ＭＥＩＭＵの「キカイダー02 7巻」を買ってきました。ついでにイナズマンVSキカイダーも。
キカイダー02って、いつのまにか完結していたのね。完結までに6年、しかも掲載紙を4回代わり、うち3誌が休刊という…。最後に掲載された「特撮エース」と言う雑誌も、当時休刊が決まっていた（これも知らなかった。どうりで本屋で見なくなったわけだ。）ため、それに合わせるように無理やり完結させたようです。
よって7巻はかなり消化不足気味。はっきり言ってブツギリ状態。大友克洋の漫画（FIRE BOLLとかAKIRA連載版の最終回とか）のような終わりかた…いや、ジャンプの打ち切り漫画と言ったほうが分かりやすいかも。伏線を張るだけ張って、放置…というのはどの漫画でも良くあることですが、「ＳＨＡＤＯＷ」という原作ではキカイダー01の敵だった組織については出すだけ出して放置。重要人物だったはずの「光明寺ヒナノ」も結局良く分からないまま。ラスボスが光明寺博士だったという、王道というかベタすぎる結末。
ヒロイン（というか主人公？）である光明寺ミツコは、「イナズマンVSキカイダー」によると…ジロー（キカイダー）が殺したらしいのですが、この「イナズマンVSキカイダー」って、「キカイダー02」の休載期間中に描かれたんですよね。完結前にネタバレしといて、肝心の本編でそのことに触れない（ものすごく重要な場面だと思うのだが？〕のはどうなんでしょうか？
アーマゲドンゴッド（敵の最終兵器：原作漫画にも出てきます〕を壊すときに、ヒナノや博士もろともとミツコも一緒に死んじゃったように思えますが、その割に「イナズマンVSキカイダー」でジローは「あの人（ミツコさん）をこの手で殺した」と言っています。結局どういういきさつがあったんでしょうか？良く分かりません。
仮面ライダー龍騎の漫画とかを書く暇があったくらいなら、この漫画をきちんと描いて欲しかったです。正直ガッカリしました。
