にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

予想と結果と

2008-08-31 02:03:02 | オーケストラ
コンクールの本選も無事に終了です。
声楽という事で本番での喉のコンディションも重要な要素となります。
いくらリハーサルで調子が良くても本番のステージで声がうまく出なかったら全てがおしまい。
ですから各出場者は本番の調子を考えつつのゲネプロ、というのが普通なんですが一人を除いて皆さんゲネプロからガンガン飛ばしていました。
そんなに喉を使って本番はどうなの?とこちらが心配になるほど。

で、本番では予想通り声が疲れてしまった人も、全然平気な人も。
全然平気だったのは本選で5曲も歌ったテノール!
ゲネプロでもほぼ全力で5曲歌い切ってましたから心配をしていたのですが、これが全く疲れていない。
それどころか本番が一番声も音楽も素晴らしかった。
まるで彼のリサイタルのような雰囲気さえ漂っていましたね。
当然彼が今日の1位、輝かしい声で全部の曲をキラキラと歌いましたからその結果も当然ですね。

本番で声が疲れたバリトン、残念ながら2位。
ゲネプロまでの出来からすれば彼が1位かなと予想していたんですが。
柔らかく、でも力強さも兼ね備えた素晴らしい声。
喉が万全だったらなあ。

3位は3人目のソプラノ。
彼女は色々なコンクールも取っているし歌劇場でのキャリアもある。
華やかな雰囲気とテクニックを持ち合わせていましたから女性3人の中ではやはり一番だなと予想していました。
人気が出そうなソプラノです、これからどんどん出てくるでしょう。

今回は本番の出来がそのまま結果となっていて解りやすかった。
いつもは予想と結果は全然違うのですが、今日の本選の出来ならこれしかないでしょう、と言う結果でした。
皆さんのこれからを期待しましょう。

今年も

2008-08-30 01:53:35 | オーケストラ
8月末になると毎年行われるのが「東京音楽コンクール」本選会。
明日が本番で担当は声楽部門。
実は今日本番だった金管楽器部門も東フィルが担当、ですが日程が重なっているのでこちらはもう一組の東フィル。
我々は文化会館の大リハーサル室で声楽部門のリハーサルを、もう一組は同時進行で大ホールで本番を。
オペラシティを離れて同じ場所に二組の東フィルが居るのはちょっと変な感じもします。

さて声楽部門ですが出場者は5人、ソプラノが3人とテノールとバリトンが一人づつ。
ですから歌う曲の傾向も実に多岐にわたって、バロックもあればイタリアものにチャイコフスキーにフランスものまで。
今回初めて音にするなんて曲も、楽譜を取り寄せてみたもののスコアとパート譜が違っていたりアレンジがヘンテコリンだったり。
謎のまま練習が終わってしまった曲もあったほど。
まあ明日になれば何とか解決策も見つかるでしょう。

声楽部門の出場者はそれぞれプロとしてのキャリアを積んだ人が多いのです。
弦楽器などと違って声が出来て、音楽家として成熟しないと曲にならないんですね。
ですから今回の出場者も各地のオペラ劇場で歌っている人も結構います。
それぞれが自分の声を生かし切れる曲を持っての登場ですが、中には5曲も歌う猛者もいて。
でもさすがに5曲はきついのでは、本番で声が保つか心配にもなりますが。
本人が選んだのですから勝算はあるのでしょうね。

明日はいよいよ本選、皆さんの健闘をいのりましょう。



ツール

2008-08-29 02:08:12 | Weblog
今日は久しぶりにお休み。
疲れが溜まった体は一日くらいのお休みではとても元気いっぱいとはなりません。
しかしダランとして体の力と頭の力を抜いて過ごせばやはり違いますね。
一息ついて明日からの仕事に備えました。

で、そんな一日ですから今日もまたiPhoneをいじるのです。
今日インストールしたのはチューナーとオシレーターという二つのアプリケーション。
チューナーはなかなか優れものですね。
使えそうです。
オシレーターは音波発振器とでも言えば好いのかな。
正弦波やスクエア波、ノコギリのノイズの乗った正弦波にホワイトノイズが発振できて音程も自在に変えられます。
これがなかなか面白い、
遊べますね。

などとiPhoneをいじっていた一日ですがこう言ったアプリケーションを色々とインストール出来てしまう所が他の携帯との大きな違いですね。
仕事にも使えそうな感じが漂ってきたのが面白いところです。
もう少し待てばもっと素晴らしい使えるアプリケーションが出現しそう。
楽しみが増えました。

才能

2008-08-28 02:29:00 | オーケストラ
今日は川口市のリリアホールでの本番。
主役は五嶋龍君、彼のソロの伴奏でした。

小さい時から活躍してきた神童も二十歳になりました。
で、二十歳を過ぎたらただの人、にならない所が彼の凄さ。
神童はまぎれもない天才へと成長したのです。

技術の困難さを微塵も感じさせない並外れたテクニック。
それに持て生まれた美しい音。
そして無垢な魂を感じさせる心が加わって、今は無敵とも言える程の凄さ。
冴えに冴えるバイオリンです。
素晴らしいの一言ですね。
よくぞこんなに素晴らしく成長したものです。

もう一度今日と同じ演奏会が来月1日にミューザ川崎であります。
今度はどんな顔を見せてくれるのか楽しみですね。
アンコールは違う曲をやってくれるのか、パガニーニは同じか。
何だかドキドキします。

さて今日は午前中に耳鼻科へ。
詳しく診断してもらったところ、風邪ではなくやはりアレルギーでした。
薬を飲んで5日経ちましたので症状はほとんど感じられないほどに。
しかしまだアレルギーの大本が治った訳ではないのでしばらくはこのまま薬を飲み続けます。
今年は何だか症状の出方がおかしいのです。
例年なら夏が終わり秋が深まるまでは症状は出ないのですが。
今年は早々と秋の花粉症ですから。
先生の話ではホールという環境は良くないとか、それとクーラーなどによる温度差、疲れなどが重なって症状が出たのではないかと。
「8月は暇なのでは?」と先生、「今年の夏は何故か忙しいのです」と私。
「仕事を休めば治りますよ」と先生、「それは無理というものです」と私。
本当に休めるのなら、そして花粉症が治まるのなら喜んで休んじゃいますよ。

空間

2008-08-26 02:01:46 | オーケストラ
今日はサントリーフェスの本番。
グリゼー作曲の「音響空間」という大作。
たった一人のビオラソロから始まって最後は巨大なオケと4人のホルンソロとが対峙するエピローグまで実に充実した音楽的空間を描き出しました。
しかしそれにしても頭を使いました。
微分音をしっかり鳴らす事にも、そして何より休みと演奏中に拍を数える事に。

一人一人がばらばらに演奏する曲なので人により忙しかったり暇だったり。
忙しい人は引っ切りなしに弾いていて、暇な人はひたすら休みを数えていました。
これは弦楽器も全く同様、プルトによって楽譜が違うし隣同士も違う事をやっていたりする。
これが全編にわたってなのです、自分の受け持ちはきっちりと担当する。
ちなみに私は暇な方、ひたすら数えていたのです。

しかしそれだけ弾かない時間が有るという事は曲をじっくりと聞くこともできるのです。
数えつつ管楽器から浮かび上がっては消えていく、その不思議な音の世界を楽しんでおりました。
微分音ですから何とも不思議な和音が浮かんでは消えまた浮かび。
聞いていると音程の感覚が狂ってくるのです、ここが変な所でもあり魅力でもあり。
懐の深い曲を作ったものです、さすがでした、クリゼーさん。

微分

2008-08-25 02:02:39 | オーケストラ
「微分」とは言っても数学ではなくて音楽の微分。
昨日の記事にも書きましたが「微分音」の事。
伝統的なクラシックの世界では半音が一番細かい音程の単位です。
つまり普通のシャープやフラットですね。
これが俗に言う現代ものになるとこの半音のさらに半分、つまり4分の1音という単位が出てきてさらにこれよりも細かい6分の1や8分の1となってくる。
今やっている曲がまさにこの微分音の固まりのようなもの。
8分の7高いシの音やら8分の5低いラの音やら、もうちょっと勘弁してくださいと言いたくなるような音程ばかり。
普通に聞けばただ単に音程がはずれている音にしか聞こえなかったりするんですが。
作曲者グリゼイの凄いのはそんな微分音どうしを組み合わせて何とも不思議で心地よいハーモニーのゆらめきを出現させてしまう所。

そして何より驚くのは今回の指揮者ヴァラドさんがそんな音程どうしで作られた和音を正確に聞き取っている事。
我々には到底まね出来ません、今のハーモニーが違うなあ、とか言って正確に違う楽器を言い当てる。
この正確無比はソルフェージュ、さすがはフランスで仕込まれた事だけはありますね。
いったいどういう耳をしているんだろう。

さていよいよ明日は本番となります。
全部で6曲からなるグリゼイのこの作品、今回は前半と後半とに分けてそれぞれを通して演奏します。
私は後半から、でも最初の曲が難しい。
全部がソロなんです、バイオリンは5人だけ。
それぞれがほとんど違う音を弾いている。
私が受け持つ第5バイオリンはほとんどビオラと一緒に動きます。
面白い曲です、それに美しい。
この美しさは独特ですね、でも難しい。
困難さと美しさが同居した名曲です。

眠い

2008-08-24 00:08:07 | Weblog
鼻の奥が痛み耳も変。
内科と耳鼻科へ行き薬をもらって来たのです。
風邪薬でもあるし、また花粉症の薬でもある何種類かを飲み始めました。
そのおかげで症状は軽くなり楽にはなってきたのです。
が、しかし、副作用なのか異常に眠いのです。
とにかく眠い。
たまらん。

今やっている仕事はサントリーホール恒例のフェスティバル、いつもの現代曲ばかり。
今年はグリゼイ没後10年ということでグリゼイの作品を演奏します。
その曲なのですがひたすら休みを数えるタイプの曲。
休みの数を数えているとそれがいつの間にやら「ヒツジが1匹、ヒツジが2匹・・・」と感じられてしまい睡魔に負けそうになります。
ちょっと辛い状況ではありますが、今回は何の因果かソロなどもありまして気が抜けません。
今日も必死に目を開けつつ、ハイポジションと微分音とに悩まされながらの練習。
ゆっくりとした曲なので余計に眠気を誘います。
困った。

アップデートしたけど

2008-08-22 01:30:16 | Weblog
久々にiPhoneのお話です。
つい数日前に2回目のアップデートがありました。
ソフトウェアは2.0.2となりまして、しかしいったい何処がどう変わったのかは全くわかりません。
漏れ聞く所によれば3Gの接続の改善のためにアップデートしたとか。
アメリカやイギリスなどではこの3Gに接続の悪さが問題となっているようです。
これはiPhoneだけの問題ではなく各キャリアのネットワークの整備の進み具合にもよるとは思うのです。
ただ使ってみて時々何じゃこりゃ!となる事もあるのは事実。
特にメールの送受信する時が駄目なんです。

例をあげれば送信しようとしたメールが消えてしまう、なんて事が起きるのです。
例えばドコモの携帯で電波状況により送信できない時は「未送信メール」というフォルダに保存されます。
ところがiPhoneはこの機能が無いんです。
送信できないとメールそのものが消えてしまう。
あたかもメールが4次元空間に迷い込んでしまったかのようです。
救いようのない、手の届かない空間にはまり込んで消えていくメール。

まあ大げさに書きましたがこれは改善を願いたい所ですね。
今使っていて明らかに不具合といえばこれですね。

Safariのほうは大分改善されたようです。
もっともこちらもどうすれば快適に動くのかが解って来た事にもよりますが。

さて今日はソフトボール代表が「金」メダルをあのアメリカを倒しての獲得。
しびれました!
感動しました。
上野選手の魂の投球は見ていて痛々しくもなりましたが報われて本当に良かった。
これで明日の野球が続いてくれるといいですねえ。

夏風邪?

2008-08-21 01:46:38 | Weblog
どうも風邪をひいたらしい、もしくはひどいアレルギーか。
今朝から鼻はグチュグチュ、耳の奥や鼻の奥も鈍い痛みが出て最悪な状態。
仕事には差し支えはありませんがこの暑い中の移動が堪えます。

今日は新小岩まで電車で向かいました。
いつもなら横須賀線の車内はヘッドフォンで音楽を聴きながら過ごすのですが。
どうにも治まらない耳の圧迫感から今日はやめておきました。
でもそうすると品川・錦糸町間の地下区間の騒音が耳にささります。
ノイズキャンセリング機能だけ働かせて音楽は聴かずにいれば良かったかもしれませんね。
今度は試してみます。

明日の本番は「あなたの街で・夢コンサート」です。
去年までの「音楽のある街で」が装いも新たに生まれ変わりました。
明日はサックスの女子高生とフルートの男性が主役さんです。
果たして本番の出来は如何に?

目標

2008-08-20 01:56:28 | オーケストラ
子供音楽館の一つの目玉として去年誕生したファミリー・オーケストラ。
今年は2回目のお披露目。

このオケを立ち上げるのに当たって目指したこと、それは技術だけではなく心と心の結びつき。
音楽を共に演奏する事によってより深くみんなが結びつく事。
それは昨日の演奏を聴けばわかるように大成功でした。

毎年生まれては演奏会で一旦解散。
そういった運命のオケはその演奏会が技術的にも精神的にもピークとなります。
そこへマエストロという希代の才能が加わればもう怖いものはありません。
昨日のサントリーホールに溢れたあの音楽は滅多に聴けない素晴らしさ。
そして昨日がこのオケの最後、こお仲間と演奏できるのもこれが最後。
晴れがましさと一抹の寂しさとが加わって更に感慨深い音楽になるのです。

この夏の体験を忘れないで音楽と共に成長して行って欲しいものです。

本編のダフニスも凄かったし、何より国本さんの浪曲版ダフニス前編が面白くて。
リハーサルに本番2回と楽しんじゃいました、こちらも凄い才能ですね。
何より客の心をグイっと鷲掴みにして自分に引き寄せてしまうあの話術。
音楽と話術と人柄と全てが一つになったエンターテイメント、面白かったですね。
夜の本番、とにかく笑いすぎてしまい涙が溢れてしまって止めようもなく。
私にとっても忘れられない夏の思い出となりました。

なのですがゲネプロと2回の本番、大笑いしつつ子供たちと一生懸命に音楽もして、そしてダフニスやら海を演奏するという作業はきつかった。
家に帰り着いた時には放心状態、脳は働きを停止して体も動かず。
今日一日もそのままの状態が続いて何も出来ず、重ねて今日からはサントリー・フェスの練習でクリゼイ作曲の現代もの。

しんどかった。

コラボレーション

2008-08-18 01:17:13 | オーケストラ
今日もこども音楽館の練習とファミリー・オケの練習という一日。
こども音楽館には浪曲師が登場、ダフニス&クロエを浪曲で語ってしまおうという趣向が。
そしてオケとコラボして浪曲風解説付きダフニスもやったりするんです。
違和感は最初感じるけれど慣れてくるとこれが面白い。
全曲これでやったら良いのではないかと思うほどです。

マエストロは日本語がわかりません、でもとっても楽しんでいるようにも見受けられました。
異色のコラボですがやってみれば何とかなるものです。
でも果たして子供達に受け入れられるのか?
大人には楽しいのですけど。

ファミリー・オケの練習も昨日に引き続き中身の濃い充実したもの。
マエストロの音楽的な要求は東フィルだろうがファミリー・オケだろうが変わる事がありません。
技術的な事はさておき、表情やテンポ、強弱など思いのままに子供たちを動かすのです。
明日の本番はどこまで上り詰めるのか、底力を見せてくれるでしょう。

マジック

2008-08-17 01:58:55 | オーケストラ
今日から「こども音楽館」の練習です。
マエストロ「チョン・ミョンフン」久々の登場です。
もっとも東フィルに久々なだけで、ほかのオケでは日本でも指揮していますね。
私もつい2週間ばかり前にサントリーホールで素晴らしい本番をマエストロと。

今年のテーマは「音楽と言葉」です。
題材はドビュッシーの「海」とラヴェルの「ダフニス&クロエ」第2組曲。
フランス音楽特有の香り立つ音色、そして色彩感。
それと言葉とを組み合わせていきます。
こういう音楽を指揮させたらマエストロの右に出る指揮者はなかなかいないのではないかと思います。
自由自在に音楽を動かしていくんです。
完全に自分の物にしているのが良くわかります。
本番でどこまで出来るか楽しみですね。

そして今日はもう一つの目玉「ファミリー・オケ」の練習もありました。
ビゼーの「アルルの女」第2組曲から3曲。
マエストロはこちらの練習では乗りに乗って凄かった。
「僕は小さい頃にバレエを習った事があるんだ。もっとも数ヶ月でやめちゃったけど」と言いつつバレエのステップまで披露。
瞬く間に子供たちや大人をマジックにかけてしまいました。
こうなればオケはマエストロのもの、腕の振り、ちょっとした仕草でオケが柔軟に動いていくんです。
マエストロの指揮に敏感に反応いていくこのオケも凄いですね。
今日初めてマエストロと一緒に演奏しているという事が信じられないほどに息がぴったり。
こちらも本番が楽しみです。
私は今年もファミリー・オケに参加します。
弾いていてこんなに楽しオーケストラもなかなかありません。
何より元気がもらえます。

記憶

2008-08-16 02:17:37 | オーケストラ
毎年8月15日に行われる東京フィル「ハートフル・コンサート」で演奏してきました。
東京フィル副理事長「黒柳徹子」さんのお話を交え、戦争犠牲者を偲びつつ音楽を楽しむのです。
黒柳さんのユニセフ大使としての経験談も毎年披露され、このお話を目当てにいらっしゃるお客様も。

今回は沖縄から「古謝(こじゃ)美佐子」さんがゲストでいらっしゃいました。
自身で詩を書きだんなさんが曲を付けた「童神」(わらびがみ)や「花」に「てぃんさぐぬ花」の3曲を歌ってくれました。
素朴な三線を弾き、そして独特の声で歌うその声。
沖縄の女性が持つ強さと優しさをそのままに歌う声は素晴らしかった。
特に童神が良かったな。
お孫さんの為に作ったこの曲は様々なシンガーがカバーしていてきっと誰でも耳にした事があるはず。
これを生で聞けただけでも今日は幸せでした。

終戦から63年という月日が流れました。
自身の記憶として戦争を語れる人達もほとんどが70歳を越えてしまってます。
我々は戦争を様々な形で知ってはいますが実際に体験はしてはいません。
体験談を語り次世代やまたその次の世代に伝える事はとても大事な事だと思います。
でも今、正面切って戦争体験を聞く人がどんなに少ない事か。
語り継がないといけない記憶がどんどん失われていきます。
今まさに真剣にこの記憶を語り継ぐ努力をしなければいけないと思うのです。
世界のどこかでは今も戦争や争いが進行中です。
我々日本人だけがのほほんと戦争から逃れ目を背けている事は罪とも言って良い事だと。
きちんと今世界で起こっている事件に目を向けて考えるべきです。

今日はそんな事を考えつつの本番でありました。

落とし穴

2008-08-15 02:16:46 | Weblog
iPhoneにも慣れてきたと思っていたわけですが、昨日は思わぬ落とし穴にボコっと。
母艦であるMacBookProのスケジュールやアドレスブック、そしてブックマークなどをiPhoneに同期させているのです。
アップルが鳴り物入りで始めたMobileMeというサービスを介して自動的に同期させています。
最初のうちはパソコンに打ち込めばその場でiPhoneにデータが移る便利さに感心しきりで単純に喜んでいたのです。
これは便利だぜい!なって感じで。

昨日はアドレスブックをパソコンで編集してかなりきちんとしたアドレスブックにしたのです。
ところがここから欲を出したのがいけなかった。
iPhone独自で編集したアドレスとパソコンのアドレスブックを同期させようとして大失敗。
何とパソコンに入っていたデータが全て消え去ったのです。
残ったのはiPhoneで編集したほんの僅かなデータのみ。
あまりの事に呆然としてしまいましたが、そのままにもしておけません。
普通ならブログを書く時間もずっとアドレスブックの再構築に費やしたのです。
かなりのデータを復旧しましたが幾つかのアドレスデータは消えたまま。
残りはあきらめて何とか大体のデータを作り直した所で眠りましたが、いやあ参りました。
変な事はするものではありませんね。

さてオリンピックも盛り上がってきましたが忘れてならないのは夏の甲子園。
今年は記念大会ということで神奈川県は南北に分かれてそれぞれの代表が出場、そして両校ともにベスト8に残っています。
南北神奈川とは言っても両校ともに横浜市の学校。
南北の境界線が横浜市を分断しているのです、それで両代表校ともに横浜市の高校。
例えば春の選抜大会ならば可能性はありますが、夏の大会では滅多におこりません。
松坂投手を擁して優勝したのがちょうど10年前なんですね。
今回も何だか雰囲気が出てきたように思いますがはたしてどうなるでしょうか。
これからの両校の健闘に期待します。

臨戦態勢

2008-08-13 02:08:51 | Weblog
今日の仕事はNHKの名曲アルバムの収録。
5階にある509stで収録したのですが、この5階のスタジオフロアはただ今大騒ぎ。
北京オリンピックの放送の為に廊下までフルに活用してまさに臨戦態勢で臨んでいるんですね。
前回のアテネの時も確か5階の廊下はオリンピック一色。
今回もそうなのですがこの一大イベントを放送するのは本当に大変ですね。

お隣の中国が開催国なので時差はほとんど無いのですが。
何しろヨーロッパやアメリカ向けに水泳の決勝が午前中だったり、逆に予選が夜だったり。
何だか変ですよね、開催地の時刻ではなくて放送権料の多寡で時間帯が決められてしまう。
F1でもそうなのですがヨーロッパを離れて東アジアやオーストラリアで行われるレースの時刻がだんだん遅くなっているんです。
来年行われるシンガポールはナイトレース、安全性よりも放送される国の視聴率が大事とうことなんでしょうか。
オリンピックもこんな感じで競技の時刻が決められてしまう、何だか変ですよね。
8年後に東京でオリンピックを、と意気込んでいますが。
日本のゴールデンタイムに放送されるのは予選ばかり、なんて事にはならないで欲しいものです。

NHKの5階廊下の壁に手作りのメダル獲得表が貼ってありました。
帰り際に覗くと体操男子団体の銀メダルが書き加えられていて、それも本当に手描きで微笑ましい。
選手のみなさんの健闘も期待していますがNHKなどの放送局のスタッフの皆さんも頑張ってください。