にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
仕事や遊び、色々書き込んでます。お気軽にコメントを書いて下さいね!

オーディション

2006-03-30 23:29:47 | オーケストラ
今日は2ndバイオリンのフォアシュピーラーのオーディションでした。
午前中の2次試験のあと午後から最終試験、1次は書類とテープ審査でしたがここでまず11人に絞られて2次へ。
2次で最終試験に残ったのは4名、我々は最終試験のみを審査しました。
1次2次は2ndバイオリンのみでの審査だったのです。

残った4名でモーツァルトの協奏曲とオーケストラスタディを演奏、しかしオーディションって厳しい物です。
ずらっと並んだ100人以上のメンバーに囲まれてたった一人で弾き続けるのです。
リハーサル室の中ですからお互いの顔も良く見える、息づかいも全て判ってしまう程の至近距離。
そこで淡々と一人でオーケストラの2ndバイオリンのパートを弾くのです。

合格者は一人、その方の実力が飛び抜けていて文句無しの票数を集めての合格です。
せっかく開いても合格者無しなんて事もあったのですが今回は本当に素晴らしい才能の持ち主が受けてくれて。
これでまた新しく力強い戦力が加わります、楽しみですね。

さて明日からは新国の仕事になります、再開一発目は「カバレリア・ルスティカーナ」と「パリアッチ」
指揮者はファビオ・ルイージさん、10年程前に何回も東フィルを振りに来てくれていました。
とても理知的で、でもしなやかな音楽を持った方でした。
東フィルとしてはずっとコンスタントに来て欲しかったのですがヨーロッパの方でも引っ張りだこの人気。
この所はN響に客演されていましたね、今回は得意のオペラという事でこちらもとても楽しみです。
練習の時もスーツにネクタイで眼鏡を掛けて、まるでイタリアのビジネスマンの様な雰囲気なのですが一度指揮棒を振りだせば素晴らしい音楽が全身から流れ出すのです。
早く一緒にオペラをやりたいですねえ。

熱戦!

2006-03-30 00:49:27 | すぽおつ
WBCも終わりパ・リーグも開幕、そして今は春の甲子園と野球シーズン突入です。
甲子園では高校生達の熱戦が続いています、今日は私の地元の横浜高校と石垣島の八重山商工の試合が。
試合前半は完全に横浜のペースで進んでいて7点差がついた時には今日はいけそうな気になったのです。
でもやはり八重山も注目のチーム、このまま終わるはずも無いと思っていた所案の定の猛反撃。
ついに8回で1点差にまで追いすがって来て、もうこちらは冷や汗もの。
最後はなんとかサヨナラのピンチを乗り切り勝利をおさめる事が出来ました。

WBCでも松坂選手に多村選手と横浜OBが大活躍してくれていましたね、後輩達もぜひ続いて大活躍して欲しいものです。
久々の優勝を、なんて願っているんですけど。
明日はもう一校神奈川代表の東海大相模が出てきます、決勝戦で神奈川対決なんて実現したらいいなあ。

今日はもう一試合、早実と関西の延長再試合という熱戦もありました。
いやもう凄い試合でした、甲子園ってこういう試合が有るので見ていて感動してしまいますね。

余談ですが98年の夏の甲子園、PL対横浜の延長17回の死闘がありました。
松坂投手と投げ合ったPLの上重投手、今は日本テレビのアナウンサーなんですね。
そしてこの前のWBCに帯同して優勝後の監督インタビューやシャンパンファイトの時の選手インタビューをしっかりとやっていました。
特に松坂選手にインタビューしていた上重アナウンサー、とても良い雰囲気でコメントを取っていました。
松坂選手も力の限り戦った相手同士、万感の思いが溢れてお互い気持ちが通じ合った何とも言えない安堵感が滲み出ていました。
スポーツを通じて培ったつながりって素晴らしいですね。


アエラ

2006-03-29 01:53:48 | オーケストラ
今週のAERAの表紙はチョンさんの大アップ、なかなか良く撮れていますね。
さすがはプロの仕事です、チョンさんは写真に撮られる事が大嫌いで有名なんですがあんな表情を撮れるのはプロだからこそ。

さて11ページにはチョンさんのインタビューと練習風景の写真が載っています、先月の定期の練習風景です。
ビオラの後ろから撮っているので1stバイオリンがずらっと写っていて私もしっかりと写り込んでおります。
しかしこちらの写真はまたチョンさん始め皆一様に渋い表情、なんだか全員で口の中に渋い漢方薬の丸薬でも含んでいるような表情ですね。
何もこんな瞬間を切り取らなくてもと思うのですが、シューベルトばかりのこの演奏会の練習は音の美しさを追求した練習でしたので皆必死だったのでしょう。
それにしても渋い写真です、笑っちゃう程に。
ひょっとしてこれは未完成の2楽章も終わり近く、1stバイオリンのみでオクターブの跳躍から続くあの難所中の難所を練習している場面かもしれませんね。
繰り返し繰り返しあそこばかりを練習していましたからきっと皆一様にあの表情なのかも。
実に嫌な所を撮って載せてくれたものです。

本番になったらその部分が異常に長く遅くなって、永遠に最後の音に行けないのではないかと思ったのです。
最後にドのフラットに降りるのですがただでさえその音程が難しい上にこの世の物とも思えない程のピアニッシモ、更に次の小節から出て来るはずの楽器が全然始めてくれない。
最後の音をずっと伸ばしながら、こちらの寿命が縮まって行くのが判りました。
今思い出しても恐い、恐ろしい瞬間でした。

さてチョンさんはしばらく東フィルには来ません、今度は夏。
来る度に色々な物を残して行ってくれるマエストロ、今度は何を?

もう一度富士開催について

2006-03-28 00:43:34 | F1
来年のF1日本グランプリは富士スピードウェイで開催される事が決定しました。
おとといのブログにも書きましたがとにかく富士は今のままでは開催するにあたっては問題が山積み、果たしてこれから1年かけて問題をどう克服していくのか見守って行きたいところです。

宿泊施設や交通機関の問題はこの前にも書きました、あと考えられる問題としては気候にスポンサーかな?
10月の鈴鹿は結構風が冷たくて寒かったりもします、大陸からの季節風が背後の山から伊勢湾に向かって吹き下ろして来るんです。
でも同じ時期の御殿場は鈴鹿よりもずっと寒いはず、海抜高度は低い鈴鹿と高原にある富士では気温が全然低いだろうし雨も降り易い。
最初に行われた76年のレースでは豪雨のために棄権したドライバーも居たほど、もし観に行くとしたら防寒と雨対策はしっかりとしないといけないだろう。
F1と言えばキャンプをしながらの観戦という人達も多い、特に宿泊がネックの富士ならばその数も増える事でしょう。
でも夜の冷え込みは本当に半端では無い、ちょっと辛そうですね。

あとはスポンサーがどうなるのか。
今まで鈴鹿で行われて来た日本GPはフジテレビがメインのスポンサーです、グランプリの正式名称もフジテレビ日本グランプリ。
確かにフジと富士で語呂も良いのですが長年鈴鹿と組んできたフジテレビがそのままスポンサーとして残ってくれるのだろうか?
F1と言えばフジテレビ、そして鈴鹿サーキットという公式が長年定着して来ているだけにそこが心配にもなる。
仮に日本2開催という事になった場合、もう一つのグランプリのスポンサー探しは大変だろうと思うのだけれど。

この問題、どうしてもホンダ対トヨタの戦いに見えてくる。
意地の張り合いはご遠慮願いたいところだ、ファンを忘れて戦って欲しくは無いですね。
戦いはコースの中でやってほしいぞ。

只今無敵です!

2006-03-27 00:03:58 | オーケストラ
今日はオペラシティで午後のコンサート、休日の午後を音楽で楽しみたいお客さんで満席。
毎回ですがこのシリーズはお客さんの入りが良くてこちらも嬉しくなります。
プロは前半がオペラアリア、後半がチャイコフスキーの4番。
前半のアリアは2週間前の千葉定期と同じ曲目でしたがテノールの歌手が志田さんに代りました。
志田さんは去年のNHK毎日音楽コンクール声楽部門で1位を取った方、今月初めのコンクール優勝者コンサートでもその美声を思い切り聴かせてくれました。

とにかく日本人離れしたその声、美しくも軽やかでしかも力強い声。
スケールも申し分無し、とにかく並外れた声を持っている方です。
今日もビゼーにプッチーニ、ヴェルディと全てを見事に歌い切ってくれました。
市原多朗さん以来の大物の登場だと思います。
これからまだ勉強は必要かとも思いますが世界のオペラ界に羽ばたいて行って欲しい逸材です。
期待しています。

さてその志田さんが優勝した時に歌ったのがトゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」でした。
トリノオリンピック以来この曲は日本人の誰もが知る曲となりました、そして題名は知らなくとも皆一様に特別な思いを抱く曲となっています。
今日もメインであるチャイコフスキーの4番の交響曲の後アンコールとしてこの「誰も寝てはならぬ」を演奏しました。
勿論歌うのは志田さんです、「アンコールとして志田さんがトゥーランドットを歌います」とマエストロが言った時の会場の盛り上がり方と言ったらもの凄かった。
それまで汗水垂らし肉体を酷使して演奏したチャイコなど完全にどこかに吹き飛んでしまったかのようでした。
この曲には今の所勝てるものはありません、特に志田さんが歌ったとなればもう無敵です。
当分この曲の勢いは続くのでしょう、それまでいったい何回演奏する事になるのかな?!

来年は富士で!

2006-03-25 23:33:00 | F1
昨日の事ですがFIAとトヨタから発表がありました、2007年の日本グランプリは富士スピードウェイで行われると。

富士もすっかり新しくなって施設の面では確かに日本ではトップ、コースもリニューアルされている。
でも去年一年間、富士でのレースをテレビで見て感じた事があります。
一言で言えば面白く無いのです。

長いストレートを豪快に走り抜けるマシン、と言えば格好良いですが実際ただただ真っすぐ走っているフォーミュラカーは見ていて退屈です。
スリップに入るにもたっぷりの時間があって、まるで時間が止まったようにも感じる程。
ちょっと長過ぎると思うのですが、それって私だけかな?

それと後半のインフィールドセクションですが高速セクションとの関係でダウンフォースが無いマシンが多く、フラフラとよろけながらコーナーを曲がりつつ昇って行く姿を見るのも辛いな。
セッティング次第なんでしょうがF1が走れば面白くなるのでしょうか。
同じティルケ氏のデザインでもトルコや上海なんて面白いコースなんだけど富士は元々有ったレイアウトを活かしつつという制約が有ったのでしょう、何だかキャラクターが両極端のコースになってしまっているように思います。
ホッケンハイムもティルケ改修版で随分と性格が変わってしまって面白く無くなったし。
でも昔のホッケンハイムは今の富士に近い性格だったなあ、でも高速セクションが超豪快だったので迫力満点。
きっとメリハリの問題ですね。

F1ともなるとお客さんの数も半端じゃあ無い、はたして輸送の問題はどうやってクリアするんだろう。
宿泊施設から歩いて、なんて鈴鹿みたいな事も出来ないし。
鉄道だって御殿場線だけでしょ、それだって単線のローカル線。
臨時列車を出すにしても限りが有るよなあ、昔のTI方式をとるらしいけれどいったい何処から?
私の家からは近くなるけれどかえってコースに辿り着くのが大変になりそうだ。

さて一方の鈴鹿は春に開催かな?MotoGPはどうなるんだろ?
ぜひ鈴鹿のグランプリは残して欲しい、今となってはオールドファッションなコースだけど見ていてこれほど面白いコースは無いのだ。
今年はスパも無いし来年は鈴鹿が無くなったら世界中のファンと何よりドライバーが悲しがるぞ!

弾きながら考えた

2006-03-24 23:59:15 | オーケストラ
今日はあさっての午後のコンサートの練習。
メインがチャイコフスキーの4番、昨日までは悲愴でしたのでちょっと肉体的にしんどい練習でした。

昨日までの定期では弦楽器の音色(ねいろでは無くてオンショクです)を極限まで追求していました。
その結果恐ろしいまでに透明な弱音と激しくほとばしるような強奏とが入り交じり別世界のような音楽空間が出現していました。
今日の1stバイオリンセクションで昨日弾いたメンバーは4人だけ、後の10人は昨日までの音を全く知らないメンバー。
他の日本のオーケストラでは絶対に起こりえない状況になっていたんです。
今現在1stバイオリンには30名のメンバーが在籍しています、昨日の定期は16人で今日は14人ですからまるっきり入れ替わる事も出来る。
昨日までの音づくりは東フィルにとって非常に貴重な財産と成り得る重要な物でした、でもこれがそのまま次の仕事に引き継がれて行かないのです。
オケの財産として蓄積されてしかるべき物がそうならない、これはとても悲しい事と言う他は無い。
でも今の人数でオケを2つ同時に運営して行く以上これは仕方の無い事、時間は掛かりますが(他のオケの2倍か4倍か?)少しづつ財産を増やしていくしか無い。
一歩一歩前へ進んでいきましょう。

と、こんな事を考えてしまったのも今日のオケの音がなんとも粗雑で幼い音に思えてしまったから。
でもこれは今日のメンバーの責任では無くて、あくまでも我がオケの形態から来る根本的な問題がそうさせてしまうのです。
しかし今日の音が水準以下の酷い音だと言う事でもありません。
昨日までの音があまりに高みに昇ってしまった、ある意味別格の音だったからそう感じてしまったのです。
どうにかしてこう言う体験を全員で共有出来ない物だろうか。
考えるべき事は沢山ありますね。

ヤマトよ永久に

2006-03-24 00:59:23 | オーケストラ
作曲家で編曲家、また指揮者やエンターティナーとして活躍された宮川泰さんが亡くなりました。
宮川さんはNHKの音楽番組「ときめき夢サウンド」で何年間かご一緒させて頂きました。
毎月何回かNHKの101スタジオで楽しく仕事をさせてもらいました。
ダジャレを連発、ジョークも連発、現場の雰囲気をとても和やかにする事に長じていらっしゃって本当に楽しく仕事をさせてもらいました。
作曲家としては宇宙戦艦ヤマトのシリーズの音楽が我々世代には一番印象に残っていますね。
もっと前の世代にはザ・ピーナツのヒット曲の数々が印象に残っているのではないでしょうか。
多才な方でした、そうそう中央競馬のファンファーレも沢山作曲されていたとか。
色々な所でその作品を耳にする事ができた、将に国民的作曲家でしたねえ。
ご冥福をお祈りいたします。


今日はTOC定期、なかなかに活発で活きの良い悲愴を演奏してきました。
一週間以上おつきあいしたバシュメットさんとも今日でお別れとなりました。
いつもニコニコ上機嫌な方で、一緒に音楽をやる喜びを体験させて頂きました。
今度はもっと凄いコンチェルトで共演したいと心底思ったしだいです。
自由奔放なそのビオラは本当に魅力に満ちあふれていて、聴いていて楽しくならないわけが無い。
素晴らしい音楽家です、同じ舞台に立てる事自体が夢のような気持ちになりました。
いつかまた東フィルに来て下さいね。


今日のメインは悲愴、実は20年前の今日も悲愴を弾いていたのです。
その時は練習でしたが当時の練習場で有った虎ノ門のお寺の講堂で悲愴を弾いていたら外がもの凄い吹雪になってしまったのです。
電車は全てストップ、かろうじて動いていた電車に乗ったら家に帰って来てしまった!
本当は別の場所に行かなければいけなかったのです。

20年前の3月23日の早朝、息子が生まれたのでした。
本当は病院に行きたかったのです、ですが病院方面に向かう電車はまったく動かず。
雪は激しさを増し膝ぐらいまで積もってしまったのです。
息子の誕生日が来る度にあの雪を思い出します。
20回目の誕生日でした、あの日生まれた小さな小さな息子も大人の仲間入り。
月日の経つのは本当に速いですね。

ソリストと指揮者の

2006-03-22 23:35:22 | オーケストラ
今日もTOC定期の練習でした。
今回もメインは悲愴、オーチャード定期で既に一回の本番が終わっています。
通常は一回本番で演奏した曲はメンバーが入れ替わるとかしない限り練習し直すと言う事はありません。
あとは本番の回数を重ねる事で表現が深まって行くからです。
今日は、でも悲愴も練習しました。
主に弦楽器の音色を更に更に磨く作業に費やしたのです。
弓の圧力とスピード、ビブラートをかける速度や幅などなど事細かに指示が有りました。
流石にビオラ奏者として世界に君臨する人だけの事はあります。
本当に音が変ります、バシュメットさんの音になります。
彼の弾くビオラの音をご存じの方には良く判るかもしれない、あの音にです。
あの音を作る方法を教えてくれているのです。
滅多に味わえる物では有りません、まるで学生に戻ってレッスンを受けているような気持にもなります。

ではその音をオーケストラでどう活かすのか。
それが指揮者の仕事ですね、音を活かしつつ全体をきちっとバランス良く構築して行く。
テンポやダイナミックを指示しながらアンサンブルにも気を配り。
指揮者の仕事は本当に大変です、でもチョンさんクラスになればそれをまったく苦もなくやってしまうのです。
一方バシュメットさん、やはり指揮者というよりはソリスト。
これは仕方が無い事です、ソリストが理想とする音楽と指揮者の目指す音楽との間にはやはり違いが有ると思うのです。
そこのギャップは我々が埋めるしか無い、ともすれば即興的に音楽を作って行こうとするバシュメットさんの音楽を形にする為には我々が頑張るしかないのです。
ちょっとしんどいですけどね、正直に言うと。
でもそれが我々の仕事、明日の本番も精一杯頑張りますよ!

今日はこれしか無いでしょう!

2006-03-21 23:20:48 | すぽおつ
王ジャパンおめでとう!
素晴らしいゲームでした、初代チャンピオン!

もう今日は他の事はどうでも良いではないですか、たとえ花粉症がひどかろうが仕事の内容がどうだろうが。
日本が野球でチャンピオンになったのですから!


今回のWBCについては問題点が山積みだったように思います。
でもその全てを吹き飛ばしてくれた日本代表の勝利は見事でした。
2次リーグ敗退寸前から奇跡のように甦っての優勝ですから、なんだか皆で素直に喜べますねえ。
今日は本当に良い日になりました。


さて今日からはTOC定期に向けて練習が始まりました。
指揮とビオラは引き続きバシュメットさんです。
今日はウェーバーの序奏とロンドを弾き振りですが曲のバージョンが微妙にオケとソロが違っていてアレアレという状態に。
この曲の原曲はファゴットソロだそうで、それをビオラ用に書き直したソロ譜とオケの楽譜が微妙に合わなかったのです。
明日の練習までにはバシュメットさんがきちんと楽譜を直してくれるそうですが、今日の練習終了後に東フィルビオラセクションとバシュメットさんは焼き肉店でパーティーを派手にやっているはず。
果たして楽譜を直す時間は有るのかな??

ビオラと言えばもう一つ事件が!
首席の須田さん、今日はギプスに松葉づえという姿で練習に現れたのです。
階段から転落したそうです、演奏には支障がないので一安心ですが東フィルは毎年何人か骨折者が出ているのです。
5年半前に私が骨折してからいったい何人が?
御祓いしましょう!

文句無し!

2006-03-19 23:59:35 | すぽおつ
WBC準決勝、対韓国戦。
ゲネプロと本番の合間にしっかりと観戦していました。
ゲネプロの休憩中に見た時はチャンスをつぶしてがっかりの場面でした、でもあの7回は楽屋でみんなとわいわい大騒ぎしながら盛り上がってしまいました!
とにかくそれまでの鬱憤を一気に晴らすビッグイニング、福留選手は素晴らしい!後に続いた里崎も宮本もイチローもみんな見事!
実を言えばこれまたベイスターズファンのI君と二人で多村選手がバントを失敗した時には頭を抱えていたんですが、そんなムードを吹き飛ばす福留選手の一発にはもう感動です。
多村選手は8回にでっかい一発をぶっ放してくれてもうこちらも救われた感じがしました。

それに上原投手の力投は見事の一言、7回の裏のピッチングなど本当に気持ちが良かった。
さすがに国際試合に強いですねえ。
さて次はあのキューバとの決勝、アトランタの決勝で負けたリベンジだ!
松中選手、今度こそ倍にして返してくれ!

さて今日はオーチャード定期、シューベルトの4番と悲愴。
それにホフマイスターのビオラ協奏曲という渋めのプロ。
シューベルトはまたの名を「悲劇的」とも、それに「悲愴」の組み合わせ。
さぞや重苦しい雰囲気かと思えばこれが全然正反対。
眉をしかめてずっしりと暗く演奏などしません。
あくまで明るく軽く、音楽を奏でる喜びを全面に押し出したような演奏です。
バシュメットさんのキャラクターの成せる技、音楽の美しさを何処迄も追いかけて手を尽くした演奏です。
その代りに犠牲となった部分もあります、好き嫌いの分かれる演奏と言えるかもしれません。
普段とは全く違うアプローチと奏法を駆使しますのでこちらもなかなか大変でした。
とにかく音色に対する要求が厳しいのです、ある意味チョンさんの要求よりも厳しいかも。
でもバシュメットさんの場合は「ちょっと貸してね」とビオラのトップの須田さんの楽器をヒョイと取り上げて素晴らしいお手本を弾いてくれるのです。
具体的な事例を目の前に展開してくれるのでこちらとしては理解の手助けが有って良いのです、でも技術が違う。
要求のレベルがあまりにも高い!
昨日と今日の本番ですっかり知力体力を使い果たしてしまったようです。
明日は一日休み、一息ついて明後日からのTOC定期の為の練習に備えます。

疲れたけれど「王ジャパン」の試合で気分はスッキリ上機嫌。
あさっての決勝が楽しみですねえ!!!

工事渋滞も2種類

2006-03-19 00:01:21 | Weblog
今日は池袋の芸術劇場での本番、地下駐車場の抽選に当たっていたので車で向かったのです。
初台まではいつものコースを走りそのまま山手通りを池袋迄走るのです。
所が今日は東中野を過ぎてから大渋滞、全くと言って良い程車が進まなくなってしまったのです。
今日から春のお彼岸ということで各地にお墓参りに行く車や行楽の車が多いのは判っていたのですがここまで山手通りが?というくらい酷い渋滞。
家から初台までの時間と初台から会場までのかかった時間が同じと言うむちゃくちゃな渋滞だったのです。
2時間以上かけてやっと辿り着いて、でも遅刻を覚悟した程。
なんとか着いてそのままゲネプロに突入でしたので準備が出来なくて、シューベルトの4番という難曲にいきなり取りかかるのはきつかった。
いつもならしっかりとウォーミングアップしてから弾くんですが、心も体も準備不足ではねえ。
あたふたしている間にゲネプロは終わってしまった感じでした。

さてこの大渋滞、原因はと言うと工事によるもの。
工事渋滞と言えば普通は道路を工事しているために道幅が狭くなっているとか交互通行だとか思いますよね。
しかし今日はもう一つの工事渋滞、道端のマンション工事の為に車線を一つ塞いでいたんです!
それもよりによって私が山手通りから池袋方面に右折する、まさにその交差点で!
つまりそこから先はすいすいと車が流れていたんです。
悔しいったら、もう頭に来ましたね今日は。
工事をするなとは言いませんがこんな大渋滞を引き起こすようなやり方はどうかと思いますね。
今日はとにかく肝を冷やして、それから怒りがわき起こって。
仕事の前から疲れてしまいました。

さて今日は本番、でも私の出番は一曲目のシューベルトのみ。
弾き終わってすぐに着替えているとこれから出番のメンバーがうらやましそうな目で見るのです。
でもコンサートの一曲目だけで終わると言うのもどうも変。
お客さん達の心も温まっていないので最初の曲って拍手も少ないし。
いくら大変な曲をびしっと決めてみてもなんだか満足感と言う物が得られないような気がして。
不完全燃焼でした、明日はびしっと悲愴を決めてやるぞ。

続・春の嵐

2006-03-17 23:55:59 | Weblog
夕べの雨と風は本当に恐ろしい程の激しさ。
家が壊れるのではと思ったくらいの凄い風の強さ。
気圧計を見れば何と983ヘクトパスカルまで気圧が下がっている!
これはちょっとした台風並の気圧です、道理でもの凄いはず。
日付けが変ってしばらくしたところで一旦収まったかに見えましたがそれからは風が猛威を振るってました。
とうとう今日一日も風が強いまま暮れました、行き帰りの高速道路では風でハンドルを取られてしまい怖かった!
背の高いワンボックスなどフラフラと走っていて見ているだけでも恐ろしかった。

さて明日からは都民芸術フェスティバルとオーチャード定期の2連戦、メインの曲が違うので特殊な感じの仕事になっています。
そこに複雑に入り組んだ出番が絡み合って練習も入れ替わり立ち替わりメンバーが入り乱れて。
明日の本番も1曲毎にメンバーが入れ替わります。
思い切り贅沢にメンバーをふんだんに使って小さな編成の曲に挑むのです。
ちょっとした見物かもしれません、楽屋も大騒ぎかな?

春の嵐

2006-03-17 00:47:23 | Weblog
夜になったら外は大荒れ、強烈な風と雨がもの凄い音をたてています。
でもこうやって春は確実に近付いて来るんですね。
この冬は訪れが早くてなんだか思い出す限り冬がずっと続いていたような、そんな印象があります。 
でも去年の秋は暑かったのです、それが急に冬に突入して滅茶苦茶に寒くなった。
そんな風にも思えます。
季節の変わり目が穏やかではなくて段差を乗り越えるように唐突にやってきます。

今週も寒かったり温かだったり、春と冬が綱引きを繰り返しながら交代の時期を待っている感じ。
今晩の嵐で春の勝ちかな?高知では桜が開花したそうだし。
気が付けば3月も後半に入っていました。
冬はもう後ろ姿、今年は頑張ったなあ。

腰が!

2006-03-16 01:25:37 | Weblog
仕事も終わり家に帰り着いた頃から腰が痛みだして、何で?
ギックリという状態でもないのですがだんだんと痛みが増して来る。
この前整体に行った時に先生が「切れる寸前!」と言っていたのを思い出しました。
ちょっと危ないかもしれない、明日起きた時が勝負かな。

今日から定期の練習が始まったのですが今回は特殊な体制で臨んでいる関係から曲に依って出たり出なかったり。
また座る場所も違って来る、今日の前半戦は6プルトの外で後半が5プルトの中。
外と中では座り方も違ってくるし体の向きや使い方も違う。
そして何より譜めくりが有るか無いかという大問題が。
どうも今日は譜めくりの時に変に腰に負担を掛けてしまったかもしれない。
それが原因とも考えられるなあ。
明日は中一日開くので痛かったら治療に行こうかな。

さてバシュメットさんとの初日ですがどうもペースが掴めないまま終わってしまった印象。
何処まで本気で何処からが冗談なんだか判らない人っていますが、どうもそんな感じを受けてしまって。
真面目なんだろうけどエッと思う事も度々。
うーん、見切れない。