◼️イスラエル軍 F35戦闘機を世界初の実践投入
米国を中心に国際共同開発され、航空自衛隊も導入を進めている最新鋭ステルス戦闘機(第5世代戦闘機)であるF-35。この戦闘機が実戦投入されていた事が明らかになった。それも、イスラエル国防軍の公式Twitterが5月22日のツイートで告知したのだから驚きである。公式Twitterによれば、イスラエル軍のF-35は既に実戦配備され、作戦に投入されているという。ツイート内では、シリア領内に展開しているイラン革命防衛隊に対し空爆を行ったと明らかにしている。地元メディアによれば、5月22日に行われたイスラエル軍アミカム・ノルキン少将の演説にて「我々のF-35は既に中東全域を飛行し、既に二つの前線において2度攻撃を行っている」との発言があった。演説内では、レバノンの首都ベイルート上空を飛行するF-35の写真が示されたという。
実は、既にイスラエル軍F-35によると思しき攻撃の報道がなされている。5月18日、シリアのハマ空軍基地で謎の大爆発が発生したのだ。爆発の結果、基地内の駐機場が壊滅的な打撃を被っている事が、衛星写真から読み解く事ができる。こうした大規模な攻撃を現在のシリア反体制派が行うとは考えがたい。かつ、アサド政権側が迎撃したという情報も存在しない。これは、イスラエル軍がF-35を用い、アサド政権やイランの防空網に探知される事なく空爆を行ったと考えるべきであろう。トランプ政権のイラン核合意からの離脱や米大使館エルサレム移転といった昨今の緊迫する中東情勢において、イスラエル軍F-35が既に実戦投入されていたという事実は大きな意味を持つ。それは、イスラエルによる対イラン空爆が現実味を帯びた、という事だ。F-35であれば、イラン防空網を突破し核関連施設への空爆を行う事が可能である。
賢明な読者の皆様の中には、疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれない。「F-35の航続距離では、イスラエルからイランまで往復できないのではないか?」と。だが、ここで思い出して頂きたい事がある。サウジアラビアの存在だ。過去の記事で明らかにした通り、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子はイルミナティの傀儡と言っていい人物だ。イランを中核とする中東の反イルミナティ勢力に対抗すべく、彼はイスラエルとの緊密な関係構築に動き、イスラエル行き旅客機のサウジアラビア領空通過や軍事協力推進など、数々の「実績」を積み重ねてきた。サウジアラビアが国内の空軍基地を提供、もしくはサウジアラビア軍機による空中給油を提供すれば、イスラエル軍F-35はイランへの往復を行う事が可能となる。それを十分行いうるのが、ムハンマド・ビン・サルマーンという人物だ。 他方、イラン側にも反撃の手段はある。まず、シリア領内に展開している革命防衛隊の地対地ロケットが戦力として挙げられる。これらは既に対イスラエル攻撃にも用いられている。
だが、こうした戦力はイスラエル軍の越境攻撃で、徐々に消耗しているほか、イスラエル側の迎撃態勢も整っている。それゆえ、戦力としてはさほど期待は望めないだろう。より有力な反撃手段としては、イラン本土からのミサイル攻撃が存在する。イランは本土からイスラエルまで届く射程の弾道・巡航ミサイルを保有している。特に昨年配備された射程2000kmの弾道ミサイル「ホラムシャハル」は有効な戦力足り得るだろう。このミサイルは多弾頭型で、迎撃が困難である。イスラエルがイラン空爆を行った場合、この「ホラムシャハル」がテルアビブに降り注ぐのは確実だ。イスラエルによる対イラン空爆が実施され、全面戦争に陥った場合、何が起こるだろうか? 想定される最悪のシナリオは、イスラエルの核兵器使用である。イスラエルはかの地域で唯一の核保有国であり、航空機および潜水艦発射巡航ミサイルによる核攻撃能力を有している。こうした核兵器が、テヘラン上空に降り注ぐ事も、決して絵空事では無いのである。イスラエル軍によるF-35実戦投入は、中東の秩序が根本から脅かされることを意味するのだ。(5/23/2018 Tocana)
普通なら、日本の新聞でも一面トップになるべきニュースを、日本のマスコミは何も伝えず、日本人もこのニュースの意味が分からない。聖書はそういった国に対して「悟りのない民は滅びる(Hosea4:14)」と警告する。早い話しが、イスラエル軍によるイラン空爆、ひいては第五時次中東戦争勃発が現実化して来たと言う事である。
米国を中心に国際共同開発され、航空自衛隊も導入を進めている最新鋭ステルス戦闘機(第5世代戦闘機)であるF-35。この戦闘機が実戦投入されていた事が明らかになった。それも、イスラエル国防軍の公式Twitterが5月22日のツイートで告知したのだから驚きである。公式Twitterによれば、イスラエル軍のF-35は既に実戦配備され、作戦に投入されているという。ツイート内では、シリア領内に展開しているイラン革命防衛隊に対し空爆を行ったと明らかにしている。地元メディアによれば、5月22日に行われたイスラエル軍アミカム・ノルキン少将の演説にて「我々のF-35は既に中東全域を飛行し、既に二つの前線において2度攻撃を行っている」との発言があった。演説内では、レバノンの首都ベイルート上空を飛行するF-35の写真が示されたという。
実は、既にイスラエル軍F-35によると思しき攻撃の報道がなされている。5月18日、シリアのハマ空軍基地で謎の大爆発が発生したのだ。爆発の結果、基地内の駐機場が壊滅的な打撃を被っている事が、衛星写真から読み解く事ができる。こうした大規模な攻撃を現在のシリア反体制派が行うとは考えがたい。かつ、アサド政権側が迎撃したという情報も存在しない。これは、イスラエル軍がF-35を用い、アサド政権やイランの防空網に探知される事なく空爆を行ったと考えるべきであろう。トランプ政権のイラン核合意からの離脱や米大使館エルサレム移転といった昨今の緊迫する中東情勢において、イスラエル軍F-35が既に実戦投入されていたという事実は大きな意味を持つ。それは、イスラエルによる対イラン空爆が現実味を帯びた、という事だ。F-35であれば、イラン防空網を突破し核関連施設への空爆を行う事が可能である。
賢明な読者の皆様の中には、疑問を抱く方もいらっしゃるかもしれない。「F-35の航続距離では、イスラエルからイランまで往復できないのではないか?」と。だが、ここで思い出して頂きたい事がある。サウジアラビアの存在だ。過去の記事で明らかにした通り、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマーン皇太子はイルミナティの傀儡と言っていい人物だ。イランを中核とする中東の反イルミナティ勢力に対抗すべく、彼はイスラエルとの緊密な関係構築に動き、イスラエル行き旅客機のサウジアラビア領空通過や軍事協力推進など、数々の「実績」を積み重ねてきた。サウジアラビアが国内の空軍基地を提供、もしくはサウジアラビア軍機による空中給油を提供すれば、イスラエル軍F-35はイランへの往復を行う事が可能となる。それを十分行いうるのが、ムハンマド・ビン・サルマーンという人物だ。 他方、イラン側にも反撃の手段はある。まず、シリア領内に展開している革命防衛隊の地対地ロケットが戦力として挙げられる。これらは既に対イスラエル攻撃にも用いられている。
だが、こうした戦力はイスラエル軍の越境攻撃で、徐々に消耗しているほか、イスラエル側の迎撃態勢も整っている。それゆえ、戦力としてはさほど期待は望めないだろう。より有力な反撃手段としては、イラン本土からのミサイル攻撃が存在する。イランは本土からイスラエルまで届く射程の弾道・巡航ミサイルを保有している。特に昨年配備された射程2000kmの弾道ミサイル「ホラムシャハル」は有効な戦力足り得るだろう。このミサイルは多弾頭型で、迎撃が困難である。イスラエルがイラン空爆を行った場合、この「ホラムシャハル」がテルアビブに降り注ぐのは確実だ。イスラエルによる対イラン空爆が実施され、全面戦争に陥った場合、何が起こるだろうか? 想定される最悪のシナリオは、イスラエルの核兵器使用である。イスラエルはかの地域で唯一の核保有国であり、航空機および潜水艦発射巡航ミサイルによる核攻撃能力を有している。こうした核兵器が、テヘラン上空に降り注ぐ事も、決して絵空事では無いのである。イスラエル軍によるF-35実戦投入は、中東の秩序が根本から脅かされることを意味するのだ。(5/23/2018 Tocana)
普通なら、日本の新聞でも一面トップになるべきニュースを、日本のマスコミは何も伝えず、日本人もこのニュースの意味が分からない。聖書はそういった国に対して「悟りのない民は滅びる(Hosea4:14)」と警告する。早い話しが、イスラエル軍によるイラン空爆、ひいては第五時次中東戦争勃発が現実化して来たと言う事である。