南丹市 美山かやぶきの里

2014年11月29日 | 日記

京都の観光寺院は、ほとんど例外なく、年を重ねる毎にその有様が微妙に変化して行っている。

古い建造物を保護するためかと思えば、それだけでもないようである。

やはり、この町の文化物はできるだけ早く見学しておいた方がよい。

京都市ではないが、ここなら変わっていないのではないかと、南丹市美山に足を延ばした。

奇しくも、前々回に取り上げたばかりであるが、前々回は5年前のものである。

変わりようがないかと思っていた美山「かやぶきの里」も、やはり微妙に変化が起きている。

小さな休憩所が一箇所あるだけであった町の入口には、それなりの休憩所が2箇所、大きな駐車場ができ、「おぉ、変わったな!」と思わせられた。

 

里の中には、民家を利用した喫茶店や民芸店のようなものが、観光客を招き入れている。

幸いにも、まだその数は少ないので、大きな違和感を覚える事はない。

しかし、もしこのような店が増え続けると、里の良さも店の数に比例して失われていくのではないだろうか。

 

かやぶきの技術継承が難しい事や、萱そのものを調達するのもかなり難しくなった今日、早くも近代化された民家も見え始めた。

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嵐山高雄パークウェイ 保津峡

2014年11月24日 | 日記

前回も取り上げた保津峡の川下り、今回は2014年今年の模様。

連休の最中、嵐山界隈は人、人、人で溢れていたが、嵐山から高雄へ抜ける有料道路は、その割りには空いていた。

やはり、料金が高いのが要因であろうかと思いもしたが、意外とこの道路全体に見ごたえのある紅葉風景はない。

空いているのは、料金よりおそらくこの風景の方が要因のように思える。

見ごたえのある風景があれば、紅葉狩りに出かけて来ている人たちが見逃すはずがない。

 

このパークウェイの売りは、幾つかある展望台からの眺めであろう。

保津峡展望台には、いつもより多めの車が駐車していた。

この展望台からは、亀岡から保津峡の流れに乗った川下りを眺めることができる。

今回は、うまく川下りの船を見ることができた。

船に乗らずとも、眺めて見ているだけでもなかなか風情がある。

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ちょっと先取り 秋模様 美山

2014年11月04日 | 日記

ちょっと先取りといっても、こちらでは殆ど見栄えのする紅葉は期待できない。

京都から西へ車で1時間30分ほどひた走ると、南丹市美山に到着する。

鉄道はなし、バスの本数も、お世辞にも多いとはいえない。

結局、一番自由のきく車でのアクセスとなる。

 

高山寺を抜け、京北町へ向かう途中のエリアは、その昔豪族小野氏の郷である小野郷といわれる土地である。

それなりの神社や寺院も点在しており、道路の両脇はのんびりとした田舎風景が続くところである。

 

南丹市で有名なのは、やはり美山地区の「かやぶきの里」といわれる合掌造りの建造物群である。

近代的な建物を見慣れている我々にとっては、この合掌造り家並みは、とても懐かしくもあり、新鮮でもある。

ひとつの街がタイムスリップして存在しているように感じるが、現実にはきちんとした生活環境であること凄い。

 

最近では、かやぶきのスキル継承者がなく、この家並みを守り続けるにもかなりのご苦労があるようである。

それにしても、見ていて飽きのこない風景である。

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