以前作っておいた抽出液などを使用して染めてみました。
染めたのはキハダ(胃腸薬として使用されるキハダという木の樹皮)、赤紫蘇の葉、桑の実の三種類。用いた繊維は梱包用の麻糸と木綿糸。
動物繊維の毛糸や絹(カイコだから動物系)はタンパク質を含んでいるので色が繊維に定着しやすい。一方植物系の繊維はこのままでは染まりにくい(と本に書いてある。なるほど、以前そのままやったらキハダ以外はうまく行かなかった)。今回はレシピ通りに豆乳と牛乳のブレンド液に浸して下準備。あとは素人だからまあこんなモンだろうと大雑把。それでも結構旨く染まった。色止め処理もしっかりとやった。
上側は木綿、下は麻。左から豆乳下地処理。キハダ、赤紫蘇、桑の実。個人的には麻がいい感じ。
コーヒー(一度抽出したもの。出がらし)では色が薄くて思ったように染まらない。かといってカミさんが手で焙煎しているコーヒー豆を使うのには気が引ける。そこでインスタントコーヒーの粉が残っていたのでやってみた。写真撮影の時はまだ染め付けの最中だったので今回割愛。今の所希望通りに染まっている。
早く緑をやってみたいと思うのだが触媒として使う炭酸カリウムの入手まであと数日掛かるとのこと。入手出来たら無謀にも紅花にも挑戦。緑の染めに使用するのは葛の葉でいいらしい。それなら近くに幾らでもある。