アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(5月17日)は、不満足と満足の両方の心理を体験した1日でした。

1.不満足の心理

昨日は、2か月半ぶりに東京女子医大病院に行き、高血圧内分泌内科で診察を受け、薬を処方されました。

処方箋を持って病院の近くの調剤薬局に行くと、「20~30分ほどお待ちいただきます」の表示が。

仕方なしに待つことを選んだ私ですが、今までの病歴を聴かれたりかなり面倒でした。

新聞を読んだり、持っていた本を読んだりして過ごしていると、「岩井さん」と呼ぶ声。

一部の薬の在庫がないので、入荷次第自宅に郵送するとのことで了解しました。

私よりもご高齢のの男性が「この薬局はいつまで待たせるんだ」の大声が聞こえました。

新たにやって来た人は、「20~30分待ち」の表示を確認してそのまま帰って行きました。

私の薬が出てきて会計をする段階になって時間を測ったら、処方箋を出してから1時間10分後。

薬剤師の方は「次回の診察のご予定がわかっていたらその日を教えていただけますか?」と尋ねたので、私は感情的なトーンをまったく出すことなく答えました。

「大丈夫です。もう二度と来ませんから」

先方からは「申し訳ございませんでした」の言葉を聞くこともなくお店を後にしました。

教訓としては、みだりに調剤薬局を変えてはならないことを学びました。

次回からは、会社の近くのY薬局に戻そうっと。

 
2.満足の心理

 夜は、カミさんと待ち合わせてサントリーホールに出かけました。

席は、指揮者の顔がしっかり見えるP席です。

指揮者と楽団は、佐渡裕指揮によるトーンキュンストラー管弦楽団

佐渡さんが開演前に舞台挨拶をし、この楽団がどんな個性を持ち、どのような雰囲気を持っているかをマイクを通して語りました。

110年の歴史を持ち、オーストリアおよびウィーンの音楽文化の中で最も重要な役割を果たしてきた楽団のようです。

そう言えば、ちょうど2年前にトーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督に就任した佐渡さんによる同楽団のお披露目公演に行っていましたっけ(2016年5月24日付けブログ)。

曲目は、次のとおり。

バーンスタイン:キャンディード序曲
ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」
ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.83
(ピアノ:ヴァレリー・アファナシエフ)

息遣いが聞こえて、ほとんど指揮棒を使わずに指揮し、ピアノのヴァレリー・アファナシエフとも絶妙なコンビネーションを示す佐渡さんをたっぷり観察できて、たまにはこんな席もいいな、と満足しました。

アンコールのブラームスのハンガリー舞曲第5番は、メリハリが利いて大満足でした。

満ちたりた気分でサントリーホールを後にし、家ではほとんど飲まないビールをカミさんに許可してもらい飲めたこともあり、熟睡感で目覚めました。


ところで、2つのケースを通じて言えることは、不満足か満足かは、「事前期待」と「結果」のバランスにあります。

 

事前期待に対して結果が劣ると、1つめのケースのような「不満足」に陥り、第2のケースのように逆に結果が勝ると「満足」、さらには、結果が心理的に大きく残ると「感動」を呼び寄せることになります。

5月後半、6月も感動を求めてクラッシック・コンサートに出かける予定です。

<お目休めコーナー>5月の花(18)

 

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