藤原正彦氏の＜日本人の誇り＞

私の尊敬している藤原正彦氏の新著が出ました。＜日本人の誇り＞です。ご承知の通り、藤原氏は＜国家の品格＞で著明な学者です。

私は早速入手して読み始めて、素晴らしい内容に感激し、是非我が息子達にも読ませたいと考えました。2冊追加して購入し、自宅にいる次男に昨晩6時頃手渡しし、もう一冊は遠方にいる長男に送ろうと思っていました。

今朝の事件です。休日なのでゆっくり起きて来た次男に、一応聞こうと思い、＜昨日渡した本、最初のあたりでも、読んだかい？＞と質問しました。余り期待しないで、恐らく読んでいないと思いつつ、質問しないのもマナー違反かなと思ってもいました。

小さい声で、＜読んだよ＞と次男。＜最初の方だけだろ？＞と当方。
＜だから、読んだてば＞と次男。＜どこまで読んだんだい？＞と当方。
＜だから、全部だよ＞と次男。＜え？全部？＞と当方。
＜全部だよ。2、3時間かな？面白かったよ＞と次男。＜え、そんな短い時間で。俺は、まだ1/3しか読んでいないのに・・・＞と当方は、絶句。この会話を聞いていた妻が、爆笑。

＜これは、脱帽だな。次回から、読み終わった後で本を推薦することにしないと、親の権威がなくなるとな＞と、独り言を言いながら、痛切に反省です。

昨晩、晩酌して心地よい気分で横になって読んでいて、途中で寝入ってしまった次第です。