ちょっと寄り道 滋賀 三井寺

2011年09月19日 | 日記

まもなく9月になるというのに、一向に暑さが納まらないなか三井寺を訪ねた。

円珍の再興とされる寺院のようだが、さすが延暦寺と雌雄を争っただけの事はある。

なにもかもがとても大きい。

今回はピンポイントで観音堂。

信仰すれば、福徳、出世がかなうといわれる衆宝観音が立つ参道を行くと、観音堂へと続く石段がある。

石段には隙間無く「南無観世音菩薩」ののぼりが立つ。

石段を上りきると正面に、手水舎が見え隣に売店が・・・・

まず暑さしのぎに売店に飛び込み涼を得る。

眺めは結構なものである。観音堂横からちょっとした展望台に行けるようである。

さて、観音堂であるが、本尊は如意輪観音である。

観音堂に上がると、左右に引き戸がありお堂の中へ入ることができるが、ご本尊様は33年に一度御開帳の秘仏とのことのようである。

いつも如意輪観音様を見ると女性?を感じてしまうのは私だけだろうか。

片膝立ちのお姿はなんともお色気があるのだが・・・・・・

そうそう、数年前TVドラマは韓流ブームであったが、韓国の時代物を見ると、女性はよくこの片膝立ちの座位をしている。

仏教伝来はインド、中国となるが、韓国のこの慣習も案外関連しているのかもと思ってしまう。

もうひとつ、観音堂の天井はかなり低いものである。表から見ると白壁になっている二階部分には何があるのだろう。

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ちょっと寄り道 滋賀 西教寺

2011年09月15日 | 日記

 今回の旅では、京都市圏内を離れ京都文化圏にある滋賀をたずね歩いてみた。

大津市近辺には、天台ゆかりの大きな寺院がいくつもあるようだ。

京都を歩くのとまた違った雰囲気が、ここ大津近辺にはある。

大きな伽藍をみていると、さすが天台と妙に納得がいくのである。

前回の浮御堂から、滋賀院、西教寺、三井寺、石山寺と回ったが、今回は西教寺。

とにかく凄い大きさである。

坂本にあり、一説には推古天皇の時代、聖徳太子の開基ともいわれるようだが、はっきりしているところでは、室町期の真盛上人による再興のようである。

信長の叡山焼き討ちにより、ここ西教寺も同じ憂き目となるが、明智光秀の尽力により復興したとされる。

とかく光秀は悪役者のようにいわれ続けるが、各地に残されているその功績はかなり大きいものがある。

真盛上人は、嘉吉の乱後による一揆の首謀者と勘違いされ叡山の僧兵たちに狙われます。

西教寺に攻め入った僧兵の耳に、本堂から鉦の音が聞こえてきます。

すわ!!真盛は本堂と、向かうとそこでは猿が真盛の代わりに鉦を叩いていたと伝えます。

この事から通称猿寺も呼ばれるようです。

西教寺の参道には、本来の宿坊が多く建っています。この宿坊のどこの屋根にも「お猿」さんが。

機会があれば西教寺に訪れた様子を詳しく書いてみましょう。

                           ***本堂***

                     ***こんなところに枯山水が***

個人的にはかなり魅力あるお寺です。

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ちょっと滋賀へ 浮御堂

2011年09月02日 | 日記

ちょっと京都を離れ滋賀へ。

 

堅田の浮御堂、なんと40年ぶりくらいになるだろうか。

 

当時は京都駅前から出る観光バスのルートになっていた。

 

確か当時は、琵琶湖の対岸から観光遊覧船に乗り換え、ここ浮御堂近くまで来た記憶がある。

 

そして再び、ここから観光バスに乗るのであるが、現在その観光ルートはないようである。

 

 

近江八景のひとつ堅田の落雁とされるから、おそらくは湖に降りたつ雁の姿を想像したのであろう。

 

 

祇園祭の暑さを逃れて堅田にきたのだが、さすがに湖である京都の街と比べるとかなり涼しい。

 

 

パンフに浮御堂は、比叡山横川の僧源信の建立と説明されている。

 

 

 

目的は船の安全、衆生済度とされているが、十数年も前にNHKで放映された浮御堂のイメージが強く残っている。

 

このときは琵琶湖に出る月灯りに、千体阿弥陀が輝く映像が印象的であった。

 

それほど大きくない境内に句碑が5つばかりあるようだ。

 

しかし、先のイメージから、芭蕉が詠んだ「鎖(じょう)あけて 月さしいれよ 浮御堂」の句が感覚的にぴったしくるようだ。

 

湖に突き出るお堂で、湖面を漂う40年ぶりの風を懐かしんだ。

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