アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月27日)は、9:30~17:10に感情コントロール法セミナーを行っていました。
終盤には、ある方のオープン・カウンセリングを行いました。

4月ごろには、感情コントロール法に関する本を出すことになっていますので、それを機にテキストも内容も大幅リニューアルの予定です。


さて、「不登校に贈る応援歌」シリーズに第4回目。
不登校の対応にも入るつもりなので、年をまたいで10回を超えるシリーズになりそうです。

今までの3回は次のとおりです。

12月19日 不登校に贈る応援歌(1):踊り場が必要 
12月22日 不登校に贈る応援歌(2):あの人も不登校だった!
12月23日 不登校に贈る応援歌(3):私もプチ不登校だった!

「不登校」のテーマですが、そもそも不登校とは何でしょうか?

文部科学省では、不登校を以下のように定義しています。

「不登校とは、何らかの心理的、情緒的、身体的、あるいは社会的要因・背景により、児童生徒が登校しない、あるいはしたくてもできない状態にあること(ただし、病気や経済的な理由にあるものを除く)」で、年間30日以上欠席の児童生徒のことを言います。

不登校の児童生徒はいったいどのくらい存在するのでしょうか?

文部科学省の学校基本調査によれば、小学校で7~8クラスに1人、中学校では、何と1クラスに1人が存在することが明らかになっています。

2015/08/06-17:05 時事通信 の記事を見てみましょう(傍線は私)。

小学生の不登校率、過去最悪=2年連続で増加-学校基本調査

2014年度に病気や経済的な理由以外で年間30日以上欠席した「不登校」の小中学生は、前年度より約3300人多い12万2655人に上ることが6日、文部科学省の学校基本調査(速報値)で分かった。2年連続の増加で、小学生では全児童に占める割合が過去最悪になった。

調査結果によると、不登校の小学生は1691人増の2万5866人で、255人に1人(0.39%)と過去最悪
中学生は1608人増の9万6789人で、36人に1人(2.76%)だった

不登校の児童・生徒数は01年度の約13万9000人をピークに、08~12年度まで減少していたが、13年度から再び増加に転じた
文科省の担当者は「現場からは、『無理に学校に行かせなくてもいい』という親の意識の変化や、無気力な子供の増加を指摘する声が強い」と話す。

同省は、9月に公表する問題行動調査の結果と併せて、詳しい分析を示す。
同省の有識者会議は不登校対策として、病院のカルテのように、子供ごとの不登校要因や学習状況を継続的にまとめた個別の支援計画を作ることなどを検討している。



いかがですか?
これで、不登校の定義と実態をご理解いただけたでしょうか?

次回からは、対応編に入っていきます。

 <お目休めコーナー> 12月の花(18)

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