アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

このところテレワークでSMILEの改訂作業に集中しています。

このプログラムを自分の手で、時代に合ったものとして再構築を図りたい、そんな想いで取り組んでいます。

昨晩もテキスト部分の最終段階に入り、夕食後パソコンに向かっていましたが、保存する段階になって同じファイルが2つ出て1つを選んで保存したら、夜の作業がみんな消え去ってしまいました。

今日、もう一度取り組みます。

選び方一つでこんなこともあるのですが、自分で選んだことなので後戻りしながらもやり直さなければなりません。


ところで、今日はこの「選び方」をテーマにします。


9月6日に アドラー心理学ベーシック・コース を担当していたときに、受講者に「よりによって他の道もあったのに、どうして今の職業を選んだのですか?」とお尋ねしました。

その際、「よりによって」は漢字混じりでは「選りに選って」と書き、それを『広辞苑』で引くと、「ほかにもっと適当なものがあると思われるのに、わざわざそれを選ぶ」と出てることを伝えました。

伝えながらふと、「私は35歳でサラリーマンを辞めて、その時点では13社からオファーもあったのに、どうして同じサラリーマンの道を選ばず、半年間無給、1年半月収20万円(ボーナスなし)」の不登校、非行、家庭内暴力の子どもとその家族の支援を道を選び、その後もヒューマン・ギルドなんか創らないで、どこかに就職する道もあったのに、どうしてここまで来たんだろう?」と、自分自身に問いかけました。

不登校、非行、家庭内暴力の子どもとその家族の支援の仕事に従事していたとき、家には岩手県から逃げるようにして私と同居することになったC君がいました。

職場に行くと、いじめられて不登校になった子や、母親と口論の挙句、親のあばら骨を折った子、暴走族上がりの子など、まるで問題児博物館のようで、背後には困り果てた家族がいました。

私はきっと当時、企業をどうするよりも家族を何とかしたかったのでしょう。

だから、そんな強い自覚もなく他の道を選ぶことなく現在に至っているのが明らかになりました。

そんな想いを噛みしめつつ、今日も明日も地道な作業に取り組もうと自分を奮い立たせます。

最後に質問。

あなたの「よりによっての道はなんですか? その道は、あなたにとってどんな意味があるのですか?」

◆「よりによって」については、過去に2回このブログで書いています。

2017年11月29日付けブログ よりによっての幸福論:武者小路実篤の言葉を添えて

2017年11月30日付けブログ 続・よりによっての幸福論:クランボルツのプランド・ハプンスタンス理論

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