銀行で見たタダ酒広告

ある銀行に行きました。たまにしか行かない銀行ですが、入り口の一番目立つ場所に大きなポスターが掲示されています。タダ酒のポスターです。広島市内の居酒屋をはしごして、タダ酒が飲める企画です。

正確には、お店で一品だけ酒の肴を注文すると、最初の一杯目の日本酒がタダです。残念ながら、酒の肴の実費は支払う必要があります。この企画に参加している飲食店を全部回ると、15杯もタダ酒だと思って、お得だな、全部回れるかな、全部回ったら二日酔いだなとか思いながら、参加したいなと、ポスターに書いてある文字を真面目に読みました。

6月5日（日）15時から22時の間の日本酒祭りで、参加費を現金で1000円払うか、銀行のカードを使うと500円払うと、参加出来ます。ここを読んで、始めて銀行が企画した、カード加入の勧誘のための企画だと判明しました。

手の混んだ企画です。銀行も柔軟な思考で、カードを拡販しています。

　

不祥事の謝罪会見を訓練

役人は、無謬性を主張し、決して謝罪しないものと思っていました。自らの非を認めると、マスコミに報道されたり、場合によれば損害賠償の可能性が出たりする危険性が高まります。

東京都足立区では、不祥事を想定した謝罪のための記者会見の訓練をし、それをマスコミに公開していると知り、区長の柔軟な思考に驚きました。報道では、同区では不祥事が相次ぎ、2008年より外部講師による記者会見の訓練を実施し、課長以上の全職員に参加を義務づけています。次のような模擬記者会見の様子で、若干リアルで、少々滑稽な感じもします。

謝罪する側と、質問する側に分かれて模擬記者会見を開いた。本番さながらのフラッシュが光る中、ひな壇に立たされ「申し訳ありませんでした」と頭を下げると、「職員の指導に問題があったのでは」と質問が相次ぎ、答えに窮して冷や汗をぬぐう職員の姿も。ある職員は、「緊張して、思ったことが口にでなかった」と苦笑い。・・・・「不祥事で会見を開かないことが一番ですが」と強調しつつ、「今後とも、訓練を行うことは必要と考えている」と話していた。（2011年5月24日付け読売新聞）

不祥事が起こることを想定し、その謝罪会見が想定される事態は、少々寂しい現実です。思い出してみても、焼き肉屋や電力会社など、謝罪の記者会見は毎日のようにテレビで見ます。危機的な事態でも、事態を冷静に分析し、解決の見通しを解説するなど、もう少し上手な立ち振る舞いがほしいと感じるのも、間違いありません。一方で、訓練のお陰で、謝罪会見に慣れているのも、いかがなものかと首をかしげます。

小さなピンクの花が沢山咲いている、素敵な木です。

　

節電と発電と蓄電

今年の夏には、電力不足が心配されています。節電のために、軽装ファッションを提唱したり、冷房の設定温度を上げるようにムードを煽ったり、こんなことを政府がしています。節電ムードが広がり、扇風機が大量に売れているようです。一方で、発電についての対策を政府がしているとは、報道されていません。

ソフトバンクの孫正義社長は、構想力が大きい経営者です。同社が総額800億円を投資して太陽光発電所（メガソーラー）を全国10カ所に建設予定です。一般家庭6万世帯分の電力をまかなう200メガワットの発電をする計画です。規模は小さくても、この志は高く、現在必要とされている発電に関して、果敢に挑戦する気概は素晴らしいと尊敬できます。孫社長は。ただ者ではありません。

パソコン使用中、突然の停電に襲われるとデータの保存が出来なくなります。当然歯科診療もできません。この夏の停電に備えるために、蓄電池電源の売り込みも盛んで、ビジネスチャンスと思われます。東京電力と中部電力との管内では、蓄電池電源の購入を考える歯科医院もあると思います。

今年の夏のキーワードは、電力不足です。土日に働いて、平日を休みにするなど、いろんな対策を考えねばなりません。

　

ある夫婦の舌戦

ある夫婦の会話。舞台の寸劇の台詞のようなアレンジで。

夫：あの件、もう連絡した？（課題の結果を確認）
妻：後でメールしておくね。（未解決と判明するも、反省がない）

夫：まだしてないのか？どうなっているんだ。（無責任を非難）
妻：あなたが邪魔をするから、できないのよ。（責任を転嫁）

夫：何回言ったら、するんだよ！何も言わなくても、ちゃんとする人もいるのに。（常習性を非難）
妻：あなただって、昨日電気を消していなかったくせに。（別の話題に転換し、相手も同罪と言い逃れ）

夫：それは申し訳ない。おれは、ちゃんと謝るのにね。（誠実な対応であるべきと主張）
妻：（顔を90°横に向けて、壁に向かって）ちゃんと、謝っているわよ。（同程度の誠実さをアピール）

夫：（寛大な態度で対応して）まあ、許してあげよう。（と言って、出勤した）

夫の心を和ませてくれる、可憐な花です。

　

男の節電ファッション

ビジネスマンの制服は、スーツです。年中ワイシャツにネクタイを締め、地味なな色のスーツを着ているのが定番でした。

まだ5月です。朝の通勤するサラリーマンの約8割の方はネクタイをしていませんし、約4割の方は上着を着ていません。サラリーマンに注目すると、ＪＲの職員はネクタイをしていますが、銀行員はネクタイをしていません。節電ファッションが一般化してきています。これから暑くなると、ネクタイをするのは、冠婚葬祭の時だけになるかもしれません。

本土でも、沖縄流かりゆしウェアでいきましょう。＜かりゆし＞とは、＜めでたい＞、＜自然との調和＞という意味だそうです。節電ファッションを着て、将に日本の暑い夏との＜自然との調和＞ができます。夏場のネクタイとは、日本には不都合な飾りでした。グローバル化した欧米ファッションとは決別です。

私は以前より、綿パンにポロシャツのファッションでした。楽で、ラフなファッションでと思っていました。私は肥満体型ですので、締め付けられるネクタイが好きでなく、首もとが楽な上着を好んでいました。今後は、従来のファッションでポロシャツの上にブレザーを羽織ると、立派なビジネスファッションになります。有り難いことです。

女性の節電ファッションとは、何なのですかね。節電ファッションは、男性だけなのですかね。ネクタイ業界は、苦境に立つのは間違いありません。