高根通信

八工3年G組同窓情報

高根からの山々(西その2)

2011-01-03 10:13:12 | Weblog
 甲斐駒ヶ岳の東。に鳳凰三山が見える。実は写真の正面にちょこっと見える(筈)のが日本の二番目の高山「北岳」(3033mだったか3133mだったか記憶は怪しい)。

 20歳の時何の予備知識をなく一人で深夜甲府駅に行き、当時は駅の近くにあった山梨交通のバスターミナルで広河原行きのバスを待った。

 広河原から北岳を目指して登ったが重い荷物で北岳山頂近くの「肩の小屋」まで到着せず、登山道脇の藪の中に簡易テントにくるまって寝てしまった。朝方霧が出て簡易テントはぐしょ濡れ。早朝登山者が脇を通る際に、「遭難しているのかしら・・・」。「死でいるんじゃない」という声が聞こえる。恥ずかしかった。

 鳳凰三山は地元の小中学生の日帰り遠足コースなのだそうだ。ヒョエー!!

高根からの山々(西その1)

2011-01-03 10:00:41 | Weblog
 八ヶ岳の西側にも幾つかの山があるが、個人的に興味があるだけで、一般の人には「ふ~ん」という程度の山しかないからここも割愛。

 このブログでおなじみの甲斐駒ヶ岳。正面の尾根は登山口の駒ヶ岳神社(横手駒ヶ岳神社と竹宇駒ヶ岳神社)があり、どちらも途中で山道は合流する。

 登山口から山頂までの標高差は2000mあり、日本の三大急登と呼ばれる「黒戸尾根」。ここをかつての五合目小屋まで登り、一旦右の沢に下り沢の中を山頂直下まで続く黄蓮華沢右俣を近藤と登ったことがあった。沢の途中で一泊。最後はヘロヘロ。

 山頂付近で霧に巻かれて視界は全くなし。山頂まで残すところ僅かとは思えたがその気力は残っていない。それでも満足して再び五合目小屋まで下って山小屋に泊まった。

 懐かしい想い出。でももう黒戸尾根を登る気はしない。山を眺めて酒飲んでいる方がいい。別ルート(反対側の北沢峠経由なら峠までバスで行けるので)ならもう一回登ってみたい。

高根からの山々(北)

2011-01-03 09:47:22 | Weblog
 八ヶ岳。

 金峰山との間にはいくつかの山があるが割愛。一口に八ヶ岳と言っても山々の総称で八ヶ岳という山があるわけではない。

 高根から見えるのは南八ヶ岳連山の赤岳、権現岳、三ツ頭、編笠岳など。

 18歳の頃、先の仲間とJR小海線の「甲斐大泉」駅から歩きだし、天女山、三ツ頭、権現岳、編笠岳と歩いた事があった。夜行の疲れか「編み笠青年小屋」で折り重なるように寝ている写真が残っている。

 下山してからJR中央線の「小淵沢」駅までが長い。森林監視員連絡用の電話を見つけてタクシーを呼んで迎えに来て貰った。そこからの記憶は残っていない。

高根からの山々(東その2)

2011-01-03 09:33:05 | Weblog
 金峰山。秩父多摩甲斐国定公園の中では比較的西に位置する。

 秩父山塊にあっては珍しく端正な山(山の形がその他大勢的な山が多い)。山自体も樹林帯が多く地味。金峰山は山頂付近は森林限界を超えるので雪も目立つし、美しい。

 もう何十年も昔に登ったきり。近藤、飯島、内野、片桐、山下と山頂からの下山で湯夕立に遭遇し、稲妻は横に走るのを見て震え上がった事があった(高校生の頃)。

 その後到着した山小屋「南御室小屋」は有人かと思いきや無人小屋。皆呆然。下着までびしょ濡れで他に人がいるわけでもない。

 パンツ一枚で燃料の薪拾い(コンロなど持っていなかった)。夕立の後乾いた木の枝などあろう筈もなく、どうやって火を起こしたか記憶にない。

 翌日水晶峠を越えて昇仙峡まで気の遠くなるような林道歩きが待っていようとはその時は思いもよらなかった。もう絶対に行きたくない。

高根からの山々(東その1)

2011-01-03 09:10:37 | Weblog
 山梨県は360度ぐるりと山に囲まれていて(正確には東京都奥多摩町の更に奥に存在する「小菅村」や神奈川県相模原市の奥にある「道志村」など甲府盆地の外側の地域もあるが)、甲府盆地の川は全て富士川となって静岡県に流れている。

 ここ高根町は長野県と隣接する甲府盆地のどっ外れ。静岡県から延々と続く南アルプスが釜無川で気持ちよく「これでオシマイ」と区切りをつけたその北側に位置する。

 しかしここからの眺めは素晴らしい(と個人的には思っている)。

 東側から順に山の紹介。

 茅が岳(正確には金ガ岳と茅が岳)。日本百名山の生みの親「深田久弥」がこの山を登っている際に亡くなった。甲府盆地から長野に向かう際に右側に見え、八ヶ岳としばしば間違える。

 高根に引っ越す前にこの山麓に借家住まいをしていて、家から飼い犬と歩き出し、山頂まで登った想い出の山。