夢を買う

忙しいあまり、年末宝くじを買い忘れていました。販売は、明日までです。急いで買いに行って、窓口の女性との会話です。

「この売り場での最高の当たりくじは、いくらかね？」
「以前、1億円が出たことがりますよ。100万円は毎年出ていますよ。」
「へー、そうなんだ。」
「そろそろ1億円の当たりがでるころですよ。」
お金を支払った後でのリップサービスでは、だめ押しの一言です。気持ちの良い素敵な笑顔で、「どうぞ、当たりますように！」

宝くじ売り場では、お客さんに気持ちよくお金を使わす話術が巧みです。宝くじ売り場とは、夢を売る商売とも言えます。お客さんに自分も当たるかのように錯覚に陥らせる魔法をかけられています。宝くじ売り場の女性は、福の神にも見えます。よく考えた見ると、男性が売っていたことはありません。女性の方が、魔法を掛けるのが上手なのでしょうか。

抽選日は、12月31日です。10日間見る夢を、今年も私は買いました。