続 美山かやぶきの里

2016年11月14日 | 日記

昨日に続いて南丹市「美山かやぶきの里」です。

美山には民俗資料館がありますが、この資料館は民家をそのまま利用したもので、かやぶきの家がどのような感じかを体験できます。

 資料館の案内板が十数年前のものと最近のものでは変わっていました。

面白い事に、古い方が新しい感じで、最近のものはかやぶきの里に合わせた、一見古い感じのものになっています。

******************   こちらは 十数年前 **************

************ こちらが 最近のもの 案内板がちがいます **************

観光客が多くなり、より街並みの風情に合わせたのでしょうね。

最近の案内板の内容は次のように書かれています。

十数年前の案内板とは若干文言が異なりますが内容は同じです。

 

美山民俗資料館

当資料館はこの地方で二百年余り前の準上層農家の形をよく残していました。

平成十二年五月に主屋と納屋を焼失。

幸い詳細は記録が残されていましたので様式・間取・材料・工法等を忠実に再現する事ができました。

展示の資料は当地の家々から寄贈を受けた民具・生産具のほか、焼失を免れた蔵の史資料と共に公開・展示しています。

 

休館日は月曜、月曜が祝祭日の時は火曜日

開館時間は4月~11月 9時~5時

     12月~3月 10時~4時

入館料は300円

中学生以下は無料

 

かやぶきの里は、里の入り口から山に向かったなだらかな丘を利用して家々が建っています。

資料館の場所は、里の入り口から高台までのちょうど真ん中くらいでしょうか。

いわゆる茶の間から、おもてを眺めると隣近所の家の屋根屋根がみえます。

 

資料館ですから、昔の生活に使用していた民具、農工具、生活用品が展示されています。

昭和の早い年代生まれの方々には、懐かしいものばかりです。

しっかりと保存してあったようです。

 

かやぶきの家の作りを考察できるように、家の模型がガラスケースに入れられて展示されています。

かなりしっかりと作られています。

 

里の中を歩くと、放水銃なるものの木箱が、あちらこちらにあります。

萱で作られて家ですから、一番怖いのは火事です。

万が一火が出た場合は、この箱から放水され消火と延焼の防止を行います。

毎年5月20日と12月1日には、この放水銃の試験運転が行われます。

この日にはTVのニュースに気をつけていると、美山かやぶきの里一斉放水として報道されることが多いようです。

 

里で一番高台になるところにはお寺があります。

一見すると、見慣れたお寺の佇まいではないのですが、お寺なのです。

小さな梵鐘も吊ってあります。

 

ここからは、里を一望できます。

ほっこりとする、里山の風情です。

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南丹市 美山かやぶきの里

2016年11月13日 | 日記

11月も中旬から下旬に差し掛かろうとしています。

京都ではそろそろ紅葉も色づき始める頃でしょう。

 

これからアップする写真は今年のものではありません。

今年は春先に行ったきりで、以後京都には愛を運んでいませんので、ここからは思い出旅日記になりますね。

写真は、ちょうどこの時期の南丹市「かやぶきの里」の風情です。

写真データでは11月21日とありますから、今日から一週間後くらいの光景になります。

 

隔年くらいの期間を置いて3度ほど訪れましたが、6,7年ほど前になりますか、TV番組で里山特集を組んだ事がありました。

いわゆるブームといわれるものですが、そのためか訪れる度にすこしづつ変化があるように思えました。

 

だんだんと里のどこかが新しくなってきているのです。

新しく便利になるのは決して悪くはないのですが、あまり話題にならなかった時の質素な風情が薄れていくような感じを持ちました。

 

かやぶきの家の群の中に、突然、茶店風情でなく現代風な喫茶店らしきものが現れたら、驚きますね。

はじめは小さな変化なのですが、だんだんと大きなうねりになりますと、以前の記憶にあった風景がいつまで保たれるのかが心配になってきます。

 

「かやぶきの里」に興味をお持ちの方、早い時期に行ってくださいね。

富山の五箇山、岐阜の白川郷と並び日本の原風景ともいわれるいいところです。

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京都 神護寺

2016年11月09日 | 日記

このところ、とんと足を運ぶ機会がなくなった京都、ブログの更新も伴って滞ています。

ブログ題目も、ひとコマから思い出コマにでお変更しなければならないようです。

今年も残す月数が少なくなっていました。

どうやらこの分では、今年はもう足を運ぶ事がなさそうです。

11月も中に入ります、そろそろ京都も紅葉の色づきが始まるころでしょうか。

思い出コマの紅葉時期の様子を数編、アップしていこうと思っています。

 

まずは、高雄の神護寺。

このブログを訪問されている方は、由来等はご存知かと。

意外と知られていないのが、「かわらけ」の投げ方でしょうか。

こうすれば、ああすればといった方法は、たくさんアップされています。

「これ、常識よ」といって、書かれてないのが、かわらけの上下の位置です。

盃のような形ですので、つい凹面を上にしがちですが、これは間違いですね。

円盤のように飛ばさなければなりませんので、凹面を下(盃の形を逆さ)にして持ち投げます。

見ていると、盃を持つようにそのままの形で投げている方が結構います。

少しは飛びますが、浮力を得ませんので近くへ「ポトリ」です。

 

かわらけは、清滝川まで届けと、谷に向かって投げ込みます。

かわらけ投げは、本堂から谷を見渡せる場所まで出なければなりませんのでそれなりに距離があります。

神護寺に限らず、真言系の寺院は、山寺のようなところが多いので、履物には気を使ったほうがよいようです。

 

訪れた時期は、高雄の紅葉の旬の時期を過ぎていましたので、名所としての燃えるような景色でありませんでした。

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