稚児舞

2013年07月17日 | 日記

17日は祇園祭のメインイベントともいえる山鉾巡行です。

今年は、BSフジで巡行の生中継がされています。

昨年、一昨年とかなり暑い巡行でしたが、今年は幾分暑さのほうは抑えられているようです。

その分、山鉾の引き手も観客も幾分楽でしょうか。

と、いっても京都の夏ですから、相当に暑いことには変わりないかも知れません。

 

TV中継を見ていると、いろいろな解説が入っています。

注連縄きりの注連縄の持つ意味、くじあらための由来等々です。

 

私は、巡行で一番気にかかるというか、「おぉぉぉ」と思うのは、長刀鉾の生稚児が演じる稚児舞です。

一説には「人形振り」といわれるこの舞についての解説が、いままでの中継をみても一切でてきません。

 

祇園祭の辞典とも思える「祇園祭細見」にも、稚児舞については触れられていません。

いまだ謎のままで、私の祇園祭七不思議のなかのひとつです。

 

ただ、実際にこの稚児舞を見ていると感動ものです。

写真は2011年の河原町を北上する長刀鉾上で演じられた、稚児舞のヒトコマです。

少し枚数がありますがご覧あれ。

 

いかがでしょうか。

一見すると、文楽の人形振りのように見えませんでしょうか。

 

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宵宮ですね

2013年07月16日 | 日記

今日は、祇園祭宵宮ですね。

7月1日から始まっている祭りの折り返しに入ります。

明日17日が、メイイベントになる山鉾巡行そして祭りの本筋、神輿渡御の神幸祭になります。

祇園祭は、鉾や山の組み立て頃から宵宮に入りますので、14日の宵々々宮、15日の宵々宮、そして16日の宵宮と数日の宵宮祭があります。

祇園祭見物が初めての時は、やはり山鉾巡行に目が行きがちですが、宵宮を歩くとその魅力にはまります。

大袈裟に表現すると、平安時代からおよそ1200年近くも守り続けられてきた、都の伝統文化に少しだけ触れることができます。

まぁ、一度の見物で祭りのすべを知ることなど到底できず、ほんの入り口を覗き見る程度でしょう。

それほど、この祭りは奥が深いように思えます。

写真は2013年のものではありません。

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台風が気にかかる

2013年07月10日 | 日記

京都夏の風物詩、祇園祭はご存知八坂神社の祭礼である。

7月1日から31日までの一カ月に渡る長い祭りである。

私は、巡行前の宵山や宵々山の方に魅力を感じるが、ハイライトは17日の山鉾巡行である。

 

本日の神輿洗いを終えると一週間後には巡行となる。

しかし、ここにきて台風の微妙な動きが出てきた。 

一見すると大陸の方へ行きそうであるが、今年発生した台風は、この位置から90度向きを変え本土に向かっている。

大陸へ去ってくれるといいのだが、向きを変えると台風が巡行日とぶつかりそうである。 

以前、祭と悪天候とが重なった時があった。

たしか2006年だったと思うが、地元の人もこれだけの雨は経験した事がないと言っていた。

雨は、宵山の夜半から猛烈な雨となり、巡行が終わるまで続いた。

かなり強い雨だったので、巡行は中止かと思ったのだが、驚いた事に何事もない様に決行となった。

 

当時、見物していて感心したのは、鉾の屋根に乗っている「屋根方」である。

足元は雨でかなり危険な状態であったと思うのだが、平然と祭りをこなしていた。

私は新町御池から新町通を行く巡行が、迫力あり一番の見物ポイントであると思っている。

少し前までは地元でも、このポイントを見逃す人が多かったようであるが、最近は知れわたっているようだ。

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祇園祭 神輿洗い

2013年07月09日 | 日記

7月十日は、祇園祭の神輿洗いである。

十七日の神幸祭で渡御する三基の神輿のうち、中御座の神輿を四条大橋まで運び、鴨川の水で清め無病息災を祈願するものである。

祇園祭というと、一般には十七日の山鉾巡行が知れているが、そこは祭り、本家本元の神輿が渡御する。 

神輿は、この十日から出番が来るまで八坂神社の舞殿で控えることになる。

 

昨年も、はんぱない暑さであった。

が、今年は昨年より早く梅雨明け、宵宮、巡行当日は想像を超える暑さになるやも知れない。

 

そうそう、蛇足であるが、蝉は梅雨が明けないと鳴かないそうである。

梅雨明けの発表前に、蝉が鳴きだしたとの情報を得た。

「梅雨明け」と判断したが、一日遅れて気象庁の梅雨明け発表となった。

自然の摂理は本当に不可思議かつ正確なもののようである。

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2013年 今年の山一番は郭巨山

2013年07月02日 | 日記

園祭7月2日はくじ取り式である。

現在祇園祭の山鉾は、大船鉾を含めると33基になる。

これらの山鉾が一同に会して巡行となるのは、今年が最後のようである。

 

2014年からは、昔の巡行形式に戻し、先の祭と後の祭の二回に分けると聞いている。

見物客はどちらを選択するだろうか??

 

 

巡行の形式は、さておき2013年の山一番は郭巨山。

昨年に続き二年連続の山一番である。

かなりクジ運の強いお方がいるようである。 

郭巨山は、別名を釜掘山とも呼ばれ、古代中国の史話二十四孝の一人郭巨の逸話にちなむ。貧困にあった郭巨は、親の食物確保のため我が子を土に埋めようと穴を掘っていると、黄金の釜が地下より現れるというもの。 

山に乗る郭巨と子供の御神体人形は一度焼損し、現在使われているものは寛政元年にヒノキ材の木彫で作られたもの。

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