早いもので、正月も中旬である。
この季節は、どうしても京都への足が遠のいてしまう。
しかし、元日に書いたように京都至極の観光は、雪のある風景との考えに全くの揺るぎはない。
遠隔地に住まいすると、この雪が降るタイミングで上洛するにはかなり難しいものがある。
二三日前だと、天気予報頼みで何とかタイミングを合わせられそうだが、最近の予報は全くといっていいほどあてにならない。
現在は、確かスパコンを使ってデータを解析している筈だが、やはりKKDには及ばない。
さらに、至近の日程では、足と宿の確保が大変である。
ただ、私の経験測では、クリスマス、節分の頃、2月の十日頃、意外と3月中頃には、京都に雪が降りやすいようである。
そんな雪景色で、今回は蓮花寺を選んでみた。
この日は、朝から振り出した雪が時間とともに激しくなっていきました。
蓮華寺に着く頃には、大粒のボタン雪が・・・
***例の見落としそうな門構え***
***小振りな参道に雪が***
***秋には真っ赤に染まった楓が、真っ白に***
おいおい、書き連ねようと思っているが、私は常々京都の社寺観光ならば、できる限り早いほうが良いといい続けている。
なぜなら、歳を重ねる毎に、建造物、庭などに手が加えられ、本来の良さがどんどん壊されていっているからである。
その中でも、蓮花寺はあまり手を加えられていないお寺かと思う。
紅葉の時期を除いては、あまり多くの拝観客の足が向かないお寺である。
***人影はまったくありませんが、冬の寒さで凛とした空気が漂います***
***紅葉の時期には、広縁に座り動かない人が大勢いますが、いまは静かです***
***手水鉢にもどんどん雪が積もっていきます***
***さぁ、どう捉えますか、出船の向き 彼岸、此岸 作者はなにを言いたかったのでしょう***
***蓮華寺燈籠にも雪が落ちていきます***
そのぶん、冬などはゆっくりと風情を楽しむ事ができる。
京都に降る雪は、長い間その形を留めおかないが、午後からの降雪で夕方に陽が出るような状況が整えば、かなり現像的な風景を楽しめるのであろうが・・・・