アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(7月29日)は、ヒューマン・ギルドで子どもの社会性訓練プログラムAPPLEの2日目を行っていました。

大人5人・子ども3人(うち親子2組)が年齢・役割を超えて研修に加わってくれていました。

中でも8人がそれぞれ8枚の絵を描く演習では、スタートとなる人の思いを生かしながら完成させ、深い感動を与えました。

みんないい顔になりました。

 さて、今日(7月30日)は、ペルグリーノ博士と共に朝から仙台に向かい、仙台近辺の被災地を巡り、18:00からプレ・コンファレンス(ワークショップの前夜祭)、その後懇親会に出ます。

ところで、7月31日開催のワークショップで受講者に配布予定のペーパーについて書きます。

7月27日(金)の午前中、浜松行きの新幹線を待つ間、東京駅の待合室でペルグリーノ博士 から1枚のペーパーを手渡されました。

日本語にすると「私が日本人から学んだ10のこと」となる文章が書かれていました。
ワークショップの中でお話しするつもりのようです。

永藤かおるさん に訳してもらいましたので、ワークショップに先んじて私の読者にお披露目します。

「私が日本人から学んだ10のこと」

1.人々の静けさ
わめいたり叫んだり、大げさに悲嘆にくれたりすることがなかったこと。
悲しみそのものが静けさによってより崇高に見えました。

2.尊厳 
水や救援物資を、きちんと列に並んで待つ姿。
声を荒げたり暴れたりすることもありませんでした。

3.優美さ
その時に必要なものだけを買う姿。
それにより、誰もが何かしらを得ることができました。

4.秩序を守ること
店での略奪行為がなかったこと。
路上を不法に占領したり、自動車の警笛をビービー鳴らしたりする行為がなかったこと。みんながただ、状況を理解していたこと!

5.犠牲の精神
50人もの作業員が原子力発電所の海水の排出のためにとどまったこと。
どうやったら彼らの犠牲の精神に報いることができるでしょう?

6.思いやりの深さ
レストランは値引きをし、警備されていないATMはそこにそのまま残されていました。
弱者に対するとても手厚い配慮がありました。

7.行き届いた訓練
老人から子どもまで、すべての人が何をすべきかはっきりわかっていたこと。そして皆が訓練したとおりに実行できたこと!

8.良心
店が停電したときに、人々はものを棚に戻して静かに立ち去ったこと!

9.報道
ニュース速報などで自制的な報道をしました。
馬鹿げたリポーターもおらず、静かな報道のみがなされていました。
  
10.天皇陛下
陛下にとって最も大事なのは日本国民であり、ご自身の健康は二の次だったこと。


日本をこよなく愛するペルグリーノ博士ならではの文章です。

東日本大震災後の日本の人たちが国際的に高く評価されていることを物語っています。

ヒューマン・ギルドで行うカウンセリングの腕を磨く2つの講座 は、申し込み受け付けがまだ可能です。

1.「面接・質問技法」ワークショップ
日 時:8/2(木)10:00~17:00
受講料:P会員20,000円、一般25,000円(テキスト、税込み)

2.「アドラー派のカウンセリング/心理療法の技法」
日 時:8/4(土)・5(日)10:00~17:00 
受講料:P会員35,000円、一般40,000円(テキスト、税込み)

お申し込みはメール info@hgld.co.jp 電話03-3235-6741、FAX03-3235-6625 でお早めに!
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