にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

寒いッ!

2007-11-30 00:59:29 | Weblog
今日は寒かった、外もですが練習場のC.C.レモンホールも寒かった。
思い出せば1月に「トゥーランガリラ」を練習した時もステージを寒風が吹き抜けていたのです。
今日も同じくステージ上を寒ーい風がビューと吹き抜けていく。
果たしてここは室内なのだろうか?
はたまた公園通りの歩道なのか?
大げさに言いましたが本当に寒かった。
風邪をひきそうです、どうしましょ。

家に帰り着くとアマゾンに注文していたCDが届いておりました。
The Lord of the Ringsの「The Two Towers」の完全版のサウンドトラックのCD。
3枚組のCDにスペシャル・エクステンデッド・エディションの音楽が余すところなく収められている最強盤。
映画ではカットされたシーンの為に書かれた音楽も全て収録されているそうです。
「The Fellowship of the Rings」の同じ完全版も持っているので2枚が揃いました。
後は「The Return of the King」だけとなりました。
アメリカでは既に発売されているので今度注文しようと思っています。
これで補完も完成となるのです。

さて明日は日比谷に戻ってショスタコの練習。
C.C.レモンはそれなりにステージの広さがありましたが果たして明日は?

古色蒼然

2007-11-29 01:13:11 | オーケストラ
今日からはショスタコーヴィチの4番の練習です。
場所はかの殿堂「日比谷公会堂」でのシリーズ。
我々東フィルは4番1曲のみの参加となっています。

会場は日比谷公会堂、戦後のクラシックコンサートを支えてきた歴史あるホールです。
私が東フィルに入って10年ほどはここでも演奏会がありました。
日本音楽コンクールの本選はすべてここでしたし、港区の音楽教室もここでやっていたのです。
今は港区の音楽教室はサントリーホールです、凄いですね。

さて日比谷で弾くのは何時以来なのか、いくら考えてもわかりません。
少なくとも10年は経っているとは思うのですけど、でも最後は何時の何の演奏会だったのか?
しかしホールの方は全く変わりなくそこにあります。
時の流れから取り残されたような一角、不思議な空間です。

そこで今日は弦楽器だけの練習をしてきました。
とんでもなく大きな編成でぶちかします、驚きです。
はたして管楽器や打楽器が加わったら舞台に乗り切れるのか、やってみないとわかりません。
それに響きが独特、いや独特というより全く残響が無い。
出した音が目の前の空気に吸い込まれていくのがわかります。
まるでブラックホールがそこにあって出る音出る音すべてを飲み込んでいくような感じ。
しばらく経験していなかった音です。
これでお客さんが入ったらもっとブラックホールの引力が強くなりそうですね、どうなるんだろ?

明日は渋谷のC.C.レモンホールで練習します。
旧・渋谷公会堂ですね、今日は日比谷公会堂。
日比谷と渋谷、ややこしい。

またお客さんになった

2007-11-28 01:39:58 | Weblog
前橋までディズニー・オン・クラシックのツアーを見に行きました。
昨日はサントリーホールコンサート版の練習でしたが今日はツアーコンサート。
ツアー組の皆さんは先週から休みなしで働いている真っ最中。
浜松・名古屋・名古屋・静岡・横浜と本番をして昨日が練習、そして今日は前橋に明日は新潟。
移動日をはさんで札幌、一日空いて青森で次の日がまた練習というハードなスケジュール。
ツアーも終盤の山場です、皆さん頑張ってましたね。

宇都宮で見たのがもう一月も前の事、その時と比べて格段にまとまりと盛り上がりを見せています。
コンサートツアーは日々成長しつつ変化するんです、これがまた楽しいもの。
ラストスパートに差し掛かりツアーのメンバーのテンションもどんどん上がっていくのでしょう。
サントリーでは置いていかれないように必死に食らいついていかなくては。

今日は前半のラブ&バラードのコーナーがとっても良かったのです。
特に青木さんの弾くバイオリンがしみじみと心に入ってくるんです。
休憩時間に青木さんが言ってましたが最前列の女性がウルウルとしていたそうですが解るなあその気持ち。
私のようなおじさんにもグッと来るバイオリンでしたから。

そして前半のハイライト「ワールド・エンド」!
今日も凄かったです、メンバーの気迫が迫ってきて。
それに後半は文句なしに楽しい。
今日も夢の世界をたっぷりと味わってきました。

さて明日からはショスタコの4番にどっぷりと浸かり込みます。
まずは弦楽器だけで練習だそうです。
ちょっと厳しいものが。

筋肉痛

2007-11-27 00:56:20 | オーケストラ
昨日はミューザ川崎で白金フィルの第九の本番でした。
朝早くから集まって自分たちでセッティング、午前10時からたっぷりとゲネプロをやりました。
しかし今回は白金フィルにしては割と薄味のゲネプロでありました。
いつもの濃密を濃縮したようなゲネプロとは打って代わってあっさり味、拍子抜けとも言えるしこれで良いのかなと心配も。

しかし本番はやはり本番です、アマチュア・オケにしか出来ない本番でした。
今回はコーラスが見事でしたね。
300人近い大所帯でありながらまとまりが素晴らしい、核となった合唱団がそれぞれ実力のある合唱団でしたので素晴らしい声と歌。
それにソリストも良い音楽を聴かせてくれました、決して力まず柔らかさを失わずに強さも出ていて。
オケも大健闘でありました、これだけできれば良いではないでしょうか。

しかし私自身はと言うと変に頑張りすぎて力んでしまったようです。
今日は起きれば体中が痛い、いけませんねこんな事では。
情けないです。

さて今日はディズニー・オン・クラシック、サントリーホール公演の練習でした。
ツアーで回っている皆さんに他のメンバーがどどっと加わってアコースティック・ヴァージョンでやるのです。
聞き物はやはりパイレーツ・オブ・カリビアン「ワールド・エンド」ではないでしょうか。
迫力です、奇麗です、楽しいです。
ツアーでの演奏もカッコ良いのですがオケ版もいいですね。
これをサントリーホールで演奏できると思うと背中がゾクゾクしてくる程、楽しみです。

明日は最後のデスマッチ・ツアーに旅立つカミさんを前橋まで送りつつコンサートも見てくるつもりです。
この前は宇都宮で見たツアーのステージがどのように変化して成長しているのか期待して。
自分のための勉強でもありますね、仕掛けももっとよく見ておかないと。

また今日も

2007-11-25 02:01:24 | Weblog
こんな時間に更新です。
結局今日も練習後に飲むこととなって、結果として昨日よりも遅い時間に帰宅となりました。
それから「のの」の世話とお遊びでこの時間。
懲りないおじさんここにあり。

今日は夜に合唱とソロとの合わせでした、合唱団は何と270人あまり。
すごい人数で練習したホールは人で埋まっておりました。
人の体温と呼吸で息苦しいほど、迫力満点です。
明日の本番のホールではもっと力強く聞こえるはず、ソロの皆さんも見事な歌を聞かせてくれていますので本番は期待大です。

しかし明日はゲネプロ開始が早くてちょっとプレッシャーが。
ブログを更新するよりも眠った方が良いのはそうなんですが、何となくパソコンに向かいキーを叩いています。
会場が川崎なので時間的に早く着ける事だけが救いではあります。
とにかく第九、頑張ります。

終わってからは打ち上げ、2次会とある訳で。
明日も酔っぱらって帰ってきて「のの」と遊んでこの時間かな。
体が続くだろうか。

遅いですね

2007-11-24 02:22:00 | Weblog
今の時間になってブログを更新です。
もう2時過ぎ、早く眠らないと明日の練習にも差し支えるのですが。

今日は白金フィルの練習を豊洲という所でやってきました。
ここは「ららぽーと」なども出来て今が旬です、そういえば「湾岸署」もこの近くに出来るのではなかったっけ?
土地が平らで広々としている場所です、気持ちがよい町でありました。

練習が終わってからはお決まりのようにお酒、昔の仲間たちとワイワイやりながらお店のラストオーダーまで粘っていました。
明日は練習が夜まであるしあさっては本番ということで今日なら飲んで騒いでも大丈夫。
後輩達と色々な話をしながら楽しい時間を過ごしてきました。

そんな感じで家に帰れば日付は改まっていて、それからハムスターの「のの」の世話とお遊びに付き合っていたらこんな時間に。
なかなか自己主張の強い子に育ってきました、自分のしたい事がはっきりしていて受け入れられないと怒ります。
思っていることがはっきりと解るのでこちらも相手をしていて面白いのです。
でもあまり長時間は付き合っていられませんから最後の頃はちょっとヒステリーぎみでもありますが、こちらも眠らなければいけませんので無理矢理に終了してきます。

パソコンに向かいブログを更新中、パソコンのすぐ横ではiPod touchがロンドンの有名な横断歩道を映し出しています。
もうすっかり日も暮れたロンドンの町を赤い二階建てバスが行き交っています、この横断歩道にも行ってみたいのですが叶うかどうか。
ロンドンのAbbey Road Studioの前の横断歩道。
世界中のThe Beatlesファンが憧れて止まないこの道。
毎晩見ているんです。

うどんの誘惑

2007-11-23 00:56:33 | Weblog
ポッドキャストで毎週送られてくる「麺通団のうどラジ」という番組を午後はずっと聞いていました。
しばらくまとめ聞きしていなかったので何ヶ月分も聞いていない番組が溜まっていたのです。
今日はお休み、午後のひとときをこの「うどラジ」を聞きつつ過ごしたのです。

内容は「さぬきうどん」について、話しているのは天下に名高い「麺通団」の皆さん。
田尾団長をはじめゴンさんや長谷川君などなどがうどんについてあれこれと語る訳です。
時折うどん屋さんの親父さんが出てきたりして自分のうどんを語ったりもします。

ですがこの麺通団の皆さん、団長が特にですが、まるでお笑い芸人集団みたい。
普通にうどんを語ったりはしません、笑いの渦の中で時折きらっと光るうどん話が。
文句なしに面白いです、FM香川で放送されているものよりも数段面白いそうです。
これがポッドキャストの醍醐味でしょうか。

でもこれを聞くと必ず「さぬきうどん」が食べたくなってしまう。
これがこの番組の怖さ、我慢ができません。
そう言えばこの所渋谷の「やしま」に行っていないなと思い出し。
渋谷はもっぱら「小麦房」ばかり、渋谷に行くのは日曜日が多くて。
やしまはお休みだし将八はちょっと遠いし。
ああ「やしま」でかけが食べたい。

カミさんは去年のディズニーのツアーでさぬきうどん巡りをやってきました。
今年も屋島の根っこにある「わら屋」でたらいうどんを食べたそうです。
「わら屋」にはずいぶん昔に一度カミさんと行ったのですがカミさんはすっかりその事を忘れていて「そうだっけ」だそうで。
思いっきりおいしいうどんでしたから覚えていてほしかったなあ。
などと思いながら過ごした午後でした。

さて明日からは白金フィルの練習に参加します。
2日間練習して日曜日が本番、第九です。
今年の第九はこれで打ち止め、7月と11月に演奏しておしまい。
今年の暮れは「くるみ」で。

復帰

2007-11-22 15:03:26 | Weblog
昨日のデッセーさんのコンサートで一連のお仕事も終了となりました。
昨日もすばらしい歌声で聴く者全てを魅了してくれました。
さすがに低音は苦しそうでした、ちょうど地声の音域くらいで発声が変わるあたりが危なかったけれど高音は見事の一言。
良い仕事をさせて頂きました。
また是非一緒に演奏したものです、出来れば他の指揮者で。

さて仕事から帰るとiPod touchが届いておりました,
ハードには異常が無かったということで工場出荷状態に戻っての復帰でした。
しかしそれからが大変、全然パソコンに認識してもらえない。
色々と手を尽くして二時間、やっと認識してくれて晴れて元通りに復活してくれました。
カレンダーも同期して新しい機能も出来るように。
これでしばらくは大丈夫だと思いたいですね、よろしくお願いしますね。

帰ってくる

2007-11-21 01:15:14 | Weblog
Appleからメールが届き、iPod touchを検査して修理も終わり発送したと知らせて来ました。
先週のオペレーターのお姉さんのお話では交換という事でしたが、今日のメールでは原品を返送したとなっていました。
検査の結果異常なしだそうで、でもそんな訳はないはず。
詳しい事は同梱の書類を見てくださいとの事。
いったい何がいけなかったのだろうか?

とにかく明日あたりには帰って来るらしいので期待して待っていることにします。
帰りを待つ間にも新しく動画を変換してました、帰ってきたら早速色々と取り込んでみようと思います。
ファームウェアが上手く更新されているとカレンダーに予定が書き込めるそうなので、しばらくやっていなかった予定表の作成などもしてみようと思っています。

以前はPSION 5mxというPDAに全てスケジュールを入れていたんです。
自分のスケジュールをきちんと管理する事で先々までの予定も解っていたし、過去に何を何時やっていたのかも一目瞭然。
しかしPSIONが使えなくなってからはスケジュールを別に作る事もなくなりズボラな感じにもなっていたのです。
MacにはiCalというカレンダー兼予定表のアプリがあってiPodともシンクロ出来るのです。
今度はtouchに直接書き込んだりもできるはずなのでスケジュール管理もtouchでやろうと思います。
まずは試しに古いiPodからシンクロさせてみてテストですね。

さて明日はデッセーさんの本番も最終回。
一昨日の本番も曲の入れ替えなどがあってガサガサした本番前となりました。
明日も何かありそうな、そんな予感も。
何事もなく無事に終わってくれると良いんですけど。

おおっと

2007-11-19 01:33:56 | オーケストラ
今日のデッセーさんのコンサートは昼間のコンサート。
コンサートが行われる時間帯や場所により男性楽員の衣装が変化するのですがこれが何とも間違いやすい。
通常この時間帯だと黒タキシードなのです、しかしデッセーさんのコンサートは3回あって最初と最後が夜、ということはこちらの2回は燕尾服。
こういうパターンが一番危険なんですね。
思わず燕尾服を持ってきてしまうメンバーが必ず何人か。

今日もやはり数人のメンバーが燕尾服を持ってきてしまい会場に着いて大慌て。
ズボンは大丈夫だとしてもシッポの付いた上着はどうにもなりません。
そして蝶ネクタイも黒でなければいけません、ちなみに燕尾服には白い蝶ネクタイ。
こうなるとみんなで手分けして黒い蝶ネクタイを余分に持ってきたメンバーを捜し、黒い上着を貸してくれる男性を捜すのです。
蝶ネクタイは二つ持っているメンバーが結構いるので何とかなりましたが上着までは。
ちょうど私が黒服も持っていましたのでクラリネットのSさんに貸しました。
でもそこまで、トランペットのメンバーは手配が間に合わず燕尾服のままで本番をやりました。
色々あるんです、油断大敵です。

今日は夜になって冷え込んでいます。
新潟県のライブカメラを見てみると湯沢や塩沢あたりは真っ白に雪が積もっていました。
昨日は苗場がオープンしましたね。
いよいよ冬です、今年は雪がたくさん降ってくれることを願っているんですが。
昨シーズンは滑りに行けませんでしたので今シーズンこそはなどと思っているんですけど、気持ちははやりますが体がどうにも言う事を聞いてくれそうにありません。
ちょっとトレーニングでも始めないといけませんね。

お客さんになる

2007-11-18 00:28:44 | オーケストラ
今日は中央フィルの演奏会、蒲田にあるアプリコまで出掛けました。
久しぶりに演奏会当日が休みとなりました、なかなかきついプログラムで練習も苦労が多かったのですが成果を楽しみに。

今回のスラブ舞曲第2集とブラームスの3番というプロは本当に大変です。
特に前半のスラブは8曲もあってそれぞれのキャラクターが非常に多彩、これを表現していくのは我々プロオケでも難しいもの。
今回のチャレンジは大成功とはいきませんが大健闘と言ったところでしょうか。
最初の3曲は固さも感じられましたが尻上がりに調子が出て、音量も音色もどんどんと良くなっていくのが手に取るようにわかりました。
細かいことを言い出せばそれこそ切りがありませんが、現状から考えれば私の予想以上の出来だったとおもいます。
でも正直にいえばもっと練習したかったな。

後半のブラームスは曲の構造が複雑に書かれているのでスラブのようにはいきませんね。
苦労しているのがわかって、でも指揮の鈴木さんが半ば強引にオケを引っ張ってくれたおかげで何とか形にはなっていました。
そんなに早いテンポで大丈夫?と突っ込みを入れたくなるほどに速かった2楽章と3楽章。
ここがじっくりと聴かせられるようなオーケストラになりたいですね。
次の目標でしょうか。

今日初めてアプリコでお客さんとして聞きましたがなかなか居心地のよいホールです。
内装も木材の柔らかい色調で、響きも柔らかかったし。
2階のバルコニーで聞きましたがここは音もさることながら演奏者の表情がよく見えて面白い。
という事はいつも我々はこんな風に見られているって事ですね。
やはりステージ上では油断は禁物、肝に銘じておきましょう。

短いお付き合いでした

2007-11-17 01:13:12 | Weblog
夕べ仕事から帰り一日掛けてiPod touch用に変換した動画ファイルをtouchにアップしようとした時の事。
iPod touch用の新しいソフトウェアがダウンロード出来ますとのお知らせが。
早速ダウンロードしてtouchにインストールしようと、ところが途中でインストールが出来ずに終了。
「復元してください」との表示が出て「いったいどうしたんだ?」といぶかりながらも復元に取りかかったのです。
しかし一向に復元が完了しません、何回トライしてもだめ。
全くどうしようもなくなりお手上げとなりました。

iPod touchも操作出来なくなりもうただの金属とガラスの固まりとなってしまったのです。
今朝一番でAppleのサポートセンターに電話して色々と相談したのです、電話の向こうでオペレーターのお姉さんがあれこれと考えてくれていろいろな方法を試したのですが全て無駄に。

ということでiPod touchは交換修理という事になり明日引き取られていく運びとなりました。
新しいtouchが何時届くのかはわかりません、在庫状況次第だそうで、それまでしばらくtouch無しの日々となります。
寂しいですね。

昨日はオペラシティでデッセーさんのコンサートでした。
ちょっと声に疲れが出てしまった場面もあったり、力みも感じられましたが音楽が見事に声に乗って溢れ出していました。
素晴らしいコンサートでした、盛り上がりも素晴らしく久しぶりに興奮しました。
ただちょっと・・・・な事もありましたが、あれだけの凄い歌を聞かせてもらえれば文句を言う筋合いではないですね。

そして今日は千葉市でのコンサート。
ゲネプロでピアノ協奏曲を通している時の事、2楽章の静かなソロの時に客席から可愛いいびきが聞こえて来たのです。
協奏曲が降り番のメンバーが客席で聞いていたのですがバイオリンの女性が気持ちよく眠っていてかわいくいびきを。
皆で客席を見ながら笑って演奏しましたが、ちょっと面白い場面でした。

さすがは先生

2007-11-15 01:31:37 | オーケストラ
今日は渋谷のCCレモンホール(旧渋谷公会堂)で学校コンサート。
連日のハードなスケジュールの上、今日は朝からゲネプロととってもきつい仕事ではありました。
企画の一つ「指揮者体験コーナー」で出てきた英語の先生、音楽の経験はほとんどありませんなどと言っていたのですがこれがどっこい凄い指揮ぶり。
指揮台からはみ出つつの指揮、やりたい放題の無茶苦茶にも見えましたがちゃんと音楽のツボは押さえているんですよ。
その無茶苦茶さも音楽に則ったもの、大げさにやってはいましたけど解ってましたよね、先生は音楽が。

しんどい条件の仕事ではありましたが先生の指揮のおかげで楽しくお仕事ができました。
すっかりやられてしまいつつの本番。
いったいあの先生の授業ってどんな授業なんだろう、一回受けてみたいものです。

今日の学校は桜美林の中学と高校の生徒さんたち、実を言うとホルンのY君の息子さんが在籍中。
彼はこの夏のファミリーオケにも妹と参加してくれてホルンを親子で仲良く吹いていたのです。
そんな事もあってとっても身近にも感じられる学校です。
桜美林と言えば高校野球でも有名です、初出場で優勝した夏の甲子園は今でも鮮明に記憶しています。
東京代表でありながら学校の場所は神奈川県のすぐ近く、凱旋してきた新幹線を新横浜で降りたのでしたね。
そして何故かTVKが優勝おめでとう番組を放送して選手や監督にインタビューしていましたっけ。
そんな状態でしたから神奈川代表みたいな感覚を覚えています。
それにその甲子園で勝ち上がる度に聞いたあの校歌、「イエス、イエス、イエスとイエス、イエス、イエスと歌おうよ」という部分が忘れられません。
いろいろと印象的な学校ですね。

完璧な声

2007-11-14 00:07:05 | オーケストラ
昨日から練習しているのはソプラノのナタリー・デッセーさんのリサイタル。
以前にもデッセーさんとはやっているのですが今回もまた素晴らしい歌を披露してくれます。
音楽的な面ももちろんですが何しろ声のコントロールが完璧。
どんなに早いパッセージでも、またどんなに高い声域でも声の美しさを失う事もなく完璧にコントロールされていて見事の一言。
小柄で引き締まった体で、どちらかと言うと体育会系の肉体なのですが、その体から驚くほどの柔らかく艶っぽい声が溢れてくる。
素晴らしいとしか言いようがありません。

その声質からベルカントを主に歌いますがそのどれもが完璧、正確無比な楽器のようです。
今回の公演ではルチアが呼び物ですが、通常フルートソロが受け持つパートをグラスハーモニカで演奏するのです。
ちょっと他では聴けません、これも呼び物です。
面白いですよ。

こういったオペラアリアの夕べに付き物なのが合間を埋める序曲の演奏です。
今回も4曲やりますがお客さんに無理矢理聞かせるようでどうも好きではありません。
声というデリケートな楽器は適度に休ませないといけません、最上の状態を保つためには時間を置くのは仕方がない事です。
でもその間を繋ぐのってちょっと辛いことも多いのです。
それに加えて、この類いのコンサートに付いてくる他の悩みもありまして・・・。

このところの厳しいスケジュールのせいもありますが、疲れている上にストレスが溜まるような事態がありまして大変です。
疲れ果てているのが正直な所ではありましがあと一踏ん張り何とか踏みとどまろうと。
悪戦苦闘の最中です。

体重

2007-11-12 01:10:57 | オーケストラ
今日のオーチャード定期、1曲目はモーツァルトのピアノ協奏曲第23番。
この曲は数あるピアノ協奏曲の中でも私が1番好きな曲です。
この曲を聴く、または弾く時に感じる喜びは深く大きいものがあります。
ところが今日は本番で弾きだしたら全然調子が出ない、左腕が固まってしまったかのような感じで動かない。
おかしい、構え方も普段通りにいかないし音程も取れない。
いったいどうしたのだろうか?
肩当てがずれているのか、それとも何か体が故障でもおこしたか。

最初の前奏の部分を弾きながらあれこれと原因を突き止めようと試しつつ、しかしもがけばもがく程にどんどん嵌っていく。
前奏が終わってソロがピアノで歌いだした頃にオケはちょっとした休みの部分があります。
そこへきて初めて自分がタキシードの上着の裾をおしりで踏んづけていたことに気が付きました。
自分の体重で自分を縛り付けていたようなもの。
ちょっと腰を浮かせて踏んでいたタキシードを解放すればこれが何ともいい感じに。
今までの苦労が嘘のように快調になって一安心。
いやいやお恥ずかしい限りでありました。

後半はブルックナーの6番でしたがこちらは何だか疲れがどっと出てしまって集中力が切れてしまいました。
実をいうと昨日は定期の練習の後に他の仕事の練習があったのです。
ところがこの練習が何ともいけない、はたしてこの練習は意味があるのかと疑問が湧いてくるような練習。
指揮者が喋ってばかりでどうにも音楽にならない。
細かいことにいちいち拘って音楽をやっている気持ちになれないし。
ちょっと先が思いやられる、そんな練習だったのです。
定期の練習の後にそんな練習だったので一気にモチベーションが下がってしまい変な疲れが体に残りました。

そのせいかブルックナーが始まってしばらくするとスタミナが切れたのです、心も体も。
何とか最後までは保たせましたが演奏を楽しむゆとりなどは無く、ひたすら間違えないようにと奮闘して終わってしまった感じでした。
ちょっと辛い本番、ゲネプロまでのあの素晴らしい一体感から自分だけ疎外されてしまったような気分。
こんな日はただただ疲れが加速します、家に帰り着いてソファーにどっと倒れ込んでしばらく動けませんでした。

年に何回かこんな本番はあるのですが、まさかチョンさんの指揮する定期でこうなるとは思いも寄りませんでした。
ちょっとショックです。