にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

渦巻き?螺旋?

2005-07-31 23:28:33 | オーケストラ
今日はミューザ川崎で本番を。
初めてここのホールで演奏しましたがなかなか美しいホールですね。音の方はちょっと慣れるのに時間がかかりましたがここ5~6年の間に新しく出来たホールと同じような傾向かな。響きは軽めでちょっと人工的な残響が有って、低音よりも高音の方が強く響きます。しかし何と言ってもここの特徴はその客席の構造でしょう。舞台から螺旋状に上に上にと客席が伸びて行くような作り。ですからホールの奥行きは無いのですが高さは充分にあって響きが全部上に昇って行くように思えました。ステージは本当に壷の底みたい、ステージ横や後ろの席も3階ともなると本当に高くて、果たしてステージの何割が見えているんでしょうね?

ホールの入り口から楽屋に辿り着くのも渦巻きみたいにルートがぐるっと回っているんです。いやいや面白い建物ですね、空中を渡ったりして行くんです。しかしこの辺りは昔は東芝の工場だった所ですね。再開発でこんなホールが出来たりして本当に変わりました。でもまだどんと工事中の土地があったりしてまだまだ変貌して行くんでしょうね。最終的にどんな街になっていくんでしょうか。

今日はサントリー定期と同じプログラムでした、やはり大進君のショスタコーヴィチは見事です。この前にも増して凄みが、テンポも速かったけれどテクニックと集中力で見事に弾き切ってしまいました。
そして幸せなドヴォルザーク、本当に今日は弾いていて楽しかった。新しいホールで幸福感に溢れた演奏会が出来て嬉しかった。

時間が問題だ

2005-07-30 23:54:16 | オーケストラ
今日はNHKの名曲アルバムの収録でした。
編曲もの2曲のみという何ともおいしい仕事だったはず、しかしふたを開ければなんとも後味の悪い仕事になりました。
別に音楽的に不味かったとかミスが有ったと言う事では無かったのです。問題は時間、番組の時間は5分間。そこに上手く収まるサイズに演奏しなければなりません。今日はミュージカルナンバーと有名な歌の2曲、編曲家があらかじめ時間的に丁度良くなるように作ってきています。でも演奏する度にテンポは変化するもの、長かったり短かったり。
毎回この仕事の時は音楽がどうのと言うより時間が問題になるのです。2曲の録音に3時間かかりました。何度やり直した事か、特に2曲目がきつかった。もう少し指揮者にテンポをコントロールしてほしかった。ソロが入っていたのですがどうもテンポが安定しなくて速くなったかと思うとどんどん遅くなったり。弾きながらああ遅くなった、ありゃ速くなっちゃったよとかイラついてしまいました。こんな感じで3時間。休憩時間も不規則に小刻みに入り腹ごしらえもままならず空きっ腹でやっていたので尚更きつかったなあ。

さて明日はミューザ川崎に行きます。チョンさんとドヴォ8の2回目となります。初めてのホールなので楽しみにしているんです。ちょっと変わった構造のホールだそうですね。果たしてどんなホール?

そうそう昨日はこのブログのアクセス回数が異常に多かったのです。おとといの定期の記事に対するアクセスだったようです、サイトの方も何時に無くアクセスが多かったし。ちょっとびっくりするような数だったんです。皆さん結構いらして下さっているんですね。

虚脱状態!?

2005-07-29 23:04:44 | オーケストラ
昨日の本番のダメージが体と心に残っていてとても仕事が出来る状態ではありません、でも今日は今日で次の仕事の練習です。
本当なら定期の次の日とかはお休みにしてもらいたいですね。体は動かない、集中力も続かない、新しい音符は頭に入らない、無い無いづくしの一日でした。周りもみんな似たような顔をしていましたから、マエストロもそう見えたなあ。まあブルックナーの曲をつきつめて演奏すればこうなりますね、まして努力が報われなかったりすれば尚更です。

さて今日は来月初めの「こども音楽館」の練習でした、曲は新世界とガーシュイン。ラプソディー・イン・ブルーは短縮版で演奏しますがソロのピアノはなんとチョンさんが弾きます!聞き物ですよ!
マエストロのピアノは音色がやはり人とは違います。どっしりとしたバランスで音楽を作って行きます。低音の柔らかさと豊かさはマエストロだけの感覚でしょうね。その音を聞くと「このバランスでオケも鳴らしたいんだな」と納得出来ます。ブルックナーの音楽などそんなバランス感覚を表現するのに打ってつけなんですね。昨日の本番で鳴っていた和音のバランスですね。残念だな、今ひとつ表現仕切れ無くて。

昨日の記事についてコメントが寄せられていたのですが削除させて頂きました。理由は昨日の記事にコメントとして書いてあります。
このブログは私自身が名前も公表した上で書いて良い事悪い事を判断して書き込んでいます。コメントを書いて頂ける事は喜ばしいことなのですが、やはり書き込みに対しては責任を持って良識の範囲でお願いします。

これで良いのか?

2005-07-28 23:59:04 | オーケストラ
TOC定期の本番でした。
ブルックナーは弾きながらどうにもならない歯痒さに悔しくて、途中でやめてしまいたい衝動にかられました。
こんな演奏で果たして良いのだろうか、いや違う。こんな演奏をしたくて我々は練習を重ねたのでは無い。これはあんまりだ。
こんな思いが頭の中で渦巻いて悔しくて。今日は私個人的には大失敗な定期、自分自身の出来不出来では無い事が悔しいのです。
ちょっとしたきっかけでメンバーの心に芽生えた疑心暗鬼が全体に広がってしまい重い重い雰囲気の中での演奏となりました。音楽は前に進んで行かないし、かといって踏み込んだ表現も出来なかったし。
たまにはこんな事も起るけれど、今日は起きて欲しく無かった。
今日はヤケ酒でも呑むか。

本番前の空き時間、携帯でブログをあちらこちらとランダムに歩き回っていたところ、とあるブログにこんな書き込みが。「茨城県方面に地震雲が出ています、来ますね」、本番が始まって直ぐに案の定地震が。聞けば震源は茨城。
当たらない事も有るけれど地震予知って出来る人は出来るみたい。で、その人によると近々恐ろしい事が起きるとか。
本当だろうか?

体力と気力と

2005-07-28 00:02:36 | オーケストラ
今日もブルックナーをじっくりと時間をかけて練習しました。
ブルックナーと言えば曲が長い、トレモロばかり、金管ばかり目立つ、などなど色々と言われてますね。確かに我々弦楽器にとってトレモロがひたすら続くことは右手が壊れそうでキツいのです、しかし本当に意味でキツいのは音色と音程なのです。純粋な和音とそこに乗った透明なメロディー、とても美しいけれど臨時記号だらけの音符を正しい音程で演奏する事がこれ程迄に難しい事をブルックナーの音楽は知らしめてくれるのです。
そしてトゥッティの強奏の後に来る澄み切った静寂、これを表現する為の暖かくも澄み切った音色。これまた技術を要するのです。マエストロが一番こだわるのがこの音色です、醍醐味ですね。

昨日はタイフー・リハーサルとか言って早々に終わってしまいましたが今日は時間的にも余裕が、その分じっくりと音楽を作れました。時間もたっぷりかけまして体力的にもしんどかった。その時間を集中し切ることもまたしんどい。
ブルックナーは本当に気力と体力が続かないといけませんね、ゆったりと流れる音楽なので気力を保ち続ける事が本当に難しい。
聴いているのは大好きなんですが、弾くのはちょっと。

明日はオペラシティーのホールでの演奏会。恐らくサントリー以上にブルックナーに向いているホールではないでしょうか。地下の練習場も悪くは無いのですがやはり響きたっぷりのホールには適いません。早くホールでやりたいぞ。

タイフー・リハーサル

2005-07-26 23:34:59 | オーケストラ
今日から次の定期の練習、曲はブルックナーのロマンティック。
迫り来る台風に後押しされたかのようにマエストロは早々と登場です。しかし台風が迫って来ているので今日は早めに終わろうと言ってはり切って練習を始めました。「何しろ台風が来ているからわーっとやってしまおう!タイフー・リハーサルだ!」とか冗談を飛ばしながら始まった練習でした。ドヴォルザーク以上に力を抜いて指揮をしていたマエストロ、こちらにも必要以上に音を荒げないでと何回も注意を。ブルックナーと言えば金管楽器の独壇場にも成りかねない所ですがやはり音量のバランスをしっかりと意識して程よい音量で。以前7番をやった時も柔らかく伸びやかな響きで演奏したのですが今回もそういったアプローチです。明日はもっともっと弦楽器の音を柔らかくしていくんだろうなあ。

さて話は変わりますが昨日レッジーナの中村俊輔選手の移籍先がスコットランドのセルティックになったニュースが流れました。ニュース映像の俊輔君の顔かたちや髪型がマエストロにあまりに似ていてびっくりしました。今までも似ているよなあと思っていはいたのですが昨日の映像があまりにそっくりなもので。
そう言えばマエストロは今回凄く日焼けしていて真っ黒、どこで焼いて来たんでしょうねえ?

台風は今の所さほどの被害をもたらす事も無く去って行ってます。しかし帰りに見た多摩川の水位はもの凄い事になっていました。山の方は本当にひどく雨が降ったのですねえ。明日になったらもっと水位が上がっているのだろうか?大丈夫かな?

ああ極楽

2005-07-25 23:40:50 | Weblog
今日は戸越銀座まで整体に、久しぶりだったので効きましたよビリビリと!
首の骨がズレズレでそこから左手全体に痛みが広がっていたのです、特に薬指の痛みが酷くて細かい音程が取りずらい状態が続いていました。今日の一回だけの治療で全てが治ると言う訳では無いのですが、でも明日からの定期の練習には良い状態で臨めると思います。
揉んでもらってからしばらくは背中がほかほかと暖かくて良い心持ち、本当に極楽極楽と言う感じ。やはり何度行っても整体って良いもんですねえ。
毎年この季節が一番体がきついですね、7月末から8月に掛けて毎年チョンさんが来るのですがやはり強烈な指揮に乗せられるのか思っている以上に体に負担がかかっているんでしょうね。来月にももう一回ぐらいは行かないと駄目かな?

さて今度は台風が来ますね、明日の夕方頃が危ないですね。実は明日の定期の練習ですがチョンさんは午前中の便で日本に戻って来る予定なのです。台風の進路次第では飛行機がちゃんと飛んで来るのか心配になりますね。大丈夫かな?

薄れ行く期待感

2005-07-25 01:19:39 | F1
どうもこの頃レースを見る目が醒めて行きます。
去年は琢磨君の快進撃も手伝ってスタートの高揚感もかつて無い程、それだけに今年の何と盛り上がらない事!
今日もスタート直後の混乱からフロントウィングを破損、あとはどんなに頑張っても12位がせきのやま。なんとも期待外れのレースばかりですねえ、琢磨君。未だにポイントはゼロ、来年のシートは大丈夫なのかな?
今度はF1で一番つまらないハンガリーのコースですからねえ、もっと盛り下がりそう。

しかし不運な人はもっと他にも居ますね、ライコネンは今年もドイツは完走出来ず。彼の先祖がドイツ人をいじめたとか変な事まで勘ぐってしまいます。今年はアロンソ以外のドライバーはドタバタしていて入れ替わり立ち替わり上がったり下がったり。一人だけ安定してますからポイントもこれでダントツ、下手をすると日本に来る前にチャンピオンが決まってしまいそうです。これもレースがつまらない一因でしょうね、みなさんちょっと頑張って盛り上げてくれないと本当にF1の灯は消えてしまいます!

地震!

2005-07-24 00:21:07 | Weblog
今日の地震は凄かったですね!と言いたい所なのですが実は全然気が付かなかったのです。
というのも買い物に出掛けてちょうど車で移動中に起きたのです。なので車から降りて歩き出した途端、カミさんから電話で凄い地震だったけど大丈夫?と言われて初めて知ったのです。
横浜の西口を歩きながら電話で話していると前方に人だかりが、警察官が何人も居て喫茶店の前をロープで封鎖して何やら作業をしています。見ればひさしか壁か、破片がそこら中に散らばっていて店員さんが片付けていたのです。
そこで地震の凄さを実感しました。ビルに入ればエレベーターは止まっているしみんな携帯に齧じり付いて連絡を取ろうと必死だし。私の携帯もカミさんから掛かって来たまでは通じていたのですがその後はパッタリと通じなくなりました。通話もメールも全く機能せず、FOMAはこう言う時はまだまだですね。サブで持っているMOVAは何と言う事無く繋がったので家に連絡が出来ました。家も被害などは無く、多少棚から物が落ちた程度で一安心でした。

さて昨日はチョンさんのサントリー定期でした。一曲目のショスタコーヴィチのバイオリン協奏曲の演奏が凄くて大喝采を浴びていたソリスト君。ゲネプロで聴いていたのですが本当に見事な音と音楽、頭抜けたテクニック。良い演奏でした。
そしてドボ8ですがこれまた良い出来で3楽章をアンコールとして再度演奏しました。何と幸せなドヴォルザーク!

家に帰って来てはみたのですが本番の興奮が冷めず頭の中に音がグルグルと渦巻いていてとてもブログを更新出来るような精神状態ではありませんでした。久しぶりにあんな状態に陥りました。自分の持っている全ての力を200%出し切った感じです。気持ち良い疲れでしたねえ。

うどんで30分?

2005-07-22 00:09:11 | Weblog
今日の夕食は横浜に新しく出来たさぬきうどんのお店で食べました。
つい最近までは確かラーメン屋さんだった所を改装したお店、黒板張りのシックな外装がしゃれています。
中に入るとカウンターとテーブル席が並んでいて私はカウンター席へ、しかし目の前は何故か高い仕切りがあって中は見えません。当然中からも客席が見えないので私が入って来て席に着いてもお店の人は全然気付かなかったのです。若い夫婦が二人で切り盛りしているようで開店仕立てで要領が悪いのかどうも客の扱いがねえ。
メニューには「当店は注文を受けてからうどんを茹でますので15分程お時間を頂く事がございます」などと書いてある、注文した時には店内はいっぱいの人。10人程は居たかなあ、その人たちに全部うどんを出し終わってから私のうどんが出てきました。その間30分あまり。タイミングも悪かったのでしょうがうどんや蕎麦で30分以上も待たされるのは珍しいなあ。いつも行っているお店などは茹で上がりまで10分ぐらいなんだけど、なんであんなに時間がかかったんでしょうね?

そのお店の有る場所と言うのは横浜市の南区の中でもラーメンの激戦地で有名な所なのです。以前のお店も結局競争に負けてお店を閉めたのでしょう、ほんの目と鼻の先には有名な「ぺーぱん」という旭川ラーメンの名店があります。ちょっと歩けばこれまた有名な「流星軒」が、そしてちょっと見渡せば本当に次から次へとラーメン屋が出てきます。
さぬきうどんはちょっと珍しいのでこれから味を極めて定着してくれると嬉しいなあ。きちんとした麺を出してくれています。ただあとは料理としての出来ですよねえ。今日はいまいち、これからを期待します。

さて今日も定期の練習、ドヴォ8をもっともっと磨き抜きました。明日の本番はどうなるか?

根本的に違うもの

2005-07-21 00:05:15 | オーケストラ
今日も定期の練習です、私は今回ショスタコーヴィチはお休みなのでドヴォ8だけの出番。
さてそのドヴォ8なのですがやはりマエストロの要求は今までの指揮者とは全然違うものです。テンポを大きく動かしながら流れは失わずに音楽を作っていくのですがここまでは他の指揮者でもやる事です、ただ程度の大小や出来不出来という問題は有りますけど。しかし決定的に違うのは音色に対する要求の深さです。この曲でここまでやればこんなに違う手触りの音楽になるんだと実感させられます。今までもチョンさんでやり慣れた曲を演奏する度に感じていた事なのですが、今回もここまでやるかという深い深い要求を出されます。柔らかく力強く暖かい音で全編を演奏しようと言うのです。そして響きのバランス感覚がやはり他の指揮者、特に日本人の指揮者と決定的に違っている。低音楽器の音を底辺にしたピラミッド型のバランスが基本なのですがでも先端が尖ってはいけないのです。そして変に重たくもなってはいけない、いつもいつも暖かく深く重く無い音でと何度もやり直しを。
普通の日本人指揮者とやるとどうしても高音が頑張った逆ピラミッド型みたいなバランスになりがちで、しかもわりときつい発音で演奏させられる事が多いですね。しかしチョンさんのアプローチはまるで正反対、でも決まった時の気持ち良さは格別なのです。
良く知っている曲なのですが随分と新しい局面を見せてくれます。

明日も練習です、ドヴォ8をさらに深く突き詰めるのだそうです。いったい何処まで行くのだろう?

出た!161km!

2005-07-19 23:51:35 | すぽおつ
クルーン投手がついに出しました!
161kmの日本新記録、見たかったなあその球。でも当てられちゃったんですね、ファールだそうですけど。
しかし161kmなんて球をバッターボックスで打つなんて想像を絶する体験ですね。バッティングセンターでも早くて120kmくらいかな、恐かったものその速さと音。
次は目指せ165km、ぜひやって欲しいなあ。

しかし昨日今日と打てないですねえベイスターズ。2試合で1点だけ、それも今日の点だって相手のエラーですよね。
せっかくここまで調子が上がっているのに流石にタイガースは強い?のかなあ。同点で引き分けだって行っても阪神の点も押し出しですよね。お互いにピッチャーが頑張っているって事なのかもしれません。
明日こそ勝ってオールスターを迎えてほしいな。

オールスターで目指せ165km!
遠慮なくやっちゃって下さい!

さてさて今日から定期の練習が始まりました。チョンさんでドボ8です。しなやかで流れるようなドヴォルザーク。
ヨーロッパの大地の香りも漂います、明るく緑豊かな大地を見るような音楽になります。ボヘミアの森ってさぞや美しいのだろうなあ、と憧れてしまいました。
チョンさんでドヴォルザークって珍しいのですがウィーンフィルで録音したドヴォルザークの弦楽セレナードのCDを持っています。あのウィーンフィルの弦楽器セクションからこれだけふくよかでしなやかな音を弾きだすマエストロの手腕に感心します。
今回の定期でもあんな美しい演奏が出来たら良いですねえ。頑張ります。

懐かしい音が

2005-07-18 22:38:03 | オーケストラ
今日スカパーでやっていたロイヤルバレーの「うたかたの恋」実に懐かしく見ていました。
東フィルに入って2~3年の頃ロイヤルバレーが来日してこの演目を上演したのです。この曲を編曲したのはランチベリーさん、そして指揮はアシュレー・ローレンスさん。残念な事に二人とももう亡くなってしまって。御両人ともにバレーのスペシャリスト、色々な公演をやりました。ランチベリーさんは新国でも何回か指揮をされていました、特に最後のシンデレラは忘れられない公演となりました。ロシアから来ていたフェドートフさん、フランス代表のケバルさんとバレー指揮者の大御所が次々に亡くなられてしまい寂しい限りです。次の世代が育っていないようなのが気がかりですね、バレーのスペシャリストになると言う事に抵抗のある人も多いのでしょうね。でも指揮者が居なければ公演は出来ないし、隅から隅までバレーを知り尽くした指揮者が居て初めて素晴らしい公演になるんですが。

うたかたの恋、今見ても素晴らしい舞台です。一番印象的なのは舞台のセットとダンサーや脇役の衣装の素晴らしさ。
ハプスブルグの宮廷が舞台なので当然と言えば当然なんですがバレーであれだけのセットを使うのは珍しいですね。豪華絢爛です。そして衣装も細かく手の込んだ作りで貴族達の実際の服の様、美しい!
そして音楽がまた官能的でせつなくて、ランチベリーさんがリストの曲を編曲した音楽なのです。甘く切なく官能に満ちた物語そのものが音になっているのです。昔弾いた時の感覚が甦ってきて色々な事を思い出しつつ見ていました。
日本のバレー団もお金があればもっときちっとした舞台が出来るはずですね、オケもオペラもバレーももっともっと素晴らしい公演が出来ると思うのですけど。お金があれば。

勝ち負けは

2005-07-17 23:57:20 | すぽおつ
プロのスポーツには勝ち負けがついてまわります。
このところベイスターズは好調を維持していまして貯金も出来てまずまずって所かな。
しかし今日はF・マリノスは大敗、あそこまで失点するのも珍しいですね。後半が始まって好調だったのになあ。試合の方をきちんと見ていたわけでは無いのでどうしてああなっちゃったのか?不思議ですね。オカちゃんがきっと立て直してくれるでしょう、よろしくお願いしますよ。

ところでベイは明日からはタイガースとの対戦になります。今日は負けたとは言え相手は絶好調ですねえ、ここでひとつガツンとやっちゃいましょ。とにかく虎の勢いを止めないとシーズンも終了になってしまいますから。

今日は横浜港では花火大会、昼間出掛けた時から街は浴衣を着た女の子でいっぱいでした。しばらく横浜の花火大会は真近で見ていないなあ。部屋で音だけを聴いていました。ドカンドカンと二ギヤか二ギヤか。今年はどこかの花火を見たいな。

シーズンも終了です

2005-07-16 23:49:42 | オーケストラ
本日の高校生の為の蝶々さんをもって新国2004~2005シーズンの全公演が終了しました。
次のシーズンは9月のマイスタージンガーで開幕となります。東フィルは1~3月以外の9ヶ月間を担当しているのですが私が今シーズン出たのはエレクトラと蝶々さんの2演目のみでした。自分でも少な過ぎるとは思っているのです、もう少し新国のピットにも入らないといけません。しかしなんとなく東フィルの中でもピット組・ステージ組と棲み分けが出来てしまっていて一旦どちらかに入ってしまうとなかなか抜け出せないのです。スケジュールの都合で行き来がしづらいという事情もあるのです。もう少し上手くスケジュールを組んでくれるとピットとステージと両方出来るのですがねえ。
来シーズンも私は11月半ばまではステージばかりです。もっとも韓国でピットに入るなんて予定が入っていたりしますが新国では入りません。来年の春は入ってみたいな、色々と魅力的な演目が並んでいるんです。でも希望者殺到かもなあ。

さて蝶々さん最終日、今日の会場の雰囲気は昨日までとはあきらかに違いました。チューニングをする時も自然に声の大きさが引いて行って静かになったのです。それと終演後の拍手も昨日までとは違い一般の公演に近いものがありました。
噂によれば今日は土曜日、こういう日に来れるのはちょっとグレードの違う学校とか。あくまで噂なんですけどね、夏休み目前の土曜日に登校する学校は限られていると。
まあそんなこんなで最終日も無事に終わりました、初台の駅が高校生で埋まった1週間も終わりました。また来年です。

今日はもう夏本番って感じのお天気でしたねえ、暑かったあ!初台でもセミが鳴いていましたよ、今年の初セミ体験でした。部屋にいれば蚊に刺されるし梅雨も終わりですね。
明日と明後日と連休になります、何して過ごすか!