日々の覚書

MFCオーナーのブログ

町おこし、ようお越し

2009年10月29日 22時29分37秒 | 与太話

200910271245000

先日盛岡へ行ったので、昼に盛岡冷麺を食べてきた。写真見ると、さりげなく店の名前が分かってしまうけど、回し者ではありません(笑)

何故、盛岡の名物が冷麺なのか、昔からとても不思議だった。だって、冷麺って元々韓国の料理のはずだし。で、調べてみたら、在日朝鮮人が盛岡で開業した時に、メニューに冷麺を加えたのが日本最初だったらしい。つまり、日本で最初に冷麺で商売を始めた土地が盛岡だった、という訳だ。1954年のこと。その後、別の店がメディアを使って冷麺を宣伝して、広く知られるようになったらしい。これが1979年。ついでに言うと、初めて“盛岡冷麺”の名前を使ったのが、1987年。盛岡冷麺の歴史は、意外と新しい。

このように、決してその土地の名物でも郷土料理でもない料理(食べ物)が、全国的に有名になる、というのは、もちろん珍しいことではない。札幌のスープカレー、仙台の牛タン、宇都宮の餃子等々、必ずしもそこへ行かないと食べられない、というものではないが、でもそこへ行ったら必ず食べるもの、として認識されている。こういうのを、ご当地グルメと呼ぶ訳だが、なんというか、さほど高級感のない料理が多いのがよろしい。牛タンは例外として(笑)

以前、富士山方面に旅行した時、山梨県の富士吉田市を通過したのだが、ここには“吉田うどん”と呼ばれるご当地グルメがあり、市内に星の数ほど吉田うどんの店があるそうな。確かに、車で走ってると“吉田うどん”の看板をたくさん見かけた。そのうちの一軒に入って、“吉田うどん”を食べてみたが、結構美味かった。讃岐風のコシの強い麺に、一面キャベツが乗っかっており、これがなかなか良いのである。

富士吉田とうどん、なんて特に関連はないように思われたので、いわゆる町おこしの一環として、うどんを始めたのだろう、と思っていたが、実は富士吉田では、昔からおめでたい席などではうどんを食べる慣習があり、つまりこの“吉田うどん”は、ご当地グルメではなく、立派な郷土料理なのである。同じ山梨県のほうとうと同様だ。ただ、ほうとうは「ケ」の料理であるのに対し、吉田うどんは「ハレ」の料理なのだそうだ。なんか、逆のような印象があるけど(笑)

その富士吉田市の隣(?)の富士宮市では、ご当地グルメとしてやきそばが有名だ。B級グルメを決めるB1グランプリで優勝したこともある。知る人ぞ知るやきそば好きの僕であるが(笑)、まだ一度も食べたことないのが、実に残念だ。家からそんなに遠い訳でもないし、一度は車飛ばして食べに行ってみるか(笑)

町おこしの一環として企画・開発されるケースも多いご当地グルメだが、料理ばかりではない。こないだテレビ見てたら、山形で“芋煮飴”なるものが売り出された、と聞いて驚いた。芋煮はご存知ですね? 山形の郷土料理だが、その芋煮の味がする飴な訳だ。結構人気で、観光客によく売れてるらしいが、これはどうも手を出す気にならんな。もともと飴好きじゃないし(笑)。もしかして、山形県内限定で“ポテトチップス芋煮味”なんてのが販売されてたりして(笑)

てな訳で、なかなかにチープで味わい深いご当地グルメなのだが、我が茅ヶ崎のご当地グルメって何だろう? う~ん、“しらすのかき揚げ”か?(笑) 一応、漁港あるし。海岸近くの居酒屋には必ずあるメニューだけど、売り切れるのも早いらしい。ただ、聞いた話だと、毎日あまりにも注文が多く、その日の朝取れる分だけではとてもこなし切れない為、他所から仕入れたしらすを、茅ヶ崎で取れたものとして客に出したりもしてるらしい。注意して下さいね(笑) あと、今調べている所だが、碧の“湘南ラーメン”というのもあるらしい。

皆さんの町のご当地グルメは何でしょう? 是非教えて欲しいな。出来たら、送ってくれるとさらに嬉しいです(爆爆)

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする