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ガンダム“以外”のロボットプラモやいろんなオモチャのお話、戯言とかゲームの話など。時々、家電やPCの修理顛末記に…。

どうしてサーフェーサーをエアブラシで吹くんだろう?

2011-03-18 22:53:48 | もけい
 サーフェイサー買ってきました。そういえば、もう10年近く缶スプレーのサフを使っていません。プラサフや試しに買ったタミヤ缶サフは別ですけど。そういえば、どうして瓶入りのサーフェーサーを、エアブラシで吹くんだろう?

 まず1番目の理由はコスト。缶サフの容量はだいたい180ml、瓶は40mlです。缶の方が多いですね?でも、缶スプレーは1度に大量に中身を放出するため、1回でかなりの量が対象物に乗ります。更に塗装されずに周りに飛び散る量が半端じゃありません。それに、たとえ中身が残っていても、ガスが切れてしまうとそこで終了です。残った分は、あきらめるか缶を開けるかしないといけません。

 それに対し、瓶入りだと40mlですが、エアブラシに適した濃度は2倍希釈程度。それ以上うすめると、上手く塗れないうえに、粒子の密度が薄くなり、サーフェイサーとしての意味がなくなります。適度にうすめると2本分・80mlに増えました。だから上の写真は瓶が2本なのね。さらにエアブラシならほとんどロスなしに対象物にサフを乗せることが出来ます。あくまで個人の例ですが、18cmのロボットを塗る場合、缶サフだと1~2体。マスターグレードだとギリギリ2体塗れないくらい。瓶なら4体は余裕です。前回買ったものも、フェイ・イェン・ミニクーパー(ボディのみ)・Xウイング・1/20スコープドッグ・ベアッガイ・仮面ライダーWヒートメタル(途中まで)と、覚えているだけでこれだけ1本で塗っています。

 で、2番目。スケモの人なんかがよく「サフ要らなくね?」とか言いますが、作ったら飾っておくだけのスケモと違い、関節可動するキャラモでは剥がれ防止に有効なこと()。スナップキットが主流等の理由でスケモより表面のヒケが多く、安全基準の都合でエッジが甘い()ので、ペーパー掛けなどの表面処理は欠かせません。そしてペーパーのキズを消すにはサーフェイサーは簡単かつ有効な手段です。

 傷を消すなら缶サフの方が強力です。噴出量がものすごいですから。それは同時に細かいモールドを危険にさらすことを意味します。つまり埋まっちゃうわけですね。エアブラシなら上で書いたように、噴出量やミストの範囲をコントロール出来るので、モールドにたくさんサフがかからないように出来、傷の多いところに重点的に吹くことも可能となります。昨日書いた「捨てサフ」の後も、ペーパーを当てた部分だけピンポイントで吹くことが可能です。これは1番目の低コストにも関係してきますね。

 というわけで、節約(エコではないな…)から始まった「サフをエアブラシで吹く」ことですが、いつの間にかいろんな人がやるようになって、メーカーもそれ用の瓶入りサーフェイサーを発売しています。まぁ低コストといってもエアブラシが無いと話にならないわけですが…。

 一緒にスーパークリアーIIIとクリアーイエローも買ってきました。スーパークリアーは、メタリック塗装の時に、クリアーカラーの調整に使います。染料系クリアーカラーは重ね塗りすればするほど色が濃くなるので、クリアーで割って色を薄くして、ある程度の塗膜を確保しつつ色が濃くならないようにします。厚塗りしてコンパウンドをかけられるだけの余裕を持たせたいので、こんなことをします。フェイ・イェンで実験済みだったり。

 クリアーイエローはメタリックオレンジの調色用に用意しました。初顔料系クリアーカラーです。チョコッと試し塗りしましたが、第一印象は「薄っ!」でした。重ね塗りしても濃くなりにくいのは良いんですが、逆に濃くしたい場合はどうするんだろう?発色は問題ないですが、顔料系と染料系って混色しても大丈夫なのかな?色々調べたら、クリアーレッドはあんまり良くないらしいですね。ヒートメタルの赤は、染料系(クレオス旧版とガイアノーツ)を使う予定ですよ。

)MGルフィでサフを吹かなかったことを後悔してます。
)玩具並みの安全基準を順守しているため。つまり早々に子供を切り捨てたスケモメーカーと違って、子供を見捨てていないということ。

捨てちゃイヤ!:MGフィギュアライズ 仮面ライダーWヒートメタル

2011-03-17 23:45:36 | MGフィギュアライズ
 肩が引き出し式なのを、今日はじめて知りました…。

 仮面ライダーWのメタリック感を出すため、成型色が独特なものになっています。コレは透明な樹脂にラメを混ぜてメタリックの質感を表現してあるんですね。ヒートの場合はクリアーレッドと金ラメの組みあわせ。キレイなんですが、きちんと製作しようとすると、コレほどメンドクサイ材質はありません。光が表面を透過してラメに乱反射するので、表面の状態が“見えない”んですよ。だからヒケの状態とか、ヤスリがけで出来たキズの具合、継ぎ目が消えたかなんかが全く分かりません。

 そこで「捨てサフ」を行います。捨てサフというのは、表面処理や改造ヶ所の確認を行うために、全体にサーフェイサーを吹くこと。で、大きなキズが見つかったりしたら押したり引いたりして修正していくわけです。最終的にペーパーで全部落としちゃう人もいるみたいですね。なんか勿体ないし、溶きパテの方が効果が高いのでオイラはそこまでやりませんけど。

 案の定キズだらけだったので、ペーパーで削りまくって修正します。腰のパテ盛りの効果が…分かりにくい?腕のポーズが下手なので、なんか変ですねぇ。もう1回サフ吹き…と思ったら、あと1カップ分しか残っていなかったので、買物リストにサーフェーサーを追加して、作業はココまでで終了。

お前の罪は5つ!:MGフィギュアライズ 仮面ライダーWヒートメタル

2011-03-15 21:51:05 | MGフィギュアライズ
 地震について何か書こうかと思いましたが、やめときます。ただ、各局が同じような報道番組をやる中、いち早く通常モードに戻したサンテレビとテレビ大阪、夜のBS放送を休止したNHKは素晴らしいと思います。いちばん最悪だったのは、どっちつかずで変な環境ビデオを垂れ流し続けた某BS局2つ…。電気の無駄…。

 手首がいちおう形になりました。“おま罪ハンド”は作らないつもりでしたが、けっきょく用意しちゃいました。出来上がった左持ち手がそれっぽい形だったのと、どうせ添える感じでしか使わないので、別に人差し指が立っていてもおかしくないかな…ってことで。

 もうひとつは写真がボケテて前回と同じに見えますが…ちゃんと完成してます。手のひらは資料がなかったので、キットのモールドのマネをして「W」の形にプラペーパーを切り抜いて貼っています。グローブ部は溶きパテ塗りっぱなしで、装甲部は磨いて質感を変えています。実物のグローブ部分はけっこうシワクチャなんですよ。

 そうそう。この写真だとわかりにくいんですが、わき腹の形をいじってます。上半身が大きすぎるように見えるのは、ウエストが締まりすぎているのが原因。ただ、可動に影響する部分なので、わき腹(B18とE18)にパテを盛って、段差の部分は寸法を変えず、下端で1mm太くなるように整形。前後幅は変えていません。たったコレだけの作業ですが、ベルトを挟んだお腹からパンツのラインがちゃんと繋がって、違和感が無くなります。副作用として、脚を短く感じなくなります。

 ついでに肩の可動軸を1mm短くしてますが(上腕がワキに当たるので、少し削ってます。で、削りすぎてパテ盛り…)、これはあんまり意味がなかったかも。

 工作はひととおり終わったはずなので、しばらく様子を見てから塗装に入ります。塗料買いに行かなくちゃ。

むすんでひらいて:MGフィギュアライズ 仮面ライダーWヒートメタル

2011-03-09 23:39:25 | MGフィギュアライズ
 ごぶさタ~ン!(´・ω・`)ノ

 ずぅ~っとエポパテと格闘していて更新サボってましたよ!キットの手首が余りにもヒドいので(ルフィや悟空とはエライ違い)、ヘタッピでもコレよりマシだろうと自作にチャレンジ。ロボットの手首は何回か作りましたが、人間のは初めてだったので、そりゃもう苦労しました。オイラは基本的に“削り派”なので、エポパテは向いていないんですが、ポリパテの匂いがどうしてもダメで、使ってしまうと翌日まで吐き気が止まらないのねん。

 上手い人は固まりから削りだしたりできるんでしょうが、オイラには無理。だから、手のひら→四指→親指の順でちょっとずつ形出し。これだけで1週間かかってますが、ほとんどがパテの硬化時間だったりするのはエポパテの欠点ですね。何度も削って盛ってをくり返し、握り拳と右の武器持ち手の基本形が完成。

 ディテールについてはホントにもう適当。実物(?)もけっこういい加減で、手袋に装甲を貼り付けてるだけ。それも(変身の時のような)自然な平手の状態で、甲側から見たときにシルエットはディテールしか考慮されていないので、例えば握り拳なんかはアチコチすき間だらけで、ものっそいカッコ悪い。

 アレンジも考えましたが、こだわってもどうせ塗装しちゃうと何だか分からなくなるし(メタリックだからね)、面倒なのでほぼ実物のまま…。ホントは指の装甲は一個ずつにくびれがあるんですが、やはり苦労の割に報われなさそうなので、その辺は省略してます。

 武器を右手に持たせて、左が拳だとなんか変なので、左の持ち手と、決めポーズ用の手も追加製作中。決めポーズは孫悟空@西遊記やジャッキー・チェンなんかがよくやる手をガバッと開いた感じ。この手だけはキットのジョイントが使えないので、3mm丸棒の先にパテを盛って旋盤加工。球体にして、別に作った手のひらと合体。ジョイントの位置と角度に注意しないと骨折したみたくなります。

 アルミ線を刺して指の芯を作り、パテを盛ったのが上の写真。写真だとガンテにしか見えませんが…。硬化後に指を削りだして、左持ち手と一緒にディテールを追加する予定。ヘタッピなオイラでもそれっぽいものが出来たので、塗装する予定の人はチャレンジしてみるとイイですよ。前にも書きましたが、HDMは高いし武器の持ち手が付いてませんからね。ひたすらメンドクサイですが、楽しいですよ。