アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルドの岩井俊憲です。

2008年4月24日の『讀賣新聞』夕刊第1面に大手書店14社、計643店舗での本の万引きの実態が明らかにされていました。



出版社や書店などでつくる日本出版インフラセンターの調べでは、年間被害額は、40億円。売上高の1.4%に相当し、全国の書店約15,000店舗で同じ割合で万引きがあったと仮定すると、被害額は190億円に相当すると推計されること、書店の経営に大きな打撃を与えていること、などが明らかにされました。

本の万引きに関しては、私はもともと関心があり、ヒューマン・ギルドのニュースレター(2003年8月号巻頭言「本の万引き、あなたはどう考える」)で取り上げたことがあります。
その時は、次のように書きました。

「警察庁によると、平成9年(1997年)に万引きと警察が認めた件数が106,181件だったものが、5年後の平成14年(2002年) には30%増の140,000件を超え、しかも補導や逮捕などの検挙対象の3~4割が20歳未満の少年達でした。被害総額は47億円に達するそうです」

詳しい内容は、ヒューマン・ギルドのホームページの「トピックス」の「過去の『巻頭言』から」(http://www.hgld.co.jp/event1/kakonokanntougennkara.html 、2008年4月25日NEW)で取り上げていますので、是非ご覧ください。

出版に関する参考情報を下記します。
1.出版総販売額は、約2兆円(年々縮小傾向)です。
2.書籍新刊行点数は、75,000点と言われています(1日あたり約200点)。
3.10年ほど前の全国の書店数は、26,000店、それが現在は15,000店

本の万引き問題は、社会問題だけでなく経営問題でもあるのです。

しかし、私はそれだけでなく「教育問題」だとも思うのですが、あなたはどうお考えですか?

アドラーが生きていたら、こんな時にどんな情報発信するだろうか、と考える私です。

<お目休めコーナー> 自宅近くの公園の花
(殺伐とした気分のときほど花から清らかさをいただきましょう)



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