日々の覚書

MFCオーナーのブログ

キャンディ・ポップ♪

2006年07月01日 23時57分39秒 | 音楽ネタ

二ヶ月続けて、(身から出た錆とはいえ)決められた日に、何が何でもブログを更新するという苦行を課していたので(そんな大層なもんじゃないってか)、しばらくは適当にやっていこうと思うのである。そろそろ夏だしね(意味不明)。

私事ではあるが、今月は何かとイベント続きで忙しいのである。いずれ、詳細を告知するつもりだけど、8月にライブ(またもや2週連続)するので、その練習もあるし、他にもあれこれあって、7月になったばかりだというのに、既に土日の大半は予定で埋まってしまった。元来、友達が少なく人付き合いも良くない僕としては、喜ぶべき事であろう(笑) そう、もうすぐ夏なのだ(やっぱり意味不明)。

夏も近づき、しりとりも終わろうかというある日、会社の先輩が「キャンディ・ポップ聴く?」と言って、一枚のCDを貸してくれた。ま、厳密にはCD-Rなんだけど...^^; で、さっそく聴いてみようとしたら、レーベル面に「キャンディ・ポップ」とサインペンで手書きしてあるだけで、曲目が分からない(くどいようですが、CD-Rなんで...これ以上は追求しないで下さい)。ま、曲目あてクイズに挑むつもりで聴いてみた。

説明が必要なのかもしれないので(笑)、一応解説すると、「キャンディ・ポップ」とは、70年代終わりから80年代にかけて一世を風靡した(と言っていいと思う)ポップスで、若い女の子主体のグループによって歌われた音楽を指す。明るく楽しく健康的でダンサブルそしてちょっと哀愁のあるメロディが特徴で、代表的なグループといえば、異論はあると思うけど、ノーランズ、アラベスクあたりだろう。英語圏だけでなく、非英語圏のグループも日本でヒットを放っていたのも特色だった。ある種、日本独特の洋楽ムーブメントだったかもしれない。ま、そんな、特定の世代には甘酸っぱい思い出とともに甦るキャンディ・ポップが、一枚のCDに20曲も詰め込まれている訳だ(笑) これは聴かねば(爆)

で、内容はというと...

1.ダンシング・シスター/ノーランズ
やっぱ、キャンディ・ポップといえば、これでしょう。ほんとにヒットしてたよなぁ。オリコンで一位になった位だし。今聴いても、楽しくていい曲だと思う。聴いてると気分がウキウキする。当時、僕もこの曲は好きでした(笑)

2.ハロー・ミスター・モンキー/アラベスク
これもはずせないかな。この曲もイヤになるほどヒットしてた。今聴くと、意外とリズムが単調だが、ストリングスのアレンジが大変よろしい。当時、僕はアラベスクをディスコとして捉えていたけど、今ではキャンディ・ポップを代表するグループという評価が一般的みたい。

3.ウォンテッド/ドゥーリーズ
これまた懐かしい(爆) 確か大所帯のファミリー・グループだったよね? 違ったかな。マイナー調のメロディが実に日本人好みって感じ。マジで日本人が作ったのではと、疑ってしまうね(笑)

4.ドン・キホーテ/ニュートン・ファミリー
最初は分からなかった。スパニッシュ風のイントロにどう聴いても英語じゃない歌詞、そしてマイナー調メロディ...サビで「ドン・キホーテ」と歌うのを聴いて、ようやく思い出した次第。確か、ニュートン・ファミリーって、ハンガリーかどこかのグループではなかったっけ? ギターはフラメンコ風だしトランペットはマリアッチ風で、スペインといった方がしっくりくる感じ。

5.タイトル分からない
記憶にない曲だった。サビで「ダンス、サンティアゴ・メン」と歌うのだが、そういうタイトルだろうか。これもちょっとエキゾチックな雰囲気で、英語で歌ってるけど、英語圏のグループではないような気がする。途中に挿入される太い男の声が、なんか可笑しい(笑) エンディングが唐突。

6.タイトル分からない
これもちょっと記憶にない。けど、エキゾチックな曲が続いた後に、典型的なアメリカン・ポップってな感じで、なかなかよろしい。サビで「I just wanna dance tonight」と歌ってる。ウキウキ系だな。こういうの好き(爆)

7.タイトル分からない
でも、曲は知ってる。「Radio, everybody listen to the radio」と歌うあれだ。全曲と同様、きらびやかなシンセを施したアレンジが印象的だが、当時はこういうフレーズも人力だったんだろうね。こういう曲聴くと、元気になったような気がするのは何故だろう?(爆)

8.誘惑のブギー/バカラ
出ました(爆) しかし、この曲をキャンディ・ポップの範疇に入れていいのだろうか。健康的とは言い難いしな。どっちかというと淫靡だぞ(爆) バカラの2人は性転換した男だという説もあったし。やっぱり、こういう人も曲も怪しげなのは、ディスコという言葉のほうが似合うと思うな。

9.タイトル分からない
イントロが、初めはブロンディの「コール・ミー」みたいで、メジャーコードに変化する。このイントロは好きだ。頼りなげなボーカル(発声も発音も)が、サビで「アリババ、アリババ」と歌うので、タイトルは「アリババ」か。ベースがミョーにハネててGoodです。間奏にややアラブっぽいフレーズが。アメリカンな曲調だけど、「アリババ」の歌詞を入れるだけで、どことなく無国籍(なんのこっちゃ)

10.タイトル分からない
これはイントロからテンション高い(笑) ストリングスが印象的なアレンジで、一時期のフィリーっぽい雰囲気も。「I wanna get you, Ooh I wanna get your love」と歌ってる(ように聴こえる)。終わると見せかけて終わらないエンディングもなかなか(笑)

11.恋のハッピーデート/ノーランズ
やはりキャンディ・ポップの大御所だけに、一曲だけの収録だけではないのだ(笑) しかし、この曲も分かりやすくていいよなぁ。完成度の高いポップソングだ。

12.イン・フォー・ア・ペニー、イン・フォー・ア・ポンド/アラベスク
確か、邦題があったはずだけど思い出せない。タイトルもサビで思い出したくらい。でも、随分サビで印象変わるんだね。こういう曲だっけか。ま、アラベスクもノーランズと並んでキャンディ・ポップの2大巨頭なだけに、2曲収録は順当な所か。個人的には「ペパーミント・ジャック」の方が好きだけど(笑)

13.タイトル分からない
全体的にミュンヘン風。シンセもメロディも。サビで「I Like your look」と歌ってるように聴こえる。聴いた事はあるような気がするが...

14.タイトル分からない
再び、エキゾチック路線(笑) 歌の出たしが男声なので、「えっ!」と思ったけど、サビで女声となるので安心(笑) で、そのサビなのだが「サンタマリア」と繰り返すだけ。その直後に入る男の「サンタマリア~」という掛け声が、なんか日本人の発音みたい(爆) ま、でも、良く出来た曲ではある。

15.タイトル分からない
これもイントロが印象的。ややエキゾチックなフレーズを、摩訶不思議な音色のシンセで弾いているのだが、歌に入ってからは冗長な感じ。アレンジの勝利という感もあり、キャンディ・ポップとしては不合格ではなかろうか。

16.タイトル分からない
これがややこしい。9.でも「アリババ」と連呼してたけど、こっちもサビが「アリ、アリババ」なのだ。「オープン、オープン、オープン、オープン、セサミ、セサミ」とも歌ってる。9.はアメリカンな感じだったけど、こっちはヨーロッパっぽい。緊張感を孕んだ曲調とアレンジで、なかなかの出来。

17.タイトル分からない
なんかカーズみたいなイントロ。サビは全然違うけど(笑) 「Easy lovin', easy livin'」と歌ってる。「It's so easy to be with you」とも。ボーカルとコーラスの掛け合いがGood。

18.タイトルわからない
「ロックンロールに恋狂い」みたいなイントロから、ロックンロールっぽく展開する。ま、楽しい曲ってことで(笑) 「I make you mine」とブレイクで歌ってる。

19.タイトル分からない
この曲はいい。このCDの中では唯一と言ってもいいAOR風の曲だけど、実に良く出来ている。「プライベート・アイズ」みたいなピアノもいいし、ストリングスを使ったサビの盛り上がりも素晴らしい。誰か知らないけど、女声ボーカルもいい感じ。これはキャンディ・ポップの範疇に押し込めてしまうには勿体ない。歌詞が聞き取れないので、タイトルが類推できないのが残念。2番に入る前のセリフもGoodよ。

20.タイトル分からない
典型的な80年代ポップスといった感じ。サビで「DJ in my life」と歌ってるので、きっとタイトルは「DJ In My Life」なんだろう。ま、その程度かな(笑)

という訳で、20曲中タイトル分からないのが、半数以上の13曲、と非常に残念な結果に終わったが(笑)、久々に聴いたキャンディ・ポップ、大変良かったです。中には、キャンディ・ポップとは言えないのもあったけど。僕が知らない曲について、何かご存知の方は是非教えて下さい。特に19.の曲が気になるので。

前述したけど、キャンディ・ポップの特徴は、明るく楽しく健康的って訳で、とある本に書いてあったけど、歌い手たちが容姿も音楽もオトナになってくると、次第とその魅力は薄れていくのだそうだ。なるほどね。限られた時だけしか、キャンディ・ポップは成立しない訳か。そう思うと、何か物悲しいものも感じるなぁ。結局、このキャンディ・ポップというのは、一時期だけのムーブメントで終わってしまい、フォロワーが出てこなかった(つーか、レコード会社が違う路線にシフトした)という事もあり、今では特定の世代の青春を彩ったポップス、という事になってしまっている。しかし、たまに聴いてみるとなかな良いし、こういう曲がヒットしていたなんて、いい時代だったんだなぁ、なんてまたしても思ってしまうのである(爆) 中年の感傷か?(爆爆) ま、いいじゃないの、もうすぐ夏なんだし(結局は意味不明)。

コメント (14)
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