昨日に続いて南丹市「美山かやぶきの里」です。
美山には民俗資料館がありますが、この資料館は民家をそのまま利用したもので、かやぶきの家がどのような感じかを体験できます。
資料館の案内板が十数年前のものと最近のものでは変わっていました。
面白い事に、古い方が新しい感じで、最近のものはかやぶきの里に合わせた、一見古い感じのものになっています。
****************** こちらは 十数年前 **************
************ こちらが 最近のもの 案内板がちがいます **************
観光客が多くなり、より街並みの風情に合わせたのでしょうね。
最近の案内板の内容は次のように書かれています。
十数年前の案内板とは若干文言が異なりますが内容は同じです。
美山民俗資料館
当資料館はこの地方で二百年余り前の準上層農家の形をよく残していました。
平成十二年五月に主屋と納屋を焼失。
幸い詳細は記録が残されていましたので様式・間取・材料・工法等を忠実に再現する事ができました。
展示の資料は当地の家々から寄贈を受けた民具・生産具のほか、焼失を免れた蔵の史資料と共に公開・展示しています。
休館日は月曜、月曜が祝祭日の時は火曜日
開館時間は4月~11月 9時~5時
12月~3月 10時~4時
入館料は300円
中学生以下は無料
かやぶきの里は、里の入り口から山に向かったなだらかな丘を利用して家々が建っています。
資料館の場所は、里の入り口から高台までのちょうど真ん中くらいでしょうか。
いわゆる茶の間から、おもてを眺めると隣近所の家の屋根屋根がみえます。
資料館ですから、昔の生活に使用していた民具、農工具、生活用品が展示されています。
昭和の早い年代生まれの方々には、懐かしいものばかりです。
しっかりと保存してあったようです。
かやぶきの家の作りを考察できるように、家の模型がガラスケースに入れられて展示されています。
かなりしっかりと作られています。
里の中を歩くと、放水銃なるものの木箱が、あちらこちらにあります。
萱で作られて家ですから、一番怖いのは火事です。
万が一火が出た場合は、この箱から放水され消火と延焼の防止を行います。
毎年5月20日と12月1日には、この放水銃の試験運転が行われます。
この日にはTVのニュースに気をつけていると、美山かやぶきの里一斉放水として報道されることが多いようです。
里で一番高台になるところにはお寺があります。
一見すると、見慣れたお寺の佇まいではないのですが、お寺なのです。
小さな梵鐘も吊ってあります。
ここからは、里を一望できます。
ほっこりとする、里山の風情です。