にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

行きと帰りは

2007-03-31 01:24:41 | Weblog
今日は八王子で本番、家から車で行ったのですが自宅からホールまでは国道16号の一本道。
ところが今日は年度末も本当のどん詰まり、おまけに週末金曜日。
こんな日に道路が渋滞しないわけがありません。
行きは余裕を持ってゲネプロ開始の3時間以上前に出発したのです。
カミさんはそんなに早く出るのと驚いていましたが。
でも走り出せばやはり道は大渋滞。
16号、この道は厳しい道です。
出来ることなら走りたくない道。
もう少し信号が減らないものでしょうか。

ところが帰りは同じ道とは思えないほどの快調な走り。
車は少ない、信号にも捕まらない。
あれよあれよと言う間に家に着いてしまいました。
行きが2時間以上かかったのに帰りは1時間弱です。
いつもこうなら嬉しいのですけどねえ。
どうにかならないのかな。

今日の本番は井上さんの個性が炸裂して本当に楽しい演奏会でした。
予定に無かったトークまで飛び出してお客さんの心もグイっと引きつけてしまいました。
フランス音楽を実にフランスらしく、ホニョっとフワっと香りが漂う演奏。
面白かったです、スリルも有りましたがそれがまた井上さんの持ち味ですから。
キチンとしたテンポのクールな演奏なんて井上さんには似合いません。
エィヤーっとグニョーって感じに振っていてこそ、らしさが出て最高です。
還暦を迎えられるはずですが変に老成してもらいたくない指揮者ですね。
いつまでもやんちゃなミッチーで!

運行情報

2007-03-30 02:18:52 | Weblog
仕事場には車で行くことも電車で行くことも。
今日は訳あって電車で初台まで。
そんな時にはいつも携帯で電車の運行情報をチェックしつつ向かいます。
自宅からだとまず京浜急行に乗って弘明寺(ぐみょうじ)から横浜へ、湘南新宿ラインに乗り換え新宿。
最後は京王新線で初台へと乗り継いでいきます。

今朝携帯で情報を見ると京浜急行のダイヤが大幅に乱れているではありませんか。
おまけにJRも東海道線が強風の影響で乱れ横須賀線も車両故障で乱れている。
前途多難とはこの事ですね。
案の定弘明寺駅でいくら待っても電車が来ない、各駅停車しか止まらないローカルな駅ですがいつもは目の前をビュンビュン通過する特急や快速特急も通らない。
やっと来た電車に乗りましたがいったいこれは何時何分の電車なのやら。
横浜でJRのホームに行けば今度は湘南新宿ラインが来ない。
予定よりもだいぶ遅れて初台に到着、幸いな事に練習開始の30分前には着けたので事無きを得ました。

練習後にちょっとした会合が有って横浜に着いたのは午後11時。
仕事に向かってから12時間も経っていましたが京浜急行のダイヤは乱れたまま。
写真は京浜急行の下りホームの列車の発車掲示板。
なぜか零時発の電車が、ポコっと挟まれています。
最初は11時2分発の各駅停車だったのです。
ところがどんどん快速特急がやってきて後回しにされ、あげくに零時発という表示になりました。
ちょっと珍しい光景ですがこの時一緒にホームに居た「めめ」ちゃんと1時間待たないと電車が来ないのかと途方に暮れてしまいました。
しかし11時15分頃に突如各駅停車が現れて無事に帰る事が出来ました。

ダイヤが乱れた時などは掲示板の表示をやめる事が多いと思うのですが、今日の京浜急行は掲示を出してくれていて却って訳が分からない感じになっていました。
今日の混乱の原因は都営地下鉄内での事故、そこへ両方から乗り入れている京浜急行と京成電鉄はあおりで一日中乱れっぱなし。
いやいや皆さんご苦労様でした。

今日は何故だか書き込みが巧くいきません。
文字を打ち込んでも表示に時間がかかる、突如ローマ字になる、変換した感じが変わってしまう、間違った文字を削除すると余計な文字まで消えてなくなる。
などなど不具合のオンパレード。
いったいどうしたんだ?

フランスは香りが

2007-03-29 00:41:40 | オーケストラ
今日の練習はあさって八王子の「いちょうホール」で行われるフレッシュコンサートの為の。
プログラムは全てフランス音楽、ラヴェル、ドビュッシー、ルーセル、イベールという豪華なもの。
指揮者は井上道義さん、この人でフランス物はなかなか面白いです。
井上さんは良い意味で普通の人ではありません、また普通の日本人でもありません。
独特の感覚と音楽を持った人です。
フランス音楽を演奏する、それも素晴らしく演奏する為にはそんな感覚が必要です。
チョンさんも持っている才能ですが、井上さんも殊フランス音楽に対する感覚は優れていると私は思います。

だいたいこの人は普通の音楽を普通にやりません。
ひねりの利いた小技を繰り出して聞く人を魔法に掛けてしまうような事が出来る数少ない指揮者の一人です。
こんな人が日本に居る事自体が幸せな事だと思います。
今回はちょっとマニアックな選曲ですがこれもこの人ならでは。
明日の練習、そして本番ともっともっとプーンとフランスの香りが湧き出てくるような音楽にして行きたいです。

そうそう井上さんが乗っている車、もの凄い車です。
普通に売っている国産の小さな車なんですが、お得意のひねりの効いた小技を繰り出してレンガの外装にしてあるんです。
全て自分で車の外側にびっしりと貼付けてそれは見事な、世界でただ一台のスペシャルな車になってます。
こだわり抜いたあの人らしい車です。

三拍子

2007-03-28 01:19:21 | オーケストラ
よく言われる事に「日本人は三拍子が下手」というフレーズがあります。
ゆっくりとした三拍子ならば問題は無いと思っているんです。
ですが肝心なのはワルツのような三拍子、または8分の6拍子や8分の9拍子のようなリズム。
これがどうしても難しいようです。

自分の事を棚に上げて言うのもおこがましいのですが、指揮者でも日本人の場合よく分かっていないのではないかと思うこともしばしば。
音楽は言葉で説明してはいけない物かもしれません、感覚が備わっているかどうか。
オーケストラも場数を多く踏んでいますからある程度はオーケストラに任せて音楽をさせてくれた方が良いものになるような気がします。
あれもこれも全て自分の言う通りに、練習時間の始めから最後まで音符の鳴らし方講座になってしまう指揮者も。
こちらの体にしみ込んだリズム感を活かせるような音楽をしてもらえると嬉しいな。

何だか非常に抽象的な文章ですが、こんな事を思いつつ演奏している事も多いんですね。
確かに正確に演奏する事も大事ですが、それはまず最低限の事柄。
音楽で大事なのはその向こうにある手では掴めない、言葉でも言い表せない儚い物。
そんな気持ちがするのですがそれを忘れている演奏家が実に多い。
マークシートの枠を黒く鉛筆で塗りつぶすような音楽は駄目です。

今日も若手の指揮者でした。
決して悪くはないのです、でも何だかオーケストラが培ってきた音は信頼してくれていないような気が。
私の穿った見方かもしれませんが一本調子で力づくみたいにも聞こえます。
柔らかさや美しさの追求も必要だと思うのだけど。
もっともっと経験を積めば色々と出来るようになるのかもしれませんね。
時間をかけて見ていきたいと思います。

三拍子、やはり力だけでは無理。
踊ると言うより体操しているみたいなワルツに。
きびきびしてて気持は良いけれど。

思い出の

2007-03-27 00:46:16 | Weblog
明治学院の白金キャンパスの象徴ともいえるチャペル。
入学式も卒業式もここで、クリスマス礼拝もありました。
明学生にとっては忘れられないチャペルです。

土曜日に見た時はちょうど改修工事の真っ最中。
特徴のある屋根と塔の葺き替え工事、外壁も工事していたようです。
室内はどうなったのでしょう、いつかまたあの中に入ってみたいものです。

私が在学中にはオーケストラもあのチャペルで練習をしていました。
パイプオルガンがどんと設えてあって敬虔な雰囲気のただよう室内。
プロテスタントの礼拝堂らしく余計な装飾はいっさいありませんでしたが信仰は心の問題ですから。
質素な室内で音楽礼拝もありオーケストラも演奏させてもらいました。
一度などパイプオルガンとオーケストラと共演させていただいて指揮などをさせてもらったこともありました。
礼拝堂専属のオルガニストの園部先生を学生の私が色々注文を付けながら指揮したんですから今思えば恥ずかしさの極みです。
もうお亡くなりになった園部先生が快く共演してくださった時の優しい笑顔が甦ってきます。

すっかり新しくなってしまったキャンパスで唯一昔の思い出が残っているのがこのチャペル。
出来ることならここで演奏などをまた出来たらどんなに嬉しい事か。
腕が衰えてしまう前に実現したいものです。


昨日は午後のコンサート、指揮者の下野さんが絶好調。
そのキャラクターを存分に活かしてのトークに指揮でお客さんを楽しませて。
こちらも楽しく演奏させてもらました。
休日の午後に楽しく肩の力を抜いて音楽を楽しむ。
気持ちのよい日曜日でした。

母校

2007-03-25 00:07:07 | Weblog
私の出身大学は明治学院大学、その法学部の卒業生です。
今日は法学部の創立40周年の記念セレモニーが行われました。

私が明学法科の出身という事を聞いた教授に声を掛けていただいてパーティーで演奏をしてきたのです。
東フィルの仲間を引き連れクァルテットでモーツァルトを。
懐かしい先生方にもお会いできて緊張しつつも楽しい時間でした。
パーティーの後も懇親会があってそちらに少しの時間参加させていただきました。
おいしいワインを飲みながらしばし学生に戻って昔お世話になった先生と昔話をしてきました。
あまりまじめに勉強をしていたわけでも無い私でしたが今回呼んでいただいて本当に感激してしまいました。
どうもありがとうございました。

久しぶりに訪れた白金キャンパスは校舎も全て新しくなって、まるで違う大学みたいに思えたほどの変わりよう。
入り口付近のチャペルや記念館ぐらいに昔の面影をとどめていました。
モダンで明るいキャンパスに生まれ変わっていました、今の学生さん達はいいなあと。
私がいた頃はのんびりとしたキャンパスでした、時間の流れ方もゆったりとしていたように思えます。
一日、ひと月、一年が実に長かった。
今もあのキャンパスにはゆったりとした時間が流れているのでしょうか。


家に帰ってきて見れば世界フィギュアがもの凄い盛り上がりではありませんか。
しっかりと見届けてミキちゃんの優勝に感激をしてしまいました。
去年のオリンピックのどん底からよくここまで蘇ってきましたよねえ。
SPもフリーも2位という安定感抜群の実力、すばらしいです!
でもマオちゃんにヨナちゃんにキミちゃんもみんな素晴らしい演技でした。
その後はシンクロも、マーメイドジャパンの活躍ぶりも見事。
女性はみんな頑張っていますねえ。
おじさんもしっかりしなきゃ。

記念日

2007-03-24 01:18:00 | Weblog
今日は息子の誕生日でした。
夜遅く帰宅した息子にケーキでお祝いを。

思い出すと、彼が生まれた日は東京に大雪が降った忘れがたい日。
その頃の東フィル練習場は虎ノ門にあったお寺、チャイコフスキーの悲愴を練習していると窓の外が吹雪なのです。
見る見るうちに雪は降り積もり歩くのにも不自由するくらいに。
電車もほとんどストップしてしまい練習後に病院に向かうつもりだったはずが一歩も近付けず。
何故だか京浜急行だけは動いていて家まではすんなりと帰れたのですが、あとあとカミさんに何故来なかったのかと言われ続けることに。
この日が来るたびにあの人っ子一人居ない虎ノ門や新橋の街を思い出します。

今日買ってきたケーキは今日から洋菓子の製造を再開したあの会社のケーキ。
買ってきたケーキには会社からのお詫びとこれからを記した手紙が付いていました。
子供の頃から親しんできた会社だけに今回の事件は残念でなりません。
早く信頼を回復して日本中の子供たちに愛される会社になってほしいと思います。

残念です

2007-03-23 00:35:02 | オーケストラ
今日はコントラバスの首席奏者のオーディションでした。
2回の事前審査を通過した3人がそれぞれ演奏をしたのです。
コンチェルトを1曲とオーケストラのコントラバス・パートをそれこそたくさん。
首席ともなるとあらゆる種類の曲をきちんと演奏できなければなりません。
基本的なテクニックに音楽性、それと他のメンバーに対してのリーダーシップなど様々な要素が要求されるのです。
厳しいものです、厳然と結果が出てしまいます。
残念ながら今日は合格者無しという結果に終わりました。

今年度いっぱいで役職を退かれる方がいらっしゃるので空席ができるのです。
東フィルの仕事量からいうとぜひとも必要なのですがそうそう上手くはいかないものです。
これで2回のオーディションとも合格者無しという結果です。
少しばかり視野を広げて人材を発掘しないといけないのかも。
おいそれとは見つからないものです、こちらもレーダーを張り巡らせて情報を集めないと。


ここしばらくパソコンでiPodの曲や写真の更新が出来なくて悩んでいたのです。
あの手この手、考えつく色々な手段を講じてもうまくいかず。
しかし夕べになってやっとフリーズする事もなく更新出来たのです。
次の機会にうまく行くかはわかりませんが、少しほっとしました。
でもパソコンのあちらこちらで不具合が出ている事は事実、次のパソコンをとも、そろそろね。

これもまた

2007-03-22 01:33:19 | オーケストラ
今日は池袋の芸術劇場で本番。
メインはチャイコフスキーの4番、それにラフマニノフのピアノ協奏曲第2番にベルリオーズのローマの謝肉祭というプログラム。
芸術劇場がほぼ満員、でもホールの空間が巨大なので響きが損なわれる度合いも少なくて気持ちが良いですね。
昨日の千葉のホールが500人弱の収容人数でしたから今日が広くて気持ちよくて。
思い切り鳴らせる気持ちよさでしょうか、爽快でした。

帰り道は車でFM放送を聞いてきたのですが、今日のNHK-FMは一日「吹奏楽三昧」という企画。
私は吹奏楽には縁がありませんでしたから知っている曲も無くて、ですからかえって新鮮な気持ちで吹奏楽の演奏を聞いていました。
5時過ぎからは東フィルの管楽器・打楽器セクションだけで録音した吹奏楽曲が演奏されました。
今月の3日と4日に録音された物で聞いていて面白かった。
でも曲の数と難しさが半端ではなかったのに驚きです。
たった2日でリハーサルを含めてきちっと録ったのです、結構大変だったと思います。
これもまた東フィルです、もう一つの東フィル。
普段はオケが2つに分かれているだけですが、管楽器と弦楽器とに分かれるのは珍しい。
これも仕事として確立されると面白いのではないかと、そんな事を思いつつの帰り道だったのです。

さて明日はコントラバスの主席奏者のオーディションです。
最終審査なので受験者は3人。
以前の時は残念ながら合格者がいなかったのですが明日は果たしてどうなるでしょう。
うまく決まると良いなあ。

回り道

2007-03-20 23:37:44 | Weblog
今日は千葉市で本番。
とは言っても映画音楽ばかり1時間弱で終わるもの、しかも昼間の本番。
なので本番が終わって車で走り出すと湾岸は大渋滞、首都高も同じ状況。
どうしたものかと考えているとカミさんが一言「アクアラインは駄目なの?」
おおお、その手があったかと思い高速を一旦出てから逆方向へ。
だいぶ回り道にはなるし料金もかかるけれど、渋滞はないし何しろ景色が素晴らしい。
夕暮れ時の東京湾は空気も澄み渡り遠くまで見渡せます。
途中「海ほたる」で休憩などして写真を撮ったりお土産を買ってみたり。
そしてそこで夕食も食べて帰って来たのでした。

写真は「海ほたる」の川崎側から東京の遠景を眺めたところ。
手前には大きな船が行き交い三角形の排気塔の左上には羽田に降りようとする飛行機も見えています。
しかし風が冷たくて凍えてしまいました。
今日もまた季節風が強烈に吹き付けて、海の真ん中では風を遮るものは何も無く。
吹きすさぶ北風を全身で受け止めながら撮ったのがこの1枚。
いやあ、寒かった!

千葉市の一角には韓国・朝鮮の方々が多く暮らして、また韓国料理屋さんが密集した地域があります。
千葉での仕事の時はよく韓国料理を食べますが、今日はまたいつもとは違ったお店で食べたのです。
お客は我々夫婦だけだったのですが、お店のオモニが大サービスをしてくれて。
ちょっと名前が覚えられない牛筋の煮込みを食べました、これはオモニのおすすめ料理。
その他にもキムチやサンゲタンなどをたくさん出してくれたのですがどれもこれもとっても美味しくて。
しかもまったく追加料金を取ることもしないので、満腹になるまであれもこれも食べて一人1000円でした。
しばらく千葉で仕事がないのが残念です、だいたいどこのお店でもそんな感じで安くて美味しくて。
仕事が無くてもまた食べに行きたいものです。

苦戦

2007-03-20 01:11:55 | Weblog
どうもこの頃パソコンの調子が悪い。
熱を異常に発生しているのにファンが回らない、それに何よりiTunesにiPodを接続して内容を更新しているとフリーズするのです。
それもシステム自体が!
MacのOSは頑丈に出来ていて滅多なことではフリーズなんてしないはずなんですが。

なので昨日撮った写真もiPhotoに取り込めるけどiPodには移せないのです、いったいどうして?
色々と試してはみているんですがどうもハードの異常もおこっているみたいでFirewireポートも変。
いよいよ寿命が来たのでしょうか、といって買い替えるお金はないし。
困ってきました。

昨日までの定期が面白かったせいか、どうも今日は気分が乗らないままに次の仕事。
ちょっと気持ちも晴れません、色々と考えることが多くて。
明日は千葉市で(今年になってから千葉には何回行ったのだろう?)映画音楽の演奏会です。
気分もかわって場所も変わって、楽しんで仕事が出来るといいな。

人生、辿る道は

2007-03-19 01:32:55 | オーケストラ
オーチャード定期でした。
「死と変容」とマーラーの「交響曲第5番」という2曲。
「死と変容」は「死と浄化」とも呼ばれて人生を閉じる時、その心の揺れ動きと後の魂の浄化を描いた曲。
そしてマーラーはと言えば、人生を終焉から逆にたどる曲。
葬送行進曲に始まり、終楽章は子供たちの無邪気な遊び。
実に深く考えられたプログラムです。
演奏しながらその意味を考えていました。
マーラーもシュトラウスもこの曲をそれぞれ書いた時はまだ若かった、しかし自分の先を見据えとんでもない曲を書いたのです。
いったいどうすればこんな曲がかけるのでしょうか。
天才は、我々凡人には推し量れぬもの凄い才能を持っているんですね。
こうやってそんな才能の産み落とした音楽を演奏できる喜びをも噛み締めていました。

今日は終演後に新宿の高層ビルの53階にあるお店で送別会でした。
写真はその窓から下を見下ろした風景、今日は空気が凛としていて遠くまで奇麗に見えていました。
でも足下のこの空間に惹かれる物があって思わずシャッターを切りました。

送別会は東フィルをずっとエキストラとして手伝ってくれたI君を送る会。
彼は自分の人生を新しく拓いたのです。
バイオリンは残念ながら辞める事となりましたが、自分の興味のある分野の門を叩きそちらへと進むのです。
まだまだ若いI君の前途を祝しての宴会でした。
あの才能が音楽界から消えるのは惜しいのですが、新しい分野でも存分にその才能を発揮して頑張ってほしいものです。
その気遣いの細やかさでまた彼はその道でもみんなに愛されることでしょう。
期待しています!

見事!

2007-03-18 00:17:59 | F1
今日は予選、今年初の予選は悲喜こもごも。
ホンダは本当に重傷のようです、ここまで遅い上に焦りからかドライバーのミスもあってセットアップも進まずQ3に二人とも進めず。
冗談で言っていたことが当たってしまって、それも悲しい方にです。
Earthcarと言うコンセプトは良いと思いますが、環境を大切にする事はゆっくり走る事?と思ってしまいます。
それに比べてトヨタは予想を覆す早さでベスト10に2台とも入りました。
問題はレースがスタートしてからのペース、去年まで予選は早くても決勝は早さが無くなってしまうというパターンが続いています。
今年こそそれを覆してほしいものですがどうなんだろう?

フェラーリとマクラーレン、それにルノーにBMWといった所は下馬評通りの強さ。
中でもフェラーリはやはり早そう、ライコネンとアロンソの一騎打ちは逃げるライコネンを追うアロンソという構図になるのかも。

しかししかし今日1番の驚きは琢磨君の10位という大番狂わせ!
Q2には進めるかもと思っていたらあれよあれよという間にQ3進出。
デヴィッドソンも11位ですから早さは本物みたい。
これで明日の楽しみも倍増、いやあ見事のひとことです!

ただ気がかりはスパイカーが出した抗議。
テストドライバーの契約問題も含めてスーパーアグリとスパイカーの間には火花が飛び交っているようです。
果たして明日は無事にすむのだろうか?


さて明日はオーチャード定期、内容はこの前のサントリー定期と同じ。
ホールが違い音も違い、何より明日は狭い中で弾かなければいけないでしょう。
他の楽器の聞こえ方も全然違いますのでアンサンブルに苦労するんですよね。
それにオーチャードは久しぶり。
大晦日以来?かな。

出会った事

2007-03-17 02:00:47 | オーケストラ
昨日このブログを更新しているときにちょうどNHKでは指揮者「大野和士」さんの特集番組を放送していました。
以前見た番組から再編集みたいな感じではありましたがスタジオでのトークも交えてとても興味深い内容でした。

東フィルが大野さんを常任指揮者に迎えた頃はちょうど彼自身も一皮も二皮も剥けて大きな大きな存在になろうとしていた時でした。
彼自身のエネルギーに引っ張られるように東フィルも脱皮をして現在の下地を作っていった時期だったと思います。
オケの音も変わりました、そして何よりも自由に音楽を作って行く楽しさを覚えたのです。
そして我々から巣立つようにヨーロッパで大活躍をしていったのでした。

今現在も我々はチョン・ミョンフンというもの凄い才能に率いられ、大変ではありますがとても幸せな音楽活動を送っています。
しかし大野さんと過ごした日々はもっともっと幸福な、輝きに満ちた日々でした。
いつの日か日本に帰ってきてまた我々の指揮台に頻繁にのぼってくださる事を願っています。
もっとも私の定年が来る方が先かもしれませんが。
あの才能にまたきちんと向き合って演奏をしたいものです。


今日は一日オーストラリアはメルボルンが気がかりで。
というのもF1がメルボルンで開幕したのです。
スーパーアグリのシャシー問題が引っかかって、今日のフリー走行の結果と相まって気もそぞろ。
どうやらカスタマー・シャシーの問題は今のところ大丈夫みたいですね。
それにも加えてアグリの2台が揃って本家ホンダよりも速かったのが嬉しい反面、ホンダとトヨタの元気の無さが気になります。
明日の予選が心配になってきました。
ガンバレニッポン!

こうなるか?

2007-03-15 23:02:22 | オーケストラ
写真はサントリーホール改装後の計画、ではなくて楽屋の通路に掛かっている巨大な写真。
以前「どみ」さんのブログにも出たこの写真、オケのメンバーもお客さんも指揮者も何もかも一人で演じている非常に手の込んだ写真。
いったいどうやってどれくらいの手間ひまをかけて撮ったのだろうといつも思ってしまいます。
あまりに巨大な写真の為左右が欠けています、その欠けている部分にはもっと大きく姿が写ってるんですが。
酔っぱらっていたり泣いていたり、とにかく同じ表情で写っている事が無いのです。
ホールも妙な具合に合成されていて変な構造に、見とれてしまう写真。
実を言えばこの中に一人だけ女性が写っているんですがこの写真では小さすぎてわかりませんね。
改装されるとどんな感じになるのか、などと考えながらこの写真をみているんです。

昨日のサントリー定期、ゲネプロから全開でバリバリに飛ばしました。
指揮者もオケも都合2回演奏して、でもとても気持ちの良い演奏会。
終演直後に奇妙奇天烈な「ブー」を叫ぶ人もいましたけれど、でもオケのメンバーは楽屋に帰っても上機嫌。
きっちりと手応えのある演奏会の後の余韻を楽しみながら帰ってきたのです。

しかしゲネプロ本番と2回も演奏してしまうとさすがに疲れます。
昨日は体ではなく頭が疲れ果てていてもう眠くて眠くて。
家に帰り着くまでは冴えていたのですがホッと気が抜けた途端に睡魔が襲来。
今日はお休みでしたからゆっくりと眠らせて頂きました。
定期の2回戦は今度の日曜日にオーチャードで。
今度もびしっと。