。
本当は出かけなくてはいけませんでしたが、それもパスして一日ぐったり。
情けない話ですがこれが事実。

そんな一日の夜に見たNHKの番組がありました。
プロフェッショナル仕事の流儀という番組。
今日取り上げられていたのは品川区にある大病院の院内学級で先生をしている方。
その教師としての存在を越えた人間としての魅力にノックアウトされました。

私は小学校4年生の時に長期の入院をした事があります。
足の骨折で4ヶ月間、大きな病院の整形外科の病棟で過ごしました。
その時代には院内学級など無かったですから。
大人の中にポンと放り込まれて4ヶ月、たくさんの事を学びましたが学校という環境がすぽんと抜けてしまっていたのです。
あの時にあんな院内学級があったらなあ、と番組を見ながら正直に思いました。
そこにあんな先生が居てくれたなら。
無い物ねだりではありますが、そう思わずにはいられなかった。

その時の担任の先生はまだまだ若く情熱の固まりのような人。
勉強の遅れた私にわざわざ家まで来てくれて勉強を教えてくれたり。
今となってはただただ感謝する他はない程にお世話になりました。

それでもあの入院期間中の事に関していえばあんなクラスがあったなら。
また違った入院生活を送れたのではないかと思うのです。
贅沢な望みかもしれませんが本当にあの子たちが羨ましかった。

もちろん院内学級は奇麗ごとだけでは語れません。
ぎりぎりの命のドラマがあります。
しかしそれだからこそ、あんな先生が必要なんです。


実を言えば今日行かなければ行けない場所は病院。
メタボの薬をもらいに行かないといけなかったのですが。
明日行こう。



今日は

2011-01-20 01:23:08 | Weblog
愛知県での学校コンサートも二回が終了となりました。
昨日は渥美半島にある田原市立田原中部小学校で。
渥美半島と言えば真っ先に春がやって来るようなイメージがありますね。
昨日も道端の畑は菜の花が満開、まるでもう春が来ているような光景が広がっておりましたが。
日陰に目を転じれば一昨日の雪がまだ残っているのです。
ですが日差しはやはり力強い物を感じます。
綺麗な校舎と適度な大きさの体育館、日差しが届いてあまり寒さを感じないですんだコンサートでした。

そして今日は東海市の名和中学校での本番。
知多半島の付け根、もうすぐ名古屋という場所にありながら、自然が一杯残る岡の上の学校でした。
ただ今日は寒かった。
渥美半島とでは気候が違うのかも。
雪の残り方も多かったし、何より吹き付ける風の冷たさが違います。
そして体育館の寒かった事!
本番中もずっとジェットヒーターを付けっぱなし、にもかかわらず寒さがじわりと床から。
最新の素材のアンダーウエアを着込み使い捨てカイロも複数仕込み。
それでもなお寒さには勝てなかった。
身に染みる冷たさ、参りました。

しかし生徒たちの純真さ明るさに今日は救われたのです。
全校生徒が本当に一生懸命聞いてくれて、合唱も力一杯。
何とアンコールとして全校生徒で合唱を我々にプレゼントしてくれたのです。
こんな素晴らしいプレゼントは初めての経験でした。
特に男子生徒の力強い声には感心させられました。
中学生ともなると歌なんて歌えるかよ、なんて感じの生徒さんもいるのですが。
名和中学校の生徒たちは全員が楽しそうに合唱をしているんです。
何か感激しますよね。
日頃からの学校の雰囲気作りが素晴らしいのでしょうね。
こちらが素晴らしい経験をさせてもらった一日でした。

さて明日は常滑市、明後日は知立市で本番。
敵は寒さ、ナポレオンみたいに冬将軍に負けないようにしなきゃ。

一つの終わりと

2011-01-18 01:48:00 | Weblog
昨日まで三回の本番を重ねた今回の定期演奏会。
指揮者の交代というハプニングに見舞われながらも何とか終える事が出来ました。

リハーサルは都合三回。
交代が正式に発表になる前に行われた一回目のリハーサルも渡邊さんが指揮をしたので、今回は全く渡邊さんの定期演奏会だったのです。
初日のオペラシティでの本番では心無いプーイングも渡邊さんにありましたが。
それは的外れと言うべきものでしょう。
彼には全く責任は無いのですし、それどころか危うくなった演奏会を立派にやり遂げた功労者ですから。

大野さんの休養はある程度予想のできる事でした。
トリスタンのリハーサル中から体調の悪さが伝わって来ましたし、それが指揮者の職業病とも言うべき頸椎の故障でしたから。
トリスタンの本番では毅然と振る舞っていた大野さんでしたが、お客さんの目の届かない所では立っているのがやっとと言う状態だったそうです。
発表では二月いっぱい休養との事ですが、実際は三月いっぱいまでの仕事は全てキャンセルだそうです。
この期間でしっかりと治療してまた指揮台に戻って来て頂きたいものです。

さてそんな定期演奏会も終わって、今日からは再び学校コンサートです。
まずは神奈川県の寒川町立寒川東中学校の体育館で一回目の本番をやって来ました。
これまでは小学校が多かったのですが先月は小中合同の時もあり、今回は中学校が二回です。
ちょっと内容も変わりますのでこちらの気分も変わって面白いですね。
ただ三年生は受験期間に入ってしまっているので今日は1・2年生だけでした。
中学生ですからもっと大人ぶって斜めに構えているのかと思いましたが。
何のなんの、寒川のみんなはキラキラしてました。
とっても良い感じの演奏会ができました。

それから雪による通行止めが解除になった東名を走り抜け、半田市までやって参りました。
明日からは愛知県で四回のコンサート。
私個人は、今回で今年度の学校コンサートは終了となります。
東フィルとしては来月も再来月もまだまだ体育館にお邪魔しますよ!

しばらく耳の痛みなどに悩まされ更新も出来ずにいましたが。
右耳の炎症もすっかり消えて痛みも感じる事がなくなりました。
ただ休み無しで二週間と言うのはさすがにキツイですね。
ばて気味ではありますがまだまだ突っ走ります。

現実

2011-01-12 00:45:58 | Weblog
定期のリハーサルが再開されました。
土曜日に一回目のリハがあり、間に2日他の仕事が入って今日から本格的に。
と思った矢先、指揮者交代の知らせが。

マエストロ大野和士さん、療養の為に長期休養となりました。
トリスタンとイゾルデに入る以前から体調が優れず心配をしていたのですが。
結局トリスタンが終了した時点で全ての仕事をキャンセル。
定期は代わりに渡邊和正さんが指揮をします。

実をいうと土曜日の一回目のリハーサルも大野さんはキャンセルしていたのです。
その時から覚悟はしていましたが、本当にこうなってしまうとショックは大きいですね。

今回は曲が曲だけに大野さんがどんな攻め方をしてくるか楽しみにしていたのです。
プロコフィエフの交響曲第5番とショスタコーヴィチの交響曲第6番、そして委嘱作品。
オーチャード定期ではショスタコの代わりにバーンスタインのセレナーデが。
どれもこれも捻りの利いた曲ばかり。
面白いプログラムです。

それだけに期待も大きかったのですが。
残念としか言いようがありません。
この休養中に治療をしっかりしてもらい。
また東フィルの指揮台に颯爽と立っていただきたいと切に願います。

あちらこちらと

2011-01-08 00:34:50 | Weblog
遅い正月休みを満喫、と行きたかった所ですが。
風邪をひき、おまけに外耳炎とのダブルパンチに見舞われました。

一昨日は耳鼻科に、そこで鼻の奥に炎症があるといわれました。
そうなんです、どうも鼻の奥が違和感たっぷりになり。
診断されたのが、鼻の風邪。
それから一日経った夕べから右の耳が痛み始め。
今日再び耳鼻科に行けば外耳炎の診断。
いやいや新年早々何だかんだとありますね。

一昨日は耳鼻科の後、すぐ近くの弘明寺に初詣。
そこで今年の星回りを見れば今年は「大凶」ではありませんか。
「病災」に注意とも書かれていて。
今年は体に細心の注意を払わなければと思っていた矢先ですから。
ちょっと凹みますね。

明日からは定期の練習が始まるのです。
今年一回目の定期の指揮は大野和士マエストロ。
新国で年末からトリスタンとイゾルデを指揮。
ですがマエストロの体調も優れないとの噂が伝わってきております。
大丈夫かな?

偉大なるマンネリズム

2011-01-05 02:13:24 | オーケストラ
昨日はNHKの新春恒例「ニューイヤーオペラコンサート」の本番をNHKホールで。
年末の紅白に匹敵する歴史を誇る長寿コンサートです。

私が東フィルに入った頃、既に伝統が出来上がっていたコンサートです。
その頃は戦後のクラシック界を背負って来た大御所達が最後の輝きを放っていたのです。
そこへ佐藤しのぶさんや市原多郎さんら新世代の歌手が登場して来て世代交代の息吹が見られたちょうど曲がり角。
そんな古き良き時代と来たるべき21世紀がせめぎ合って、でも共存していたのです。

一人の歌手がアリアを思い切り歌う。
そして短くはあるけれどオペラの一場面を切り取るようなアンサンブルもあり。
そんなスタイルは昔と少しも変わっておりません。
特に今年は原点に帰ったようなスタイルでした。

時折ですがそこから敢えて逸脱しようという意図の演出の年もありました。
オケがステージ上に上がってみたり。
去年のように全体を一つのコンセプトで塗り潰したような時も。

元来歌を聞かせる番組ですから余計な事はしなくて良いと思う人もいるだろうし。
いやいや時には変化があっても良いだろうと言う人もいるだろうし。
今年の様なオーソドックスな年が何回か続いた後。
ちょっとひねった年がある。
そんな事を繰り返しながら続いて行くのではないでしょうか。

それから気になる事が。
それはこのホールのピットの構造。
元々ピットと客席を隔てる壁がきちんとした構造物ではありません。
枠に布が貼ってある様な、そんな簡単な構造なのです。
ですから客席の声や物音が全部ピットにそのまま侵入してきてしまう。
昨日も最前列の女性客の話し声がずっと聞こえていました。
歌手が歌っている最中もずっと聞こえていましたから、周囲のお客さんも迷惑だったのではと。
そんな材質のピットに、更に赤く分厚い布が張り巡らしてありまして。
どう考えても音を吸収してしまうのです。
まあ放送用の多目的ホールですから仕方は無いのかもしれませんけど。
新国の広く、ピット内の音を少しも漏らさず客席に届けようという構造のピットになれてしまうと。
狭く音の飛ばないピットは苦労の連続。
薔薇の騎士をあんな少人数で演奏しなければいけないなんて。
とは言えピットを大きくするなんて事は出来ませんので仕方が無いのですが。
数年前、ピットの側面と後ろの壁を全て取っ払って広げた事がありましたが。
結果は・・・・・。

昨日も生放送、
大晦日のカウントダウンも時間との戦いでしたが。
昨日も時間の枠にきちんと最後まで収めるのが大変。
最後の曲が終わってからは放送終了までの時間が短かったですね。
オプションとして最後の乾杯の歌の繰り返しを一回省くという奥の手もあったのです。
が、昨日は何とかなりそうだと言うのでオリジナルの3コーラスで。
なかなかスリリング!

明けましておめでとうございます。

2011-01-02 01:53:52 | Weblog
炎のコバケン指揮の復活で華々しく2011年が明けました。
マーラーの音楽の力強さと荘厳さ、弾いていながら「何て素晴らしい音楽なんだろう」と感動しつつ。
カウントダウンをしている事など忘れる瞬間もありました。
毎回の事ですがステージの上で迎える新年は晴れやかで良いものですね。

そう言えばしばらく復活は演奏していなかった。
去年エッティンガー就任記念の演奏会で演奏されましたが私は出ていなかったし。
そう頻繁に演奏される曲でもありませんし。
いったいいつ以来だったのか、記憶を辿っても・・。
覚えているのは2001年、旧東フィル最後の定期で沼尻さんの指揮で演奏したあと。
その年の6月、合併後の東フィルでチョンさんの指揮で華々しく演奏した事。

節目節目でこの曲はやっているんですが。

記憶に鮮明に残っているのはヘルベルト・ケーゲルさんの指揮でやった演奏会。
旧東独の名指揮者でしたね、なかなかに個性的で男臭く。
そのケーゲルさんとサントリーホールで復活を演奏しました。
他の指揮者が要求しないような事を徹底してやりました。
4楽章の金管楽器のコラールをオルガン前でやってみたり。
でも面白かったのです。
楽譜にない音も足したりも。
でも実に効果的でした。
更にスケールアップしていましたっけ。

そんな復活で明けた2011年。
ぜひとも明るい年になって欲しいものです。
厳しさを増す世間の状況ではありますが。
何とか持ちこたえて、上昇して行きたいものであります。
何しろ今年は東フィルは100周年を迎えるのですから。

3月には記念の演奏会も開かれます。
これを機に次の100年を力強く歩んでいきたいものです。