にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

いぶし銀?

2007-05-31 00:31:59 | オーケストラ
きのうから始まった「ばらの騎士」のB.O.(オーケストラ付き舞台稽古)、きのうは1幕で今日は2幕。
予定では明日が3幕であさっては全幕を。
じっくりと幕毎に一日を掛けてます。
新国立劇場だからこそ出来る余裕たっぷりのスケジュールです。

今回はバイオリンの配置が1stと2ndと入れ替わっていて、しかも私は舞台のすぐ前に客席を向いて座っているのです。
つまり演奏中は舞台が全く見えません、ちょっとつまらないですね。
演奏中は歌手の声だけが頼り、聞きながら弾いています。
ただ場所の関係からか声も聞きづらい位置みたいでこれもまた寂しい環境。
これもお客さんとして見てみないと本当の魅力は味わえないかも。

ただ歌手の皆さんの声は強力なのでオペラとしてはやり易いですね。
あとは皆さんの演技力、オックスは声だけ聞いていると真面目な感じに聞こえるんですがどんな演技なんでしょうね。

きのうは1幕のセットで今日は2幕のセットなのですが基本的に割と簡素な作りです。
それに色調も変わっていないみたいだし、豪華絢爛という雰囲気ではなさそうです。
渋い作りのセットではありますがやはり歌が命ですからね、ここで声の響宴が繰り広げられれば豪華絢爛と感じられるかも。

さて明日のセットはどんなだろう。
普通なら3幕が渋いはずなんだけど。

突然

2007-05-30 01:47:23 | Weblog
昨日は二人の訃報に驚いてしまいました。
一人は現職の大臣、そしてもう一人はシンガー。

特別にファンという事は無いのですが坂井さんの突然の訃報にはショックを受けました。
仕事帰りに新宿の駅で見た夕刊紙の見出しを見て思わず声を上げてしまったのです。
帰宅の人々でごった返す駅では私の声などかき消されてしまったのですが、でもその謎に満ちたニュースを見て何とも言えない悲しみがこみ上げてきました。
入院していたという事はどこかのニュースで見ていたので知ってはいたのです。
ですから最初は病気が彼女の命を奪ったと、そう思ったのです。
ですが転落とは、しかも原因がわからない。

滅多なことではメディアに登場せずほとんど公の場に登場しなかった彼女、その姿勢を貫いたままの早すぎる死です。
謎のまま亡くなってしまいました。
どうも気になるのです、不思議ではあるんですが。
とにかく今は彼女のご冥福を祈るのみです。


元気の素

2007-05-28 01:45:16 | オーケストラ
午後からオペラシティに行きました。
仕事ではなく東京フィル・ファミリーオーケストラにお手伝いに。
8月に行われる「こども音楽館」の中の企画として子供さんとその親御さんとでオーケストラを作って演奏するのです。
私は今日が2回目のお手伝い。
今日も面白かった。

ほとんどの子供たちがオーケストラ初体験、ですから決まり事なども知るはずもなく戸惑うことも多いのです。
例えばピッツィカートやアルコといった言葉も、それにオケ独特のディヴィジのやり方も。
始めるときにバイオリンだけ集まってもらい色々と説明をしてから合奏に取り組みました。
指使いなども細かく指定しましたが果たしてみんなその通りにやってくれるかな。
今日の宿題といった所ですね、次回の練習の時に向上が見られると嬉しいですね。

本番ではチョンさんがこのオーケストラを指揮する事になっています。
果たして夏までに何処までオケらしくなれるか、後何回かお手伝いしつつ見守って行きたいと思っています。

それにしても子供たちの元気の良さ、屈託なく演奏する姿がいいですね。
こちらまで元気がもらえるような気がします。
実に楽しい午後でした。

雨上がり

2007-05-27 01:53:25 | Weblog
昨日は久しぶりに本格的な雨で、それも一日中しっかりと降っていました。
これ幸いとばかり車の汚れが浮いた所でちょっときれいにしておいたのです。
ガラスやボンネットの汚れを特に念入りに落としておきました。
雨が上がれば汚れが洗い落とされて奇麗になった車になっているはずだったのです。

今朝出かけようと駐車場に行ってみれば、まあお決まりのパターンなのですが猫君の足跡がボンネットに。
プジョーと猫の足は切っても切れない縁ではありますが、いきなりはちょっとねえ。
他の所がきれいになっているのにボンネットには肉球の跡がくっきり。
でも車の上の日向ボッコはさぞ気持ちが良いのでしょうね。
かく言う私も午後はお昼寝などをしてしまいました。
休みの午後は昼寝に限りますね。

などとのんびりしているうちにF1モナコGPが始まって予選も終わりました。
ここでは予選の順位が全て、各チーム知恵を絞って少しでも前のグリッドを取ろうと必死でした。
スーパー・アグリはやはりキャリアの浅さが出てしまったのでしょうか。
2台とも残念な結果に、でも明日の決勝もこのまま無事な展開で進むとも限らないので諦めずに粘り強く走ってもらいたい。
雨やセーフティーカーの時など、とっさの時にどう対応出来るかが鍵ですね。
チームの真の力が試されるレースです。

モナコの決勝が終わると今度はインディ500も決勝があります。
こちらは深夜、と言うより明け方に近い時間帯なので見られるかどうか。
でも頑張ってみようかな。
明日はモーターレースのファンにとっては年に一度のお祭りなんです。

揉み返し

2007-05-26 00:49:14 | Weblog
今日はまず耳鼻科へ行き診察してもらい薬をもらってきました。
カモガヤや雑草類の花粉は今が盛りだそうでもう少しの我慢が必要なようです。
梅雨に入れば一息、毎年複雑な心境になります。

それから銀行へ行き自動車税を払い込み、こんな給料日に銀行へ行ったらさぞや大混雑と思いきやガラガラ。
全く待ち時間無しで払い込んできました。
ちょっと拍子抜け。

それから整体へ。
今日はいつもの戸越銀座ではなく横浜駅の西口から少し歩いた所にある整体院へ。
東フィルの同僚が見つけ出しカミさんも行ってきた治療院なので試しに行ってきたのです。
中国人の先生が念入りに揉みほぐしてくれたのですが、この所のハードワークがたたってなかなか固くなった体がほぐれてくれません。
予定の時間を過ぎても構わずに最後まできちんと仕事をしてくれました。
おかげで色々とあったこわばりはとれました。
しかし今になって強烈な揉み返しが、きついです。
こんなにきつい揉み返しは久しぶりに感じます。


今日は横浜駅で大きな事件がありました。
女の子が刺されたのは東口の地下街、よく知っている場所だけに驚きました。
怪我だけで済んだのは不幸中の幸いでした、でも何で其所に居合わせただけで刺されなければならなかったのか。
この所なんとも不可解な事件が続いています、世の中どうなってしまったのでしょう。

寝る子は育つ?

2007-05-25 00:58:17 | Weblog
キンクマの「のの」は夜行性、ですから昼間はグッスリと眠っています。
ですから昼間は遊びたくてもだめ、夕方に目覚めてからとなります。
昼間仕事で居ないのであればちょうど良いとも言える習性ですが今日みたいに休みだと一日中眠る姿を見続ける事に。

昨日の仕事が終わってから車を飛ばしてホームセンターへ。
この前子犬を見ていた新山下にあるでっかいホームセンターにケージや遊び道具を買うために。
今の日本ではジャンガリアンなどのドワーフハムスターが主流なんですね、ですからハムスター用のケージも小さなサイズの物ばかり。
キンクマなどの大きなハムスターの場合は水槽などで代用する事が多いのだそうです。
仕方なくプラスティックの大きめの水槽と唯一あった大きな遊び車を買ってきました。
これでしばらくは我慢してもらいます。

合わせて寝床用の綿を入れてあげたら器用に集めて立派な寝床を作りました。
教えた訳でもありませんが習性と言うか本能なのか、不思議なものですよね。
今日はその寝床に入って気持ち良さそうに寝ていました。
昨日よりも遅くまで眠っていましたからよほど寝心地が良かったのでしょう。
その寝床の奥にはエサの木の実やトウモロコシなどを隠してあるんです。
これも面白い習性ですね、色々と楽しませてもらっています。


今日は連休初日、どこにも行かずひたすら休養です。
明日からは用事があってあちこちと出掛ける事になっています。
仕事では無いんですがオペラシティにも2回行くし、そうそう車の税金も納めないと。
お金がかかりますねえ。

2007-05-24 01:02:58 | オーケストラ
ばらの騎士の歌合わせをやりました。
このオペラは女性3人が鍵、男性はどちらかと言えば脇役。
もっともオクタヴィアンは男性という設定で、でも女性にも化ける。
その複雑さと不思議さと、すべてをひっくるめてこのオペラの魅力でしょう。

1幕の最初と最後、2幕の途中、3幕の後半。
元帥夫人とゾフィーにそれぞれオクタヴィアンが絡んで女性たちがその声を競います。
今日のキャストは皆見事な声、実にコントロールされて、でも感情も十分に表現された美しい歌。
今回は期待に違わぬ出来になると思います。
凄い事になるかもしれません。

しかし練習はやはり厳しいです、音楽的にも体力的にも。
この3日間びっちりと長時間の練習でしたのでメンバーはもう限界といった状態。
私は明日からの4日間はオケがお休み(でも色々と用事が)なので一息付けそう。
他の皆さんは明日から「武満作曲賞」のコンクール、これまた手強い曲ばかりが待ち受けています。
申し訳ありませんが私は少しゆっくりとさせて頂きます。
皆様の健闘をお祈りしております。

「のの」です

2007-05-23 00:59:14 | Weblog
名前が「のの」になりました。
今日も元気に遊んでいます。
夜行性なので昼間は自分で作った寝床に入って真ん丸になって眠っています。
ひたすら眠っていてトイレの時に起きるくらい。
トイレもきちんと場所を決めてやるんですね、お利口さんです。

時間が無くてまだケージを買いに行けません、狭いケースでの仮住まいは窮屈そうです。
ふたの閉め具合が不十分だと自分でさっさと開けてしまいケースの上に乗ってこんなふうに寛いでいます。
結構頭がいいんですね。
早く遊び道具と広いおうちを揃えなければいけません、明後日あたりに行けそうですからそれまではちょっと我慢をしてもらいます。


「ばらの騎士」のオーケストラ練習も今日で終わりです。
大体のペースと曲の作りは掴めてはきましたがまだまだ時間が欲しいところ。
3日だけの練習はちょっと少ないかもしれませんね。
美しい部分と激しい部分とのメリハリが素晴らしいのですが技術的に本当にきついのです。
腰を落ちつけてじっくり取りかかりたいのですが。
明日はもう歌手との合わせとなります、全曲演奏すると長いですよねえ。
明日は練習に7時間とってあります、もっとも休憩時間も入れての7時間ですけどね。
細かく練習しながらの全曲という事になるでしょうから時間はたっぷりと掛かることでしょう。
ちょっと疲労も溜まってきていてしんどいのですがとにかく明日です。

よろしく!

2007-05-22 01:00:11 | Weblog
昨日は犬が飼いたいとここに書きました。
望み事が天に届いたのか届かなかったのか、でもきっと届いたんだろうな。
今日は家に帰ってみると新しい家族が待っていました。

キンクマハムスターの女の子がケースの中で元気よく動き回っているではありませんか。
妹がプレゼントとして連れてきてくれたのです。
いやあ可愛いのなんのって、小さな縫いぐるみが動き回っているんですよ。
チョコチョコと走り回ってヒマワリの種をかじり、ほほ袋にもいっぱいの種を詰め込んでプックリとふくらましたり。
どんなに見ていても飽きると言う事がありません。

しばらく馴らしてみたら手のひらの上にも乗ってくれるようになり、更には腕をちょろちょろと昇ってみたり。
いいですねえ、小さな動物との触れ合いは。
今日はキンクマ君の感触がいっぱいです。

そうそう可愛い名前を考えてあげなくては。
カミさんや息子と考えます。


小学校低学年の頃ですが家で「ハツカネズミ」を飼っていた事がありました。
最初は5匹だったのが文字通りのねずみ算で増え続けあっという間に30匹にもなった事を思い出しました。
でも人には馴れずちょっとつまらなかった思い出が。
今度のキンクマ君はすぐに馴れてくれて嬉しいですね。
いやあ思わず顔が緩んでしまいます。
早くも親ばか丸出し状態、このブログもキンクマ日記となってしまうのだろうか。

感触

2007-05-21 00:02:29 | Weblog
仕事が終わった後に横浜の新山下にあるホームセンターでお買い物を。
目的のものはすぐに見つかり時間があったので中にあるペットショップで子犬たちを見ていました。

うちで飼っていた犬が亡くなってもう7年が経ちました。
やはり20年もの間一緒に暮らした記憶は忘れがたく、犬と暮らすあの日々がまた実現出来ないものかといつも考えています。
通勤の道すがら散歩をする犬たちの姿を見るたびに幸せな気持ちになり、また犬と散歩が出来ない寂しさもつのってくるのです。
ニンテンドーDSで柴犬を飼い「ポチ」という名前で遊んでいたこともありましたがやはり本物の犬にはかないません。
この前の連休に仕事で行った軽井沢でも沢山の犬たちとすれ違いました、だんだんと願望の深さも増して来ているようです。
今日も仕事に行く時に近所を散歩している犬の姿を見て、以前飼っていた犬に良く似たその姿に驚きました。
うちの犬の子供たちが何匹も近所いましたのでその子たちの子供か孫かもしれません。
体つきと毛の色の具合がそっくりだったのです。

ペットショップの子犬たちはガラスのケースに入っていて触ることは出来ませんでしたが、一匹だけ7ヶ月になるハスキーの女の子が遊べるようなケージに入っていました。
人の姿を見ると立ち上がって舐めてくる人なつこい犬、甘噛みする癖があって私も袖口をずいぶんと引っ張られましたが両手で首をわさわさ撫でるととっても喜んでくれました。
まだ両手にその子の感触が残っています。
久しぶりに犬と遊べて本当にうれしかったのです。


コッペリアの最終日も無事に終わっていよいよ「ばらの騎士」に取りかかります。
途中から「ファルスタッフ」も同時進行となり本番が交互に行われたりと忙しくなります。
これから7月いっぱいガンガンと中身の濃い仕事が続くのです。
夏休みまで一気にぶっ飛ばします。

本物?

2007-05-20 00:50:34 | オーケストラ
コッペリアも残すところ明日の1回のみとなりました。
昨日からはキャストも代わりまた客席の雰囲気も変わりました。
小さな女の子たちがいっぱい来ています。
休憩時間にはピットを覗く女の子たちがいっぱい。
我々は客席に近いところに座っていますので上からのぞかれるとちょっと恥ずかしいのですが、まあこれも仕方がないことですね。
動物園の猿になったような気分なんですけど。

コッペリウス役は全日同じ人が踊っています。
通常のコッペリアとは違ってダンディな中年男性という設定。
彼が2幕で人形のコッペリアとワルツを踊ります。
人形を抱きかかえて踊っているらしいのですが見えないので詳しいことは。
その踊りの前にシャンペンのコルク栓をポンと抜く場面があります。
初日にはこの栓が勢い余ってピットまで飛んできました。
軽いものではありますが楽器に当たれば破損の危険もあります、ピットには時折色々なものが降ってきて危ないのです。

そのシャンペンですが2日目からは中身も勢いよく吹き出して舞台がビシャビシャになっているのです。
皆さんそこを避けて踊っているとか、大変ですが。
そのシャンペンの泡、何だか色が付いているように見えます。
果たして中身は何なのだろう?
毎日気になっているんですけど。

コッペリアもいよいよ最終日。
それが終わると本格的に「ばらの騎士」にとりかかります。
頑張らなければ。

拍手の音質

2007-05-18 00:51:40 | オーケストラ
今日は平日午後の本番でした。
会場は半分以上が女子高生で埋め尽くされていたのです。
一般の公演ではありますが団体で学生さん達の鑑賞教室もあったのです。

お客様に沢山拍手を頂くことは演奏者として一番の喜びです。
これがあるからやめられない、という話は本当。
その拍手なのですが会場に依って聞こえ方が違います。
そのホールの音響の環境によって聞こえ方が違うのは当然ですね。
ですがもう一つ感じること。
同じ会場でもお客様の層によっても聞こえ方が違うのです。

大人の大きな手から発せられる音はやはり音量も大きいのですが音質も低くて力強い感じです。
しかし子供達のコンサートだと拍手の音も高い音が多くなって軽く響くのです。
今日は高校生が多かったのですが女子ばかり、手も華奢なんでしょうね。
拍手の音もいつもの公演よりも軽めの音。
ピットの中で聞いていると軽やかに頭の上を流れさっていくようでした。
カーテンコールでは一生懸命に「ブラボー!」をさけぶ声がかわいかった。

今日から4回連続のコッペリア、明日からは主役のキャストが代わります。
それにつれて音楽のテンポも変わります。
二組が交互に出てきますから間違えないように気をつけなければ。

音の渦

2007-05-17 01:17:42 | オーケストラ
今日は「ばらの騎士」の最初のリハーサル。
1幕と2幕途中までをみっちりと音にしてきたのです。

今回はピットの並び方がウィーン風、つまり1stと2ndのバイオリンが入れ替わっているのです。
客席からみて奥の方に1st、手前の壁側が2ndというわけです。
私は今回中央の奥、ハープやコントラバスのすぐ前に座ります。
ここで弾くと左右の楽器が均等に聞こえてきてシュトラウスの書いた音楽が全部聞けるのです。
通常の配置だと1stは下手側に偏っていますので下手をすると上手側の楽器の音が聞きづらかったりします。
今回はそんな事もなく豊穣な音の渦の中に身を浸す事が出来るのです。
それに指揮者の正面なので見やすくて嬉しかったりもしています。
いつもは指揮者の左半身しか見えませんから。

今回のマエストロ、シュナイダーさんですが実に良い味を醸し出してくれています。
ちょっと見た所はドイツの気のいいおじいちゃん、でも指揮台にあがれば長年劇場で暮らしてきた大ベテランの味が随所に感じられて。
このオペラを隅々まで知り尽くした人ならではの音楽です。
余計な事を考える必要もなく安心して演奏させてくれます。

本格的な練習は週が明けてから、それまではまたコッペリアの連戦です。
明日は平日午後の本番、この頃はやりの時間帯です。
この時間の公演から切符が売れていくらしいのです。
新国ではオペラも必ずこの時間の公演がありますね。
これから益々増えていくかもしれません。

ピットで

2007-05-16 01:26:30 | オーケストラ
今日はコッペリアの2回目の本番。
初日と同じキャストでした、スワニルダ役の人が可愛いのです。
顔が小さくて手足が細くて、本当に同じ人間かと思ってしまいます。

我々はピットの中で楽譜と指揮とを見つつ演奏する訳です。
座る場所によっては舞台が見える事もありますが新国のピットは他のホールと比べて舞台が見えにくいみたいです。
オペラですと歌声が聞こえてきて一緒に音楽をやっている実感がありますがバレエで聞こえてくるのは足音のみ。
トゥ・シューズのコツコツいう音とジャンプの着地の音が良く聞こえます。
新国のダンサーさん達は足音が静かですね、わざとステップを聞かせる所は別にして決してドタドタした音は鳴らしません。
聞こえてくるのが足音だけですから余計にそう感じるのかもしれません。
これが新国バレエの個性なのかな?
踊りが見えないのでそんな所で個性を感じてしまいます。

昔々、私がこの世界に入って間もない頃のバレエのお仕事。
ダンサーたちのドスンバタンと言う足音とハアハアと息の切れる音が聞こえていました。
これが普通なのかと思っていたらパリやロンドンの有名バレエとやってみたらまるで別世界。
どんなに大人数で踊っていても余計なノイズは聞こえてきません。
さすがに違うなあと感心しきり。
その頃と比べたら日本のバレエもノイズが減りました。
時代はどんどん進んでいくんですね。

さて明日はいよいよ「ばらの騎士」の1回目の練習。
来週から本格的にリハーサルは始まるのですがポツっと明日だけ入っているんです。
みんな鬼の様な形相でさらっていました。
はたしてどんなマエストロなんだろうか。
合唱の人達から情報をもらっておけば良かったなあ。

祝杯

2007-05-15 01:24:26 | Weblog
昨日はとにかく琢磨君のポイントゲットが嬉しくて。
スカパーの生放送を録画したものを見て、更に地上波の放送も見てと2度感激を味わいました。
地上波の方ではアグリ・オーナーや琢磨君の姿が映し出されていて、みんなの喜ぶ表情を見て更に感激しました。

当然夜中ではありましたが祝杯を一人で。
この頃は沖縄の古酒(クースー)がコンビニで簡単に手に入りますので夕べもそのクースーで乾杯。
ロックで飲んだクースーが本当に美味しかった。

沖縄と言えばこの頃はあちこちに沖縄の食品を売るお店が出来ています。
今「さぬきうどん」界で密かに話題のお菓子「ぴりんぱらん」も横浜で簡単に手に入ります。
びっくりしますが便利な世の中ですね。
本当に一部の人にしか解らない話ですがこの「ぴりんぱらん」がまた美味しい。
決して出しゃばらない味、というより3割方少なくした感じの美味しさ。
食べるとどうしても残りの3割を求めて止まらなくなってしまう。
非常に危険なお菓子、1度お試しください。

今日はコッペリアのインターバルでお休み。
今週中にも次の出し物「ばらの騎士」の練習が始まりますのでお勉強を。
楽譜を音にしてみて(難しい!)映像で勉強して(素晴らしい!)という一日。
この素晴らしい音楽を演奏できるのは本当に楽しみなのではありますが、技術的にも表現力にも極限を要求されます。
でも3幕の終結、あの美しさは尋常ではないですね。
3時間以上演奏してきてあの部分にたどり着いた時は感激するだろうなあ。
今日2幕までをカラヤンで、3幕を訳あってクライバーで見たのですが最後の方でウルウルとしてしまいました。
早くこのオペラを演奏したいぞ!